最終更新: kkhz_library 2014年06月04日(水) 01:08:16履歴
アメリカのスミス&ウェッソン社が開発した回転式拳銃(リボルバー)。
使用弾薬は、.44マグナム弾。
.44スペシャル弾を使用する「M1950」を原型としている。
1955年11月に発売された初期モデルでは、フレームのサイド・プレートを固定するスクリューが4本使用されていた。
しかし、砲底面近くにあるスクリューが発射の衝撃で折れることがあり、1956年にその部分が組合せ式に改められた。
1960年後半、銃身長が4インチ、6.5インチの2モデルに8.375インチ銃身モデルが追加された。
(後年6.5インチ銃身モデルは、6インチ銃身付に改められた)
ワイドハンマー、ワイドトリガー付き。
照準器は、照門(リアサイト)は通称Kサイトと呼ばれる上下左右に微調整可能なマイクロ・クロック型、照星(フロントサイト)はレッド・ランプ付きが標準仕様である。
材質は、ブルーイング仕上げとニッケルメッキ仕上げのクロムモリブデン鋼製基本モデルの「M29」の他、ステンレス製の「M629」、スカンジウム合金製のフレームとチタン製のシリンダーを組み合わせた軽量モデル「M329」がある。
その他、S&Wパフォーマンス・センター製のカスタムモデルなどが存在する。
発売当初は、S&W社の最高級モデルであり、マホガニー製の化粧箱に入れられて販売されていた。
.44マグナム弾は、レミントン・アームズ社とスミス&ウェッソン社が共同開発した狩猟用弾薬で、既存の.44スペシャル弾のケース長を0.125インチ延長し、装薬容量を増加させたものである。
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