<イラストタイトル>
Two Generations
――オジロヌー、継承されし遺伝子
<動物コメント>
◎ケニア サファリガイド 加藤直邦
オジロヌーは、南部アフリカのサバンナに生息していて、オスのほうがメスよりもひとまわり大きい。水が近くにないと生きていけないが、暑さには強い。野生化では、一度絶滅しそうになったこともある。
私が好きなところは、オグロヌーに比べると角の形が攻撃的で、いかにも野獣っぽいところが私は好きです。
<ネイチャーガイドmemo>
警戒心が強くて、人間が数百メートル近づくだけで時速80キロのスピードで逃げていってしまうので、観察するのも容易ではないのです。
個体数が少なく飼育されることが稀なので、現地で見ていただいたほうがいいかもしれません。一度絶滅しかけている種なので、これから先、オジロヌーを残していけるような未来になるといいなと思います。
見た目には、他のレイヨウほどの優美さはないですが、白い尻尾が美しいので、そのあたりは観察してほしいポイントです。
(2019年9月公開)