最終更新: kkhz_library 2014年06月03日(火) 23:46:41履歴
ドイツのH&K社(Heckler & Koch GmbH)が1970年から1989年8月までの間に発売していた世界初のポリマー製フレームをもった自動拳銃。
弾丸は9x19mmパラベラム弾を使用。
VP70はコストダウンのために思い切った部品点数の削減が行われている。
本来ならショートリコイル方式などを採用すべき強力な9x19mmパラベラム弾を使用する拳銃ながら、銃身内のライフル溝の谷径を通常より深く彫り、発射時のガスが弾丸の周囲を通り抜けて、若干低圧となるよう調整する事で構造の単純なストレートブローバック方式を利用する事に成功した。
撃発機構には、撃針をトリガーで引ききる変則的なストライカー方式を採用している。
その引き味はDAO(ダブルアクションオンリー)ピストルやDAリボルバーに近いため精密な射撃には適さないが、単純な構造から故障を減らしている。
VP70の軍用モデルであるVP70Mには、専用の着脱式銃床が用意されている。
この銃床にはホルスターとしての機能があり、専用のバックルを使用してベルトに装着できる。
前端部にあるスライドの後退をカウントする機構により三点射が可能。
三点バーストによりマシンピストルとしての使用もできる。
※民間モデルのVP70Zではバースト射撃機能は削除されている。
VP70には少コスト化の一環として、拳銃では史上初となるポリマーフレームが採用されている。
比強度で軽合金に勝るが、硬度において金属に及ばないため、金属製のインナーフレームが射出成型時に鋳込まれ、金属部品と接触・摩擦する部分の硬度を補っている。
このページへのコメント
リアルではやや残念な扱いだけど、ラクーンシティ一晩の蛮用に耐えた逸品