リスタートは敵スキルの1つ。
 初出は2020年3月10日公開のメインエリア13である『異界の柱ルディニア』のチャレンジモード6-1。

概要

 敵の使うスキルで精霊の状態が戦闘開始時の状態に戻される。
 ついでにBGMも最初からスタートされる。ルディニアの6ではなんとほぼ全戦の敵が使ってくるためBGMがサビまで聞けないどころか、イントロが延々と続くという事態になることも…。

解説

 概要に書いたことが全てといえる。
 つまり、チェインとパネルの状態、精霊大結晶の溜まり具合、残滅(敵味方含む)、といった物を除いてすべてが戦闘開始に戻る。

 これを受けるとせっかく溜めた正解数や、精霊強化などで上げたステータス、蓄積やカウント系のゲージがリセットされてしまう。発動を防ぐ方法もない。
 味方への恩恵として1クエスト1回のスキルやアンサーリセットが再発動可能になる利点があるが、実装当初はこれらのスキルが少なく非常に限定的なメリットでしかなかった。

 そのため当初は味方の被害が大きすぎるクソスキル認定されそうになったが、今まで敵が与えてきた毒やダメージ、のろいなんかもすべてリセットされるため、デメリットばかりではない。
 発動タイミングによっては全滅寸前から全回復して形勢逆転できることも。
 ただし長期戦で使えるのが売りだったLカン、パネカン、激化といったスキルが使えなくなった点に関しては批判されている。
 ガチャ産のこいつらはEX-ASが強いのでそちらで使えば精霊自体は腐らないが、長期戦クエストの攻略法が狭まったのは痛い。

 7周年記念のARES THE VANGUARD 英雄大戦にも登場し、以降イベントではハード終盤や超高難度で欠かさず使用されるため対策必須の敵スキルとなっている。
 トーナメントや魔道杯にも登場したが、こちらは基本的に長期戦向きのスキルを使わないため被害は少ない。寧ろ蓄積・印や反動・蝕など好相性のスキルを活用しやすくなり攻略の手助けとなることが多い。

 ※現在まだ、精霊大結晶「デッドエンドブリンガー」などに関しては調査していない。情報をお持ちの方は書いていただけるとありがたいです。

リセット対象の簡易的なまとめ

リセットされるもの
  • 蓄積系のゲージ
    • 邪は煉獄の結晶、聖は聖域の結晶を付けていれば、リスタートを貰っても10%溜まった状態となる。
  • L化回数・パネル属性・激化や反転強化のカウント
  • 精霊のHP(被ダメージ)
    • 戦闘不能となった精霊も復活し、助っ人も引っ込む。ただし、この場合ノーデスは未達成になるので注意。
  • スキルの溜まり具合がクエスト最初に戻り、スキルを使用していない扱いになる。
    • ファストスキルが発動。セカンドファストはスキルを使っていない状態になるので使うまで未発動。
    • 1クエスト中1回限定のスキルは使っていない扱いになるため、再度使える。
    • 味方のスキル使用回数が0になるため、急襲大魔術の効果値が下がっていても元に戻る。
  • EX-ASは一度Lモードが解除され、リスタート直後で条件を満たしている場合はLモードになる。
    • 具体的には○問正解、HP100%未満から100%を○回は条件を満たさなくなるのでLモードにならず、○チェイン達成は達成している場合即座にLモードになる。リーダーはリスタートを貰ってもLのままリスタートとなる。
  • 味方全体に付与されたアイコン関連が消える。(のろい、ステータスの増減、毒、鉄壁、カウンター、WAS、反転強化、リジェネ、エンハなどなど)
    • 精霊強化、感知、封印が解除され、行動不可がなくなる。
  • アンサーリセットが再度発動できる。
  • 変身していない状態に戻り、再度変身できるようになる。
  • 決闘効果を貫通してパーティ全体を元に戻す
リセットされないもの
  • 現在のクエストのクイズの状況
  • 現在のパネル状況(精霊大結晶パネルや付与効果、色すべてリセット無し)
  • 現在のチェイン数
  • フィールド効果(残滅、パネルリザーブの継続効果。敵味方両方)
  • チェインガード及びチェイン封印、またチェイン犠牲強化
  • AS特殊変化
  • 敵に付与されている効果(毒、反動など)
  • 精霊大結晶の条件の累積分
    • リュオンやみんなのアレスちゃんの大結晶は蓄積系と類似した効果だが、こちらの蓄積値はリセットされない。

対処法

 基本的に汎用の対処法は通用しない。
 逆に言ってしまうとしっかり対策すると接待にしか思えなくなるようなことが多々ある。

リーダー時発動・ch依存のEX-ASを使う

 リーダー設定のEX-ASはリスタートに関係なく常時発動する。ch依存のEX-ASもチェイン解除を受けない限りEX-AS条件が満たされているため即再発動できる。
 ちなみにリーダー時EX-ASスキルはリスタートの影響を受けてもL状態のままだが、チェイン依存EXスキルは一度Lモードが解除された後即座にL化する。凜眼でも付けて印稼ぎや剣聖眼を付けてステリセの誘発なども一応できるということを覚えておけば役に立つかもしれない。

あらかじめ撃つ

 次の行動でリスタートが確定しているならば、先にSSを撃つ。
 特にウシュガのような1回限定のスキルなどを撃っておけばパネルの分だけ得できるし、蓄積などもどうせゲージがリセットされてしまうので撃ってしまえばよいだけである。

相性が悪いスキルを入れない

 リスタートは連打されるときはされるものの、のろいや回復反転のようにあらゆるクエストでむやみやたらに使ってくるような物ではない。
 そのため撃ってくるクエストをリサーチしておけば割とこのような対策でも対策となる。

相性のよいスキル

 初回0tで発動できるスキルやchに依存しているEX-ASなどは相性が良い。
 蓄積の状況もリセットされるのだが、最初からスキルが溜まっているのでゲージをため直せば即撃てる。印は純属性強化などとあわせれば0T、聖・邪・連も1〜2Tあれば充分。普通にスキルを使用して再度5〜10T待つより速いくらいである。
 特にリスタートを連打されるような環境であれば、逆に状態付与と印だけで固めることで、印がほぼ毎ターン全力で撃てる状況が作り出せてしまうため、ルディニア6を0tで攻略し出すということすら確認されている。
 決戦のドルキマスにて登場した急襲大魔術は運営公認のリスタート対策スキルである*1。リスタートを喰らってさらに単体スキチャすると5000%の大魔術が撃てるという完全接待となっている。
 また先制リスタートや、怒り時にリスタートをしてくる場合に限るが、反動・蝕も使いやすい。封印が無かったことになるため、結晶の封印ターン増がノーリスクになり、高威力かつ比較的早い発動という利点が活きてくる。

相性が悪いもの

 セカンドファストに依存しているスキルやカウントスキル(パネルカウントやLカウント)は相性が悪い。
 あと蓄積の中で唯一、破はHPの低い敵を倒さないとゲージが溜まらないため壊滅的なダメージを被っている。ってあれ?7周年ガチャに破があった気がするが…。
 パネカンもあるがこちらは所有者が所有者なので…やはりこういう運命なのか…。

余談

 最初リスタートが登場したときは「お?蓄積一強環境を運営は問題視したのか?」や、「蓄積対策か…まあ2年近く暴れ続けたからしゃーない」といった感じであった。
 しかし、研究が進むにつれて蓄積の巻き添えで多くのスキルが死に(あれ?この流れどこかで)、蓄積はさほど被害がない、むしろ印が再評価される結果となり、蓄積一強環境に更に磨きをかけることとなった。
 これを受けて2020年4月開催の決戦のドルキマスでは急襲大魔術が登場、LtoLしたドルキマス3・シュヴァルツの精霊にも初回0TSSの強化・チェイン関連スキルの追加などリスタート対策が多数施された。
 その後もガチャや魔道杯の総合報酬に1クエスト1回で性能が高めのスキルが搭載されることが増えている。
 リスタートを自重する気は無い模様。
 ちなみにリスタート実装時はちょうど7thキャラプレで好きな精霊10体から最大4体貰えるキャンペーンをやっていた。キャラプレ自体は恒例なのであらかじめ狙う精霊を決めておいたが、リスタートの登場で選択を再考したという人も多いだろう。

その他

 リスタートに似た魔法やアイテムとして、DQ4に登場する時の砂やFF5に登場するリターンの魔法がある。
 いずれも敵味方両方を戦闘開始時の状態に戻せるのがリスタートとの大きな違い。

 また、マリルイRPG4には味方のみを能動的に戦闘開始時に戻せるというアイテムが存在する。
 これと時間停止アイテムを組み合わせるとなんと40〜50レベくらいレベルがあっても勝てないラスボスが平均11レベ程度で倒せてしまうということがある。

関連項目

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