一応メインウェポン。
相手によっては3ヒット狙える。
攻撃範囲はそこそこ優秀でかつ無敵もあるが、ダッシュ技なので制御が難しい。
この技の最も難しいところは
空中で繰り出した際に分身がどこに出現するのかということである。
規則性を説明するとなると、冗談抜きで
接線と運動ベクトルの話になってしまうので、ここでは割愛する。
こちらの動画のおまけに詳しい説明がある。
このコピーでTAをやるならば使うのはこの技一択。
その他の技は小回りが欲しいときのサブとして使う。
基本的には適当に出しておけば2ヒットする。
が、正直2ヒットでは火力が足りなすぎる。
角度を一生懸命考えて2ヒットさせてもダメージ効率は全コピー中最下位。
お話にならない弱さである。
無敵になれるといっても無防備な後隙が必ず生じるためそこでも他コピーに劣る。
これが最強技という時点で、Wiiのハイジャンプくらい救いようのない哀しいコピーと言えよう。
と、ボロクソに書きはしたが、実は少し希望もなくはない。
上にもちらっと書かれているのだが、
この技、「使い方によっては」
3ヒットする。
2ヒットではお話にならない火力も、ヒット数が増えれば悪くはない。
ミラーTAを詰めるのならばこれが重要となる。
では、ヒット数を増やすにはどうすればよいのだろうか。
まずは、ミラー分身の攻撃判定がどのようになっているのかをしっかりと理解する必要がある。
ミラー分身の攻撃判定は、
中央から外側へ広がる時、
外側から中央へ戻る時、の2回、
2つの分身で別々に発生する。
つまり、全部で2×2=4つ判定が発生する。
ということは、食らい無敵で敵に重なって出せば4ヒットするじゃん!
と思われる方がいるかもしれないが、
実際にそれができるのなら苦労はしない。
まず、このゲームには、
攻撃が同時に複数ヒットしても、1つ分のダメージしか入らないという仕様がある。
ボスに重なった状態で分身すると、中央から外側へ広がる2つの分身は、重なっているのだから当然同時にヒットする。
そのため、2つ当てているにもかかわらず
絶対1つ分のダメージしか入らないのである。
これにより4ヒットの希望は潰える。
では3ヒットはどうだろうか。
3ヒットさせるには、外側から中心へ戻る2つの分身を時間差でヒットさせる必要がある。
これは可能である。
可能ではあるのだが、かなり困難を極める。
理由はミラー分身の挙動にある。
分身は、一気に広がって外側で一瞬停止→一気に中央へ戻ってくる
という挙動をしている。
移動速度が非常に速く、1Fでカービィ1体分くらい移動する。
例えば合体する1F前はカービィ約1体分、2F前はカービィ約3体分を開けた位置に2体の分身が存在している。
ここから言えることはなにかというと、
2つの分身をズラしてヒットさせるためには、
ボスの食らい判定にある程度の大きさが必要ということ。
初戦のウィスピーボーグは、ありがたいことに食らい判定が当たり判定の外に大きくはみ出しているので、重ならなくても3ヒットできる。
だが、中ボスのような食らい判定の小さいボスだと、食らい無敵で重なった上で、ジャンプも利用して相当うまく位置を調整しないと3ヒットしない。
メタボやガラクタの場合は、相手が移動して自分から食らい判定をズラしてくれることが前提となる。
要するに、3ヒットが可能で希望があるように匂わせておいて、実際は頻繁に狙えるものではないというお話。
非常に苦しいが、2ヒットだと火力が悲惨すぎるので、タイム短縮のためには使える場面では意地でも使っていきたい。
ちなみにリストラ阻止には必須。