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ガトリングガン


1861年にアメリカ合衆国の発明家リチャード・ジョーダン・ガトリングによって製品化された最初期の機関銃。
日本に輸入されていた幕末・明治期にはガツトリング砲(または奇環砲、ガツトリングゴン連発砲)と呼ばれていた。

外部動力・多銃身式に分類される構造を持ち、複数の銃身を外部動力(人力やモーターなど)で回転させながら給弾・装填・発射・排莢のサイクルを繰り返して連続射撃を行う。

固有名詞としての「ガトリング砲」はガトリングが発明してアメリカで製造され、20世紀初頭まで使用された機関銃を……。
広義には同時代に他国でそのレプリカとして製作された多銃身の機関銃を指す。

また、より広義にはそれと同様の連射構造を持ったガトリング形式の機関砲(機関銃=Gatling type gun)の総称として「ガトリング砲」という呼称が用いられている。

この項では、アメリカGE社のM134ミニガンを特筆することにする。

M134は、ゼネラル・エレクトリック社製の口径7.62mmのガトリング銃。
同じくGE社の製品であるM61A1を小型軽量化したもので、この開発経緯から「ミニガン(Minigun)」の通称で知られる。

最大で100発/秒と云う発射速度を誇り、生身の人間が被弾すれば、痛みを感じる前に死んでいるという意味で「無痛ガン(Painless gun)」とも呼ばれる。

M134は、アメリカ陸軍の形式名称で、アメリカ空軍ではGAU-2B/A、アメリカ海軍ではGAU-17/Aと呼ばれている。

M61シリーズと同様に6本の銃身を持つ電動式ガトリングガンであり、毎分2,000-4,000発という単銃身機関銃をはるかに超える発射速度を持つ。
初期は毎分6,000発だったが、速すぎて弾薬の消費が激しい上に作動不良が多発するため発射速度が下げられた。
(当初はディロン社で生産されているM134Dが対応、GE製がこれに倣った)

ベルトリンクに見える部分は給弾ベルトで、この中を通って弾丸が送弾される。

主な用途は軍用ヘリコプターの地上目標に対する制圧射撃用であり、側面ドアの銃架に装着されてガンナー(ドアガン)が射撃する。

また、一部の攻撃ヘリコプターでは機首のターレットや機体側面のラックに搭載されるなど固定武装として用いられる。
ベトナム戦争においては輸送機を改造したAC-47やAC-119に複数搭載され、弾丸の豪雨を降らせるガンシップの武装となった。
(後にAC-130へ発展)

従来の重機関銃のように、三脚を備え付けて地上で使用することも可能である。
一部の特殊部隊ではハンヴィーに搭載し、比較的遠距離の敵を早急に無効化する「射程の長いショットガン」としても使用する。

本体重量だけで18kgもあり、加えて多数の弾薬と作動に必要な大容量のバッテリーが必要なため、歩兵の携行兵器としての使用は非現実的である。
また、手で構えての射撃にしても、実弾発射時の反動および振動が、射手の体力・体重程度では到底制御できるものではなく、不可能である。

そのため、二人以上の歩兵による携行運搬を主眼とおいた、M134の派生型のひとつとして、5.56x45mm NATO弾仕様のXM214(通称マイクロガン)が開発、試作されたことがある。
それでもなお、重量過多、反動が強烈過ぎるなどの理由で、計画中止となった。

映画などのフィクションでも人気がある。
登場人物が携行し、手で構えて撃つという現実とは異なる描写がなされ、誤解を招くことも多い。
映画に登場するような携帯型は実銃を改造した撮影用プロップである。
ただ、これを使用する登場人物はサイボーグ、あるいは人間型ロボットであると設定されている作品も多い。

あるいは登場人物が常識外の怪力である事を表現する演出として、現実ではあり得ない事は承知で用いられる場合もある。

毎分の発射速度が速すぎてフィルムでは火を吹いているようにしか見えないため、発射速度を下げて撮影されることが多い。

ちなみに、バイオハザード経験者の中にも、この手持ち式に改造した物を使用した人物として数人が確認されている。

例を挙げると
  • 某警察署に配属予定だった新人警官
  • 某警察署の特殊部隊配属の兄を持つ女子大生
  • 知能を持った生体兵器
などである。

ただし、生体兵器を覗く上記二名は銃身の数の違いから少々訳が違う可能性もある。