山道とはかけ離れた奇怪な氷の洞窟に迷い込むも、何とか抜け出してたどり着いた雪山地方のゴール地点は、前の旅でも目的地であった「地熱発電所」。
アニメ作中ではここでギンギツネたちが湯の花(温泉成分の塊)を掃除して装置を直し、元通りになった温泉宿でサーバル一行といい湯を満喫するのであるが…
本作では湯の花どころか、湯煙すら立っていない。本来ならこの周辺は天然温泉の影響で積雪の無い温暖な地帯であるはずだが、見ての通りここまでも銀一色に。
電力が途絶えるのみならず道中でも温泉が一切見当たらなかったのは、本作の「異変」の影響で地熱の源そのものが急激に失われてしまったためだろうか。
迷路化現象こそ免れているものの装置に積雪が押し寄せるほどの寒冷地になってしまい、今回ばかりは手の施しようのなく再稼働が絶望的な地熱発電所。
環境が激変すればそこへ進出するボスセルリアンもいるようで、装置に近付こうとすればこちらを侵入者と見なすかのように襲い掛かってくる。

ボスセルリアン(Snow tower)

レベルHP攻撃力防御力衝撃耐性獲得EXP適正レベル
BOSS14000016254107032101100046

表の説明


NEXON版アプリ「けものフレンズ」出展のセルリアンのうち、「モンスタークラス」「強敵セルリアン」などの分類をされる強力な個体の一種。
こちらはメインストーリー5章で登場した「雪像セルリアン」という名称のもの。フレンズによる命名ではなく出現時点でこの表記。
元々は動かない雪像に擬態して眠りについていたが「セーバル(サーバルに似たセルリアン)」の特殊能力で活動を再開、ホッカイチホーを危機に陥れようとする。
西洋の雪像「Snowman」のように三段式の雪だるまの姿をしているが、この見た目で周囲の火山を異常活発化させるという、寒さとは真逆の能力も持っていた。
その影響で周囲の温泉の温度が急上昇したり雪崩が起きたりの自然災害にフレンズ一行は苦しめられるもこれを退け、雪像は再び眠りについた。

けもフレCMCではキョウシュウエリアの雪山地方にこの強敵セルリアンが発生。ここで名称は「Snow tower」で、ファンの方による命名とのこと。
これまでも「異変」によってNEXON版時代の強敵セルリアンたちが復活を遂げていたが、この雪像セルリアンもまた眠りから目覚めてしまった模様。
ここでも火山を活発化…してくれれば地熱発電所も直せてしまいそうだが、今の状態を気に入っているのかその能力の行使はせず、装置は積雪に晒されたまま。
開始時点で画面に映り込んでいるボスセルリアンであり、近付こうとしたり装置の様子を見に行くとこちらに気付き、
遠くで微動だにしなかった状態からいきなり大ジャンプで至近距離まで降りてくる光景はなかなかのインパクト。
本作では攻撃方法に氷属性らしいものを多く用いる他、アプリ作中でこの個体を指して度々呼ばれた「超巨大セルリアン」らしい能力も駆使してくる。
戦う場所についてはこちらが身動きを取りやすい雪原側でそのまま戦うことを推奨する。発電所側ではこちらにとって不利になる要素が多い。


特性

ボスセルリアン
ボスセルリアンの共通特性。
ボスセルリアンは一度戦闘が始まると索敵範囲が無限大になるため、「パンサーカメレオンの薬」などの特殊効果による方法以外で追跡を免れることができなくなる。
次にボスセルリアンは「毒状態」「酸状態」「減速状態」と、一部のフレンズが用いる特殊な状態異常の持続時間が一般セルリアンの1/2になる。
更にサーバル以外のフレンズの攻撃から受ける衝撃力が、このボスセルリアンの場合は通常の1/10になる。
その他、サーバルの攻撃かつ弱点部位ヒットではない攻撃は残りHP1で耐え続けるためにサーバルの手でトドメの一撃を入れなければ倒すことはできない。
巨大化


このボスセルリアンの最大の特徴にして、「攻撃熾烈化(ボスセルリアン)」の代わりに備わっている独自特性。
残りHP割合が2/3以上までの時は「第1段階」、2/3以下から1/3以上の時は「第2段階」、1/3以下の時は「第3段階」となる点は同様だが、
(難易度NTでのみ「第2段階」への移行タイミングが残りHP1/2以下に変化し、かつ「第3段階」には移行しなくなる)
このボスセルリアンはそれに加え、「第2段階」に移行するときに1回目の巨大化、「第3段階」の時にも2回目の巨大化をし、最終的には元のサイズの2倍ほどの巨体になる。
1回目の巨大化時にこのボスセルリアンの攻撃後に次の攻撃を繰り出すまでのインターバル期間が僅かに短縮、
2回目の巨大化時はインターバル期間が「第2段階」よりも更に僅かに短縮されるが、その変化度合いはRed growlと同クラスの緩やかな部類。
その代わり、巨体になっていくことで飛び道具以外の攻撃技のリーチが大幅強化され、威力倍率も増加されていく。
最初こそはリーチ不足で対処が楽に思える攻撃も1/3以下での状態では軒並み回避が困難な部類の広範囲攻撃に進化し、被ダメージも上がる。
攻撃頻度こそ大幅には変化しないものの、全ての攻撃を別物レベルに大幅強化してくるという点では終盤は決着を早めたいところ。
また、巨大化自体は「第2段階」の時点でも行ってくるため、中盤からもそこそこ手強い段階に入るボスセルリアンともいえる。


石があるよ!?なんで!?
最初は石が隠れており、その石が隠れている状態で攻撃を当て続けて「ノックダウン耐性」を0にし、ノックダウンさせると露出する。
ノックダウン中のボスセルリアンは頭部が転がり落ちて無力化し、その頭部に覆われていた内部に石が露わになっている。石にヒットした時のダメージ倍率は3.5倍。
ノックダウンさせるまでに必要な衝撃力蓄積はスパーククローを装備したサーバルのコンボアタック51発分。
石を露出してから8秒経つか、石が出ている間に一定以上の合計ダメージを与えきるとノックダウンから復帰し、頭部が元の位置に戻って石が隠れる。
石を隠されるまでに与えられる合計ダメージ限界値は難易度や石が露出してからの経過時によって変化し、与え切るまでの時間が短いほど限界値が大きくなる。
例えば難易度VUでは7秒間で合計20000ダメージ与えると復帰、より短期間にダメージを多く与える攻撃を当て続けた場合は合計27000ダメージ以上を狙うこともできる。
ボスセルリアンの最大HPが大きくなる高難易度ではこの限界値が更に伸び、難易度CRで相当な攻撃回数を重ねれば合計37000ダメージ以上を与えることもできる。
とはいえ、その比率は最大HPにかかる倍率よりは小さいため、高難易度であるほど撃破までにかかる時間が長引くというバランス関係が崩れるほどではない。

石は真上を向いていて、その周囲にはこのボスセルリアンの胴体部という通常の当たり判定がくっついているため、
コンボアタックで石を攻撃するときは直接石に乗り上げるくらいの至近距離状態で攻撃しなければ石ヒットになりにくい点に注意。
そして見ての通り、石を攻撃するにはこのボスセルリアンの上にジャンプで乗るという手間を要し、
頭部が転がり落ちて復帰までの時間カウントが始まる猶予も短いため、実質の攻撃可能時間は他のボスセルリアンでいう8秒よりも短い。
難易度CR(絶滅寸前)であればスタミナ切れによる棒立ちジャンプをやらかしてしまうと割合ダメージ分を与え切る前に時間切れになることもある上、
頭部が修復される時点までこのボスセルリアンの上に乗っかりっぱなしで攻撃を続けようとした場合、戻ってくる頭部にフレンズが押し出されてしまい、
身体から振り落とされて無防備な空中状態のままこのボスセルリアンの攻撃が再開されてしまう。そうなれば被弾が確定するため、実際は制限時間終了前に自ら降りなければならない。
それも、「巨大化」が進めば進むほど降りるまでの距離が縦横の両方向に伸びるため、反撃を受ける危険性も、降りるのが間に合う猶予も更に厳しくなっていく。
このボスセルリアン戦で最も被弾の危険性が高まる瞬間は、この「石を攻撃してノックダウン状態から復帰された時」と思って構わない。

B-2Glaucus atlanticusと比べると石を攻撃する際も操作の最適化が求められる。
また、先述の「巨大化」が進んだ状態であれば空中ジャンプでなければ登れず、登ったうえで奥にある石まで近づくという工程も追加されるためよりシビアに。
更に言えば、石に対してコンボアタックを8秒間ギリギリまで当て続けたとしても合計ダメージ限界値である20000にはとても届かず、
サンドスターゲージ残量の余裕を見てこの石が出ている間にも野生解放を使うくらいでなければ戦闘終了までに必要なノックダウン回数がかなり多くなってしまう。
サーバル以外のフレンズについては全く攻撃できない…かと思えば、近距離型フレンズであればフロア内オブジェクトと同じようにボスセルリアンの上へ飛び乗り、
逆に「巨大化」が進行している時ほど正確に石を攻撃してくれる。これ目的で近距離型フレンズを何人か連れると石を攻撃する際の保険として有効。

なお、このセルリアンは石への攻撃(orアイテムによる攻撃)でなければHP1で耐え続ける。
とはいえ、HP1の状態ではどんな攻撃を受けても必ずノックダウンするのでこれが原因でトドメに苦労が発生することはない。
歩行縛り
このボスセルリアンは歩行による移動を行えず、位置移動は攻撃によるもののみに依存している。
よって、こちらにとっては間合い調節がやりやすい相手。
その代わり、それを補って有り余る攻撃範囲及び攻撃中の移動性能を所持している。攻撃中の動きは激しい部類のため注意。

攻撃

氷床プレス
解禁段階第1段階第2段階第3段階
威力120%125%130%
衝撃力
高度の高いジャンプ後に足元に氷床を生成し、真下にいるフレンズに狙いを定めて踏み潰す打撃攻撃。距離問わず使用し、最初に必ず使用してくる攻撃。
距離が近ければ直ぐに落下を開始するが、フレンズが遠くにいる場合はその地点まで空中で移動してから落下してくる。
Red growlの「大ジャンプ」の似た性能の攻撃だが、こちらは身体の上に攻撃判定が無い代わりに追跡速度が速く、氷床が付く分だけ判定も広い。
こちらとの距離を詰める移動手段も兼ねた攻撃で、第2段階までならばサーバルにとっては回避は容易。
但し、移動による回避方法を取らない他のフレンズにとってはただただ威力倍率が高い最も危険な攻撃で、こちらの方が被害を受けやすい。
サーバル以外の上に影が向かっていくのを確認したら落ちる前に「引き寄せる」で救助しよう。

巨大化が進むとこの攻撃の判定も大きくなっていき巻き込み性能が強化、威力も強化される。
第3段階となると氷床がかなりの巨大サイズとなり、走行速度が最大に達していなければ逃げ切れない。
よって、ドッジステップやクイックエスケープといった無敵時間による回避を要求される場面が多くなってくる。
ついでにジャストドッジも決めておきたいところ。そのために第1段階からも練習しておく手もあり。



この攻撃と同時にサーバルがジャンプし、ボスセルリアンがサーバルの方へ向かっていった場合はやや奇妙なことが起こる。
この攻撃はフレンズと座標が合うまで追跡と上昇を続けるようになっているが、ジャンプのタイミングが合うとサーバルがボスセルリアンの身体に引っ掛かり、
ボスセルリアンはサーバル側へ向かうが自身の身体でサーバルを押しのけるせいで落下を開始する距離までたどり着けず、しばらくサーバルと一緒に明後日の方向へ飛んでいく。
やがてはサーバルがボスセルリアンの真上に乗り出すため落下を開始して事なきを得るが、この状態で下手に暴れると被弾する可能性があるためこのことは一応知っておかないと危険。
アイスピック
アイスピック通常氷棘有り
解禁段階第1段階第2段階第3段階
威力112%116%121%
衝撃力中+
前方に2回連続で倒れ込み、頭部にある突起で叩きつぶす打撃攻撃。中距離以内でのみ使用し、距離が離れていれば攻撃前に接近、近過ぎれば逆に後退を行う。
攻撃開始時にRamazzottius varieornatusの「土俵入り」と共通のSEを鳴らし、2回連続で攻撃する点も同様。
第1段階であれば攻撃判定が小さいため最も低性能な攻撃。こちらが攻撃しっぱなしの状態でもない限りはまず被弾しない。
一方で第2段階からは頭部に氷の棘を生成し、「巨大化」による影響以上に攻撃判定が大幅強化される。
頭部より一回り大きい攻撃判定を持っており、上方向にも判定が厚いためジャンプでの回避が難しくなる。
頭の上に乗っている状態で使われると攻撃前の後退で振り落とされ、ほぼ回避不可能な状態に陥る。石攻撃後の振り落とし時も同様。
また、巨大化によりこのボスセルリアンの接近速度自体が上昇しており、これによる実質のリーチ強化まで加わる。
1回目の攻撃をドッジステップで避けた後、2回目の攻撃が来るまでに次のドッジステップが間に合う猶予はあるため、連続してのドッジステップでの対処になる。
他のフレンズへの巻き込み性能も高いため、可能ならば2回ともジャストドッジを決めて回避力を補充させておきたい。
アイスソード
解禁段階第1段階第2段階
威力108%112%
衝撃力中+
巨大な氷の剣を生成し、そのまま前方を叩き割る打撃攻撃。距離が離れていれば攻撃前に接近、近過ぎれば逆に後退を行う。
「アイスピック」よりも発生が遅く、攻撃回数も1回であるがリーチは遥かに勝り、第1段階の時点で空中ジャンプでも回避不可能な高度まで攻撃判定を持つ。
基本的に攻撃の際に前進を行うため、第2段階となると元のリーチと合わさり後退による回避は遠距離でもなければ間に合わない。
横方向への攻撃判定は薄いように見えるが、振り落としきるまで精密にこちら側へ向きを合わせ続けるため至近距離でなければ振り切りは不可能。
(他のフレンズへの巻き込み性能は見た目通りで横に薄い)
SEもあまり聞き取りやすいものではなく、ボスセルリアン自体をしっかり目視しておかなければ判別を間違えて被弾しやすい。
回避方法はドッジステップかクイックエスケープでの無敵時間による回避。発生は遅いので目視さえしていれば冷静にタイミングを合わせられる。
頭部に乗っている状態で使われると無防備な空中状態にされたうえで使われる点は「アイスピック」と同様だが、
こちらはジャンプ攻撃による急降下→ドッジステップが間に合う程度の猶予はある。成功させるには反射神経での勝負となるが。

第1段階の時点でもかなりのリーチを持っているが第2段階になるとそれが更に大きく伸び、以降は遠距離でも使用してくるようになり、そして遠距離でも命中するようになる。
(第1段階の時は遠距離で使用したとしても攻撃が届かないため、中距離以内でしか使用してこない)
第2段階になってからはこの攻撃の存在から距離関係を問わず、咄嗟にドッジステップ等を繰り出せるように意識を保っておかなければ被弾の危険性が付きまとってしまうということ。
スタミナ切れが迫って一旦遠ざかり、立ち状態で回復を待っているタイミングなどは意識の外になりやすいため要警戒。
第3段階になると「3連アイスソード」に強化され、この単発攻撃の「アイスソード」は用いなくなる。
地吹雪回転
解禁段階第1段階第2段階第3段階
威力100%104%108%
衝撃力
吹雪のようなエフェクト共にチャージ動作に入り、回転しながらフレンズ側へ急接近する突進打撃攻撃。中距離以内でのみ使用する。
攻撃自体が変化する「アイスソード」を除くと「巨大化」によっての強化具合が最も大きく、最終的には2番目に危険になる攻撃。
急接近は2回行い、「巨大化」が進むにつれてその移動距離が長くなる。また、攻撃判定そのものも巨大化していく。
攻撃判定は横側に突起がある身体の2段目までの高さがあり、判定は1.5秒間持続し、なおかつ連続ヒット判定でありドッジステップでは回避が不可能。
出始めに被弾した場合、速やかにその場から離れるかジャストドッジを成功させるかをしなければそのまま2ヒット目を貰う。難易度CRならこの攻撃1回で即死コンボとなる。
野生解放などで衝撃耐性を強化していた場合、その被弾ヒット間隔も短くなるため更に2回ヒットを貰いやすく、
それもこちらがアイテムを使おうよりも前に2回ヒットが済んでいていつの間にかゲームオーバーになっているということがよくある。

第1段階の時点でもドッジステップでは追い付かれる速さはあり、距離が近ければこの攻撃中にドッジステップを使ってしまっただけで被弾が確定しやすい。
この時点では判定が巨大ではないため2ヒット目が来る前にその場から逃げるのは容易で、即死させられる危険性は薄い。
頭部くらいの高度には攻撃判定が無いためジャンプすれば至近距離でも回避可能…と言いたいところだが、
急接近が既に始まってる状態でジャンプをすると頭部と2段目の間にサーバルが引っ掛かってしまって逃げきれず被弾しやすい。
ただのジャンプではなく、クイックエスケープで行うことを強く推奨する。そのまま頭に乗り上げられればこの攻撃中にこちらが攻撃することもできる。
距離が離れていれば走行で逃げることは最も安定した回避方法となる。
第2段階になると接近速度がこちらの走行速度(スピードブースター有り)と同側になり、反応が遅れるとジャンプ以外で回避不可能になる。
判定も巨大化しており、被弾後に2ヒット目を避けるのもクイックエスケープでなければ判定の外へ逃げきることができない。

第3段階になると野生解放中でなければ追いつかれる速度になって近距離では使われただけでジャンプでしか回避ができなくなる上、
空中ジャンプまで使わないと超えられない高度まで攻撃判定が到達する。つまり予めのジャンプでなければ逃げ切れない。
こうなると見てからの場合、ジャストドッジを成功させなければ被弾確定。ジャストドッジが成功したらそのまま頭の上に乗れば事なきを得る。
失敗して空中状態で被弾してしまえばそのまま動けずに2ヒット目の被弾を貰う。
くれぐれもドッジステップの暴発は厳禁。第3段階は非常に巨大な判定であり、出始めに被弾するとほぼほぼ逃げきれず2ヒット目まで確定する。
とにかく近距離で使われただけでゲームオーバーが見える危険な攻撃であり、基本的には使われる前に間合いを置いて遠くへ離れるという方法で対処をしたい攻撃。
または、遠くからであればこちらへ向かってくるのに合わせて空中ジャンプで飛び乗ることもできる。ちょっと攻撃したら、次の攻撃が来る前に急いで降りるように。
こうしてサーバルは何とか対処できたとしても他のフレンズにとっては絶対に回避不可能な攻撃なのは対策のしようがなく、これが何度も来ると近距離型フレンズは一掃される。
連続で試用してくることは滅多にない分はGlaucus atlanticusほどではないにせよ、それなりのフレンズ殺し性能を保有させる一因にもなっている攻撃。
氷結爆弾
氷結爆弾単発3発
解禁段階第1段階第2段階
威力105%
衝撃力
着弾時に大型の氷柱を展開する氷弾を生成し、発射する飛び道具攻撃。距離問わず使用する。
Clione limacinaの「氷爆弾」を2回りほどサイズアップしたような飛び道具で、着弾時に発生する攻撃判定は展開される氷柱の見た目通りに広い。
一方で発射までの時間はかなり遅く、頭部から振り落とされてこの攻撃を使われてもそのまま着地してドッジステップを行える猶予はある。
弾速も普通に目で追える程度のため、寧ろジャストドッジの機転に利用してもいいくらいの温情な攻撃。
一方で、サーバル以外のフレンズに対しては他の爆発系攻撃と同様に巻き込み性能の高い少々危険な攻撃。
巻き込みを抑えるにはサーバル側へ発射させるように普段から攻撃をなるべく多く当て、かつフレンズから離れた位置まで誘導する必要がある。



第2段階以降はサイズや威力こそ変化しないが3回連続で発射するようになる。
連射間隔は攻撃で割り込めるほどではないにせよ、Red growlの「火炎弾(3連発)」と比べると目に見えて遅いため3つとも避けるのは簡単。
走り続けるか、タイミングよくドッジステップを合わせればOK。2回以上ジャストドッジを決められれば恰好のフレンズの回避力補充源になる。
第3段階になってからの強化はなく、他の攻撃が大幅強化されていることによりHP1/3以下の状態の中では最も有情な攻撃となる。
…但し、着弾時に展開された氷柱は攻撃判定こそ失われるが暫く残り、こちらへの視覚的な妨害効果として働きを見せることはある。
ドッジステップで全て避けた際、氷柱が連なって設置されるためそこに居続けるとサーバルやボスセルリアンが見えにくくなる。
氷柱は着弾から5秒経てば消滅する。その間は暫くその地帯から離れなければ戦闘に支障が出てやや危険。
また、フレンズに対しては狙われ続けると複数人まとめて2回連続被弾の恐れがあり厄介な攻撃。サーバルにはあまり効かないが対フレンズ性能は高い。
氷柱張り
氷柱張り通常3Way
解禁段階第1段階第3段階
威力95%
衝撃力
頭部を地面に突き刺して逆立ちになり、その内部から氷柱を連射する飛び道具攻撃。距離問わず使用する。
飛び道具攻撃であるが、このセルリアンの攻撃の中では最も発生が早い攻撃。
地上のフレンズに対しては上から下へ撃つ角度になるが、空中にいる場合はしっかり上空を狙ってくるためジャンプ中も移動を怠ると被弾する。
連射攻撃であるためこの攻撃もドッジステップのみでの回避は不可能。ジャストドッジが成功していればそのままクイックエスケープで逃げ切ることはできる。
被弾してしまった場合も速やかにクイックエスケープでその場を離れなければ2ヒット目を貰ってしまう。これも難易度CRなら即死コンボである。
遠距離で使われた場合は適当に動き回るのみで回避可能。但し、氷柱が残っている同じ経路は通らないようにする。
至近距離で使われた際はジャンプかクイックエスケープで横回りに移動する方法を取る必要があり、猶予も短いためこの時の方が対処が難しい。
頭部から振り落とされた瞬間に使われた際は回避不可能…ではなく、即座に空中ジャンプをしつつ横回りに逃げ続ければ全段回避できる。

第2段階までは変化なしだが、第3段階になると正面だけでなく左右にも同時に氷柱を発射するようになり、
横方向に避けようとするとこの左右の氷柱に被弾するようになる。
避けるには真横ではなく、このボスセルリアンから離れる方向での斜め横方向への移動でなければならず、横過ぎても正面過ぎても捕まる。
空中にいる時は勿論のこと、地上での走行による回避時もこれを守らなければ問答無用で被弾する。対処法を知らないと自ら被弾しに行く形になる初見殺し攻撃。
被弾した際にクイックエスケープで逃げる時も、方向を間違えると空中で2ヒット目を受けてしまう。
避ける方向は斜め横(斜め後ろ)。この攻撃は発生が早いため、咄嗟にその角度を入力するには要練習。
3連アイスソード
解禁段階第3段階
威力117%
衝撃力中+
巨大な氷の剣を生成し、3回連続で振り回す連続打撃攻撃。距離が離れていれば攻撃前に接近、近過ぎれば逆に後退を行う。
対処法を知らなければ使われるだけでHPをごっそり持っていかれる、全セルリアンの攻撃の中でも屈指の初見殺し攻撃。
攻撃パターンが2つあり、その2パターンを交互に繰り出すという仕様を持つ。
1つめのパターンは「アイスソード」をそのまま3回連続で繰り出す攻撃。最初は必ずこちらから使用する。
第3段階の巨大化によりリーチは更に大きく伸び、狙われたフレンズにとってはほぼほぼ全画面判定攻撃といってもいいくらいに移動による回避が不可能。
この攻撃を確認したらタイミングよく3回ともドッジステップで避け切るしかない。ジャンプしてしまったらジャンプ攻撃ですぐに降りてドッジステップ。
…と、このパターンのみであれば大したことは無い攻撃のように思える…が、2つ目のパターンの存在によりそうはならない。

2つめのパターンは氷の剣を1回振り落とした後、持ち上げずに横に向け、そのまま地上方面を360°に薙ぎ払い、その後にもう一度振り下ろす攻撃。
1つ目のパターンはドッジステップのみで回避が成立したが、こちらはドッジステップのみでは絶対に不可能。
薙ぎ払いは振り落としとは異なり連続ヒット判定であり、薙ぎ払い開始時に無敵時間による回避を成功させても1回転して戻ってきた氷の剣に当たれば被弾となる。
ジャストドッジの無敵時間を利用するにも、事前の振り下ろしによって黄色文字の「Just Dodge!」を消費させられるために無敵時間が絶対に足りない。
そうして被弾してリズムを狂わされているうちに最後の振り下ろしに捕まり、容易に2連続被弾が成立し、難易度CRならこの技のみで即死コンボとなる。
ということは薙ぎ払いはジャンプかドッジステップで回避しなければならないが、ジャンプしっぱなしだと着地前に振り下ろしが飛んでくる。
ジャンプした後は振り下ろしが来る前にジャンプ攻撃で降り、ドッジステップで回避する必要がある。
しかし降りるのが早すぎると薙ぎ払いの戻り際に引っ掛かり、遅すぎると着地前に振り下ろしを食らうためにタイミングはシビア。
また、とてつもなく長いリーチの判定を360°振り回すということは他のフレンズも位置に関係なくこの攻撃判定の餌食となり、使われれば使われるほど損害を受ける。

この2つのパターンを交互に使ってくると説明したが、実際にパターン周期を頭に入れながら戦闘を続けるというのはかなり難しく、
どちらが飛んでくるかわからない状況になると2発目が振り下ろしか薙ぎ払いかの択一を迫られてしまう。2パターンであるが故に非常に脅威な攻撃となっている。
振り下ろしだと思ってドッジステップをしたら薙ぎ払われて被弾、薙ぎ払いだと思ってジャンプしたら振り下ろされて被弾…ということになる。
見てからの判別はそれこそ無謀。振り下ろしと薙ぎ払いの予備動作でSEは変化せず、いずれも攻撃開始までの猶予が短い。
両方に共通の回避策があればこの2択を打破できるが、その方法は1つ。2回目の回避をクイックエスケープにすること。
振り下ろしならば無敵時間で避け、薙ぎ払いならジャンプとして避けることができ、避けた後はパターン別に追加の対応を取る。
振り下ろしだった場合は3発目が直ぐにくるので急いでジャンプ攻撃で着地してドッジステップ、
薙ぎ払いだった場合は薙ぎ払いが終了するまで少し待ってからジャンプ攻撃で着地してドッジステップ、という操作を求められるがいずれも「見てから回避」が成立する。
無論、タイミングはシビア。ぶっつけ本番一発でこの通りにするのは難しいため、要練習である。早とちりして最初の振り落としの時点でドッジステップを使ってしまわないように。
加えて、クイックエスケープとドッジステップの方向は真横にすること。薙ぎ払いパターンの氷の剣は最後の振り落としの事前動作である振り上げにも攻撃判定があり、
かつ振り落とした後も氷の剣が壊れるまでは判定が持続しており、ボスセルリアンの真正面に居続けるとこの方法を取っても被弾してしまう。
対処法がわかってもなお危険な要注意攻撃となっている。

攻略

広範囲かつ連続ヒットする攻撃が多く、一瞬でHPをごっそり奪われる機会が常に付きまとうパワータイプのボスセルリアン。
連続ヒット攻撃に嵌まってしまうと「ガッツ」の発動もなくHP0になる恐れがあり、いくら回復アイテムを持ち込んでも無意味。
難易度CRであればたとえHP全回復状態であっても常に即死させられる状況であると心得た方がよい。
攻撃の発生自体は「氷柱張り」を除いては早くはないため事前に各攻撃に対処できるよう立ち回ることが重要。殴り合いに持ち込むのは厳禁。
「地吹雪回転」「氷柱張り」はドッジステップが効かない上に連続ヒット技であるため、この2つを特に警戒して大きく動き回ってのヒット&アウェー戦法が安全。
パイルアタック→コンボアタック1セット→走行で後退→攻撃を目視して各種対応→パイルアタック→…の逃げパイルを基本とする。
予め走行速度の最大まで達していれば「地吹雪回転」からは逃げきれ、「氷柱張り」は移動しているだけで回避可能。
コンボアタックの部分をスクリューアタック→ボルトアタックにするとダメージ及び衝撃力をより稼げるが、硬直が長いため回避が遅れる危険性も付属する。
スタミナ切れにならないよう、残り残量次第では攻撃しに行かないことも必要で、または「氷床プレス」「氷結爆弾」に対して狙ってジャストドッジを決めて回復源にするのもなお良し。
ノックダウンさせたらジャンプで上に登って石を攻撃しに行くが、復帰モーションで頭が再生する様子を見逃さないように。これに反応してすぐに降りること。
降りるのが遅れると無防備状態にされたうえでそのまま「アイスピック」「アイスソード」「地吹雪回転」の餌食となる。
このセルリアンの頭部からクイックエスケープで遠くへ飛んで距離を稼ぐ方法も「アイスソード」には捕まってしまうため確実ではない。

第3段階に入ってからは「地吹雪回転」と「3連アイスソード」への対処を強く意識。
「地吹雪回転」は石攻撃終了直後に使われるとジャストドッジ以外で回避できなくなる可能性が高く、被弾してしまうとそこから攻撃範囲から逃げ切ることはほぼ不可能で2ヒット目は確定に近い。
ダメージ表示が見えたらその瞬間にポーズボタンを押して回復アイテムを使っておくこと。こうしないと先にHPが0になってしまって回復アイテムが役に立たない。
使った後は無敵時間が長いクイックエスケープ→空中ジャンプで上方向へ逃げる。この時はボスセルリアンの頭部と2段目の隙間に挟まらないよう、距離を離す方向へ飛ぶこと。
「3連アイスソード」は、1回目は振り下ろしを3回行うパターンであるため察知さえできれば無問題。
但し、万が一最初の振り目で被弾してしまうと回避を繰り出すリズムが狂って2ヒット目を貰いやすい。この時も回復アイテムを即座に使ってゲームオーバーの芽だけは摘むように。
2回目には性能が段違いな薙ぎ払いパターンが来る。避け方は先述の通りだが、回避方法がシビアであり巻き込み性能もすさまじいこの攻撃はそもそも何度も使わせてはならない。
少なくとも2度目の薙ぎ払いを使われる前に決着をつけてしまいたい。そのためにサンドスターゲージを第3段階突入時に満タンになるよう合わせられるよう努めるように。

呼び出すフレンズとしては早速ギンギツネを起用し、そのボス戦性能のお手並み拝見と行きたいところ。回復アイテムの強化も美味しい。
サーバル自身がしっかりと攻撃を続けていればボスセルリアンの攻撃に巻き込まれない位置で長生きしやすく、それなりのダメージ及び衝撃力蓄積を担ってくれる他、
1/8で投げる「減速」状態を付与する爆薬が出たら攻撃のチャンス、または「地吹雪回転」等の近距離で使われると危険な攻撃からの脱出を楽にしてくれる。
次点で「地吹雪回転」への強力な対策となるアメリカビーバーオグロプレーリードッグが効果的。
アメリカビーバーが投げた木材はセルリアンを通過させない効果があり、「地吹雪回転」(と「アイスピック」)の突進をせき止めて危険度を軽減してくれる。
オグロプレーリードッグの「生き埋め」も引っ掛かれば同じく突進を停止させてくれるほか、このボスセルリアンのノックダウン中に体に乗った状態で「引き寄せる」で呼び寄せると、
ボスセルリアンの上で落とし穴を作る(!?)のだが、こうするとボスセルリアンがノックダウンから復帰した瞬間に引っ掛かり、2秒間行動不可能時間を延長し、安全に逃げられるようになる。
他にはカバも有力候補。「重量級」でノックダウンを早めてくれる他、近距離タイプらしく石が出た時のダメージ加算能力もそこそこ。
余ったコストはDPSが高いフレンズに割くのがお勧め。サーバル単体では8秒間に限界値までダメージを稼ぐのは非常に困難である分、
共同で石を攻撃してくれるフレンズが多ければ多いほどノックダウン解除までに削りきれるHPは多くなり、衝撃力蓄積とはまた別にこのボスセルリアン戦の戦闘時間を短縮することができる。
具体的にはPPPたちと、ここではキタキツネも該当する。一般セルリアンに対してはダメージにムラがあるが、動かない石に対しては毎回最高の合計ダメージを安定させやすい。










無事にボスセルリアンを倒せたのですか? まだなら、ここから先へ進むのは我慢するべきなのです。

ですね。無事にお前たちの力で乗り越えることができたなら、続きを聞かせてやってもよいのです。




















この地でも活動を再開した雪像セルリアン、Snow towerをパカァーン!すると、地熱発電所の敷地内に「イヌガミギョウブの紋章」が姿を現す。
「イヌガミギョウブ」とは神獣に類する力を有すれど、NEXON版当時は「守護けもの」には名乗りをあげず酒盛りと釣り堀に耽る気楽な日々を送っていたはずのフレンズ。
そのイヌガミギョウブが、どういうわけかオイナリサマや四神たちと同様に紋章を遺すという形で、守護けものとして加勢していた。
もはや四神やオイナリサマのみでは対応できない、有力なフレンズ総出で事に当たらざるを得ない事態があったのだろうか。
人知れず雪山地方を守護していたこの未知の紋章が、そのことを静かに伝えようとしているのかもしれない。



…かくして、アミュレットに6つの紋章全てが刻まれることになった傍ら、戦闘終了後にはその反対側で「文書」も見つかる。
(ボスセルリアンを撃破するまでは発見できず、近付いても拾うことができない)
その内容は「パーク放棄の通達」…書き殴り付きの。機密情報にもかかわらずこのように地べたに放られているあたりは、
この通達を受けたパークスタッフの中にも、その選択を非常に快く思っていない者がいたであろうことが想像に難くない。
ジャパリパークの閉園はやむを得ないものだとしても、人と、人に友好的なけものとを断絶するような着想はどこから湧いて出たのか。
過去でも未来でもこの地を守るべく尽力し続けるフレンズを裏切るような真似に果たして大義はあったのか。
…そしてこのような感情を抱くこともまた本当に正しいのか。全てを確かめるための旅はまだまだ続く。

隠し要素?


シン・ヤセイカイホウ戦

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