最終更新: voice_text 2018年04月16日(月) 21:14:25履歴
概要 | |||
結婚前夜、花嫁の様子が段々おかしく……。 | |||
公開日 | カテゴリ | 字数 | |
2017/09/28 | 全年齢男性向け | 3708字 4000字未満 | |
演者役柄 | 視聴者役柄 | 関係 | 場所 |
婚約者 ヤンデレ 一途 | 婚約者 | 婚約 | 設定無し |
音声作品 | |||
にゃとさん様 https://youtu.be/_KNnDsxdmqk りぃこ様 https://youtu.be/j2lTZSv-BOQ |
ふふふ……えへへへ……
あっ、ごめん。
気持ち悪かった?
う〜、だってぇ……
明日の事考えると勝手に……うふふ。
もうダメ、ニヤけちゃうよぉ。
明日だね。
ほんとに夢じゃないよね?
ほんとのほんとのほんっとーに!
……貴方のお嫁さんに、してくれるんだよね……。
はぁぁ(溜息)
すごいよぉ、夢みたい。
やっと……やっと……
明日になったら、貴方は私の旦那さん。
明日も、明後日も、来年も、十年後も。
ずっとずーっと、私だけのもの。
これからは毎日、こうやって一緒にいられるんだね。
おはようのチューしたり。
一緒に朝ごはん食べたり。
夜は一緒にお買い物したり。
手繋いだり、くっついてテレビ見たり……
はあぁ、どうしよう、どうしようっ。
すっごい嬉しい。
朝まで眠れないかも。
待ちきれないもん。
貴方は?
…………えへへ。
じゃあちょっと、お話しよっか。
式の打ち合わせはー……いっぱいしたよね。
予行練習もー……もういっか。
指輪、婚姻届、お揃いのカップ、ハネムーンの航空券、住民票の移動……
忘れてる事、ないよね?
うんうん、準備万端すぎる!
デキル嫁!
ねぇ、褒めて褒めてー。
ふふふっ。
うーん、あとやり残した事は……
そうだなぁ……
あっ!
眠くなるまでラブラブ新婚カップルク〜イズ!しよっ!
んっとね、貴方がちゃーんと私の事覚えてくれてるか、クイズ出します。
正解したらー……えっと……
(照れながら)
ご褒美のチュー……してあげる。
えへへ。
はい、第一問。
「待った」はなし。
二人の初めての出会い、今も覚えてる?
…………うん。
…………そうそう。
…………ふふっ、そんな事まで覚えてくれてたの?
嬉しいなぁ。
うん、半分正解。
よくできました。
だーい好き。
ちゅっ。
(キス)
残りの半分はねぇ……
貴方は気付いてないんだろうなぁ。
私ね、もっと前から知ってたんだ。
貴方の事。
結構前から……んー……実を言うと、子供の頃から……かな。
えへへ。
びっくりした?
なんか照れちゃうなぁ。
ずっと見てたの、貴方の事。
こっち向いてほしい。
貴方の彼女になりたい。
お嫁さんにしてほしいって。
ずっとずっと、そんな事思いながら……
出会い方はね、すーっごく悩んだんだよ。
だって、初めてって一生で一度の事だから。
これからずっと一緒に居て、二人で振り返ったり、記念日になったり……
やり直しのきかない、大切な事だから。
ふふ、いいよ。
貴方は何も知らないままで。
私が知ってる。
全部覚えてる。
貴方の事ならなんでも。
女の子はね、みんなこっそり努力してるの。
好きな人に喜んでほしくて。
好きな人に可愛いって思われたくて。
好きな人に……私の事、もっと好きになってほしくて。
ただそれだけ。
ふふふ。
はい、第二も〜ん。
勿論、まだ終わりじゃないよぉ。
初めてのキスは、いつ何処でしたでしょうか?
これ間違えられたら泣いちゃうかも。
……うん。
……さすがに忘れないよね。
……えへへ、嬉しい。
あれね、初めてだったんです。
貴方とって意味だけじゃなくて。
男の人と付き合うのが……。
言ったでしょ?
子供の頃から決めてたの。
私には貴方だけって。
冗談とかじゃないよぉ。
すっごく本気。ほんとに。
だから、ずっと大切にとっておいたの。
初めて手を繋いだのも。
初めてのキスも。
初めての……エッチも。
全部、全部、貴方としたかったんだ。
はぁ……
今思い出してもドキドキしてきちゃう。
本当だよ、確かめてみて。
………………ね?
貴方だけ。
こんなに私をドキドキさせてくれるのは。
今までもこれからも、ずーっと。
貴方だけなんだから……。
ねぇ、ご褒美のキス……
んっ……
(キス)
はぁ……今度は貴方から……してほしいな。
(何度もキス)
ふふっ……嬉しい。
今、とっても幸せ。
私の初めては、ぜーんぶ貴方が貰ってね。
じゃあねぇ、最後の質問です。
これで終わり。
明日の結婚式場はどこでしょうか?
…………ぶっぶー。
ひっかかったぁ。
うふふ、サプラ〜イズ!
じ・つ・は、式場は小さな教会に変更しちゃった。
驚いてる顔も可愛い〜。
誰にも言ってないよ。
明日は二人っきり。
誰も邪魔者のいない結婚式にするの。
……だってぇ……
貴方、会社の人に招待状出したでしょ?
その中にさぁ…………女もいたよね。
どうして?
どうしてそういう事するの?
貴方は私と結婚するのに。
貴方は私のものになるのに。
何で他の女なんか呼ぶの?
一生に一度の結婚式なんだよ。
二人の大切な日になるんだよ。
何でそんな場所に他の女を呼ぶの?
他の女を視界に入れながら、私と将来を誓い合うの?
そんなの酷いよ!!
無神経だよ!!
……はぁ。(溜息)
そういうちょっと鈍いところも可愛いんだけどさ。
次からはもうちょっと考えてほしいな。
私の事。
折角の新婚生活、喧嘩で始めたくないし……
仕方ないなぁ、許してあげる。
今回は特別。
あ、会社には辞表出しておいたから。
えー?
当たり前だよぉ。
だってあの会社、女の子いるんだもん。
今までずっと我慢してあげてたんだよ。
ほら、結婚前にある程度遊び慣れてた方が、結婚後は落ち着くって言うじゃない?
ほんとかどうか知らないけど。
独身時代くらいは大目に見てあげなきゃって思ってさ。
えへへ、良い奥さんでしょ。
でもこれからは違うから。
ちゃんと自覚を持ってもらわないと。
私達、夫婦になるんだよ。
貴方には私がいるの。
貴方は私の旦那さんなの。
私以外の女と喋るなんて、そんなの浮気だよね。
もう私を悲しませるような事しないでね。
お願い……。
んっ……
(キス)
だーめ、逃げないで。
何処にキスするかは私の自由。
答えを間違えた貴方には、お仕置きのキスです。
貴方の一番弱い場所に……
(耳責め開始、合間に台詞)
んっ、ちゅ、にゅちゅ……
ふふ、お耳弱いねぇ。
はむ、んむ……ちゅっ、はぁ……
気持ち良い?
私にされるのが一番気持ち良いでしょ?
嘘つこうとしてもダメだよ。
お顔がとろ〜んって、とろけちゃってるもん。
ちゅ、くちゅ、にゅる……
お仕置きされて感じちゃうなんて……
悪い子。
でもね、そんなところも……
好きだよ。
大好き。
(耳責め終了)
あー、それとね……
貴方の妹だから悪く言いたくなくって、なんとか我慢してきたんだけど……
あの女さぁ、ありえないよね。
お兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんって……
すーぐ貴方を頼ってきて。
いつもまとわりついてくるし。
ほんっとにウザイ。
あの女さえいなければ、私達だってもっと早く出会えたのに。
もっと早く付き合えてたし、もっと早く結ばれてたのに。
いい年してブラコンとか無理。気持ち悪い。
結婚決まってホッとしたよぉ。
やっと貴方を助け出せるんだもん。
あの気持ち悪い家から。
貴方も嬉しいよね?
まさか、私よりお義母さんや妹さんを選んだりなんて……しないよね?
もう大人なんだよ、私達。
実家離れしないと。
これからは私が貴方の新しい家族。
古い家族の事は忘れてくれるよね?
ねぇ?
…………貴方は優しいから。
うん、少しずつでいいよ。
少しずつ、ゆっくり気持ちを切り替えていってくれたら、それでいいの。
どうせ帰る家はもうここしかないんだし。
…………言わなかったっけ?
貴方の実家なら、今日焼いたよ。
古い木造のお家ってよく燃えるんだねぇ。
消防が間に合えば全焼はしてないかもね。
…………なぁに、その顔。
どうしたの?
だって、古い家にはもう用なんてないでしょ。
待って。
待ってよ。
何処行くの?
明日は結婚式なんだよ。
やっと結ばれるんだよ、私達。
ずっと、ずっと、ずーっと、楽しみにしてたのに。
貴方も嬉しいよね。
嬉しくない訳ないよねぇ。
私達、すっごく愛し合ってるもんね。
…………じゃあ、何。
その顔。
……可愛いって言ってくれたのに。
……私の事、大好きって言ってくれたのに。
なんで?
なんで今更そういう事言うの?
酷いよ!!
なんで! なんで!!
ほら、見てよ。
私の事、好きでしょ?
髪も、お化粧も、お洋服も、いつも貴方好みでしょ?
貴方のお部屋で調べたんだから。
好きな芸能人、昔の彼女、憧れてた親戚のお姉さん。
貴方の好きな物を調べて、真似して、貴方の反応を見て、また変えて……
貴方の好みが変わる度、何度も何度も何度も……
…………やだ。
もう絶対出さない。
この家から。
貴方のお家はここだもん。
ここだけなんだもん。
ああああーっ、もうっ!
何でこうなるかなぁ。
出会い方も、メールの頻度も、話し方も、お料理も、デートも、貴方に見せる表情一つ一つまで、ぜんぶぜんぶ完璧だったのに。
私が一番、貴方に愛される筈だったのに!
……もういいよ。
貴方が好きだから。
大好きだから。
大切にしすぎちゃってたんだね……私。
例え大好きな相手でも、道を誤っていたら正してあげなきゃ。
だって私は、貴方の妻になるんだから。
それが本当の愛だよね、きっと。
安心して。
ここには誰も来ない。
貴方と私、二人だけ。
貴方が消えても、捜索願いを出すような人は、もう誰も残っていないんだよ。
信じてるから。
いつか分かってくれるって。
もう一度愛してくれるって。
貴方を愛してるのは私だけ。
貴方の心配をするのも私だけ。
いつも傍にいて、沢山お話して、ご飯を食べさせて、身の回りのお世話もしてあげる。
甘やかして、甘やかして、甘やかして……
私が居なきゃ生きていけない体になっちゃえば……
また元に戻れるよね。
私を愛してくれた貴方に。
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