本コピーの
圧倒的メインウェポン。
従来作品と比較して、
ヒット数が3倍くらいに増えた。
とはいえ、ヒット数が単純に増えただけならば、こんなに強くはならない。
でがなぜ強いか、簡潔に言うならば、
「圧倒的ヒット数とヒットストップにより、
攻撃するだけで敵のHPがモリモリ減り、
更にその間、
敵が完全に停止し、こちらは動ける。」
敵が完全に停止し、こちらは動ける、というのが最大のポイントであるのだが、
意味がわからない人もいるかもしれない。
筆者もなんでこんなことになったのかわからない。
が、これがHAL研の意志である。納得しよう。
意味がわからない人にイメージしてもらいたいのは、
TDXにおけるパラソルTA。↓
あのコピーもまあわけのわからないことをしていたわけだが、
着目してほしいのは、ものすごいヒット数をたたき出せば、
その分
ヒットストップ?もものすごくなり、敵が止まる、という点である。
流石に本作のビームがTDXパラソルクラスのぶっ壊れ、とはいかないのだが、
基本原理は同様である。
すごいヒット数による、すごいヒットストップにより敵を止め、無理やり攻撃しまくる。
これを更に詳細に解説してみよう。(長いので折り込み)
本作のビームマシンガンはヒット数が3倍くらいに増えた。
正直速すぎて数えられないが、一回のマシンガンで多分最大8ヒットくらいする。
「飛び道具である」技において、これほどの多段ヒットをする技は他にはない。
そして、ビームは電気属性の技である。
電気属性の技は、敵へのヒットストップの時間がやや長めに設定されている。
その長めのヒットストップが6〜8ヒットするマシンガンの1ヒットごとに発生する。
まあそんなことをすれば、当然マシンガンを食らった敵は、ヒットストップにより停止するのである。
で、その上でビームマシンガンは「飛び道具である」。
直接攻撃(ビームウィップやサイクルビームなど)によるヒットストップでは、
ヒットストップが発生した際、敵だけではなくカービィも停止してしまうが、
飛び道具においてはヒットストップが生じてもカービィは停止しない。
これらを組み合わせることにより、以下のようになる。
つまり、
1. 強化されたヒット数により、メチャクチャヒットし、メチャクチャヒットストップする。
2. メチャクチャヒットストップすることで敵は止まるが、カービィは動ける。
3. 敵が止まっている間に次のマシンガンを撃つことで、また敵が止まる
4.
相手は死ぬ
ということ。まあ百聞は一見に如かず。実際にやってみてほしい。
このヒットストップにより、
敵の防御力が下がっている時間を疑似的に延長することでHPを一気に削る、とか、
敵が次のめんどくさい攻撃を始める前に止めまくってその前に無理やり倒したり形態移行させたり、とかができる。
つよい。
と、ここまでで何故この技が強いかを述べたが、
実はこの技、何も考えずに使ってそれだけの火力が出せるかと言われたらそんなことはない。
まず第一に、
近づきすぎるとそもそもマシンガンが多段ヒットしない。
杖の部分は単発火力がやや高い、というのはスーパーデラックスでもあった仕様のように思うが、
本作もマシンガン使用中の杖の部分は単発火力がやや高め(のような気がする)。
しかしその一方で、
杖の判定が当たってしまうと、一度のマシンガンで1ヒットしかしなくなり、
たとえマシンガンのモーション中に一旦敵から離れたとしても、
そのマシンガンの弾は一切敵にヒットしない。
多段ヒットによる時間停止で削りまくるのが最大の強みである本コピーにおいて、
その多段ヒットを失うというのは
致命的なロスになる。
マシンガンを使う際には、絶対に敵に近づきすぎないようにすること。
これが最低限、求められることである。
と、このように書くと、
「じゃあ思いっきり離れればいいんでしょ?飛び道具なんだから楽勝じゃん」
って思う人が多いんではないかと思う。
まあ当然の発想である。
が、
この技、離れるとそれはそれで火力が下がる。
これが第二の注意点である。
こちらの火力減は、シンプルにマシンガンのヒット数が減ることによる。
ビームマシンガンという技は、見た目通り、
杖から先に進むにつれ発散し、その弾一つ一つに攻撃判定が設定されている。
後は、この技を何度も使ってみて、その角度をきちんと考えてみたらわかるだろう。
敵から離れすぎると、下の側の弾が敵に当たらないのである。
以上をまとめると、
近づきすぎると杖の判定が当たってしまい火力が大幅に低下するが、
はなれすぎると今度は下の方の弾が敵に当たらず、火力が少し低下する。
最大火力を出し続けるためには、
近すぎず、遠すぎない距離でマシンガンを素早く連発する。
ということになる。
良いタイムを出すためにはこれを常に意識し、かつ敵の低防御力を見極める必要がある。
とはいえ、敵から離れすぎての火力減は、
杖を当ててしまうことに比べたらなんてことないので(もちろん痛くはあるのだが)、
中級者までは、とにかく近づきすぎないことを徹底的に意識すべきだろう。
また、ゴールドン&シルバックスのような足場が多いステージは壁や地面に当たるとビームが消えてしまうので苦手ということも理解しておこう。
ここまでで充分すぎるほど詳細にマシンガンについて解説したが、
最後にもう一つだけ付け加えておくことがあるとするならば、
本作になり、ようやくマシンガンに
使える無敵がついた。
「使える」といっても(上級者にとっては)使える、という程度の短い時間ではあるが、
技の発動時にカービィが浮き上がる仕様も相まって、
上から下に来る敵の攻撃をかわすには充分な無敵時間と言える。
この短い無敵で攻撃をかわし、撃ちまくる様は何と言ってもすごくカッコいい。
使いこなせれば強力なので、意識してみると良いだろう。