リーダースキルとは「リーダー時さらに」という但し書きがあるスキルの通称のことである。
 初出はおそらくウィズセレ限として登場した通常ルドヴィカ。

概要

 他の似たようなゲームでは、デッキのリーダー枠に置けばどんなキャラでも性能的に優遇されることが多いが、黒ウィズでは特にそういったシステムはなく、リーダースキルの存在によって初めて性能差が発生する。

 リーダースキルは攻撃系ASの効果値アップが大半を占めるが、バレアキラのような回復ASに付いたり、ユッカリスのようにASに追加効果が発生したり、セドリックのようにSSに付くこともある。

 大抵は「リーダー時は現環境標準よりも少し高い性能、リーダーでない時は標準値または少し低い性能」という調整がなされている。運営の意図としては、ガチャや報酬の目玉が欲しいが、なるべくインフレは抑えたいというところだろうか。アドヴェリ結晶など性能をインフレさせる潜在結晶が一品物であるのも、考え方としては近い。

 近年は運営助っ人やヨビコ実装により無縁の話となったが、リーダースキル持ち精霊をリーダーに据える人が多いせいで良い潜在を持った精霊が全く使用できずにヘイトを集めた事例もある。特にエヴァ2コラボのパイロットシステムが顕著。

 その他にもリーダースキルの問題点として
  • お気に入りの精霊をリーダーに置いてアピールしたり、アバター代わりに使用している人がいるがそれがやり辛くなる
  • 上記に付随してフレンド申請時の参考にできるが、やり辛くなる
  • 詳細な攻撃順の仕様を把握しているプレイヤーにとっては自由に並び順を設定できなくなるのがストレス*1
    • 全体攻撃を先頭に置いたり、蓄積破のオーバーダメージ稼ぎが象徴的だが、それ以外でも並び順を考えれば効率的にダメージを与えられる
  • 単純にフレンド欄や助っ人欄がリーダースキル持ちばかりになり、見ていてつまらない
などが挙げられる。
特にお気に入りの精霊をリーダーに置くことは、黒ウィズがリーダースキルを基幹システムとして組み込まなかったことによって生まれた良い文化のようにも思えるが、2020年1月時点では相変わらず魔道杯の総合報酬は全てリーダースキル持ちとなっている。
また、後述の通りリーダースキル関係の話題は悪印象のものも多い。

話題になったリーダースキル持ち

通常ルドヴィカ

 登場時は破格のエンハ効果値を誇り、トーナメントなどで活躍。しかし、2015年上半期の終焉レイドの地雷リーダーのイメージがかなり強い。
 ルドカスも参照。

通常ファム

 属性特効に3T遅延と当時の花形スキルセット。リーダースキル持ちにも関わらず複数枚運用されることもあった。
 今でもリーダー時のノーチェイン属性特効の倍率としては随一であるが、遅延が死にスキル化していることもあり、現在はあまり出番はない。
 しかしSS化した時は助っ人がファムで埋め尽くされていたという事があったのは事実である。
 この件からリーダースキルに対して不満の声が多かったと予想されるが…。

バレアキラ

 リーダー時11%という当時のガチャ産にも引けを取らない回復量に、まだまだ現役の遅延スキルと、配布としては破格だった。L化時は既に遅延自体にかなり陰りが見えてきていたが、まだボスのお供しか反射を張らないことも多く、そこそこ活躍した。
 AS回復量だけでも最新環境標準だが、さらにリーダー時で軽減が付く。登場時は通常アリエッタ以来、久々にガメで10点が付いたことでも話題になった。
 当時は防御貫通なんてものは存在しなかったため実質体力の1割増…AS回復が追加1体と言い換えても過言ではなかったからだ。
 しかし、登場すぐ後のバシレイドでは地雷リーダーとして評判を落とした。

パイロットシステム

 詳しくはエヴァイベを参照。
 ASやSSではないが、エヴァイベのキャラをリーダーに置くことで援護スキルが打てるシステムがあった。ガチャで引けていない場合、配布キャラをリーダーに置かざるを得ないこともあり、助っ人欄が貧弱になる事態が発生しエヴァイベの評価を下げる一要因となっている。

ハローラ

 パイロットシステムより前の実装だがパイロットシステムとは真逆の存在といえる。
 ASはユッカリスと同じ回復・軽減でSSはパネル付与のスキチャと当時では便利だが別にそんな強いというキャラではなかった。
 だが、初の難易度ダウン潜在を所持していたためたびたび借り出されることとなる。
 特にリーダースキルなのでリーダーに据える人が多くパイロットシステムとは反対に喜ばれた事例である。

黄昏メアレス3リフィル

 当時最強クラスのSS性能を誇った炸裂大魔術を所持しつつも何故かユッカやエニィと違いリーダー時上昇型ASを持っていたことで初速こそないが3chからはこれでもかという火力を出したため一時期環境にいた。
 がASが遅い点や連撃でないので最終的にエニィやユッカより先にインフレに飲まれた。
 またLtoLからLtoLtoLに移る段階でリーダースキルは消去され、ただの単色が多いほどダメージアップとなりそのときも一部では話題になった。

GWアリエッタ

 純属性大魔術だがこの時はまだ純属性デッキの環境が整っていなかったためあまり評判が良くなく、更にAS4チェイン特攻+リーダー時更にダメージアップと掲示板では特にASの評価は非常に評価が低かった。
 純属性大魔術が強いと言われるには夏を待つことになる。
 なおLtoLでリーダースキルから単色が多い程ダメージアップに改善された。
 EX-ASの発動条件が「リーダーに設定」の精霊が登場。EX-ASが実装されて以降2019年10月時点で、魔道杯総合報酬と大魔道杯リターンズでLtoLした嘗ての累計上位報酬のEX-AS発動条件は全てリーダーに設定となっている。
 2体以上同時に入れられないものの、実質ダメブロ1650、全体8連撃、単体20連撃(結晶込)などが初手から常時発動と強力である。

リーダー時アップ潜在能力

 ARES THE VANGUARD 英雄大戦のディオニソスXIIで初登場した潜在能力。
 これを持つ精霊をリーダーにするとHPと攻撃力がさらにアップする。
 ただしディオニソスXII本人はEX-AS発動条件がクイズに3問正解のためリーダーにするかは自由。
タグ

どなたでも編集できます