水田稲作の伝来
最終更新：
mitsuko_tada 2025年07月09日(水) 21:50:49履歴
【水田稲作伝来の嘘】 
【稲の遺伝的形質】
稲の遺伝的特質が違うからである。
大きく分けて8種類あるのだが、中国にはこれが全て存在している。それに対して、朝鮮半島ではRM1-bの稲が存在しない７種類である。
それに対して、日本はRM1-a・b・c（cは極少数）の稲だけである。
特に西日本はRM1-bが主であり、従来の朝鮮半島から伝来したという説では説明が付かないのだ。
大きく分けて8種類あるのだが、中国にはこれが全て存在している。それに対して、朝鮮半島ではRM1-bの稲が存在しない７種類である。
それに対して、日本はRM1-a・b・c（cは極少数）の稲だけである。
特に西日本はRM1-bが主であり、従来の朝鮮半島から伝来したという説では説明が付かないのだ。
【水田稲作の伝達路の嘘】
また、朝鮮半島にある最古の水田跡も、日本に近い釜山周辺と朝鮮半島の南東部であり、その周辺にはさらに古くからの縄文様式の遺物や、7000年前の縄文人の遺骨も見つかっている地域である。
つまり、「朝鮮半島にある最古の水田跡」のあたりは倭族系統が定住していた地域なのだ。
つまり、「朝鮮半島にある最古の水田跡」のあたりは倭族系統が定住していた地域なのだ。
【遺伝的形質から見た経路】
古代米の遺伝子から考えれば、上図のような流れの方が自然である。
『発掘された日本列島 その6 稲作のまとめ』からの図ですが、
中国南東部から、台湾・沖縄・南西諸島から九州にと言うルートで存在している事が判る。逆に、中国から朝鮮半島とするにしても、山東半島や遼東半島、あるいは北東部の陸部に古代水田が存在していないのである。そもそもだが、その時代に朝鮮半島南側に定住していたのは日本からの縄文人であり、今の韓国人の祖先となる濊族系民族はまだ南下しておらず、朝鮮半島に来ていないのだ。
【海流交易】
日本から朝鮮半島に伝達したという方が海流交易的にも自然である（今の台湾から南西諸島を辿り、日本の九州に伝えてきたと同じ民族が朝鮮半島南東部に伝えたという可能性はある）し、朝鮮半島では日本式構造であり日本産の木材を使った弥生時代の準構造船も発掘されており、日本から朝鮮半島に倭人が進出していたのは確かであり、整合性が取れる。当時、朝鮮半島に進出していた倭人や中国との間の海人系の民族以外だと、海洋横断できる船を作れていない。朝鮮半島に渡った倭族も準構造船に独特な船首形状などをしており、これを朝鮮半島系準構造船加耶タイプという。
（↑周辺の海流の動き）
朝鮮半島では11世紀になるまでこの準構造船を周到した構造で、変化に乏しい（この記載には「丸木船を別にすれば東洋最古の発掘船」と書かれているが、これは誤り。実際には日本でも朝鮮半島でも、弥生時代の日本式の準構造船は発掘されている（朝鮮半島でも見つかるのは、その当時、朝鮮半島の南側には倭系、つまり日本系譜が定住していたためである）。日本でも縄文時代は丸木舟であり、これも発掘されているし、準構造船から船の構造が大陸に近付くのは鎌倉時代ぐらいになる）。「朝鮮半島から日本に水田稲作が伝わった」とされる時代は丸木舟の時代で、帆を使わない人力で漕ぐ時代である。この時代だと穂で風を受ける動力は使えないし、偏西風を背に受けても対馬海流の流れに後押しされる事になり、朝鮮半島南東部（朝鮮半島最古の水田跡とされる遺跡のある地域）から日本に行こうとすると、鳥取や北陸、あるいは函館など旧蝦夷地に流される事になる（すなわち、そちらに朝鮮式の古代水田がないとおかしい）。実際、1696年5月に蝦夷地に朝鮮船が漂着しているのは、この海流によるものである。
ちなみに、韓国では珍説として「今の北朝鮮である咸鏡北道や江原道あたりから高句麗と交易し味噌を伝えた」という俗説があるが、ありえない嘘である。リマン海流で朝鮮半島半ばまでは南下できるのだが、その後に対馬海流で只管に東北東に船は流されるのである。当時の船技術だと、東北や北海道、所謂「蝦夷地」との交易というならあり得るのだが、九州や近畿との交易は大変に難しい。これをクリアするには、帆船技術の台頭が必要とされる。
そもそも、朝鮮半島の大豆は日本が原産である。
東南アジア諸島での丸木舟に帆を付けて帆船が活躍する時代は、大体2500年前、つまり紀元前5世紀頃の事です。
ですが、中国でもまだ帆船はなく、中国でまず河で使われた帆船が出てきたのが1世紀〜2世紀ぐらいで、この時点では海洋帆船は出ていません。海洋帆船が出てくるのは4〜5世紀頃、この頃になると偏西風を使って山東半島から半島南部にと海流に逆らった航行が出来るようになってきて、また、中国の国家の首都が内陸北東部に置かれる事になり、逆ルートの文化伝播が行われるようになってくるわけです。
ちなみに日本では弥生時代には既に帆船があった事が判っており、風を利用していた事が土器の絵から分かります。東南アジア諸島と同じかそれよりは少し新しいぐらいですね。舟自体は縄文時代早期には使い始めているので1万年前ほどには既に使っていますが。
「準構造船」だと日本式が古いが、丸木舟だと朝鮮半島で8000年前のものが発見されている（といっても、その時代に半島に居るのはやはり縄文人だが。見つかった場所も慶州南道、つまり釜山周辺であり、大噴火より前の時代から、縄文人は半島にまで領域を広げ定住していたのである）。日本では千葉の雷下遺跡から出土した、現在の所は国内最古となる約7500年前（縄文時代早期）の丸木舟である。日本は酸性の土壌で異物が残りにくいのだが、それでも丸木舟は4000〜5000年前ぐらいのものも日本全国で見つかっていることから、全国的に多くの丸木船があった事が判っている。
それどころか、舟自体ではないが、37500年前にも伊豆沖にある島にある黒曜石が遺物として日本全国に見られる事から、その時代には既に舟を使っていた事も判っている。
さらに、舟自体は木製なのであまりにも古い物は残っていないが、舟を製作する道具は1万年以上前の石器が日本では見つかっている。
縄文人は当時から海洋を利用した民族である事が判る（というか、周囲を海に囲まれているので、大陸と地続きではないので当然なのだが）。
（↑周辺の海流の動き）
朝鮮半島では11世紀になるまでこの準構造船を周到した構造で、変化に乏しい（この記載には「丸木船を別にすれば東洋最古の発掘船」と書かれているが、これは誤り。実際には日本でも朝鮮半島でも、弥生時代の日本式の準構造船は発掘されている（朝鮮半島でも見つかるのは、その当時、朝鮮半島の南側には倭系、つまり日本系譜が定住していたためである）。日本でも縄文時代は丸木舟であり、これも発掘されているし、準構造船から船の構造が大陸に近付くのは鎌倉時代ぐらいになる）。「朝鮮半島から日本に水田稲作が伝わった」とされる時代は丸木舟の時代で、帆を使わない人力で漕ぐ時代である。この時代だと穂で風を受ける動力は使えないし、偏西風を背に受けても対馬海流の流れに後押しされる事になり、朝鮮半島南東部（朝鮮半島最古の水田跡とされる遺跡のある地域）から日本に行こうとすると、鳥取や北陸、あるいは函館など旧蝦夷地に流される事になる（すなわち、そちらに朝鮮式の古代水田がないとおかしい）。実際、1696年5月に蝦夷地に朝鮮船が漂着しているのは、この海流によるものである。
ちなみに、韓国では珍説として「今の北朝鮮である咸鏡北道や江原道あたりから高句麗と交易し味噌を伝えた」という俗説があるが、ありえない嘘である。リマン海流で朝鮮半島半ばまでは南下できるのだが、その後に対馬海流で只管に東北東に船は流されるのである。当時の船技術だと、東北や北海道、所謂「蝦夷地」との交易というならあり得るのだが、九州や近畿との交易は大変に難しい。これをクリアするには、帆船技術の台頭が必要とされる。
そもそも、朝鮮半島の大豆は日本が原産である。
東南アジア諸島での丸木舟に帆を付けて帆船が活躍する時代は、大体2500年前、つまり紀元前5世紀頃の事です。
ですが、中国でもまだ帆船はなく、中国でまず河で使われた帆船が出てきたのが1世紀〜2世紀ぐらいで、この時点では海洋帆船は出ていません。海洋帆船が出てくるのは4〜5世紀頃、この頃になると偏西風を使って山東半島から半島南部にと海流に逆らった航行が出来るようになってきて、また、中国の国家の首都が内陸北東部に置かれる事になり、逆ルートの文化伝播が行われるようになってくるわけです。
ちなみに日本では弥生時代には既に帆船があった事が判っており、風を利用していた事が土器の絵から分かります。東南アジア諸島と同じかそれよりは少し新しいぐらいですね。舟自体は縄文時代早期には使い始めているので1万年前ほどには既に使っていますが。
「準構造船」だと日本式が古いが、丸木舟だと朝鮮半島で8000年前のものが発見されている（といっても、その時代に半島に居るのはやはり縄文人だが。見つかった場所も慶州南道、つまり釜山周辺であり、大噴火より前の時代から、縄文人は半島にまで領域を広げ定住していたのである）。日本では千葉の雷下遺跡から出土した、現在の所は国内最古となる約7500年前（縄文時代早期）の丸木舟である。日本は酸性の土壌で異物が残りにくいのだが、それでも丸木舟は4000〜5000年前ぐらいのものも日本全国で見つかっていることから、全国的に多くの丸木船があった事が判っている。
それどころか、舟自体ではないが、37500年前にも伊豆沖にある島にある黒曜石が遺物として日本全国に見られる事から、その時代には既に舟を使っていた事も判っている。
さらに、舟自体は木製なのであまりにも古い物は残っていないが、舟を製作する道具は1万年以上前の石器が日本では見つかっている。
縄文人は当時から海洋を利用した民族である事が判る（というか、周囲を海に囲まれているので、大陸と地続きではないので当然なのだが）。
【中国から直接日本への証拠はないの嘘】
これは簡単な話なのだが、遣唐使が証拠になっている。
百済滅亡後は日本は朝鮮半島を中継地としないルートを模索している。
このルートは成功率が朝鮮半島経由より低く8割程度だったと考えられているが、船が難破している記録も見られる。その中で、難破後に薩摩・種子島・熊本・対馬島などへ漂着し、帰国したという事例が確認出来る。すなわち、杭州あたりからの離岸流で岸を離れ流された場合、海流と偏西風の影響で日本に辿り着く確率が高いのである。
実際に中国から直接のルートで帆を使わず（使えず）に日本に辿り着いた人たちがいるのだから、この直接ルートはあり得るのである。
他にも、沖縄で行われた「沖縄から台湾までの丸太舟での渡航」も実証実験が行われ、南西諸島ルートでの交流も可能である事が既に分かっている。
百済滅亡後は日本は朝鮮半島を中継地としないルートを模索している。
このルートは成功率が朝鮮半島経由より低く8割程度だったと考えられているが、船が難破している記録も見られる。その中で、難破後に薩摩・種子島・熊本・対馬島などへ漂着し、帰国したという事例が確認出来る。すなわち、杭州あたりからの離岸流で岸を離れ流された場合、海流と偏西風の影響で日本に辿り着く確率が高いのである。
実際に中国から直接のルートで帆を使わず（使えず）に日本に辿り着いた人たちがいるのだから、この直接ルートはあり得るのである。
他にも、沖縄で行われた「沖縄から台湾までの丸太舟での渡航」も実証実験が行われ、南西諸島ルートでの交流も可能である事が既に分かっている。
【日本から朝鮮半島への移動】
日本からは、長崎辺りから西に向かえば海流に北に流されながら釜山周辺に辿り着けるし、南西諸島からは少しずつ西にずれていけばやはり半島南東部の釜山周辺に辿り着く。しかし、釜山周辺からはひたすら海流に逆らう方向に漕がなければ、海流に流されて運が良ければ日本の日本海側に。運が悪ければ沖合に流されオホーツク海まで流される。日本から朝鮮半島に行くのに比べて、朝鮮半島から日本は難易度が高くなる。
朝鮮半島から日本に来る場合は、半島南西部から済州島に向かい、そこから東に漕ぐ事によって九州北側に辿り着けるように見えるが、このコースは実証実験でも成功しておらず、やはり朝鮮半島からだと南西部・南中央部あるいは済州島からでも対馬経由となるが、その場合、文化が半島南西側にないとおかしいのである。
（↑近海の海流の動きと偏西風）
7300年前の大噴火で朝鮮半島に逃げた縄文人は、下図のような経路（左図）だと推測します。
ようは、九州から島を目指し、さらに火山灰が降って来たので、噴火煙から逃げるように北に只管逃げると、釜山周辺に辿り着くわけです。
これが、5000年ぐらい前になると、噴火の影響も消え半島南東に定住していた縄文人も勢力を広げ半島南西部までと南岸一帯に定住する範囲を広げた縄文人が済州島を見つけ、そしてそこから遠洋に出て島を目指しながら漕げば北九州に辿り着きます。まぁ、この頃になると別れた期間が長いので、古代日本語が古代日本語朝鮮半島弁みたいになるのですが。
ここで、もう1つあるのは海流の強さです。
対馬海流も半島側（つまり海流がぶつかっていく側）と九州川（海流の影響が少ない湾岸）で速度が違います。対馬海流の流れの速さは半島側は時速6km、日本側は時速2kmであり、また丸木舟の速度は時速約4km。つまり、朝鮮半島側の海流はそれに逆らって進むことが困難（海流に流されてしまう強さ）なのです。対馬（島）が半島でなく日本なのは、この海流を考えると当然で、半島から対馬、あるいは対馬から半島に辿り着くのは海流に垂直あるいは逆らう方向に移動しなくてはならず、朝鮮半島南東部から対馬に行くのは、帆船が出来るまでは困難なのです。それに対して日本からは行きはは海流（時速5〜6km）が使え、帰りも海流に垂直あるいは逆らいますが海流の強さ（時速2〜3km）よりも丸木舟（時速3〜4km）の方が早いなので、対馬と九州は交易が出来る訳です。
朝鮮半島から日本に来る場合は、半島南西部から済州島に向かい、そこから東に漕ぐ事によって九州北側に辿り着けるように見えるが、このコースは実証実験でも成功しておらず、やはり朝鮮半島からだと南西部・南中央部あるいは済州島からでも対馬経由となるが、その場合、文化が半島南西側にないとおかしいのである。
（↑近海の海流の動きと偏西風）
7300年前の大噴火で朝鮮半島に逃げた縄文人は、下図のような経路（左図）だと推測します。
ようは、九州から島を目指し、さらに火山灰が降って来たので、噴火煙から逃げるように北に只管逃げると、釜山周辺に辿り着くわけです。
これが、5000年ぐらい前になると、噴火の影響も消え半島南東に定住していた縄文人も勢力を広げ半島南西部までと南岸一帯に定住する範囲を広げた縄文人が済州島を見つけ、そしてそこから遠洋に出て島を目指しながら漕げば北九州に辿り着きます。まぁ、この頃になると別れた期間が長いので、古代日本語が古代日本語朝鮮半島弁みたいになるのですが。
ここで、もう1つあるのは海流の強さです。
対馬海流も半島側（つまり海流がぶつかっていく側）と九州川（海流の影響が少ない湾岸）で速度が違います。対馬海流の流れの速さは半島側は時速6km、日本側は時速2kmであり、また丸木舟の速度は時速約4km。つまり、朝鮮半島側の海流はそれに逆らって進むことが困難（海流に流されてしまう強さ）なのです。対馬（島）が半島でなく日本なのは、この海流を考えると当然で、半島から対馬、あるいは対馬から半島に辿り着くのは海流に垂直あるいは逆らう方向に移動しなくてはならず、朝鮮半島南東部から対馬に行くのは、帆船が出来るまでは困難なのです。それに対して日本からは行きはは海流（時速5〜6km）が使え、帰りも海流に垂直あるいは逆らいますが海流の強さ（時速2〜3km）よりも丸木舟（時速3〜4km）の方が早いなので、対馬と九州は交易が出来る訳です。
【半島から日本へは困難】
「半島から日本への伝達」というのは、大変に難しい。
最近の韓国では「味噌は朝鮮が日本に伝えた」という俗説がでているのだが、これは嘘である。
というか、海流を見れば丸木舟で日本に来るのは困難なのだ。また、帆船が使われるようになった時代でも困難なのであるが、そもそも、大豆加工食品は日本では弥生時代には既に土器の痕跡で凡そ推定されており、高句麗などが出来るより遥かに昔なのだ。
左図は、朝鮮が唱えている伝達経路である。
が、対馬海流が半島中央まで北上する流れであり、リマン海流は日本から離れている。半島側の対馬海流の速度が時速約6kmな上に、その流れに逆らうようにしながら海流を渡り切る必要があるので、日本→対馬（緩い海流に乗るようにして渡れる）に比べると、朝鮮→対馬（丸木舟の速度より早い海流を斜めに逆流するようにして渡る必要がある）は遥かに遠いのである。日本に辿り着く前に東北東に流され、能登半島や蝦夷地（東北や北海道）まで流されるのだ。
また、右図は「朝鮮から文化を伝えた」と言う経路だが、これも対馬海流に阻まれて東北東に流されるのである。
これが島根鳥取あたり……というなら、ワンチャンはある（ただ、朝鮮半島独自の古代丸木舟は見つかっていない。そもそも、大陸側の人類はあまり海には出ないのだ）。
ざっくりな計算だが、16〜17時間ほど漕ぎ続けなければならず、休憩しようものなら容易く日本海側沖（あるいは半島東部沿岸）に流されるのだ。
これが日本からだと、壱岐から多少は緩やかな海流に西北西に流されながされるとしても、休憩しながらでも対馬に14〜15時間で辿り着けるのである。九州から壱岐も同じ程度であり、その壱岐にも縄文遺跡があるように、九州⇔壱岐⇔対馬というルートは、半島から対馬というルートより遥かに容易いのである。
海流の流れからそう考えたが、そういう実験をしていないかと思い検索すると出てきます。 丸木舟と準構造船でも性能は大きく違いますね。この準構造船も、現在で最古級は紀元前3世紀で、水田稲作の紀元前10世紀よりも700年経ってからです。
釜山から対馬は、12世紀の頃の船舶と航海技術でも大変に苦労するものなのですね。
これが「半島最古の水田跡が半島南西部にある」というなら考えられる話なのですが、南東部にあるので半島からの可能性は限りなく小さく、逆に日本から伝わった可能性の方が高いのです。
日本からだと、丸太舟の時代なら辿り着くのがどうしても半島南東部になりますし、半島からだと南東部からの渡航は限りなく最も厳しいルートなので。
分かりやすく図示すると、
�…�鮮半島南東部から九州北西部
実際は対馬海流は、朝鮮側は時速6kmほどだが、日本側は時速2kmほどなので、困難なのは朝鮮半島と対馬島の間の50kmとなる。
釜山やその周辺といった地域がら対馬まで、まだ準構造船もない丸太舟の時代で帆を使われていない時代では困難極まります。
対馬海流が東北東に流れるため、対馬まで辿り着こうとするとこの流れを逆方向に斜めに渡る必要があります。
その際、偏西風が横向きに来るため、波を横に受ける事になり転覆する可能性もあります。
実際を言えば約50km程度ですが、北に押し戻すのが時速2kmぐらいにはなるので、実質は時速2kmかそれ以下。一日中漕ぎ続けないと西北西に流され、日本海沖に流されてしまいます（運がよく、朝鮮半島側に近ければ、半島沿いに流れる海流に乗り半島東海岸に戻される）。その上、並みの影響を受けやすい方向で進まなければ対馬島に辿り着けません。
帆が出てきた時代でも、釜山からではなく、釜山と半島南西部の間から船が日本に向かうのは、偏西風の向きで、そのまま押されて行けるからです。半島南東部からだとやはり逆行して斜めに動く形になるので、空間的距離は近いのですが、黄海としての距離は長く、そして横波を受けるので少し危険になります）
��九州北西部から朝鮮半島南東部
こちらも対馬島までは、海流は時速2kmほどな上で後押しする方向なので難しくありません。
問題になるのは、対馬島から朝鮮半島の間になります。
此方の場合は、海流に対して直角に進む感じで行けば、自然と海流にも流されて半島南東部に辿り着きます。海流の流れもあるので、斜め方向に進んでいますが、実質的に時速4km以上で進めます。
この場合、船の進行方向（船首方向）は偏西風に向けた側にある為、転覆の危険性は低減されます。
ただし、これも朝鮮半島に近付くところまで漕ぎ続けなければ、日本海側に流されます。
�６綵�西海岸から朝鮮半島南東部
日本からだと250kmと対馬島からより5倍以上の距離になります。
ただし、航路としては「楽」です。
九州から北、あるいは北西方向と風に早退する方向に船を漕げば、徐々に近づき釜山周辺に辿り着きます。
何より「距離がある」というのが利点になり、多少の休憩をして流されても問題がない。時間は少し掛かりますが、食料と水を少し持っていき、船でひと眠りして流されても問題がないのです。
この「九州西岸からの出発」というのが、大噴火で逃れた縄文人のルートでもあるのでしょう。朝鮮半島の最古の人骨である縄文人も、このルートでしょうね。
「最短距離」≠「渡りやすい」ではないという事です。
さらに、このルートはもう少し頑張れば、済州島を中継地にもできます（この場合、もっと九州の南西部辺りからの方がいいですが）。
�つ�鮮半島南西部から九州西海岸
このルートは距離は300km以上とより遠くなりますが、海流に逆らわず斜めに横切るのと、偏西風の助けも背中側でからなので得られるので最も楽です。
もっと楽にする場合は、済州島に拠点（集落）を持ちます。この済州島を出発点とすれば、より確実に日本へとたどり着きます。
ーーですので、済州島にある最古の遺跡は「縄文式の遺跡」＝「倭の領域」だったのです。
このように、海流や風で考えると、「半島最古の水田跡」が半島南東部にある事こそが、朝鮮半島から日本に来たのではなく、日本から朝鮮半島に水田稲作が伝わったという証拠になるのです。
もし、朝鮮半島から来ているならば、半島の西海岸の北部や平壌あたりに最古の水田跡があり、それが次は西海岸中央、その次には西海岸南部という順番で古い水田跡が見つかるはずです。
ですが実際は、最古の水田跡は朝鮮半島南東部にあり、そこから順番に広がっている年代となっていますよね。
最近の韓国では「味噌は朝鮮が日本に伝えた」という俗説がでているのだが、これは嘘である。
というか、海流を見れば丸木舟で日本に来るのは困難なのだ。また、帆船が使われるようになった時代でも困難なのであるが、そもそも、大豆加工食品は日本では弥生時代には既に土器の痕跡で凡そ推定されており、高句麗などが出来るより遥かに昔なのだ。
左図は、朝鮮が唱えている伝達経路である。
が、対馬海流が半島中央まで北上する流れであり、リマン海流は日本から離れている。半島側の対馬海流の速度が時速約6kmな上に、その流れに逆らうようにしながら海流を渡り切る必要があるので、日本→対馬（緩い海流に乗るようにして渡れる）に比べると、朝鮮→対馬（丸木舟の速度より早い海流を斜めに逆流するようにして渡る必要がある）は遥かに遠いのである。日本に辿り着く前に東北東に流され、能登半島や蝦夷地（東北や北海道）まで流されるのだ。
また、右図は「朝鮮から文化を伝えた」と言う経路だが、これも対馬海流に阻まれて東北東に流されるのである。
これが島根鳥取あたり……というなら、ワンチャンはある（ただ、朝鮮半島独自の古代丸木舟は見つかっていない。そもそも、大陸側の人類はあまり海には出ないのだ）。
ざっくりな計算だが、16〜17時間ほど漕ぎ続けなければならず、休憩しようものなら容易く日本海側沖（あるいは半島東部沿岸）に流されるのだ。
これが日本からだと、壱岐から多少は緩やかな海流に西北西に流されながされるとしても、休憩しながらでも対馬に14〜15時間で辿り着けるのである。九州から壱岐も同じ程度であり、その壱岐にも縄文遺跡があるように、九州⇔壱岐⇔対馬というルートは、半島から対馬というルートより遥かに容易いのである。
海流の流れからそう考えたが、そういう実験をしていないかと思い検索すると出てきます。 丸木舟と準構造船でも性能は大きく違いますね。この準構造船も、現在で最古級は紀元前3世紀で、水田稲作の紀元前10世紀よりも700年経ってからです。
釜山から対馬は、12世紀の頃の船舶と航海技術でも大変に苦労するものなのですね。
これが「半島最古の水田跡が半島南西部にある」というなら考えられる話なのですが、南東部にあるので半島からの可能性は限りなく小さく、逆に日本から伝わった可能性の方が高いのです。
日本からだと、丸太舟の時代なら辿り着くのがどうしても半島南東部になりますし、半島からだと南東部からの渡航は限りなく最も厳しいルートなので。
分かりやすく図示すると、
�…�鮮半島南東部から九州北西部
実際は対馬海流は、朝鮮側は時速6kmほどだが、日本側は時速2kmほどなので、困難なのは朝鮮半島と対馬島の間の50kmとなる。
釜山やその周辺といった地域がら対馬まで、まだ準構造船もない丸太舟の時代で帆を使われていない時代では困難極まります。
対馬海流が東北東に流れるため、対馬まで辿り着こうとするとこの流れを逆方向に斜めに渡る必要があります。
その際、偏西風が横向きに来るため、波を横に受ける事になり転覆する可能性もあります。
実際を言えば約50km程度ですが、北に押し戻すのが時速2kmぐらいにはなるので、実質は時速2kmかそれ以下。一日中漕ぎ続けないと西北西に流され、日本海沖に流されてしまいます（運がよく、朝鮮半島側に近ければ、半島沿いに流れる海流に乗り半島東海岸に戻される）。その上、並みの影響を受けやすい方向で進まなければ対馬島に辿り着けません。
帆が出てきた時代でも、釜山からではなく、釜山と半島南西部の間から船が日本に向かうのは、偏西風の向きで、そのまま押されて行けるからです。半島南東部からだとやはり逆行して斜めに動く形になるので、空間的距離は近いのですが、黄海としての距離は長く、そして横波を受けるので少し危険になります）
��九州北西部から朝鮮半島南東部
こちらも対馬島までは、海流は時速2kmほどな上で後押しする方向なので難しくありません。
問題になるのは、対馬島から朝鮮半島の間になります。
此方の場合は、海流に対して直角に進む感じで行けば、自然と海流にも流されて半島南東部に辿り着きます。海流の流れもあるので、斜め方向に進んでいますが、実質的に時速4km以上で進めます。
この場合、船の進行方向（船首方向）は偏西風に向けた側にある為、転覆の危険性は低減されます。
ただし、これも朝鮮半島に近付くところまで漕ぎ続けなければ、日本海側に流されます。
�６綵�西海岸から朝鮮半島南東部
日本からだと250kmと対馬島からより5倍以上の距離になります。
ただし、航路としては「楽」です。
九州から北、あるいは北西方向と風に早退する方向に船を漕げば、徐々に近づき釜山周辺に辿り着きます。
何より「距離がある」というのが利点になり、多少の休憩をして流されても問題がない。時間は少し掛かりますが、食料と水を少し持っていき、船でひと眠りして流されても問題がないのです。
この「九州西岸からの出発」というのが、大噴火で逃れた縄文人のルートでもあるのでしょう。朝鮮半島の最古の人骨である縄文人も、このルートでしょうね。
「最短距離」≠「渡りやすい」ではないという事です。
さらに、このルートはもう少し頑張れば、済州島を中継地にもできます（この場合、もっと九州の南西部辺りからの方がいいですが）。
�つ�鮮半島南西部から九州西海岸
このルートは距離は300km以上とより遠くなりますが、海流に逆らわず斜めに横切るのと、偏西風の助けも背中側でからなので得られるので最も楽です。
この時代の半島の南側は、縄文人が定住して広がっていた「倭」の場所であり、例えば紀元前9世紀頃だと鉄と青銅の文化を、半島中央部の西海岸まで進出してきた中国系民族と交易して手に入れています、と言われていますが日本ではBC10世紀（BC940年頃）の鉄製品が見つかったのでこれも今は疑問部分になっています（逆に東海岸側で、というのはほとんどない。そもそも、朝鮮半島北部に鉄文化が入ってくるのはBC3世紀頃である。その頃の日本では淡路や佐伯でも集団鍛冶遺跡が見つかっているので、既に鉄文化があった事が判っている）。
もっと楽にする場合は、済州島に拠点（集落）を持ちます。この済州島を出発点とすれば、より確実に日本へとたどり着きます。
ーーですので、済州島にある最古の遺跡は「縄文式の遺跡」＝「倭の領域」だったのです。
このように、海流や風で考えると、「半島最古の水田跡」が半島南東部にある事こそが、朝鮮半島から日本に来たのではなく、日本から朝鮮半島に水田稲作が伝わったという証拠になるのです。
もし、朝鮮半島から来ているならば、半島の西海岸の北部や平壌あたりに最古の水田跡があり、それが次は西海岸中央、その次には西海岸南部という順番で古い水田跡が見つかるはずです。
ですが実際は、最古の水田跡は朝鮮半島南東部にあり、そこから順番に広がっている年代となっていますよね。
【交易船の発展】
これが日本式の準構造線や帆を使うようになると変わってくる。
弥生式の準構造船は、丸木ではなく板を張り合わせて作るというもので、すなわち積載量が格段に大きくなります。そのため、人力の向上（漕ぎ手を増やせる）から海流に負けずに渡れるようになるのである。
さらに帆を使うようになると、劇的に変わります。夏場でも時速100kmほどにも達する事がある偏西風を使う事により、海流に逆らい釜山から対馬という短い距離を利用した航路が使えるようになるのである（これも、偏西風が止んでいた場合は船は海流により日本海側に流されていく）。帆を使わない時代は、日本から朝鮮半島南部に進出した倭人が定住するのが半島南東側であり。中国との交易が行われるようになる古墳時代から飛鳥・奈良時代は中国が帆船を使っていたので半島南西側、つまり中国と日本の双方に近くなる伽耶や百済の地域という事である。ここに、今の韓国人の祖先となる朝鮮人は関係していない『先住民』である。
弥生式の準構造船は、丸木ではなく板を張り合わせて作るというもので、すなわち積載量が格段に大きくなります。そのため、人力の向上（漕ぎ手を増やせる）から海流に負けずに渡れるようになるのである。
さらに帆を使うようになると、劇的に変わります。夏場でも時速100kmほどにも達する事がある偏西風を使う事により、海流に逆らい釜山から対馬という短い距離を利用した航路が使えるようになるのである（これも、偏西風が止んでいた場合は船は海流により日本海側に流されていく）。帆を使わない時代は、日本から朝鮮半島南部に進出した倭人が定住するのが半島南東側であり。中国との交易が行われるようになる古墳時代から飛鳥・奈良時代は中国が帆船を使っていたので半島南西側、つまり中国と日本の双方に近くなる伽耶や百済の地域という事である。ここに、今の韓国人の祖先となる朝鮮人は関係していない『先住民』である。
【中国から朝鮮半島という嘘】
海流の動きを見ると「朝鮮半島から日本」よりも、「中国大陸から日本」や「日本から中国大陸」の方が交易しやすい。百済滅亡後、朝鮮半島を中継せずに交易したのは、元々がそういうルートでもあったし。日本や中国と関係が深い民族の国として交易地となっている百済ではなく、韓国人の祖先となる朝鮮人が支配している統一新羅だと朝鮮半島を経由するメリットは日本・中国の双方にしてもないのである。
また、中国大陸南東部から黒潮を使った交易も、黒潮からの支流である黄海海流は緩やかかつ済州島の西側を通り朝鮮半島に近付かないルートを辿る為、中国南東部から直接に朝鮮半島と交易するのは難しい（済州島が交易地となってでもいれば別だったのだろうが）。これであれば、海上交易よりも、陸上で山東半島にまで行き、そこから遼東半島へと海流が大変に緩い黄海の内海を使うルートや、そのままさらに北上し海岸に沿っての陸運の方が確実だし安全である。
つまり、燕国や衛氏朝鮮、漢四郡などは北方ルートの中国文化である。北方から来たのがオンドルや泡菜（沈菜）というものや漢字（漢文）といった文化である。これらは日本にまで辿り着いておらず、影響を与えていない、紀元前1桁台から7世紀ぐらいの間の1000年間ぐらいの「朝鮮半島北方文化」である（こちらも、今の韓国人の祖先である民族の文化ではなく、他民族の文化である）。
また、中国大陸南東部から黒潮を使った交易も、黒潮からの支流である黄海海流は緩やかかつ済州島の西側を通り朝鮮半島に近付かないルートを辿る為、中国南東部から直接に朝鮮半島と交易するのは難しい（済州島が交易地となってでもいれば別だったのだろうが）。これであれば、海上交易よりも、陸上で山東半島にまで行き、そこから遼東半島へと海流が大変に緩い黄海の内海を使うルートや、そのままさらに北上し海岸に沿っての陸運の方が確実だし安全である。
つまり、燕国や衛氏朝鮮、漢四郡などは北方ルートの中国文化である。北方から来たのがオンドルや泡菜（沈菜）というものや漢字（漢文）といった文化である。これらは日本にまで辿り着いておらず、影響を与えていない、紀元前1桁台から7世紀ぐらいの間の1000年間ぐらいの「朝鮮半島北方文化」である（こちらも、今の韓国人の祖先である民族の文化ではなく、他民族の文化である）。
【中国から朝鮮半島の伝達経路】
また、もし従来に唱えられている中国から朝鮮半島経由で日本に来たのならば、朝鮮半島の西側、更に北寄り（つまり遼東半島からの海路か陸路から南東に至るまでの主に海沿いの平地ルート。黄海の奥側は海流が殆どなく冬場は完全に止まるほど緩いので、丸木舟であってもあまり問題なく使える）から古い水田跡が無くてはおかしいのである。
実際の所で言えば、学術的に確実視され確認されている朝鮮半島最古の水田跡は松菊里遺跡の遺構であり、BC500年頃と日本より若い。
オクキョン遺跡は、
そもそもなのだが、突然、中国より最も離れている半島南西部に「中国文明から来た半島最古の水田跡」があるのがおかしいのであるが。
これが「プラントオパール」で話せば、あやふやなものを除けば、現時点では紀元前850年頃の無文土器時代中期に位置づけられる、やはり玉梁遺跡のプラントオパールが、朝鮮半島で確認されている最も古い時代のものになります（あやふやで一部の学者が唱えてる説で、玉梁遺跡のプラントオパールで1万3000〜1万5000年ものがある、とも主張されています。……なんで、土器は紀元前850年前ぐらいからなのにそれが出るかは不明ですが）。でも、あやふやな朝鮮半島のものを入れても、日本では青森県にある大平山元遺跡で縄文時代草創期（約1万6500〜1万3000年前頃）のプラントオパールが発掘されており、日本の方が古いのですよね。他にも日本では愛媛県の上黒岩岩陰遺跡（約1万2000年前頃）の地層からや、長崎県の仙元山洞窟遺跡（約1万年前頃）の地層からもイネ属のプラントオパールが検出されています。
当時の航海技術だと、平壌やソウルに近い位置での貿易ではなく、使ったとしても渤海海峡を通る、遼東半島と山東半島の間を使う。そこに点在する島を利用すれば強い流れがない海を手漕ぎで数十キロも移動すれば行けるからである。これは、釜山から対馬だと同じような距離だが、海流の強さから大変に苦労するルート（気付けば東北東、能登半島や蝦夷地へと流される海流に乗ってしまうルート）である。中国から朝鮮半島に渡り、日本に水田稲作が来たという説であった場合、朝鮮半島の山東半島から平壌にかけてあたりにより古い水田跡が無くてはおかしい。
しかし実際は、朝鮮半島南東部に朝鮮半島の水田跡？を情緒的に「半島最古の水田跡」と言っており、わざわざ、中国から一番遠い地域で稲作が始まると言うのは明らかにおかしいのである（RM1-d〜hに関しては、これは中国から朝鮮半島に来たものであろうが、これが日本にまで来ていない）。
逆に言えば、朝鮮半島から来たのであれば、古来からRM1-bが日本の稲の主流なのには説明が付かない（朝鮮半島の古代稲には存在しない稲遺伝子）。
また、遺物からもそれが分かり、韓国では「山東半島には紀元前5500年に（陸）稲作をしていた文化があった。これが半島経由で伝わった」という事を言うのですが。
これは嘘です。
確かに、山東半島にはBC6500年〜BC5500年に、黄河流域で最古となる稲の栽培をしていた『後李文化』が存在します。またBC5500年〜BC4800年に起こった『新楽文化』が存在します。
遼東半島の大連にある大嘴子遺跡（BC15〜12世紀）で中国北東部唯一となる稲籾が見つかっているのですが、稲作が出来ていた形跡はありません。対岸になる山東半島の根本あたりで興った後李文化（BC65〜55世紀）は黄河流域最古の陸稲栽培なのですが、栽培には適していなかったらしく、栽培不良の稲が見つかっており、適さなかったようです。時代も大きく違います。
ちなみに、平安南道などや平壌のあたりだと、田んぼはありませんが、畑作の痕跡はあります。
これも、中国から来ている文化ならばBC10世紀からとなりますが、それ以前からだと日本からとなります（そもそもが、BC15世紀ぐらいまで遼東半島にも中国系民族は進出していません）。
理由は簡単で「今より海水面が高い為、BC15世紀以前だと山東半島はとても通りにくい土地だった」からです。
実際の所で言えば、学術的に確実視され確認されている朝鮮半島最古の水田跡は松菊里遺跡の遺構であり、BC500年頃と日本より若い。
オクキョン遺跡は、
- 炭化米の発見数が非常に少ない: 紀元前11世紀頃の年代を示す炭化米は数粒のみであり、遺跡全体を代表するとは言い難い。
ちなみに「炭化米」だけでいうと、朝鮮半島だと曽々里遺跡の炭化米が新石器時代中期から後期（紀元前5000年〜紀元前3000年頃）のものとしてあり、蔚山広域市の玉梁遺跡から出土した約5000〜5500年前のものがあります。それに対して日本で「炭化米」として最も古いとされているのは、佐賀県にある上野遺跡から出土したものがあります。この炭化米は縄文時代早期のものとされており、約6000年前のものであり、やはり朝鮮半島より古いものとなります。 - 出土土器との年代不一致: オクキョン遺跡から多く出土している土器の様式は、一般的に紀元前8世紀から紀元前6世紀頃（日本の弥生時代前期に相当）のものとされています。遺跡の主要な活動時期を示すのは、より多く発見される土器の年代であると考えられています。
- 水田跡の確証不足: オクキョン遺跡の遺構が本当に水田跡であるのか、陸稲の栽培跡ではないかという議論もあります。
そもそもなのだが、突然、中国より最も離れている半島南西部に「中国文明から来た半島最古の水田跡」があるのがおかしいのであるが。
これが「プラントオパール」で話せば、あやふやなものを除けば、現時点では紀元前850年頃の無文土器時代中期に位置づけられる、やはり玉梁遺跡のプラントオパールが、朝鮮半島で確認されている最も古い時代のものになります（あやふやで一部の学者が唱えてる説で、玉梁遺跡のプラントオパールで1万3000〜1万5000年ものがある、とも主張されています。……なんで、土器は紀元前850年前ぐらいからなのにそれが出るかは不明ですが）。でも、あやふやな朝鮮半島のものを入れても、日本では青森県にある大平山元遺跡で縄文時代草創期（約1万6500〜1万3000年前頃）のプラントオパールが発掘されており、日本の方が古いのですよね。他にも日本では愛媛県の上黒岩岩陰遺跡（約1万2000年前頃）の地層からや、長崎県の仙元山洞窟遺跡（約1万年前頃）の地層からもイネ属のプラントオパールが検出されています。
当時の航海技術だと、平壌やソウルに近い位置での貿易ではなく、使ったとしても渤海海峡を通る、遼東半島と山東半島の間を使う。そこに点在する島を利用すれば強い流れがない海を手漕ぎで数十キロも移動すれば行けるからである。これは、釜山から対馬だと同じような距離だが、海流の強さから大変に苦労するルート（気付けば東北東、能登半島や蝦夷地へと流される海流に乗ってしまうルート）である。中国から朝鮮半島に渡り、日本に水田稲作が来たという説であった場合、朝鮮半島の山東半島から平壌にかけてあたりにより古い水田跡が無くてはおかしい。
しかし実際は、朝鮮半島南東部に朝鮮半島の水田跡？を情緒的に「半島最古の水田跡」と言っており、わざわざ、中国から一番遠い地域で稲作が始まると言うのは明らかにおかしいのである（RM1-d〜hに関しては、これは中国から朝鮮半島に来たものであろうが、これが日本にまで来ていない）。
逆に言えば、朝鮮半島から来たのであれば、古来からRM1-bが日本の稲の主流なのには説明が付かない（朝鮮半島の古代稲には存在しない稲遺伝子）。
また、遺物からもそれが分かり、韓国では「山東半島には紀元前5500年に（陸）稲作をしていた文化があった。これが半島経由で伝わった」という事を言うのですが。
これは嘘です。
確かに、山東半島にはBC6500年〜BC5500年に、黄河流域で最古となる稲の栽培をしていた『後李文化』が存在します。またBC5500年〜BC4800年に起こった『新楽文化』が存在します。
遼東半島の大連にある大嘴子遺跡（BC15〜12世紀）で中国北東部唯一となる稲籾が見つかっているのですが、稲作が出来ていた形跡はありません。対岸になる山東半島の根本あたりで興った後李文化（BC65〜55世紀）は黄河流域最古の陸稲栽培なのですが、栽培には適していなかったらしく、栽培不良の稲が見つかっており、適さなかったようです。時代も大きく違います。
ちなみに、平安南道などや平壌のあたりだと、田んぼはありませんが、畑作の痕跡はあります。
これも、中国から来ている文化ならばBC10世紀からとなりますが、それ以前からだと日本からとなります（そもそもが、BC15世紀ぐらいまで遼東半島にも中国系民族は進出していません）。
理由は簡単で「今より海水面が高い為、BC15世紀以前だと山東半島はとても通りにくい土地だった」からです。
【日本の稲】
実は、日本の稲の痕跡はかなり古い。
日本では青森県にある大平山元遺跡で縄文時代草創期（約1万6500〜1万3000年前頃）のプラントオパールが発掘されており、日本の方が古いのですよね。他にも日本では愛媛県の上黒岩岩陰遺跡（約1万2000年前頃）の地層からや、長崎県の仙元山洞窟遺跡（約1万年前頃）の地層からもイネ属のプラントオパールが検出されています。
他、鹿児島や熊本では6000年前や8000年以上前（これはアカホヤの大噴火の火山灰層より下がら出ているプラントオパール）や、4000年前になると土器の圧痕でも稲が存在している事が確認できる。土器に関しては、圧痕調査をしたのはごく一部であり、まだまだいくらでもあるので、稲が確認出来る時期はこれからもより古くなっていくことでしょう。
稲は朝鮮半島より遥かに古くからあり、陸稲の栽培も朝鮮半島より遥かに古くからあります。
朝鮮半島より来たという説は、タイムトラベルでもない限り不可能なのですね。
日本では青森県にある大平山元遺跡で縄文時代草創期（約1万6500〜1万3000年前頃）のプラントオパールが発掘されており、日本の方が古いのですよね。他にも日本では愛媛県の上黒岩岩陰遺跡（約1万2000年前頃）の地層からや、長崎県の仙元山洞窟遺跡（約1万年前頃）の地層からもイネ属のプラントオパールが検出されています。
他、鹿児島や熊本では6000年前や8000年以上前（これはアカホヤの大噴火の火山灰層より下がら出ているプラントオパール）や、4000年前になると土器の圧痕でも稲が存在している事が確認できる。土器に関しては、圧痕調査をしたのはごく一部であり、まだまだいくらでもあるので、稲が確認出来る時期はこれからもより古くなっていくことでしょう。
稲は朝鮮半島より遥かに古くからあり、陸稲の栽培も朝鮮半島より遥かに古くからあります。
朝鮮半島より来たという説は、タイムトラベルでもない限り不可能なのですね。
【中国南方から】
「中国南方から直接に朝鮮半島南部にやってきて、それが日本に伝わったのだ」と唱える俗説もありますが、これもほぼ無理です。
長江下流域から日本の場合は、
ところが、長江下流域から朝鮮半島南部に辿り着くためには、
朝鮮半島の西海岸でなく、南海岸東部だとどうか？となると、こちらの方がまだマシですが、対馬海流の中に入るとそのまま偏西風に押されるので日本に近付きます。常に、対馬海流の西側の部分を利用するだけになり、また風に押されるたびに北に修正する（漕ぐ）必要があります（常に風に東へと押しやられているので休めない。休むと日本行きに押し流されている）。結果、海流も風も十分に利用できる日本着とは違うので速度は日本に行くよりは出せません。距離は変わらず1000km弱ですが、4〜5日ほどと日本より長い航路になります。
長江下流域から日本の場合は、
- 離岸流に乗り東北東沖に流され
- 対馬海流に掴まり北上し
- 偏西風に押されて東側へと押しやられる
ところが、長江下流域から朝鮮半島南部に辿り着くためには、
- 離岸流に乗るが、乗ったままだと強い対馬海流に掴まるので、途中で北に離脱であり漕ぎ続けなければならない
- 弱い流れの黄海海流を掴まえ北上するが、逆方向に偏西風が吹くので漕ぎ続けなければならない
- 済州島西側を通りさらに北上し、途中で離脱して海岸流に乗り換える必要がある
朝鮮半島の西海岸でなく、南海岸東部だとどうか？となると、こちらの方がまだマシですが、対馬海流の中に入るとそのまま偏西風に押されるので日本に近付きます。常に、対馬海流の西側の部分を利用するだけになり、また風に押されるたびに北に修正する（漕ぐ）必要があります（常に風に東へと押しやられているので休めない。休むと日本行きに押し流されている）。結果、海流も風も十分に利用できる日本着とは違うので速度は日本に行くよりは出せません。距離は変わらず1000km弱ですが、4〜5日ほどと日本より長い航路になります。
【中国から日本の伝達経路】
まぁ、分かりやすく黒潮海流・対馬海流を使った交易である。
ただ、黒潮海流だけを使っているのではなく、点在し天気が良ければ見える台湾から南西諸島群を伝って来るルートである（この事から、台湾や南西諸島はもう少し考古学研究をすれば様々に発見があると思う）。他にも、離岸流も使われる。これは長江あたりの文化が来る場合だが、この長江からの離岸流があり、これに乗れば黒潮海流まで押し流されるのである。
帰り方は2通りが考えられ、1つはやはり南西諸島の島間を渡る方法である。これは島が杭になっているので海流が分かれており、流れが弱い『海の道』が存在するので、漕いで渡れる（黒潮に乗ってしまうと戻されるが、黒潮は沖縄辺りで最大で時速4kmなので、島にも漕ぎ戻れる。対馬海流の半島側よりもよほど楽なのである）。もう1つは、海流を使う方法もある。これは、済州島の西を流れる海流に乗れば、長江→南西諸島→九州南部→黄河と、中国から中国に戻れるのだ（黄河から長江は、沿岸流があり南下が出来る）。これが、海洋民族である海人族が使っていたルートである。
ちなみに、半島南西部側には海流は寄っていない。
理由は簡単で、1つは済州島が杭になっており、半島南西部側には寄らない方向に黄海海流が流れているからである。
もう1つは、「倭人が勢力を広げ南西部にまで定住圏を増やすまで、半島南西部には集落がなかったから」である。
この海流の流れから考えられるのは2つ。
ただ、黒潮海流だけを使っているのではなく、点在し天気が良ければ見える台湾から南西諸島群を伝って来るルートである（この事から、台湾や南西諸島はもう少し考古学研究をすれば様々に発見があると思う）。他にも、離岸流も使われる。これは長江あたりの文化が来る場合だが、この長江からの離岸流があり、これに乗れば黒潮海流まで押し流されるのである。
帰り方は2通りが考えられ、1つはやはり南西諸島の島間を渡る方法である。これは島が杭になっているので海流が分かれており、流れが弱い『海の道』が存在するので、漕いで渡れる（黒潮に乗ってしまうと戻されるが、黒潮は沖縄辺りで最大で時速4kmなので、島にも漕ぎ戻れる。対馬海流の半島側よりもよほど楽なのである）。もう1つは、海流を使う方法もある。これは、済州島の西を流れる海流に乗れば、長江→南西諸島→九州南部→黄河と、中国から中国に戻れるのだ（黄河から長江は、沿岸流があり南下が出来る）。これが、海洋民族である海人族が使っていたルートである。
ちなみに、半島南西部側には海流は寄っていない。
理由は簡単で、1つは済州島が杭になっており、半島南西部側には寄らない方向に黄海海流が流れているからである。
もう1つは、「倭人が勢力を広げ南西部にまで定住圏を増やすまで、半島南西部には集落がなかったから」である。
この海流の流れから考えられるのは2つ。
- 中国から日本、日本から朝鮮半島に伝達したというルート
- 中国から同じ民族が日本の九州および朝鮮半島南東部に伝達したというルート
【南への進出】
朝鮮半島で中国系民族が入ってくるのは、「どこから朝鮮半島か？」というべきか難しい所ですが、北から来ているのを纏めて「中国系民族」、日本から来ているのを「倭系民族」として分けると下図のようになります。
中国側が遼東半島に入り始めるのがBC20世紀頃からで、BC15世紀より前までは大洋河の西側までしかきていません。
そこからBC12世紀頃には鴨緑江の西側ぐらいまで、BC3世紀には清川江の西側まで来ています。
今の北朝鮮の平壌市の中央を流れる大同江の北側がBC1世紀、そこから南下するのは高句麗になってからでAD366年頃からです。
遺跡で言えば忠清南道の扶余松国里遺跡はBC5世紀頃の遺跡ですので、朝鮮半島系縄文人の集落の可能性が高くなります。
ですが、ここで発見される土器は底面が平たい中国系の土器であり、またBC1世紀から建てられている関を通しても倭は交流していた形跡があり、それ以前（BC10〜1世紀の間ぐらい）から南下してきている中国系民族もいたでしょう。
まぁどちらにしろ、中国系。つまり、韓国人の祖先とは関係がない他民族文化です。
東海岸側になると、馬韓が東に人を送り始めたBC1世紀半ば以降に南下している中国系民族もいますが、漢の郡の臣下国である馬韓とその属国である辰韓と、直接的に「中国系国家領」と判っている部分（『魏志（三国志）』と『後漢書』で書かれている）だけにしています。
中国側が遼東半島に入り始めるのがBC20世紀頃からで、BC15世紀より前までは大洋河の西側までしかきていません。
そこからBC12世紀頃には鴨緑江の西側ぐらいまで、BC3世紀には清川江の西側まで来ています。
今の北朝鮮の平壌市の中央を流れる大同江の北側がBC1世紀、そこから南下するのは高句麗になってからでAD366年頃からです。
遺跡で言えば忠清南道の扶余松国里遺跡はBC5世紀頃の遺跡ですので、朝鮮半島系縄文人の集落の可能性が高くなります。
ですが、ここで発見される土器は底面が平たい中国系の土器であり、またBC1世紀から建てられている関を通しても倭は交流していた形跡があり、それ以前（BC10〜1世紀の間ぐらい）から南下してきている中国系民族もいたでしょう。
まぁどちらにしろ、中国系。つまり、韓国人の祖先とは関係がない他民族文化です。
東海岸側になると、馬韓が東に人を送り始めたBC1世紀半ば以降に南下している中国系民族もいますが、漢の郡の臣下国である馬韓とその属国である辰韓と、直接的に「中国系国家領」と判っている部分（『魏志（三国志）』と『後漢書』で書かれている）だけにしています。
【ついでに青銅器文化の伝達】
これも朝鮮から来たと言うが、朝鮮人が教えたというのは嘘です。
日本では三崎山遺跡（山形県飽海郡遊佐町）では大陸との交易によって入手したとみられる約3000年前の青銅刀子が出土しています。
では、「朝鮮半島から来た」というのはなにか？というと、一時期の「原材料としての購入」です。ですが、その購入先も韓国人の祖先ではなく、中国系民族からですね。
他、朝鮮での青銅器文化の代表的な史跡は、
これは、まぁ、日本と中国は文化交流をこの当時からしていたが、そこに韓国人の祖先は関与していない、他民族同士の交流という事である。
当然ながら、青銅文化の伝達において、韓国の祖先は関与をほぼしていた証拠はありません。
ちなみに、北朝鮮の北東部の青銅文化は沿海州方面から来ており、北東部の青銅文化は中国からきています。やはり他民族の文化を、自身の文化と勘違いしているだけですね。
青銅も地域差があり、日本は青銅を手に入れていたが、加工に手間がかかるのであまり興味を持たれなかったようである（争いも無かったようですしね）。
福岡県の今川遺跡で遼寧式銅剣の鋒と茎を銅鏃と銅鑿に再加工したものが出土しており、BC8世紀頃のもの。また三沢北中尾遺跡からはBC7世紀頃に遡ると思われる銅斧が発掘されているが、書かれている通り『中国式』である。これは、先ほどの「半島で中国系民族とBC8〜9世紀頃に接触し始めた」という事であり、BC10世紀頃に鴨緑江を越えて東進してきたのとも合致しており、朝鮮半島に伸びて来た中国系民族と、半島の南沿岸を支配していた日本倭系民族が交流していた、ということであり、ここの韓国系朝鮮人は介在していない。
この青銅器文化を遼寧から持ってきた中国北東文化が水田稲作文化を伝えてきた、というなら時代的にはワンチャンありますが、地域的に水田稲作には適さない地域というのもありますし、その経路上により古い水田跡などはみあたりません。まぁ、水田稲作を行う文化圏ではないので、こちらからのルートは考えられませんね。
ところが、弥生時代になり日本式の準構造船ができてから、半島との交易が増えます（これは半島南海岸とですので、やはり朝鮮半島系縄文人との交易になりますね）。この朝鮮半島系縄文人は中国系から青銅を「材料として」仕入れていたようで、華北の青銅が最初は使われます。しかし、日本では青銅はあまり実用としては使われず祭祀に使う方向になっており、鉄文化も同時に入ってきている（?）ので武器としては青銅はほぼ使われていません（日本ではBC10世紀の鉄製品が発見されており、BC4〜3世紀には集団鍛冶遺構も既にある）。その後、徐々に華南の青銅が使われるようになっていき、韓国人の祖先である新羅が南海岸に接する領土を持つ時には、既に青銅を半島から殆ど仕入れていません。
日本では三崎山遺跡（山形県飽海郡遊佐町）では大陸との交易によって入手したとみられる約3000年前の青銅刀子が出土しています。
では、「朝鮮半島から来た」というのはなにか？というと、一時期の「原材料としての購入」です。ですが、その購入先も韓国人の祖先ではなく、中国系民族からですね。
他、朝鮮での青銅器文化の代表的な史跡は、
- 扶余松国里先史遺跡：今の西海岸で倭中文化圏
- 蔚州巨棘里遺跡：今の北朝鮮の北東部でツングース文化圏
- 晋州南港遺跡：今の釜山周辺で縄文文化圏
- 驪州ユガム里遺跡：ソウルの周辺で倭中文化圏
これは、まぁ、日本と中国は文化交流をこの当時からしていたが、そこに韓国人の祖先は関与していない、他民族同士の交流という事である。
当然ながら、青銅文化の伝達において、韓国の祖先は関与をほぼしていた証拠はありません。
ちなみに、北朝鮮の北東部の青銅文化は沿海州方面から来ており、北東部の青銅文化は中国からきています。やはり他民族の文化を、自身の文化と勘違いしているだけですね。
青銅も地域差があり、日本は青銅を手に入れていたが、加工に手間がかかるのであまり興味を持たれなかったようである（争いも無かったようですしね）。
福岡県の今川遺跡で遼寧式銅剣の鋒と茎を銅鏃と銅鑿に再加工したものが出土しており、BC8世紀頃のもの。また三沢北中尾遺跡からはBC7世紀頃に遡ると思われる銅斧が発掘されているが、書かれている通り『中国式』である。これは、先ほどの「半島で中国系民族とBC8〜9世紀頃に接触し始めた」という事であり、BC10世紀頃に鴨緑江を越えて東進してきたのとも合致しており、朝鮮半島に伸びて来た中国系民族と、半島の南沿岸を支配していた日本倭系民族が交流していた、ということであり、ここの韓国系朝鮮人は介在していない。
この青銅器文化を遼寧から持ってきた中国北東文化が水田稲作文化を伝えてきた、というなら時代的にはワンチャンありますが、地域的に水田稲作には適さない地域というのもありますし、その経路上により古い水田跡などはみあたりません。まぁ、水田稲作を行う文化圏ではないので、こちらからのルートは考えられませんね。
ところが、弥生時代になり日本式の準構造船ができてから、半島との交易が増えます（これは半島南海岸とですので、やはり朝鮮半島系縄文人との交易になりますね）。この朝鮮半島系縄文人は中国系から青銅を「材料として」仕入れていたようで、華北の青銅が最初は使われます。しかし、日本では青銅はあまり実用としては使われず祭祀に使う方向になっており、鉄文化も同時に入ってきている（?）ので武器としては青銅はほぼ使われていません（日本ではBC10世紀の鉄製品が発見されており、BC4〜3世紀には集団鍛冶遺構も既にある）。その後、徐々に華南の青銅が使われるようになっていき、韓国人の祖先である新羅が南海岸に接する領土を持つ時には、既に青銅を半島から殆ど仕入れていません。
【朝鮮半島の水田稲作の時代は未確定】
さらに言えば、日本の水田跡遺跡は年代測定などを行った上での考古学的にほぼ確定した年代に対して、朝鮮半島の水田跡は年代測定はされておらず、その周囲から孔列文土器や突帯文土器が出土しているからそう言っているだけであり、確定したものではない（さらに言えば、日本の水田跡でも孔列文土器や突帯文土器が出土している）。
【陸稲栽培は日本が最古】
また、陸稲に関しては、日本では島根県板屋�薫篝廚�13000年前の層からイネのプラント・オパールが検出されており、現在の所は稲作起源地と想定されている１万年前の長江中下流域よりも古い年代となっている。板屋�薫篝廚琉陲郎惑欅陲犯翊�できており、これは中国で栽培稲と比定が出来ている稲と比較すると中国より古い（中国では14000年前のプラント・オパールは見つかっているが、それが栽培稲かどうかは比定されていない）。
【新羅は外来の徒】
ちなみに、新羅になる前、辰韓が今の朝鮮人の祖先になるが、衛氏朝鮮が漢に滅ぼされた際に南に逃げた下級民である濊族系統がこの辰韓になり、その期間は紀元前2世紀〜356年となる。つまり、朝鮮半島における最古の水田遺跡は、韓国の系譜である祖先（衛氏朝鮮の下級民→濊族→辰韓→新羅と続く北方から流れて来た民族）とはなんら関係がない他民族の文明である。まぁ、「朝鮮半島の歴史」ではあるが、「朝鮮人（韓国人）の歴史」ではないのは確かだ。
本当にあったかどうか分からない国だが、箕子朝鮮でさえも殷（紀元前16世紀頃〜紀元前1046年）の滅亡後である。
創作ファンタジーと分かっているが、檀君朝鮮でもBC2333年である。それに対して、遺骨もあり遺物もあり年代分析もされて実在が確認されている縄文人は7000年前、紀元前50世紀には既に定住していたのである。それも、伽耶としても562年まで存在しているので、5500年以上も定住していた先住民が縄文系民族、つまり倭民族なのである。――「半万年の歴史」って、韓国人のはファンタジーですが、朝鮮半島で日本系民族は半万年住んでいた歴史があるのは本当のようである。
朝鮮半島は日本の縄文人の方が先に定住しており、韓国人の祖先は、半島に後から来た外来の徒でしかない。
ちなみに、伽耶にある前方庫円墳はオーストリア調査団によって埋葬された人物を調査されたが、主人は縄文系民族で、それに仕えていた者が韓国人の祖先系だったと分かっており、倭系民族が支配者である国家であった事は既に分かっている（その後、韓国は遺骨分析をあまりしなくなった。7000年前の遺骨が釜山近郊の島で見つかったが、これぞ証拠だと分析したら、やはり縄文人だったのだ）。
これは、朝鮮半島から伝わった物ではないという事だけは確かという事である。
そもそも、半島の南側は倭文化圏であって、今の韓国人の祖先とは関係がない。
また、百済や高句麗も韓国人の祖先である辰韓・新羅の民族とは別の民族の文化なのである。
韓国人の祖先は、他民族国家を滅ぼし、その文化遺産を強奪したといっても構わない。
本当にあったかどうか分からない国だが、箕子朝鮮でさえも殷（紀元前16世紀頃〜紀元前1046年）の滅亡後である。
創作ファンタジーと分かっているが、檀君朝鮮でもBC2333年である。それに対して、遺骨もあり遺物もあり年代分析もされて実在が確認されている縄文人は7000年前、紀元前50世紀には既に定住していたのである。それも、伽耶としても562年まで存在しているので、5500年以上も定住していた先住民が縄文系民族、つまり倭民族なのである。――「半万年の歴史」って、韓国人のはファンタジーですが、朝鮮半島で日本系民族は半万年住んでいた歴史があるのは本当のようである。
朝鮮半島は日本の縄文人の方が先に定住しており、韓国人の祖先は、半島に後から来た外来の徒でしかない。
ちなみに、伽耶にある前方庫円墳はオーストリア調査団によって埋葬された人物を調査されたが、主人は縄文系民族で、それに仕えていた者が韓国人の祖先系だったと分かっており、倭系民族が支配者である国家であった事は既に分かっている（その後、韓国は遺骨分析をあまりしなくなった。7000年前の遺骨が釜山近郊の島で見つかったが、これぞ証拠だと分析したら、やはり縄文人だったのだ）。
これは、朝鮮半島から伝わった物ではないという事だけは確かという事である。
そもそも、半島の南側は倭文化圏であって、今の韓国人の祖先とは関係がない。
また、百済や高句麗も韓国人の祖先である辰韓・新羅の民族とは別の民族の文化なのである。
韓国人の祖先は、他民族国家を滅ぼし、その文化遺産を強奪したといっても構わない。
【半島南側は倭の領域】
中国の魏史にも、「韓は東西に海があり、馬韓と弁辰は南を倭と接する」とあります。
倭は朝鮮半島の随分と北側まで進出していたようです。
wikipediaより
ちなみに上図は、左は韓国が教科書に載せている図ですが、古墳や遺物など考古学的な発見から一般的な予想地域は右図になります。
さらに、これも年代によって領域が変わり、正確に言えば左図はAD512年・513年のヤマト政権が任那の西側にある計6郡を百済の要望により割譲した時代の領域よりもさらに後、新羅が南下してAD532年に金官国（金官伽耶）を征服した時の情勢図であって、AD562年に伽耶（大伽耶）は滅ぼされます。内陸部側の山間部にある新羅の地域は、そこが新羅の領土になったのはAD545年（赤城碑）の少し前、さらに551年には高句麗が百済・新羅連合により漢城（今のソウル当たり）を占領しますので、それの前となるので、僅か5〜6年あまりの情勢図位置だけを書いています。
それに対して右図はというと、これも古くなく、新羅の石碑から見ると新羅が拡大するのは『新羅』と国号を決めた504年以降ですが、この図は古墳で見ている図ですね。
先にも書いてある、AD504年からでしか「新羅」とはなりません。それはともかくとして、「古墳から見ると」で書いているだけで、他にもある様々な遺跡を考慮すると上図のようになります。内陸部側の山間部にある新羅の地域は、そこが新羅の領土になったのはAD545年（赤城碑）ですので、実際の遺跡の年代よりも「古墳や勾玉など3〜5世紀の遺物があるかどうか」で領土を予測した図になります。
その少し前である5世紀の年時点だと、半島は南西部から南東部まで南海岸線一帯は任那の領域でしたし、大伽耶は新羅にまだ征服されていません。『古墳や遺物など考古学的な発見から一般的な予想地域（右図）』に近い形になります。新羅の首都となる慶州あたりもこの当時は倭の領域でその一国に過ぎず、倭式の古墳や勾玉が発掘されています。
もっと言えば、後漢書で記載される時代である西暦2世紀末では、後の新羅の首都となる慶州あたりは倭の領域です。
Wikipediaの右図でもおかしいのは、高句麗の領域を大げさに書いている事と、新羅は504年までは一都市でしかすぎないという事です。
そもそも、高句麗が朝鮮半島にまで勢力を伸ばすのは遅く、4世紀末からです。楽浪郡・帯方郡といった中国の郡も、朝鮮半島ではなく遼東省にあります。
ここら辺の、190年以前の朝鮮半島から7世紀中頃までの朝鮮半島の、それぞれの国（集団）の変化については、『三韓は遼東半島？』に記載しています。
弥生時代中期（前4〜3世紀）に入ると、朝鮮半島の南西部の地域でも弥生土器が発掘されており、日本の地域だった事が判ります。
これは、魏志より古い時代の『山海経』という書物にも書かれてあります。
衛氏朝鮮自体も遼東地方の内陸側であり、朝鮮半島どころか、遼東半島にもありません。
ちなみに、韓国人の祖先である新羅は恩を仇で返しており、垂仁天皇が垂仁2年、来日した加羅の王子の都怒我阿羅斯等に赤絹を下賜し任那を成立させることになったが、帰途で赤絹を新羅人に奪われたことで新羅との不和が生じさせています。『朝鮮での犯罪率』にも書いているが、性根で窃盗強盗や詐欺などが昔から多い民族なのですね。これは今も変わりがありません。
また、この地域では無紋土器を用いる住民が定着し始めた。彼らは農耕生活をしながら支石墓を築造し、青銅器を用いる文化を所有していたとあり。この無紋土器や農耕生活というのは倭方式、つまり日本方式なのである。
支石墓も、これは日本式で地中に半分埋まったような形式になる。元は、中国南東部の支石墓と考えられる。これに対して半島北側、つまり高句麗などがあった地帯にも支石墓文化が存在する。こちらは、別のルート、中国北東部の文化様式で支石墓が地上に全て出ている形式である。
注目すべきは、実はその支配地域、つまり日本式の遺物が見つかる地域で、半島南側を占めています。
これは、海流を使った九州との交易で大事な部分で、九州西部から半島南東部に、また半島南東部から九州北西部にという海流を利用した交易には、この半島の南東部から南西部にかけた南海岸一帯の場所を所掌しておく必要がある訳です。
4〜5世紀頃になると百済の地域でも中国様式の遺物が見つかるようになってきます。これは、単純な話ですが4世紀中頃に初めて百済が南下してきて、そこが倭の領域だと知り、366年に国交を結んだからです。
時代によって、それぞれの支配地域は変わっています。
西暦190年から7世紀半ばごろまでの半島での支配領域の変化は、三韓は遼東半島？を確認してください。
倭は朝鮮半島の随分と北側まで進出していたようです。
wikipediaよりちなみに上図は、左は韓国が教科書に載せている図ですが、古墳や遺物など考古学的な発見から一般的な予想地域は右図になります。
さらに、これも年代によって領域が変わり、正確に言えば左図はAD512年・513年のヤマト政権が任那の西側にある計6郡を百済の要望により割譲した時代の領域よりもさらに後、新羅が南下してAD532年に金官国（金官伽耶）を征服した時の情勢図であって、AD562年に伽耶（大伽耶）は滅ぼされます。内陸部側の山間部にある新羅の地域は、そこが新羅の領土になったのはAD545年（赤城碑）の少し前、さらに551年には高句麗が百済・新羅連合により漢城（今のソウル当たり）を占領しますので、それの前となるので、僅か5〜6年あまりの情勢図位置だけを書いています。
それに対して右図はというと、これも古くなく、新羅の石碑から見ると新羅が拡大するのは『新羅』と国号を決めた504年以降ですが、この図は古墳で見ている図ですね。
先にも書いてある、AD504年からでしか「新羅」とはなりません。それはともかくとして、「古墳から見ると」で書いているだけで、他にもある様々な遺跡を考慮すると上図のようになります。内陸部側の山間部にある新羅の地域は、そこが新羅の領土になったのはAD545年（赤城碑）ですので、実際の遺跡の年代よりも「古墳や勾玉など3〜5世紀の遺物があるかどうか」で領土を予測した図になります。
その少し前である5世紀の年時点だと、半島は南西部から南東部まで南海岸線一帯は任那の領域でしたし、大伽耶は新羅にまだ征服されていません。『古墳や遺物など考古学的な発見から一般的な予想地域（右図）』に近い形になります。新羅の首都となる慶州あたりもこの当時は倭の領域でその一国に過ぎず、倭式の古墳や勾玉が発掘されています。
もっと言えば、後漢書で記載される時代である西暦2世紀末では、後の新羅の首都となる慶州あたりは倭の領域です。
Wikipediaの右図でもおかしいのは、高句麗の領域を大げさに書いている事と、新羅は504年までは一都市でしかすぎないという事です。
そもそも、高句麗が朝鮮半島にまで勢力を伸ばすのは遅く、4世紀末からです。楽浪郡・帯方郡といった中国の郡も、朝鮮半島ではなく遼東省にあります。
ここら辺の、190年以前の朝鮮半島から7世紀中頃までの朝鮮半島の、それぞれの国（集団）の変化については、『三韓は遼東半島？』に記載しています。
弥生時代中期（前4〜3世紀）に入ると、朝鮮半島の南西部の地域でも弥生土器が発掘されており、日本の地域だった事が判ります。
これは、魏志より古い時代の『山海経』という書物にも書かれてあります。
衛氏朝鮮自体も遼東地方の内陸側であり、朝鮮半島どころか、遼東半島にもありません。
ちなみに、韓国人の祖先である新羅は恩を仇で返しており、垂仁天皇が垂仁2年、来日した加羅の王子の都怒我阿羅斯等に赤絹を下賜し任那を成立させることになったが、帰途で赤絹を新羅人に奪われたことで新羅との不和が生じさせています。『朝鮮での犯罪率』にも書いているが、性根で窃盗強盗や詐欺などが昔から多い民族なのですね。これは今も変わりがありません。
また、この地域では無紋土器を用いる住民が定着し始めた。彼らは農耕生活をしながら支石墓を築造し、青銅器を用いる文化を所有していたとあり。この無紋土器や農耕生活というのは倭方式、つまり日本方式なのである。
支石墓も、これは日本式で地中に半分埋まったような形式になる。元は、中国南東部の支石墓と考えられる。これに対して半島北側、つまり高句麗などがあった地帯にも支石墓文化が存在する。こちらは、別のルート、中国北東部の文化様式で支石墓が地上に全て出ている形式である。
注目すべきは、実はその支配地域、つまり日本式の遺物が見つかる地域で、半島南側を占めています。
これは、海流を使った九州との交易で大事な部分で、九州西部から半島南東部に、また半島南東部から九州北西部にという海流を利用した交易には、この半島の南東部から南西部にかけた南海岸一帯の場所を所掌しておく必要がある訳です。
4〜5世紀頃になると百済の地域でも中国様式の遺物が見つかるようになってきます。これは、単純な話ですが4世紀中頃に初めて百済が南下してきて、そこが倭の領域だと知り、366年に国交を結んだからです。
時代によって、それぞれの支配地域は変わっています。
西暦190年から7世紀半ばごろまでの半島での支配領域の変化は、三韓は遼東半島？を確認してください。
【水田稲作の伝達ルート】
さらに考えてみましょう。
【朝鮮半島最古の水田稲作跡】
蔚山市オクキョン遺跡の事なのだが、「水田跡かどうか」とういう可能性でしかなく、確定も出来ていない。
また、突帯文土器を根拠にして年代を出しているが、日本の現在の最古の水田跡でも同様に突帯文土器は見つかっているものであるし、さらに日本と瀬戸内や中国地方の突帯文土器は韓国南部の突帯文土器よりも古い時代から存在しているものである。
また、蔚山市オクキョン遺跡というのはずばり、任那・伽耶がある地域であり、7000年以上前に縄文人が上陸した地域です。辰韓（その後の新羅）がやってくるのはずっと後の2200年前ほど（つまり、縄文人上陸から5000年ほど後になってから）になり、韓国人の祖先である朝鮮人はまったく関係がありません。
『発掘された日本列島 その6 稲作のまとめ』より
海流を見れば、この位置は古代の人力の丸木舟だと、日本からなら長崎辺りから西に向かえば海流に流されながら半島に到着できる場所なのだが、半島から日本の九州北西部に辿り着くのは大変に困難な位置なのである。半島最古の水田が南西部にあるならワンチャンあるのですが、韓国で「最古の水田跡」として学術的にされている松里菊遺跡がとBC500年で日本の水田跡より新しい。
また、突帯文土器を根拠にして年代を出しているが、日本の現在の最古の水田跡でも同様に突帯文土器は見つかっているものであるし、さらに日本と瀬戸内や中国地方の突帯文土器は韓国南部の突帯文土器よりも古い時代から存在しているものである。
また、蔚山市オクキョン遺跡というのはずばり、任那・伽耶がある地域であり、7000年以上前に縄文人が上陸した地域です。辰韓（その後の新羅）がやってくるのはずっと後の2200年前ほど（つまり、縄文人上陸から5000年ほど後になってから）になり、韓国人の祖先である朝鮮人はまったく関係がありません。
『発掘された日本列島 その6 稲作のまとめ』より
海流を見れば、この位置は古代の人力の丸木舟だと、日本からなら長崎辺りから西に向かえば海流に流されながら半島に到着できる場所なのだが、半島から日本の九州北西部に辿り着くのは大変に困難な位置なのである。半島最古の水田が南西部にあるならワンチャンあるのですが、韓国で「最古の水田跡」として学術的にされている松里菊遺跡がとBC500年で日本の水田跡より新しい。
【朝鮮半島内での伝達ルート】
まぁ、どちらにしろ3000年前というと、その地域には縄文系統の民族が定住していたのだから、韓国人は何ら関係がないのだけは確かである。
このオクキョン遺跡がもし、水田跡として考え、これが日本に伝わった事を仮定的に前提として伝達ルートを考えた場合でも、まず、海流的にこの場所から日本にへの伝達は難しい事は既に上記した通り。
では陸路的にこの場所に来るか？とを検討した場合も、まず、半島東海岸沿いを南下はありえない。このルートは、BC1世紀半ば以降で衛氏朝鮮の滅亡に伴い逃げて来た民族が馬韓に入り、その馬韓から追い出される形で東方に送られて以降の話になるので、それ以前の話だから中国（遼東地域の朝鮮（BC2世紀末）⇒遼東半島の馬韓⇒今の北朝鮮平壌市経由で東（BC1世紀半ば以降）を経て南下）であり、それ以前の遺跡なので中国から直接来たものではない。さらに言えば、中央北部寄りで比較的高い山がない地点で東海岸側に行くルートを取らなければ、1000km級の山が連なる山脈で半島南までルートを分断されている。
となると、半島西海岸沿いの南下しかないが、これは今の北朝鮮平壌市の国境関よりも南であり、それ以前の南下は限られている。
半島西側を南下、となると。これは中国の遼寧地方から西海岸沿いに降りて来た部族、あるいは山東半島から遼東半島に渡り西海岸沿いを南下してきた部族になる。この部族は半島中部以降で、青銅や鉄を倭系部族に伝えたと同じようなルートで日本まで伝達する事になる。
この場合、やはりこのルート上で水田跡が順番に見つからなくてはおかしく、
��a遼東半島の西側（中国地域）
��b遼東半島の南岸沿い（中国地域）
�∈�の北朝鮮平壌市の北側（中国地域）
�Ｈ湘臉沼Δ涼羆�北寄り（倭地域）
��'半島西側の中央南寄り（倭地域）
�と湘臉沼Δ瞭酳�（倭地域）
�ト湘臈貘Δ瞭酳�（倭地域）＝オクキョン遺跡
というルートで水田跡（灌漑跡）が年代順に出てこないとおかしいとなる（中国系民族が水田を持ってきた場合も同じ）。
最低限として、�Ｈ湘臉沼Δ涼羆�南寄りや�と湘臉沼Δ瞭酳�で、より古い水田跡が出てこないと話にはならない。
だが、朝鮮半島の水田稲作は逆で、
�ト湘臈貘Δ瞭酳�（倭地域）＝オクキョン遺跡
�と湘臉沼Δ瞭酳�（倭地域）
��'半島西側の中央（倭地域）
という逆の順で遺跡が出てくる。これは半島の水田稲作の歴史が半島南部の東側から始まったという事であり、この地域から始まるという事は日本側から伝達してきたというルートの方が確率が高いのである。また、オクキョン遺跡は元々はBC7世紀前後と学術的に言われていたものが、日本の水田跡がBC10世紀と学術的に改められた際に、学術的に拠らずに韓国ナショナリズムでBC11世紀説に変更した俗説が急に出てきたものでしかないのである。
このオクキョン遺跡がもし、水田跡として考え、これが日本に伝わった事を仮定的に前提として伝達ルートを考えた場合でも、まず、海流的にこの場所から日本にへの伝達は難しい事は既に上記した通り。
では陸路的にこの場所に来るか？とを検討した場合も、まず、半島東海岸沿いを南下はありえない。このルートは、BC1世紀半ば以降で衛氏朝鮮の滅亡に伴い逃げて来た民族が馬韓に入り、その馬韓から追い出される形で東方に送られて以降の話になるので、それ以前の話だから中国（遼東地域の朝鮮（BC2世紀末）⇒遼東半島の馬韓⇒今の北朝鮮平壌市経由で東（BC1世紀半ば以降）を経て南下）であり、それ以前の遺跡なので中国から直接来たものではない。さらに言えば、中央北部寄りで比較的高い山がない地点で東海岸側に行くルートを取らなければ、1000km級の山が連なる山脈で半島南までルートを分断されている。
となると、半島西海岸沿いの南下しかないが、これは今の北朝鮮平壌市の国境関よりも南であり、それ以前の南下は限られている。
半島西側を南下、となると。これは中国の遼寧地方から西海岸沿いに降りて来た部族、あるいは山東半島から遼東半島に渡り西海岸沿いを南下してきた部族になる。この部族は半島中部以降で、青銅や鉄を倭系部族に伝えたと同じようなルートで日本まで伝達する事になる。
この場合、やはりこのルート上で水田跡が順番に見つからなくてはおかしく、
��a遼東半島の西側（中国地域）
��b遼東半島の南岸沿い（中国地域）
�∈�の北朝鮮平壌市の北側（中国地域）
�Ｈ湘臉沼Δ涼羆�北寄り（倭地域）
��'半島西側の中央南寄り（倭地域）
�と湘臉沼Δ瞭酳�（倭地域）
�ト湘臈貘Δ瞭酳�（倭地域）＝オクキョン遺跡
というルートで水田跡（灌漑跡）が年代順に出てこないとおかしいとなる（中国系民族が水田を持ってきた場合も同じ）。
最低限として、�Ｈ湘臉沼Δ涼羆�南寄りや�と湘臉沼Δ瞭酳�で、より古い水田跡が出てこないと話にはならない。
だが、朝鮮半島の水田稲作は逆で、
�ト湘臈貘Δ瞭酳�（倭地域）＝オクキョン遺跡
�と湘臉沼Δ瞭酳�（倭地域）
��'半島西側の中央（倭地域）
という逆の順で遺跡が出てくる。これは半島の水田稲作の歴史が半島南部の東側から始まったという事であり、この地域から始まるという事は日本側から伝達してきたというルートの方が確率が高いのである。また、オクキョン遺跡は元々はBC7世紀前後と学術的に言われていたものが、日本の水田跡がBC10世紀と学術的に改められた際に、学術的に拠らずに韓国ナショナリズムでBC11世紀説に変更した俗説が急に出てきたものでしかないのである。
【確認されている最古の水田跡】
先に述べているが、オクキョン遺跡のものは水田跡かどうかも確定しておらず、陸稲作ではないかとも言われている。
そのため、水田稲作に関しては約2500年前（BC500年）の水田跡がある松菊里遺跡が最古となる。
また、朝鮮半島で最古の稲作の痕跡とされる約2700年前（BC700年）の欣岩里遺跡のイネは陸稲の可能性が高いと指摘されており、オクキョン遺跡についてはまだ何とも言えない遺跡なのである。
日本の場合陸稲栽培の可能性を示すものとして岡山の朝寝鼻貝塚から約6000年前（BC4000年）や鹿児島県の遺跡で12,000年前（BC10000年）の薩摩火山灰の下層からイネのプラント・オパールが見つかっている（プラント・オパールは決定的な資料とは言い得ないので証拠にならないとされているが、韓国や中国はプラント・オパールを証拠として出しているので、不思議な話である）。
プラント・オパールではなく土器に付着したイネの圧痕では縄文時代後期中頃（BC2000年中頃）、稲それ自体では青森県風張遺跡と熊本市上の原遺跡で縄文時代後期末（BC2000年末）が最も遡るものだそうで、どちらにしろ稲作について朝鮮半島より遥かに古いのは確かである。
さらに言えば、オクキョン遺跡そのものからは出土していませんが、オクキョン遺跡が位置する蔚山地域を含む、朝鮮半島南部の遺跡から日本の縄文時代の土器が出土していることが確認できます。特に、縄文時代後期から晩期にかけての土器（九州の遠賀川式土器などが代表的です）が、蔚山地域を含む慶尚南道の遺跡から発見されています。
これは、縄文人が上陸しており、その地域で生活をしていた証拠ですね。
そんな地域に、突如、「朝鮮半島の最古の水田跡が現れた」という話があるわけです。
この水田跡が伝達するルートは、日本からしかありえないよね、という時期と場所に。
そのため、水田稲作に関しては約2500年前（BC500年）の水田跡がある松菊里遺跡が最古となる。
また、朝鮮半島で最古の稲作の痕跡とされる約2700年前（BC700年）の欣岩里遺跡のイネは陸稲の可能性が高いと指摘されており、オクキョン遺跡についてはまだ何とも言えない遺跡なのである。
日本の場合陸稲栽培の可能性を示すものとして岡山の朝寝鼻貝塚から約6000年前（BC4000年）や鹿児島県の遺跡で12,000年前（BC10000年）の薩摩火山灰の下層からイネのプラント・オパールが見つかっている（プラント・オパールは決定的な資料とは言い得ないので証拠にならないとされているが、韓国や中国はプラント・オパールを証拠として出しているので、不思議な話である）。
プラント・オパールではなく土器に付着したイネの圧痕では縄文時代後期中頃（BC2000年中頃）、稲それ自体では青森県風張遺跡と熊本市上の原遺跡で縄文時代後期末（BC2000年末）が最も遡るものだそうで、どちらにしろ稲作について朝鮮半島より遥かに古いのは確かである。
さらに言えば、オクキョン遺跡そのものからは出土していませんが、オクキョン遺跡が位置する蔚山地域を含む、朝鮮半島南部の遺跡から日本の縄文時代の土器が出土していることが確認できます。特に、縄文時代後期から晩期にかけての土器（九州の遠賀川式土器などが代表的です）が、蔚山地域を含む慶尚南道の遺跡から発見されています。
これは、縄文人が上陸しており、その地域で生活をしていた証拠ですね。
そんな地域に、突如、「朝鮮半島の最古の水田跡が現れた」という話があるわけです。
この水田跡が伝達するルートは、日本からしかありえないよね、という時期と場所に。
【韓国人の祖先が日本に伝達する場合】
ちなみに、土地を見ても現在の韓国での米の生産でも、日本統治前の米の生産でもで当然なのだが、半島南の東側である蔚山市辺りよりも、半島南の西側である前羅南道辺りの方が土地も気候も米生産には向いた土地である。
「日本の水田稲作は朝鮮半島から伝わった、伝えたのは韓国人の祖先だ」説を可能とするには、
可能だと思いますか？
「日本の水田稲作は朝鮮半島から伝わった、伝えたのは韓国人の祖先だ」説を可能とするには、
- まだ遼東地域の内陸部の朝鮮地域周辺に住んでいた部族が、陸路で中国を南下し中国で水田稲作を学び（1人で作れるものではないので、部族集団で学ぶ必要がある）、それから戻り
- その集団が、中国文化圏の小国が点在する満州地域を通り抜け
- その集団が、遼東半島の西から南海岸にいる馬韓の間を抜け
- その集団が、まだ遼東半島で大洋河の西までにしかおらず、まばらになり集落がほとんどない遼東半島南部の東側を抜け
- その集団が、鴨緑江や大同江を単独で渡り
- その集団が、既に半島南側で広く定住していた縄文系倭人に見つからないように避け
- その集団が、稲作に適している半島西側の水利があり土地も広く平坦な場所も多い地域を避け
- その集団が、1000m級の山々が連なる山脈で整備も何もなく道もない生い自然で茂っている山間を渡り抜け
- その集団が、倭人が多くの定住している半島南東端部まで行き
- その集団が、そこで倭人に見つからないように定住して、将来は遺跡になるほどのしっかりした水田を作り
- その集団が、さらに半島南側一帯を定住している倭人にも見つからないようにして半島南西側にまで移動し
- その集団が、丸太船を作り
- その集団が、その丸太舟に乗って日本にまで伝え
- その集団が、誰にも気付かれずに海を渡り北上して、満州に戻る
可能だと思いますか？
【中国から日本への直接ルート】
こちらは簡単である。
こちらのルートだと、日本から朝鮮半島への伝達の説明も簡単である。
伝える相手も遠縁の民族であり、交流もしているので伝わりやすい。
どちらにしても、「帆を使う舟」が出てくるまでは、風よりも海流を使った交流となるのである。
実際、1944年の報告例で船山列島（中国杭州にある島）3月20日の夜11時に舟山列島を帆走のジャンクで出航した日本人女性が、翌日の夕刻には長崎県の五島列島沖合に辿り着き、唐津に入港した記録もある。船山列島から日本へは片道となるが、朝鮮半島南東部から日本にくるよりもよっぽど現実的なルートなのだ。
ちなみに、この船山列島（長江下流）から日本に来る場合、鹿児島辺りに辿り着くのは結構難しい。これもやはり海流のせいで、風が強ければ熊本あたり、そうでなければ五島列島〜九州北西部〜対馬あたりに押し流され漂着する。
- 中国は杭州あたりから、舟を出して離岸流に乗ってしまう
- そのまま流され（難破してもいい）て、日本の九州西海岸から北西部に漂着
- そこで助けられ、天水田による水田稲作ではなく、灌漑設備を用いた水田稲作が伝達される
こちらのルートだと、日本から朝鮮半島への伝達の説明も簡単である。
- 九州西海岸から半島を目指すと、釜山あたりに到着する
- 周囲の倭人に適した土地を聞き、案内してもらう
- 定住して水田稲作をし始める
伝える相手も遠縁の民族であり、交流もしているので伝わりやすい。
どちらにしても、「帆を使う舟」が出てくるまでは、風よりも海流を使った交流となるのである。
実際、1944年の報告例で船山列島（中国杭州にある島）3月20日の夜11時に舟山列島を帆走のジャンクで出航した日本人女性が、翌日の夕刻には長崎県の五島列島沖合に辿り着き、唐津に入港した記録もある。船山列島から日本へは片道となるが、朝鮮半島南東部から日本にくるよりもよっぽど現実的なルートなのだ。
ちなみに、この船山列島（長江下流）から日本に来る場合、鹿児島辺りに辿り着くのは結構難しい。これもやはり海流のせいで、風が強ければ熊本あたり、そうでなければ五島列島〜九州北西部〜対馬あたりに押し流され漂着する。
【気候的にも適さない】
気候的な話もある。
時代によって少し違いはあるが、中国の長江下流域と、日本の水田稲作の分布位置と、朝鮮半島でのオクキョン遺跡のあるあたりというのは「気候」がケッペンの気候区分で温帯湿潤気候（Cfa）に属するのである。
それに対して、朝鮮からルートでは亜寒帯冬季少雨気候（Dwa）からという話であり、気候が全く合わない（というより稲作に適さない）ので、そちらから伝達する事自体がほぼありえない話なのである。実際に考古学的にも、山東半島の根本あたりで水田稲作を行った遺構はあるのだが、そこで採取された遺物は発育不良のものであり、気候が合わなかった事が判っている。
中国の気候からもそれは顕著に判っており、当時と今では多少の違いはあるだろうが、
遼東地域や朝鮮半島での穀物栽培は粟作が主流だった事も理由は簡単であり、粟作は降雨量とは相関性がない（気象の影響を受けにくい）作物、つまり降雨量が少ない地域でも耕作量が得られる穀物だからである。
時代によって少し違いはあるが、中国の長江下流域と、日本の水田稲作の分布位置と、朝鮮半島でのオクキョン遺跡のあるあたりというのは「気候」がケッペンの気候区分で温帯湿潤気候（Cfa）に属するのである。
それに対して、朝鮮からルートでは亜寒帯冬季少雨気候（Dwa）からという話であり、気候が全く合わない（というより稲作に適さない）ので、そちらから伝達する事自体がほぼありえない話なのである。実際に考古学的にも、山東半島の根本あたりで水田稲作を行った遺構はあるのだが、そこで採取された遺物は発育不良のものであり、気候が合わなかった事が判っている。
中国の気候からもそれは顕著に判っており、当時と今では多少の違いはあるだろうが、
- 東南沿海地域：広東省、広西チワン族自治区東部、福建省、江西省、浙江省、台湾など：1500〜2000ミリ
- 長江中流〜下流域：1000〜1600ミリ
- 淮河、泰嶺一帯と遼東半島：800〜1000ミリ
- 黄河下流域、渭河流域、海河流域及び東北大興安嶺以東：500〜750ミリ
- 黄河上・中流域及び東北大興安嶺以西：200〜400ミリ
- 西北内陸地域：100〜200ミリ
- 新疆ウイグル自治区塔里木盆地（タリム盆地）、吐鲁番盆地（トルファン盆地）、柴达木盆地（チャイダム盆地）：50ミリ以下、特に盆地中央部では20ミリ以下
遼東地域や朝鮮半島での穀物栽培は粟作が主流だった事も理由は簡単であり、粟作は降雨量とは相関性がない（気象の影響を受けにくい）作物、つまり降雨量が少ない地域でも耕作量が得られる穀物だからである。
【中国から朝鮮のルート】
可能性は少ないものの、杭州から釜山周辺に流されて、というルートも考えられはする。
これは、黒潮海流や対馬海流を横切らずに、黄海海流に入らずに流されていくと言うもので、速度が出ないので日本に来るより時間は掛かるものの、ありえなくはない（古代の交易では海流を利用しなければ時間的にほぼ無理なので、可能性はかなり低いが）。
ただし、このような場合でも伝わる相手は既に半島に定住している縄文系倭人であり、そして日本に伝わる為にはやはり、�Ｈ湘臚鄒症瑤貌�本より古い水田跡が見つからないとおかしい、となる。
もちろん、まだ発見されていない可能性がある（さらに言えば、済州島から五島列島や唐津といった経路も、実証実験では失敗しており、この経路の可能性も低い）。
が、今の発見状況では、「半島から日本に来た」という確実な証拠になるものは、実はないのである（朝鮮から日本へと同様に、日本から朝鮮と考えてもおかしくないものだけである）。
これを明らかにする為には、オクキョン遺跡の遺物を詳細な年代調査をすべきなのであるが、これが行われておらず韓国の感情的推論で終わっているままなのが問題になっているのだ（日本の水田跡遺跡は、異物の年代測定をしっかりと行われているに対して、オクキョン遺跡の年代は日本の水田遺跡が科学的分析によりBC10世紀頃からと分かった際に、感情的に今までの年代を急に古くして「BBC11世紀もありえる！」と主張し始めた年代に過ぎないもので、日本の水田跡とは違い、考古学として科学的根拠がある年代ではないのである）。今ある、異物の発掘調査状況、海流などの地理的要因、発見されている遺跡の位置などを考えると、日本からの方が自然な流れになるわけである。
そもそもだが、中国系民族が来ていたとしても極少数で、BC10世紀頃だと遼東半島南部の中央辺りにある大洋河の西側までしか来ていない。
ちなみに、韓国では「朝鮮半島は中国南西部からも文化が来ている」と言うが、これは願望でしかない。
なぜなら、海流的にも偏西風的にも、半島南部（南西部）は立ち寄りにくい地域だからである。
例えば、黒潮から対馬海流に乗った場合でも、偏西風に東南東に吹いているので、日本には波に押されて近付いていくが、半島からは離れていく方向になる。つまり、辿り着くためには海流に乗ってしまうようなルートを使わなければいけないが、半島に近付くには「近付く意思」をもって漕がないと日本側あるいはそのまま日本海側に流されていってしまう。日本西海岸から半島南東部へは、海流の流れに乗る形で斜めに漕ぎ海流の助けも受け偏西風に負けない速度となり、さらに「近付く意思」で漕ぐので辿り着ける。また、半島南西部から日本へだと、海流の流れに乗る形で斜めに漕ぎ海流の助けも受けた上で偏西風の後押しも受けて辿り着ける。
逆に半島南東部から日本北西部は、海流の流れに逆らう形で斜めに漕ぎ海流の抵抗を受けた上で、横から偏西風とそれに伴う波を舟の側面に受けながらの航海となり転覆の可能性が高い。また、そのまま海流に流されると、次は海流と共に偏西風の後押しも受けて日本海沖側に流されていく事になる。
これが、中国南西部だと、まず、海流が近付こうとしない方向に流れており、また偏西風とそれに伴う波を船の側面に受ける形になるのである。
更に、対馬海流から分岐する黄海海流の存在もある。この海流は、済州島の西側を流れ、黄海の中央を北に流れていくもので、山東半島に近付くころには消える対馬海流に比べると緩やかな海流ではあるが、中国からのどの海路を辿っても半島南側に寄らせまいという流れになっている。半島南側沿岸であれば沿岸流で南にも流れがあるのだが。
唯一の方法としては、済州島に辿り着く事なのだが、これがまた文化の系譜がかなりはっきりしており、10000年前には縄文人が住み始め、次は3000年ぐらいに前に呉人が入ってきて混雑し、そして7世紀では新羅が流刑島として百済遺民を送り、その後は19世紀半ばまで忘れていた島になり、済州島を交易で活用していたとなると縄文人ぐらいとなっている。
だからこそ半島は、中国との交流も渤海沿岸の陸路で北からや西暦に入ると海路で山東諸島から、日本からの交流も九州西海岸から、となるのである。
これは、黒潮海流や対馬海流を横切らずに、黄海海流に入らずに流されていくと言うもので、速度が出ないので日本に来るより時間は掛かるものの、ありえなくはない（古代の交易では海流を利用しなければ時間的にほぼ無理なので、可能性はかなり低いが）。
ただし、このような場合でも伝わる相手は既に半島に定住している縄文系倭人であり、そして日本に伝わる為にはやはり、�Ｈ湘臚鄒症瑤貌�本より古い水田跡が見つからないとおかしい、となる。
もちろん、まだ発見されていない可能性がある（さらに言えば、済州島から五島列島や唐津といった経路も、実証実験では失敗しており、この経路の可能性も低い）。
が、今の発見状況では、「半島から日本に来た」という確実な証拠になるものは、実はないのである（朝鮮から日本へと同様に、日本から朝鮮と考えてもおかしくないものだけである）。
これを明らかにする為には、オクキョン遺跡の遺物を詳細な年代調査をすべきなのであるが、これが行われておらず韓国の感情的推論で終わっているままなのが問題になっているのだ（日本の水田跡遺跡は、異物の年代測定をしっかりと行われているに対して、オクキョン遺跡の年代は日本の水田遺跡が科学的分析によりBC10世紀頃からと分かった際に、感情的に今までの年代を急に古くして「BBC11世紀もありえる！」と主張し始めた年代に過ぎないもので、日本の水田跡とは違い、考古学として科学的根拠がある年代ではないのである）。今ある、異物の発掘調査状況、海流などの地理的要因、発見されている遺跡の位置などを考えると、日本からの方が自然な流れになるわけである。
そもそもだが、中国系民族が来ていたとしても極少数で、BC10世紀頃だと遼東半島南部の中央辺りにある大洋河の西側までしか来ていない。
ちなみに、韓国では「朝鮮半島は中国南西部からも文化が来ている」と言うが、これは願望でしかない。
なぜなら、海流的にも偏西風的にも、半島南部（南西部）は立ち寄りにくい地域だからである。
例えば、黒潮から対馬海流に乗った場合でも、偏西風に東南東に吹いているので、日本には波に押されて近付いていくが、半島からは離れていく方向になる。つまり、辿り着くためには海流に乗ってしまうようなルートを使わなければいけないが、半島に近付くには「近付く意思」をもって漕がないと日本側あるいはそのまま日本海側に流されていってしまう。日本西海岸から半島南東部へは、海流の流れに乗る形で斜めに漕ぎ海流の助けも受け偏西風に負けない速度となり、さらに「近付く意思」で漕ぐので辿り着ける。また、半島南西部から日本へだと、海流の流れに乗る形で斜めに漕ぎ海流の助けも受けた上で偏西風の後押しも受けて辿り着ける。
逆に半島南東部から日本北西部は、海流の流れに逆らう形で斜めに漕ぎ海流の抵抗を受けた上で、横から偏西風とそれに伴う波を舟の側面に受けながらの航海となり転覆の可能性が高い。また、そのまま海流に流されると、次は海流と共に偏西風の後押しも受けて日本海沖側に流されていく事になる。
これが、中国南西部だと、まず、海流が近付こうとしない方向に流れており、また偏西風とそれに伴う波を船の側面に受ける形になるのである。
更に、対馬海流から分岐する黄海海流の存在もある。この海流は、済州島の西側を流れ、黄海の中央を北に流れていくもので、山東半島に近付くころには消える対馬海流に比べると緩やかな海流ではあるが、中国からのどの海路を辿っても半島南側に寄らせまいという流れになっている。半島南側沿岸であれば沿岸流で南にも流れがあるのだが。
唯一の方法としては、済州島に辿り着く事なのだが、これがまた文化の系譜がかなりはっきりしており、10000年前には縄文人が住み始め、次は3000年ぐらいに前に呉人が入ってきて混雑し、そして7世紀では新羅が流刑島として百済遺民を送り、その後は19世紀半ばまで忘れていた島になり、済州島を交易で活用していたとなると縄文人ぐらいとなっている。
だからこそ半島は、中国との交流も渤海沿岸の陸路で北からや西暦に入ると海路で山東諸島から、日本からの交流も九州西海岸から、となるのである。
【結局のところ】
中国からとすると、
半島南海岸の西側は512年まで任那の地域であり、卑弥呼やヤマト政権はこの地を経由して中国と交流しており、512年も百済がヤマト政権に臣従する合意があり割譲したものであり、倭の強い影響力を残す地域を経由してのっ中国との交流だったのである。
韓国人の祖先である朝鮮人が、半島南海岸に達するのは、金官国（金官伽耶）を滅ぼしたAD532年。
この朝鮮半島の南西の地が新羅（朝鮮人）が占拠するのは、AD670年以降になる。
つまり、
水田稲作だが、半島できちんと確認できる最古のものは半島中南部の西側にある『松菊里遺跡』である。
ここら辺がちょうど中国系民族の一部が降りていて日本系民族が交流していた地域となるが、今の平壌市の中心を流れる大同江より南は高句麗が南下してくるAD4世紀までは倭系民族が主流の土地である（遺物から、倭系民族は最大で鴨緑江の東域まで進出しているが、BC10世紀あたりから遼東半島南岸を東進してくる中国系民族の進出により、徐々に範囲を狭めている。BC1世紀頃には大同江の南側まで後退）。
弁辰と呼ばれる地域に辰韓人が入ってくるのが早くてもBC1世紀の後半からであり、さらに、この水田跡遺構はBC500年頃であり、日本の水田跡より新しい。
ここで、オクキョン遺跡が出てくるのだが、この遺跡も以前は地層や土器などから紀元前6〜8世紀と言われていた遺跡で、水田跡かどうかも疑問があると議論をされている遺構なのだが、日本で紀元前10世紀の水田跡が出た際に、「11世紀」と繰り上げたものである（韓国考古学では、この「情緒的判断でそれまでの科学的根拠を無視して時代を古くする」ことは何度も見掛けられる事である）。
これが、矛盾しているのは分かる通り。
もし「本当に古い水田跡」であった場合は、南東部から中南部西側と北西方向に伝播した事になるので「中国から伝わった」というのが矛盾する。これは紀元前5〜6世紀の遺構であっても同じである。
中国から水田が伝わる為には、このオクチョン遺跡が実は紀元前5世紀より新しい（半島中南部西側から半島南東部という経路）という必要があるのだが、その場合は日本の水田跡より新しい事になる。
つまり、どちらにしても『オクキョン遺跡から文化が日本に伝達した説』は、矛盾する事になる。
日本から伝達したのであれば、
- 遼東半島南岸を東進し異民族（中国系民族）が鴨緑江まで来るのがBC前10世紀頃。
- 更に東進して大同江の北側までくるのがBC1世紀頃。
- そこを越えて南下してくるのがAD4世紀半ば。
半島南海岸の西側は512年まで任那の地域であり、卑弥呼やヤマト政権はこの地を経由して中国と交流しており、512年も百済がヤマト政権に臣従する合意があり割譲したものであり、倭の強い影響力を残す地域を経由してのっ中国との交流だったのである。
韓国人の祖先である朝鮮人が、半島南海岸に達するのは、金官国（金官伽耶）を滅ぼしたAD532年。
この朝鮮半島の南西の地が新羅（朝鮮人）が占拠するのは、AD670年以降になる。
つまり、
- 半島の南西部は紀元前100世紀あたりから百済に割譲するAD511年まで、この地は「倭の地域」
- 百済の地となった512年から百済滅亡の660年までは、この地は「倭の影響力が強い、ヤマトに臣従した百済の地」
水田稲作だが、半島できちんと確認できる最古のものは半島中南部の西側にある『松菊里遺跡』である。
ここら辺がちょうど中国系民族の一部が降りていて日本系民族が交流していた地域となるが、今の平壌市の中心を流れる大同江より南は高句麗が南下してくるAD4世紀までは倭系民族が主流の土地である（遺物から、倭系民族は最大で鴨緑江の東域まで進出しているが、BC10世紀あたりから遼東半島南岸を東進してくる中国系民族の進出により、徐々に範囲を狭めている。BC1世紀頃には大同江の南側まで後退）。
弁辰と呼ばれる地域に辰韓人が入ってくるのが早くてもBC1世紀の後半からであり、さらに、この水田跡遺構はBC500年頃であり、日本の水田跡より新しい。
ここで、オクキョン遺跡が出てくるのだが、この遺跡も以前は地層や土器などから紀元前6〜8世紀と言われていた遺跡で、水田跡かどうかも疑問があると議論をされている遺構なのだが、日本で紀元前10世紀の水田跡が出た際に、「11世紀」と繰り上げたものである（韓国考古学では、この「情緒的判断でそれまでの科学的根拠を無視して時代を古くする」ことは何度も見掛けられる事である）。
これが、矛盾しているのは分かる通り。
もし「本当に古い水田跡」であった場合は、南東部から中南部西側と北西方向に伝播した事になるので「中国から伝わった」というのが矛盾する。これは紀元前5〜6世紀の遺構であっても同じである。
中国から水田が伝わる為には、このオクチョン遺跡が実は紀元前5世紀より新しい（半島中南部西側から半島南東部という経路）という必要があるのだが、その場合は日本の水田跡より新しい事になる。
つまり、どちらにしても『オクキョン遺跡から文化が日本に伝達した説』は、矛盾する事になる。
日本から伝達したのであれば、
- オクキョン遺跡が紀元前8世紀の陸稲作なら、半島南東部の「紀元前8世紀の陸稲作」→京畿道（ソウルの東側）の「紀元前7世紀の陸稲作」と、文化の流れが出てくる。
- オクキョン遺跡が紀元前6〜8世紀の水田稲作なら、半島南東部の「紀元前8世紀の陸稲作」→松菊里遺跡の「紀元前5世紀の陸稲作」と、文化の流れが出てくる。
【無紋土器】
韓国では、無紋土器が水田稲作の指標になると考えられており、これを無文土器時代と呼んでおり、これが日本に伝わった、としている。
が。これもおかしく。
土器の系統は鹿児島だけを見ても多彩で、無紋系統の土器だと鹿児島に上加世田遺跡があり、この地で出土する上加世田式土器が3400年前である。さらに上加世田式土器は指宿式土器の影響を受けており、指宿式土器は約3800年前の土器であり、この無紋系統の土器も日本の方がやはり古くなってくる。
が。これもおかしく。
土器の系統は鹿児島だけを見ても多彩で、無紋系統の土器だと鹿児島に上加世田遺跡があり、この地で出土する上加世田式土器が3400年前である。さらに上加世田式土器は指宿式土器の影響を受けており、指宿式土器は約3800年前の土器であり、この無紋系統の土器も日本の方がやはり古くなってくる。
【中国との交流ルート】
そのため、資料で分かる古代の中国との交流も、一番距離が近い半島南東部から対馬というルートは書かれていない。
【卑弥呼の使者と中国からの使者】
卑弥呼は使者を中国に贈っているのだが、これは中国本土ではなく、半島にあった出先機関である帯方郡に送っている（実際はそれよりも前に使者を出している/来ている記録もあり、この時は楽浪郡に使者を送っている。この半島の歴史の変化は三韓は遼東半島？を確認してください）。
中国から日本に来る際も、中国側の史料にある記載を確認しても半島の南東部ではなく、半島の南海岸の中央部西側程度（日本本土との窓口となっていたのは、半島南端の中央部西側にある国の『狗邪』国で、倭の國の1国として書かれている。その國が「中国の属国である馬韓の端から7千里にある」と書いてある。そして、そこから日本に来ている（千余里＝65km以上移動――偏西風を受けるのでもっと実際は距離があると考えられるーーして対馬）となっている。
そこから「さらに南（乍南）に、さらに東（乍東）に」と倭の領域を進んで行けば、倭の一国である狗邪韓国に着くのである。
その狗邪韓国から初めて沿岸を離れて海を千余里行けば対馬島に至るとある。釜山からだと50kmほどなので、釜山よりかなり手前（西）から沿岸を離れている事が判る。日本からすると、当時でも6000年前から続いている交易航路ですので、行くたびに王朝が変わっており困惑した事でしょう。
中国からの使者が日本に来る場合、半島の西海岸を伝うように降りてきているのも、海流の関係である。
そもそもが遠洋向きな船の建造はまだされていない時代であると共に、対馬海流に比べると緩いが、中央は北上する黄海海流が存在しているのである。そのため、南下するには主に海岸沿いの南を流れる海岸流を利用するのである。
こういうルートを取らざる得ない。
よくある訳では「帯方郡から7千余里」と訳しているが、そうではなく、始点は「歴韓国」つまり「馬韓を通り過ぎた所」から「狗邪韓國」が7千余里なのである。
逆に、日本から中国だと、少し海岸から離れた位置を利用すれば、緩やかでも北上する海流が存在するのである。
「高句麗から日本に何か技術を伝えた」というのはまずありえず、高句麗はAD3世紀までは遼東地域に存在し、AD4世紀になり朝鮮半島に進出してくる国だからである。それ以前の時代で直接接触するのは、ほぼほぼ無理（馬韓や百済、倭の領域を通る必要がある）なのである。直接に戦うのも百済からの要請により動いたAD4世紀末頃からである。
ただ、日本から半島にだともっと東寄り（�△琉銘屬�もっと東寄りで釜山に近い位置）だった可能性はある。そちらの方が海流から見て辿り着くのに楽だからだ。
どちらにしろ、釜山周辺から北九州というルートはほぼありえず、西九州から釜山というルートなら普通に可能であり、やはりそこら辺（釜山周辺）は倭が定住している地域なのだ。
中国から日本に来る際も、中国側の史料にある記載を確認しても半島の南東部ではなく、半島の南海岸の中央部西側程度（日本本土との窓口となっていたのは、半島南端の中央部西側にある国の『狗邪』国で、倭の國の1国として書かれている。その國が「中国の属国である馬韓の端から7千里にある」と書いてある。そして、そこから日本に来ている（千余里＝65km以上移動――偏西風を受けるのでもっと実際は距離があると考えられるーーして対馬）となっている。
從郡至倭循海岸水行歴韓国
乍南乍東到其北岸狗邪韓國七千餘里
始度一海千餘里至對海（對馬）國
郡（帯方郡）より倭に至るには、海岸沿いに海路で進み、韓の国（三韓、ここでは馬韓）を過ぎた所にある。とある。ここに「韓の国（馬韓）を過ぎた所にある」と倭の位置が明確に書かれている。
さらに南にさらに東に行くこと7千余里、その北岸の狗邪韓国に到着する
始めて海を度ること千余里で対海国（対馬）に到着する。
そこから「さらに南（乍南）に、さらに東（乍東）に」と倭の領域を進んで行けば、倭の一国である狗邪韓国に着くのである。
その狗邪韓国から初めて沿岸を離れて海を千余里行けば対馬島に至るとある。釜山からだと50kmほどなので、釜山よりかなり手前（西）から沿岸を離れている事が判る。日本からすると、当時でも6000年前から続いている交易航路ですので、行くたびに王朝が変わっており困惑した事でしょう。
中国からの使者が日本に来る場合、半島の西海岸を伝うように降りてきているのも、海流の関係である。
そもそもが遠洋向きな船の建造はまだされていない時代であると共に、対馬海流に比べると緩いが、中央は北上する黄海海流が存在しているのである。そのため、南下するには主に海岸沿いの南を流れる海岸流を利用するのである。
こういうルートを取らざる得ない。
よくある訳では「帯方郡から7千余里」と訳しているが、そうではなく、始点は「歴韓国」つまり「馬韓を通り過ぎた所」から「狗邪韓國」が7千余里なのである。
逆に、日本から中国だと、少し海岸から離れた位置を利用すれば、緩やかでも北上する海流が存在するのである。
「高句麗から日本に何か技術を伝えた」というのはまずありえず、高句麗はAD3世紀までは遼東地域に存在し、AD4世紀になり朝鮮半島に進出してくる国だからである。それ以前の時代で直接接触するのは、ほぼほぼ無理（馬韓や百済、倭の領域を通る必要がある）なのである。直接に戦うのも百済からの要請により動いたAD4世紀末頃からである。
ただ、日本から半島にだともっと東寄り（�△琉銘屬�もっと東寄りで釜山に近い位置）だった可能性はある。そちらの方が海流から見て辿り着くのに楽だからだ。
どちらにしろ、釜山周辺から北九州というルートはほぼありえず、西九州から釜山というルートなら普通に可能であり、やはりそこら辺（釜山周辺）は倭が定住している地域なのだ。
【遣隋使】
今までは当たり前に遼東地域との交易をしていたのだが、魏になり中国の中央を教わったのかもしれません。遣隋使や遣唐使も、新羅が他国を裏切り、おこぼれ的に半島を統一するまでは、半島南西部を利用したルートで中国と交流している。
これは、512年や513年に百済に任那の6郡を割譲してからも使われるルートになる。特に��の位置（6世紀初めに百済に割譲されている地域）はヤマト政権が直接に統治者を送っていた直轄地のような場所であり、倭の系統の民族が多く住んでいた地域になる（ちなみに、中国文化と融合する中継地となっているこの地域だが、新羅が唐に下り属国になり、唐が百済を滅ぼした後に新羅は一時期無くなるが、唐が撤退した後に棚ぼた的に半島を統一支配したあと、百済文化を自分のモノだとし、百済人を性的なものを含めた奴隷にしたり、済州島においより封じ込めた地域である。南全羅道の地域の古代の住民というと倭寄りの倭と中国の混血である百済人の子孫ではなく、百済の文化強盗や百済人に人身売買・人民弾圧などをした新羅人の子孫という事であるが、それを新羅人が乗っ取ったという感じですね）。
これは、512年や513年に百済に任那の6郡を割譲してからも使われるルートになる。特に��の位置（6世紀初めに百済に割譲されている地域）はヤマト政権が直接に統治者を送っていた直轄地のような場所であり、倭の系統の民族が多く住んでいた地域になる（ちなみに、中国文化と融合する中継地となっているこの地域だが、新羅が唐に下り属国になり、唐が百済を滅ぼした後に新羅は一時期無くなるが、唐が撤退した後に棚ぼた的に半島を統一支配したあと、百済文化を自分のモノだとし、百済人を性的なものを含めた奴隷にしたり、済州島においより封じ込めた地域である。南全羅道の地域の古代の住民というと倭寄りの倭と中国の混血である百済人の子孫ではなく、百済の文化強盗や百済人に人身売買・人民弾圧などをした新羅人の子孫という事であるが、それを新羅人が乗っ取ったという感じですね）。
【新羅統一後の中国との交流】
その後も何度も中国との交流はするが、頻度は下がる。これは、中国の重要度が下がる以外にも、難破する確率が高くなり危険だったから引き受ける人が減ったというのもある。
その際は半島を経由しないルートを模索されており、直接に杭州の南側に行くルートや、もっと南西諸島を使った南方ルートなど、色々と試されている。
その中で、半島には寄らずにその沖合を航行し、渤海まで行くルートをとられているものもある。
まぁ、今の韓国人の直接な祖先となる新羅は、信用されていなかったというわけだが。その歴史的経緯を見ても当然と言える。
その際は半島を経由しないルートを模索されており、直接に杭州の南側に行くルートや、もっと南西諸島を使った南方ルートなど、色々と試されている。
その中で、半島には寄らずにその沖合を航行し、渤海まで行くルートをとられているものもある。
まぁ、今の韓国人の直接な祖先となる新羅は、信用されていなかったというわけだが。その歴史的経緯を見ても当然と言える。
【半島の出発点】
そもそもが、「距離が最短だから」と「釜山⇔対馬島」ルートを考えるのがナンセンス。
海流や風を考えないといけない。
釜山から対馬島を目指すとなると、帆船や動力船の時代にならないと、ほぼ無理なレベルの困難さになる。
もし、釜山から対馬を目指す場合、対馬島から西南西に100kmほど離れた地点を目指して丸太舟を漕がなくてはいけない。
そのような海域だから、中国の史料や日本の史料に記録があるから検討した場合でも、その半島から日本に向けての出発点は最短距離ではなく半島南海岸の中央部となっている。
史料に書かれている経路というのは、きちんと地理的な意味があっての事です。
海流や風を考えないといけない。
釜山から対馬島を目指すとなると、帆船や動力船の時代にならないと、ほぼ無理なレベルの困難さになる。
もし、釜山から対馬を目指す場合、対馬島から西南西に100kmほど離れた地点を目指して丸太舟を漕がなくてはいけない。
そのような海域だから、中国の史料や日本の史料に記録があるから検討した場合でも、その半島から日本に向けての出発点は最短距離ではなく半島南海岸の中央部となっている。
史料に書かれている経路というのは、きちんと地理的な意味があっての事です。
【半島の旧石器時代の遺跡】
半島の遺跡を見ると、旧石器時代のものも半島南部から北東に向かって飛び散っている傾向が見られます。
（Ruins-DBから）
プロット点でも分かるが、日本では3〜4万年前から連続した形の遺跡が見つかっているのだが、半島側ではバラバラにあり、更には多くは8000年前より若い時代になっている。
これが、よく言われる「中国から朝鮮半島、朝鮮半島から日本に」という流れであれば、より古い痕跡（遺跡や遺物）が北朝鮮や更にその北側に多く出ないといけないはずなのである。その上、新石器時代の遺跡は主に半島南部（それも半島南部の東側）に集中してあり、半島北部にはほとんどないのも判る。
つまり、紀元前10世紀以前の時代では、中国系民族の南下も限られており、倭系民族の上陸と北上の方が顕著であるのである。
（Ruins-DBから）
プロット点でも分かるが、日本では3〜4万年前から連続した形の遺跡が見つかっているのだが、半島側ではバラバラにあり、更には多くは8000年前より若い時代になっている。
これが、よく言われる「中国から朝鮮半島、朝鮮半島から日本に」という流れであれば、より古い痕跡（遺跡や遺物）が北朝鮮や更にその北側に多く出ないといけないはずなのである。その上、新石器時代の遺跡は主に半島南部（それも半島南部の東側）に集中してあり、半島北部にはほとんどないのも判る。
つまり、紀元前10世紀以前の時代では、中国系民族の南下も限られており、倭系民族の上陸と北上の方が顕著であるのである。
【釜山辺りから日本には無理】
このウェブページでも『釜山から日本に』というのを挙げているが、そこは疑問を感じている。
1975年に釜山から対馬への丸太舟実証実験をした事例があるが、結局は動力船に曳航されなくては到着ができていない。1989年に行われた、日本から朝鮮半島への準構造船での渡航実験でも、やはり曳航されており自力で渡れていない。
釜山⇔対馬という渡航ルートは、複数回の実証試験を行われているが、いまだ成功していないルートなのである。
さらに、1996（平成8）年〜1897（平成9）年にかけて，済州島から佐賀県唐津港を目指した筏による航海実験が行われたとのことがある。いずれも失敗に終わっており，1回目は最も近い長崎港に曳航され，2回目も五島列島近海から伴走船に曳航され，長崎に寄港した後に唐津港に曳航されており、このルートも成功していない。
フィリピン⇒鹿児島や、下田−チリ間の18000キロに及ぶ丸太舟航海、あるいは日本からアメリカをカヌーで太平洋横断は成功したにも関わらず、である。
2019年にも台湾から与那国の渡航実験も成功している。
また、距離は短いですが、北海道と青森の間の津軽海峡の横断も成功しています。
また、船山列島（中国杭州にある島）の漁民の間には、沖に出て対馬沖に出て対馬海流に流されると3〜4時間で男女群島（五島列島福江島の南南西およそ70kmの東シナ海に浮かぶ島嶼群）を見る位置に着き、さらに 3〜4 時間すると五島列島まで来るという伝承が残っている。1944年の報告例では3月20日の夜11時に舟山列島を帆走のジャンクで出航した日本人女性が、翌日の夕刻には長崎県の五島列島沖合に辿り着き、唐津に入港したという記録もある。
他のルートでは実証実験で成功しているが、釜山から日本のルートという実証実験の航海は、何度も実証実験を行っているが成功をしていない。
つまり、紀元前の時代にこのルートでの交流はほぼ無理、という話。
これは海流を考えれば当然で、凪の海で時速3〜4kmしかでない当時の丸太舟で、逆斜め方向に時速6kmで流れる海流を逆行するように越えないといけないのだから、物理的に無理なのである。その失敗した渡航実験でも書かれているが、釜山から見えている対馬を目指そうとしても、「進まない」それどころか「押し流される」のである。
対馬海流の強さを考えれば検討するまでもなく当然なのだが、何故かこの「釜山から対馬を経由して文化が伝達した」説を未だに唱えている学者も多い。
それでも、日本側から半島により、半島側から日本の方がリスクが高い。対馬を上手く掴まえないと、そのまま日本海側に流されていくからであるが。
特に、「移動」だけが目的ではなく「移住」や「交易」です。当然ながら荷物がある状況での丸太舟の航海だという事も考慮する必要がある。
実際、五島列島は旧石器時代や縄文時代の遺跡が多い場所です。
特に縄文時代は活発な活動があった場所であり、ここが半島への中継地になっていたのでしょう。
ただし、これは帆を使わない、人力と海流を主に使っていた舟の時代の話です。
五島列島も、船の発達とともにルートが変わり、弥生時代、古墳時代と徐々にその中継地としての役割を終えていきます。
ある学者の論文を読むと、「半島の南岸に日本式の遺物によく似た遺物が発見されている。これは、漂着したもので半島から日本に弥生人が渡った証拠だ」と書いてあるのを見たのですが、冗談は言わないでくれ、というのを見掛けました。海流と風の動きを考えれば分かる事ですが、日本の遺物が朝鮮半島の南側に辿り着く事はほとんどありません。逆に、半島からだと対馬で海岸漂着ゴミ問題でも分かるように、半島南西部からのものが漂着したり、あるいは難破して中国から日本に漂着したという事例は幾らでもあります。
「半島南側に日本式の遺物によく似た遺物」がある事こそが、そこに日本の祖先が渡り、既に定住しており生活をしていた証拠になるのですね。
考古学の論文を読んでいると、「松菊里遺跡信者」や「釜山信者」とも言うべき「朝鮮半島からほぼ全てのものが伝わった」信者が書いているものを幾つも見掛けるのですが。これらは総じて海流など海洋学や気象学について見ていなかったり、他の時代の研究を無視したりしていますね。
1975年に釜山から対馬への丸太舟実証実験をした事例があるが、結局は動力船に曳航されなくては到着ができていない。1989年に行われた、日本から朝鮮半島への準構造船での渡航実験でも、やはり曳航されており自力で渡れていない。
釜山⇔対馬という渡航ルートは、複数回の実証試験を行われているが、いまだ成功していないルートなのである。
さらに、1996（平成8）年〜1897（平成9）年にかけて，済州島から佐賀県唐津港を目指した筏による航海実験が行われたとのことがある。いずれも失敗に終わっており，1回目は最も近い長崎港に曳航され，2回目も五島列島近海から伴走船に曳航され，長崎に寄港した後に唐津港に曳航されており、このルートも成功していない。
フィリピン⇒鹿児島や、下田−チリ間の18000キロに及ぶ丸太舟航海、あるいは日本からアメリカをカヌーで太平洋横断は成功したにも関わらず、である。
2019年にも台湾から与那国の渡航実験も成功している。
また、距離は短いですが、北海道と青森の間の津軽海峡の横断も成功しています。
また、船山列島（中国杭州にある島）の漁民の間には、沖に出て対馬沖に出て対馬海流に流されると3〜4時間で男女群島（五島列島福江島の南南西およそ70kmの東シナ海に浮かぶ島嶼群）を見る位置に着き、さらに 3〜4 時間すると五島列島まで来るという伝承が残っている。1944年の報告例では3月20日の夜11時に舟山列島を帆走のジャンクで出航した日本人女性が、翌日の夕刻には長崎県の五島列島沖合に辿り着き、唐津に入港したという記録もある。
他のルートでは実証実験で成功しているが、釜山から日本のルートという実証実験の航海は、何度も実証実験を行っているが成功をしていない。
つまり、紀元前の時代にこのルートでの交流はほぼ無理、という話。
これは海流を考えれば当然で、凪の海で時速3〜4kmしかでない当時の丸太舟で、逆斜め方向に時速6kmで流れる海流を逆行するように越えないといけないのだから、物理的に無理なのである。その失敗した渡航実験でも書かれているが、釜山から見えている対馬を目指そうとしても、「進まない」それどころか「押し流される」のである。
対馬海流の強さを考えれば検討するまでもなく当然なのだが、何故かこの「釜山から対馬を経由して文化が伝達した」説を未だに唱えている学者も多い。
- 済州島から対馬や対馬を目指す
- 半島の南にある鳶島船着場（麗水市の南にある島）から対馬を目指す
- 日本からも対馬から釜山ではなく、五島列島から釜山を目指す
それでも、日本側から半島により、半島側から日本の方がリスクが高い。対馬を上手く掴まえないと、そのまま日本海側に流されていくからであるが。
特に、「移動」だけが目的ではなく「移住」や「交易」です。当然ながら荷物がある状況での丸太舟の航海だという事も考慮する必要がある。
実際、五島列島は旧石器時代や縄文時代の遺跡が多い場所です。
特に縄文時代は活発な活動があった場所であり、ここが半島への中継地になっていたのでしょう。
ただし、これは帆を使わない、人力と海流を主に使っていた舟の時代の話です。
五島列島も、船の発達とともにルートが変わり、弥生時代、古墳時代と徐々にその中継地としての役割を終えていきます。
ある学者の論文を読むと、「半島の南岸に日本式の遺物によく似た遺物が発見されている。これは、漂着したもので半島から日本に弥生人が渡った証拠だ」と書いてあるのを見たのですが、冗談は言わないでくれ、というのを見掛けました。海流と風の動きを考えれば分かる事ですが、日本の遺物が朝鮮半島の南側に辿り着く事はほとんどありません。逆に、半島からだと対馬で海岸漂着ゴミ問題でも分かるように、半島南西部からのものが漂着したり、あるいは難破して中国から日本に漂着したという事例は幾らでもあります。
「半島南側に日本式の遺物によく似た遺物」がある事こそが、そこに日本の祖先が渡り、既に定住しており生活をしていた証拠になるのですね。
考古学の論文を読んでいると、「松菊里遺跡信者」や「釜山信者」とも言うべき「朝鮮半島からほぼ全てのものが伝わった」信者が書いているものを幾つも見掛けるのですが。これらは総じて海流など海洋学や気象学について見ていなかったり、他の時代の研究を無視したりしていますね。
【検討は各々の時代を考慮する必要がある】
色々とサイトを見ましたが、3世紀頃（1800年前：魏志倭人伝の時代）の話と、6世紀頃（1500年前：遣唐使の時代）の話と、紀元前10世紀頃（3000年前：水田稲作や鉄・青銅器の時代）や紀元前350世紀（37000年前：人類の移動の時代や様々な種子の時代）の話をごちゃ混ぜにしているのを色々と見掛ける。中には13世紀（700年前：元寇の時代）も混ぜていて、元寇で渡ってきているのだから「渡れるはず」と記述しているものさえ見掛ける。
それぞれの時代での船舶技術・海洋技術がまるで違うのに。
韓国では「韓国の石器は日本より古くこれが文化伝達で日本に来た」……というのは嘘であるが、すべてが間違いでもない。
というのも、単純に半島より古い石器が日本では見つかっているからである。
九州で見つかる「剥片尖頭器」などは先に述べた35000年前の半島中央部で見つかっている石器と同系列の石器であり、日本の方が新しいので伝達したものと考えられる。
しかし、半島と同じ時代である約35000〜33000年前では日本では台形様石器や局部磨製石斧が使われており、長野県飯田市で竹佐中原遺跡では3万数千年前〜5万年前と半島より古い石器が発掘されている。さらに、岩手県遠野市の金取遺跡で9〜8万年前の中期旧石器とされるものや、島根県出雲市の砂原遺跡で約12万年前の前期旧石器とされる遺物などもあり、日本での石器利用は半島よりも古い事が判る。
もう少し言えば、日本という国は色々な民族が色々な時代から来ている。ただ、それは35000年前より前に居た原人類と、それ以降に北からや南から来ている民族が多い（南からは、石器から考察もされている）。
これを考えると、半島の石器は「北から南下してきた石器」なのか、それとも「日本から北上してきた石器」なのか、その考古学発掘・研究をしなくてはいけないのだろう。
朝鮮半島の10000〜3000年前の歴史と言うと、ほとんどが日本（倭）の歴史なのである。
民族的に言えば、どちらかというと「日本と中国」に深く関係する国家ですね。
天候がよく急がないものなら、もっと済州島から目指す方が、時間は掛かっても遥かに楽に日本に到着できる。
どちらにしろ、今だ多くがとらわれている「釜山あたりから日本に文化が伝達した」というのは、物理的に不可能と言っていい幻でしかない。
「日本から釜山あたりに文化が伝達した」は、海流から見てもまず正しいのである。
また、紀元前の遺跡などは韓国人の祖先とはまるで関係がない他民族文化なので、韓国からしたら「昔、半島に定住していた他民族」でしかない。言うならば、アメリカのイギリス移民のアメリカ人が、30000年前のアメリカの遺跡を「自分の祖先の遺跡だ」とトンチンカンな事を言っているようなものなのである。
衛氏朝鮮や楽浪郡・帯方郡・高句麗・夫餘・東沃沮・濊・馬韓・弁韓・弁辰・百済・伽耶（大伽耶）・任那など、全て「韓国人の直接の祖先とは異なる、他民族文化国家」なのである。これが例えば、「1つの土地に居た民族が分かれた」とかならまた話が違うが、韓国人の祖先となる「李氏朝鮮」。その系譜の祖先は「新羅」でさえ、先祖と言うには混じりすぎており、その前は「斯盧国」、更に前は「斯盧」は倭の国家なので関係がありません。
朝鮮人と言うのは、どんなに長く考えても700年あるかどうか、という他の民族から見れば若い民族です。
それぞれの時代での船舶技術・海洋技術がまるで違うのに。
・日本人は何処から来たのか？ちなみに、半島でも35000年前の石器が半島中央部で見つかっている。ただ、日本と違いそこから継続した形跡がない為に、その部族は北に戻ったか、日本に来たかのどちらかと思われる（どちらにしろ、やはり韓国人の直接の祖先とは関係がない）。
これは37000年やその前後、あるいはそれよりもさらに古い「ン万年前」の話である。また、大陸からくる技術や種子の話、あるいは逆に日本から土器や磨製石器が伝わる話である。
また、時々見かけるのが「日本では未開で海洋技術はなく〜」というのを見掛けるが、これは嘘。38000年前には既に遠洋に船を出し黒曜石を採取していた事が判っており、その黒曜石が日本全土にある事が「世界で最古と言える遠海航行の歴史の証拠」となっている。その黒曜石は良質なので北海にも輸出されています。
ただ、この時代ではどのような舟を使っていたかまでは判らない（丸太舟ではなく草舟の可能性もある）。
韓国では「韓国の石器は日本より古くこれが文化伝達で日本に来た」……というのは嘘であるが、すべてが間違いでもない。
というのも、単純に半島より古い石器が日本では見つかっているからである。
九州で見つかる「剥片尖頭器」などは先に述べた35000年前の半島中央部で見つかっている石器と同系列の石器であり、日本の方が新しいので伝達したものと考えられる。
しかし、半島と同じ時代である約35000〜33000年前では日本では台形様石器や局部磨製石斧が使われており、長野県飯田市で竹佐中原遺跡では3万数千年前〜5万年前と半島より古い石器が発掘されている。さらに、岩手県遠野市の金取遺跡で9〜8万年前の中期旧石器とされるものや、島根県出雲市の砂原遺跡で約12万年前の前期旧石器とされる遺物などもあり、日本での石器利用は半島よりも古い事が判る。
もう少し言えば、日本という国は色々な民族が色々な時代から来ている。ただ、それは35000年前より前に居た原人類と、それ以降に北からや南から来ている民族が多い（南からは、石器から考察もされている）。
これを考えると、半島の石器は「北から南下してきた石器」なのか、それとも「日本から北上してきた石器」なのか、その考古学発掘・研究をしなくてはいけないのだろう。
・土器や磨製石器、黒曜石など
これは8000年前前後の話です。時代としてはやはり丸太舟の時代で、7500年前の丸太舟が半島の、やはり南海岸側で発見されています。
韓国ではこれを「日本より古い最古の丸太舟だ」と喧伝していますが、日本でも7500年前の丸太舟は見つかっている上に、それより遥かに古い3万年前には伊豆沖の島から黒曜石を採取しその黒曜石が日本全国にあるので、丸太舟（あるいは草船かもしれない）を利用していた事は判っている。
また、韓国で最古級の新石器時代の遺跡は、済州島や釜山近くの東三洞遺跡などがあるが、ここからは日本産の黒曜石や土器などが出ており、更に最古となる人骨も縄文人と判っており、半島の南側の遺跡は縄文系部族が日本から渡り定住していた事を示している。また、土器にしろ磨製石器にしろ、日本の方がかなり古くから存在しており、日本から半島に文化が流れているのが分かる（つまり、韓国人の直接の祖先であるツングース濊族系民族の文化ではない、他民族の文化である）。そもそもが、その時代にその辺りに居たのは縄文系民族である。
朝鮮半島の10000〜3000年前の歴史と言うと、ほとんどが日本（倭）の歴史なのである。
・鉄器や水田稲作はどこから来たか？水田稲作伝来について、検討すべきはこの時代の船舶や海洋技術です。他の時代ではありません。
これは3000年前の話で、準構造船ができる前の話で、まだ丸太舟を利用していた時代の話。
この話をしているのに準構造船を出すのはおかしい。
帆についてはまだ余地はあるかもしれない（縄文人や弥生人が使っていた可能性はある）。
・魏志倭人伝の時代の交流準構造船の時代で船体が大きくなり、人も大勢乗せられるようになります（まぁ、それでも釜山から対馬の渡航実験は失敗しているのですが）。
これは1700〜1800年前の話です。
この頃になると準構造船がでてきますし、帆船も出てきます。
その前、後漢書などでも記載があり、紀元前でも中国と交易をしています。
・遣唐使の時代の交流そもそもが、百済を「韓国人の歴史」として入れているのがおかしく、『百済』は朝鮮人と関係がない、前燕（鮮卑族）の歴史であり4世紀末から朝鮮半島に入ってくる中国系民族と先住していた倭系民族が混ざった、他民族・多文化の国家です。
これは1500年前の話です。
この時も、半島南海岸の東側ではなく、西側が航路ですし。その西側は511年までは任那の直轄地だった場所ですね。
民族的に言えば、どちらかというと「日本と中国」に深く関係する国家ですね。
・現行の時代いつの時代の何に対して、朝鮮半島経由説を唱えているかで随分と話が変わる（が、あくまで「経由」であり、文化・文明は日本と中国の双方が持つものの交易である）。
これは700年ほど前の話ですね。
船は帆船で大型化しており、外洋にもある程度適応しています。
が、それでも対馬海流を越えて対馬に来るのには苦労した事が記録されています。
天候がよく急がないものなら、もっと済州島から目指す方が、時間は掛かっても遥かに楽に日本に到着できる。
どちらにしろ、今だ多くがとらわれている「釜山あたりから日本に文化が伝達した」というのは、物理的に不可能と言っていい幻でしかない。
「日本から釜山あたりに文化が伝達した」は、海流から見てもまず正しいのである。
また、紀元前の遺跡などは韓国人の祖先とはまるで関係がない他民族文化なので、韓国からしたら「昔、半島に定住していた他民族」でしかない。言うならば、アメリカのイギリス移民のアメリカ人が、30000年前のアメリカの遺跡を「自分の祖先の遺跡だ」とトンチンカンな事を言っているようなものなのである。
衛氏朝鮮や楽浪郡・帯方郡・高句麗・夫餘・東沃沮・濊・馬韓・弁韓・弁辰・百済・伽耶（大伽耶）・任那など、全て「韓国人の直接の祖先とは異なる、他民族文化国家」なのである。これが例えば、「1つの土地に居た民族が分かれた」とかならまた話が違うが、韓国人の祖先となる「李氏朝鮮」。その系譜の祖先は「新羅」でさえ、先祖と言うには混じりすぎており、その前は「斯盧国」、更に前は「斯盧」は倭の国家なので関係がありません。
朝鮮人と言うのは、どんなに長く考えても700年あるかどうか、という他の民族から見れば若い民族です。
【日本の出発点】
帆を使う時代でも半島経由の使者は半島南海岸の中央部、その西寄りからになるのだから、丸太舟の古代の時代で半島から日本だと、半島南海岸の西側や済州島しかありえない。
帆を使い始めても半島南海岸の中央部からまでが限界で、それより東側からでは難しい。
しかし、高麗の時代ではこの倭人や中国系民族が使っていた交易ルートが判らず（途絶えて600年は経っている）、釜山から見える対馬を目指したので3世紀や6世紀に比べるとよっぽど発達しているはずの当時の船でも渡航は困難だった事が記録にある。
最短距離の釜山を安全に使うには、海流や偏西風に負けない近代の動力船が必要になってくる。と、条件がなかなか厳しい。
九州の西部や北西部を直接に目指す事はかなり困難で、対馬を経由する形にしないと難しい（これが、船舶技術があがると帆を上手に使えるようになり変わってくる。例えば済州島を少し南に下ってから海流と風を使えば九州の西海岸、熊本や鹿児島あたりも目指せるようになるのである。
この領域は、考古学的な遺物を見ても紀元前8000年の頃から512年・513年に任那の西6郡を百済に割譲するまで倭の直接の影響地です。512年から660年の百済滅亡までは扶余+漢+倭の血筋が混ざった民族であり、その中でも半島南西部は歴史的に倭系民族が多く住んでいた百済の影響地となる。朝鮮人の祖先である新羅（濊系民族）がここを影響地とするのは679年からの事であり、その頃からは半島を利用しない中国との交流を行い始めるので、韓国人の直接の祖先からの文化的影響はほとんどないのである。ここが「朝鮮半島の歴史」とすると正しいのだが、「韓国人という民族（つまり朝鮮人）の歴史」ではない、とほぼ断言できる部分である。
それに対して、日本から半島は、古代であっても選択肢は沢山ある。例えば、対馬島からでも、釜山ではなく半島東海岸を目指すなら難しくはない（時間は掛かるし、そのまま日本海沖まで流されるリスクはあるが、半島からよりはよっぽどリスクが小さい）。
もっと言えば、五島列島や九州西海岸の何処からでも半島南海岸の東部を目指せるのである。
だから、丸太舟の時代では九州中部や九州南部の様式の遺物や、日本列島を内を陸路海路で交易をしているのでそれらの遺物も交易品としてあり、それら半島南部の遺跡から見つかり、その多くが半島南部の東側で発掘されるのである。
逆に、半島からだと半島南部の中央より西側からが出発点でなければ日本に辿り着くのが難しく、また、辿り着くのも九州北部で東寄りになる。
半島南部の新石器時代の遺跡が南西部ではなく南東部に集中してあるのも、日本から半島に文化が流れていた証拠になっているのである（もし、半島から日本へというルートなら、発掘される遺跡や遺物は半島南西部に多くなくてはおかしい）。
ちなみに、朝鮮人は日本によく海賊行為を行っていたのも記録にある。
9世紀から11世紀にかけての日本は、記録に残るだけでも新羅や高麗などの外国の海賊による襲撃略奪を数十回受けており、特に酷い被害を被ったのが筑前、筑後、肥前、肥後、薩摩の九州沿岸。
この中で最大のものが寛平6年（894年）9月に発生した、新羅船45艇が対馬国を襲撃した寛平の新羅来襲である。
『刀伊の入寇』は1019年だが、これは女真族であり、朝鮮半島の東北沿岸に定住していた民族であるから、これは「朝鮮人の海賊行為」ではないが「朝鮮半島からの海賊行為」であるのは間違いがない。
朝鮮人はこのような「他国侵略」や「略奪」、そして「誘拐や人身売買」「奴隷」などを長年にわたりしていたのである。
歴史で見れば、BC57年ぐらいから660年まで、そして9世紀から11世紀、13世紀、そして20世紀でも他国でテロ行為や、ベトナムでの強制慰安婦、竹島の漁民誘拐拷問と、長年にわたって日本に被害を与えている。「朝鮮人は他国を攻めた事がない」などという韓国人を見掛けるが、嘘である。西暦になって2000年間のうち、900年ぐらい他国を攻め、文化や財産を奪い、人を略取誘拐や奴隷化させているという歴史になる。
平和で相互に利益のある文化交流をしていたという時期がなく、逆に、従属している期間では例えば朝鮮時代だと中国の技術を盗もうと度々人を派遣し（ここで不思議なのは、当時でも日本は中国と交流をして技術書を手に入れているのだが。朝鮮人は嫌がられていたのかなかなか技術書を手に入れられなかった事が記録されている。何かしてたんでしょうね）ており、ただクレクレと乞食の如くだったのである。。
帆を使い始めても半島南海岸の中央部からまでが限界で、それより東側からでは難しい。
しかし、高麗の時代ではこの倭人や中国系民族が使っていた交易ルートが判らず（途絶えて600年は経っている）、釜山から見える対馬を目指したので3世紀や6世紀に比べるとよっぽど発達しているはずの当時の船でも渡航は困難だった事が記録にある。
最短距離の釜山を安全に使うには、海流や偏西風に負けない近代の動力船が必要になってくる。と、条件がなかなか厳しい。
九州の西部や北西部を直接に目指す事はかなり困難で、対馬を経由する形にしないと難しい（これが、船舶技術があがると帆を上手に使えるようになり変わってくる。例えば済州島を少し南に下ってから海流と風を使えば九州の西海岸、熊本や鹿児島あたりも目指せるようになるのである。
この領域は、考古学的な遺物を見ても紀元前8000年の頃から512年・513年に任那の西6郡を百済に割譲するまで倭の直接の影響地です。512年から660年の百済滅亡までは扶余+漢+倭の血筋が混ざった民族であり、その中でも半島南西部は歴史的に倭系民族が多く住んでいた百済の影響地となる。朝鮮人の祖先である新羅（濊系民族）がここを影響地とするのは679年からの事であり、その頃からは半島を利用しない中国との交流を行い始めるので、韓国人の直接の祖先からの文化的影響はほとんどないのである。ここが「朝鮮半島の歴史」とすると正しいのだが、「韓国人という民族（つまり朝鮮人）の歴史」ではない、とほぼ断言できる部分である。
それに対して、日本から半島は、古代であっても選択肢は沢山ある。例えば、対馬島からでも、釜山ではなく半島東海岸を目指すなら難しくはない（時間は掛かるし、そのまま日本海沖まで流されるリスクはあるが、半島からよりはよっぽどリスクが小さい）。
もっと言えば、五島列島や九州西海岸の何処からでも半島南海岸の東部を目指せるのである。
だから、丸太舟の時代では九州中部や九州南部の様式の遺物や、日本列島を内を陸路海路で交易をしているのでそれらの遺物も交易品としてあり、それら半島南部の遺跡から見つかり、その多くが半島南部の東側で発掘されるのである。
逆に、半島からだと半島南部の中央より西側からが出発点でなければ日本に辿り着くのが難しく、また、辿り着くのも九州北部で東寄りになる。
半島南部の新石器時代の遺跡が南西部ではなく南東部に集中してあるのも、日本から半島に文化が流れていた証拠になっているのである（もし、半島から日本へというルートなら、発掘される遺跡や遺物は半島南西部に多くなくてはおかしい）。
ちなみに、朝鮮人は日本によく海賊行為を行っていたのも記録にある。
9世紀から11世紀にかけての日本は、記録に残るだけでも新羅や高麗などの外国の海賊による襲撃略奪を数十回受けており、特に酷い被害を被ったのが筑前、筑後、肥前、肥後、薩摩の九州沿岸。
この中で最大のものが寛平6年（894年）9月に発生した、新羅船45艇が対馬国を襲撃した寛平の新羅来襲である。
『刀伊の入寇』は1019年だが、これは女真族であり、朝鮮半島の東北沿岸に定住していた民族であるから、これは「朝鮮人の海賊行為」ではないが「朝鮮半島からの海賊行為」であるのは間違いがない。
朝鮮人はこのような「他国侵略」や「略奪」、そして「誘拐や人身売買」「奴隷」などを長年にわたりしていたのである。
歴史で見れば、BC57年ぐらいから660年まで、そして9世紀から11世紀、13世紀、そして20世紀でも他国でテロ行為や、ベトナムでの強制慰安婦、竹島の漁民誘拐拷問と、長年にわたって日本に被害を与えている。「朝鮮人は他国を攻めた事がない」などという韓国人を見掛けるが、嘘である。西暦になって2000年間のうち、900年ぐらい他国を攻め、文化や財産を奪い、人を略取誘拐や奴隷化させているという歴史になる。
平和で相互に利益のある文化交流をしていたという時期がなく、逆に、従属している期間では例えば朝鮮時代だと中国の技術を盗もうと度々人を派遣し（ここで不思議なのは、当時でも日本は中国と交流をして技術書を手に入れているのだが。朝鮮人は嫌がられていたのかなかなか技術書を手に入れられなかった事が記録されている。何かしてたんでしょうね）ており、ただクレクレと乞食の如くだったのである。。
【中国との交流】
韓国では「韓国は日本より古くから中国と交流していた」とのたまわっているが、それも嘘。
日本は南西諸島ルートの交流が、それよりはるかに古くからある。
そもそも、半島南部に縄文系民族が定住する――古くは済州島で9700年ほど前――までは、多少の部族は来たかもしれないが、ほとんど人が居た形跡がない土地が朝鮮半島である（僅かだが旧石器時代の遺物は出ているが、が、遺物が出土しない空白期間が存在する）。
3万5千年前からの遺跡がごろごろしている日本とはまるで違う。
さらに言えば、朝鮮人の主な祖先となる虎のトーテムをアミニズム文化として持つ民族が南下してきて朝鮮半島のさらに北（現在は北朝鮮よりさらに北の中国の地域）4千年程度、今の北朝鮮に入ってきて2300年程度。更にその民族が現在の韓国である半島南側にやってくるのは2100年前程度なのである。
日本は南西諸島ルートの交流が、それよりはるかに古くからある。
そもそも、半島南部に縄文系民族が定住する――古くは済州島で9700年ほど前――までは、多少の部族は来たかもしれないが、ほとんど人が居た形跡がない土地が朝鮮半島である（僅かだが旧石器時代の遺物は出ているが、が、遺物が出土しない空白期間が存在する）。
3万5千年前からの遺跡がごろごろしている日本とはまるで違う。
さらに言えば、朝鮮人の主な祖先となる虎のトーテムをアミニズム文化として持つ民族が南下してきて朝鮮半島のさらに北（現在は北朝鮮よりさらに北の中国の地域）4千年程度、今の北朝鮮に入ってきて2300年程度。更にその民族が現在の韓国である半島南側にやってくるのは2100年前程度なのである。
