主に登山用具です。まずは名称を覚えておいてください。
緊縛では主に、吊りをする際に使用します。
吊りをしない場合でも、姿勢固定や転倒防止に使う時に便利です。
緊縛では主に、吊りをする際に使用します。
吊りをしない場合でも、姿勢固定や転倒防止に使う時に便利です。
様々な形がありますが、O字型の「オーバル型」と呼ばれるもの、もしくは、ぶら下げたときに、下の面が水平になるものや広めのものが使いやすい。「HMS型」
(縄同士が重なりロックしてしまうと、縄が動かなくなってしまい、吊りの上げ、下げが困難になります。男性の場合は力ずくで対処も可能ですが、女性の縛り手さんの場合は苦労するでしょう)
とくに、一番上のカラビナは、(1)背縄などのメインの縄(2)その他の吊り縄のためのカラビナ、が掛かるためバスケット部が狭いとぶら下げたカラビナで縄がロックしてしまったりカラビナ同士が干渉しやすく、吊りの初心者は非常にやりにくと思います。それを回避する方法の一つにはリギングプレートの利用という選択肢もあります。
(縄同士が重なりロックしてしまうと、縄が動かなくなってしまい、吊りの上げ、下げが困難になります。男性の場合は力ずくで対処も可能ですが、女性の縛り手さんの場合は苦労するでしょう)
とくに、一番上のカラビナは、(1)背縄などのメインの縄(2)その他の吊り縄のためのカラビナ、が掛かるためバスケット部が狭いとぶら下げたカラビナで縄がロックしてしまったりカラビナ同士が干渉しやすく、吊りの初心者は非常にやりにくと思います。それを回避する方法の一つにはリギングプレートの利用という選択肢もあります。
最低2個(吊り床にすでに1個ついているとして3点吊りの場合)、一通りの吊りプレイに対応するには6個、吊り縄を多用する場合は8個欲しいです。ちなみにそれだけカラビナを使う状況で縄は13本程度以上使うと思われます。
- 吊り床(吊りしろ)用に1個(吊り床が設置されていれば必要はないかもしれませんが高さ調節用におすすめ)
- 背縄用(吊り床にカラビナが付けられていれば不要と考える人もいます)
当サイトでは安全性を重視して吊床用のカラビナには直接吊り縄は掛けずに、カラビナを2個使うことを推奨します。つまり吊り床のカラビナ(1個目)にカラビナ(2個目)を掛け、2個目(受け手側)のカラビナに縄を掛けます。理由は2個目(受け手側)のカラビナを1個目(吊り床側)のカラビナから降ろすことで、すばやく吊られた受け手の身体を降ろすことが出来るからです。その為には、カラビナのゲートの向きを吊り床(吊りしろ)側のカラビナは下向きにするべきです。 - 脚用1個目
- 脚用2個目
ここまで、吊り床用を含め、三点吊りができます。 - 腰用
ここまで、四点吊りができます。 - 腰を両サイドから取れます。あるいは太ももと足首など片脚に2個目
ほとんどの吊りはここまで対応できると考えます。 - 腰を両サイドから取った場合、片脚に2個目
- さらに残りの脚にも2個目
吊りしろに使うカラビナ(一個目)はゲートが下向きであること。そうすることで、2個目以降のカラビナを一気に外すことができます。
では二個以降のカラビナはどうでしょうか?一部の書籍に上向きが縄を入れやすいという記述がありますが、私は下向きの方が入れやすいです。
では二個以降のカラビナはどうでしょうか?一部の書籍に上向きが縄を入れやすいという記述がありますが、私は下向きの方が入れやすいです。
自分の身長が低い場合は既存の吊り床の高さを調節をすることが発生します。
クイックドローは、3つのパーツで構成されています。上下にそれぞれカラビナ、それを真ん中のスリング(布の部分)というパーツが繋いでいる製品です。
【参考】登山目的の場合は上下があります。
※状況によっては、カラビナを数珠繋ぎにするのはあまりお勧めできません。
受け手が回転して、そのねじれを吸収できずに、カラビナの数珠繋ぎ部分がねじれを起こすと、ゲートが開いてしまうことがあります。
<参考動画>
- カラビナをつなげて行う(数珠繋ぎ)
- 縄とカラビナで吊り床の下にもう一個吊り床を足す感じで対処する
- スリングとカラビナを使う
- クイックドロー(通称ヌンチャク)を使用する人もいます
クイックドローは、3つのパーツで構成されています。上下にそれぞれカラビナ、それを真ん中のスリング(布の部分)というパーツが繋いでいる製品です。
【参考】登山目的の場合は上下があります。
- 上のカラビナはストレートゲート(ゲートがまっすぐ)タイプ
- 下のカラビナはベントゲート(緩くカーブ)タイプ
※状況によっては、カラビナを数珠繋ぎにするのはあまりお勧めできません。
受け手が回転して、そのねじれを吸収できずに、カラビナの数珠繋ぎ部分がねじれを起こすと、ゲートが開いてしまうことがあります。
<参考動画>
HMS型 洋ナシ型 | 荷重方向が広く万能の形状。形状違いの種類が非常に多いです。「HMS」とはドイツ語でミュンターヒッチ(半マスト結び)を指す単語の頭文字をとったものです。つまり元々はミュンターヒッチをする為のカラビナです。変D型に形状が似ています。 ミュンターヒッチ:ムンターヒッチ(Munter Hitch)は、別名イタリアンヒッチとか半マスト結び(ハーフマストノット)。結びの構造はの留めと同じ。 | |
O型 オーバル型 | 陸上トラックのオーバルの形状。主に両方から荷重がかかるレスキューで使用することが多いです。 | |
D型 | アルファベットのDの形状。荷重方向が決まっている場合は、ロープや支点がずれにくく、高い強度が保てます。D型のカラビナだと鋭角のアングル部分にロープが食い込んでしまったりします。 | |
変D型 オフセットD型 | アルファベットのDの変形。片方が広く開口した形。荷重方向の片方が支点でもう片方がロープの場合が多い。非対称。 有末剛商店の十五やにて「有末剛が使用しているものと同じタイプの吊り用カラビナです。」という商品の画像で、左側のイエローのカラビナはBlackDiamond(ブラックダイヤモンド) ポジトロンストレート BD10070(当wikiのこの項で紹介しているもの)と同一と思われます。 |
ストレートゲート | ゲートが棒状で直線になっていることからストレートゲートと呼びます。ロープやアンカーにひっかけやすいようにゲート部分がくぼんでいる製品もあります。 | |
ベントゲート | ゲート部分が開口方向に向けて緩やかに曲がっているゲート。ロープをかけやすいように曲がっており、クイックドローのクライマー側のカラビナがベントゲートになっている製品も多いです。ただし、ロープをかけやすいということは、ロープが抜けやすい(ゲートが開きやすい)という特徴もあるので、クライマーの登る方向やロープの引っ掛かりについて十分注意が必要です。 | |
ワイヤーゲート | 軽量化のためにゲートがワイヤー状になったゲート。ゲート自体が軽いため、衝撃によってカラビナのゲートが慣性の法則で自然に開きにくいのが特徴です。 | |
スクリューロックゲート | スクリュー(ねじ状)を回して、カラビナのゲートが開かないようにするゲート。 | |
オートロックゲート | 自動でロックがかかる安全環。 |
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- 21kN クローズドゲート。ゲートを閉じた状態で、カラビナの主軸に沿って加重した時の破断強度をkNで表します。
- 8 マイナーアクシス。カラビナの主軸に対して横向きに加重した時の破断強度をkNで表します。
- 8 オープンゲート。ゲートを開いた状態で、カラビナの主軸に沿って加重した時の破断強度をkNで表します。
- CE0194 ヨーロッパ規格適合を表すCEマーク。メーカーとその製品がPPE(個人保護器具)の要求を満たし、ISO9001の認証を受けていることを表します。数字:認証と検証を行っている機関(AFAQ AFNOR International)のID番号(0194)。
- PT10KN Proof Load Tested 10KN。10KNのプルーフロード検査済みを表しています。一部のメーカーはこのような引張強度検査を個別に行っていることを表すものもあります。
- マルにXの刻印。製品がタイプXコネクター(オーバルカラビナ)であることを表します
- マルにHの刻印。製品がタイプHコネクター(HMS:洋梨型ロッキングカラビナ)であることを表します
- マルにBの刻印。製品がタイプ B( ベーシックな ) ロッキングコネクターであること表します
KN(キロニュートン)とは力の単位。
1000N(ニュートン)のことであり、1N とは 1kg の物体に加速度 1m/s²を与える力と定義されている。
静荷重換算では 1KN≒0.1 トン。
つまり、カラビナの強度(最小破断強度)「18KN」という強度は、静荷重では1.8トンの物体を持ち上げると破断するという意味です。
静荷重とは吊り下げる時に、動荷重(衝撃荷重)が掛からないように静かに吊り下げた場合の荷重のことです。
登山の場合では墜落や滑落などをすると大きな加速度が掛かって動荷重になるので、大きな荷重がかかります。
ゲートがちゃんと閉じていて長軸方向に正しく荷重される場合には少々の墜落でも破断することはないわけですが、ゲートが開いた場合の最小破断強度「6kN」は、静荷重では0.6トン=600kgです。それでも大丈夫と考えることは出来ますが、ここで安全率を考えた場合、人命に関わるような、例えばエレベーターのかごを吊るすロープなどは安全率を10以上とすることが建築基準法によって定められています。それにならい安全率を10とした場合、最小破断強度「6kN」は、静荷重で60kgが耐荷重と考えることができます。
1000N(ニュートン)のことであり、1N とは 1kg の物体に加速度 1m/s²を与える力と定義されている。
静荷重換算では 1KN≒0.1 トン。
つまり、カラビナの強度(最小破断強度)「18KN」という強度は、静荷重では1.8トンの物体を持ち上げると破断するという意味です。
静荷重とは吊り下げる時に、動荷重(衝撃荷重)が掛からないように静かに吊り下げた場合の荷重のことです。
登山の場合では墜落や滑落などをすると大きな加速度が掛かって動荷重になるので、大きな荷重がかかります。
ゲートがちゃんと閉じていて長軸方向に正しく荷重される場合には少々の墜落でも破断することはないわけですが、ゲートが開いた場合の最小破断強度「6kN」は、静荷重では0.6トン=600kgです。それでも大丈夫と考えることは出来ますが、ここで安全率を考えた場合、人命に関わるような、例えばエレベーターのかごを吊るすロープなどは安全率を10以上とすることが建築基準法によって定められています。それにならい安全率を10とした場合、最小破断強度「6kN」は、静荷重で60kgが耐荷重と考えることができます。
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