規制が長引く中、両軍はうまい棒を剣に見立て戦う新ルールを考案した。バカではない至って大真面目である。
兵士は剣を手にとるのを止め、うまい棒を手に取り戦い始めた。世は正に大菓子時代。
兵士たちは戦いながら経験値を積んで、攻撃値を上げてうまい棒で殴り掛かるという前衛的なスタイルで攻撃する。
しかしうまい棒なので、戦っているうちに折れてしまう。折れてしまったら食べて回収し新しいうまい棒を手に取る。
見方によってはただ両軍兵士がおやつを食べているだけにも見えるが、諸行無常。
いつもは大量撃破で喜んでいたコンマ条件が、今日は折れてしまうマイナス条件へと変わる。これほど複雑な気持ちになることはない。
兵士も祈るような思いで戦いを続けなくてはいけなかった。
たけのこ軍はたこ焼きうまい棒ATK4、きのこ軍はチーズ味ATK6がエースとなり戦場を粉まみれにした。
なかでもきのこ軍チーズ味が猛威を振るい、たけのこ軍の兵力を一気に30近く減らす。
しかし長くは続かず、>>150を過ぎてきのこ軍に3本折れラッシュが続き途端に形勢がたけのこ軍に傾き始める。
残るたけのこ軍たこ焼きATK7が独りうまい棒片手に大立ち回りを始め、きのこ軍は壊滅した。
最後はたこ焼きうまい棒で無双したたけのこ軍の勝利となった。
結果は0:16
大量撃破条件を出してはいけない、という異色のルールとなった今次大戦。
兵士たちは今後もうまい棒と向き合って戦っていく。
たけのこ軍勝利
◆ルール:妖刀制
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