概要

 魔道士ギルドの最高意思決定機関であり、クエス=アリアスにおける世界最強の魔道士の称号でもある。
 この世界における魔道士の最高階位であり、絶大な力を持つ4名の魔道士で構成される。

 エリア10のノクトニアポリス終了まではウィズ、アナスタシアクォの3名が判明しており、もう一人の四聖賢については終盤でその存在が示唆され、その人物に会いに行くことが新たなる旅の目的となった。

 そして、エリア12のカムシーナにて最後の四聖賢であるレマとの接触に成功する。これで全ての四聖賢が出揃ったことになった。
 …のだが、レマは事故でエリア12では本物の肉体が焼失し、エリア13ではさらに魔道具コッケーに真名を移動させることとなる。クォはエリア10で死亡済み、ウィズは言わずもがなの現状、まともに魔法が使える四聖賢がアナスタシアしかいない。それでいいのか魔道士ギルド

 因みに野望に囚われたクォを打倒した主人公も新たな四聖賢となるよう勧誘されるがウィズとの旅を続けるために辞退している。
 が、主人公に魔道士ギルドを率いる存在となってほしいルベリは主人公を四聖賢とする事を未だ諦めてはおらず、様々な手段で事ある毎に主人公を勧誘していく考えであるようだ。上述のように現在機能している四聖賢が一人もいない以上勧誘するのも当然といえば当然である。

 過去の四聖賢としてはルシェの祖父とルベリの父であるクラクス卿が在籍していた。サイオーン戦役*1が終わって間もない頃クラクス卿とロシェの祖父が相次いで死にクォやウィズ、アナスタシアが入ったと思われる。その頃から統治派がいきなり勢力を伸ばしたことからこの二人に関しては、クォやアナスタシアが殺したと考えるのが妥当か。

余談

 ウィズ以外の四賢聖の名前はキリスト教がモチーフ?になっているような名前が多い。
クォ・ヴァディス
 クォ・ヴァディス(Quo Vadis)は貴方はどこへ行くのかという意味があり、2度記載がある。1度目は最後の晩餐時にキリストが君たちは私の行くところについて行けないだろう。と言うシーンでペテロがどこへ行くのですか?と問うシーン。この後キリストは磔刑に処せられる。
 二度目はそれから数十年が経ち、キリスト教がさらに弾圧されローマ帝国から逃げる決断をして逃げようとした時ペテロが既に死んでいるはずのキリストがローマに向かうのをを見て尋ねた言葉。キリストは「君が民衆を見捨てて逃げるというなら、私はもう一度磔になるためローマへ行く」といったことを宣言する。それを見てペテロはローマへ引き返し磔刑になった。
レマ・サバル
 レマ・サバルという言葉だけでは意味が無く、孫娘のエリエリと併せた『Eli, Eli, Lema Sabachthani?』(エリ、エリ、レマ、サバクタニ?)で意味がある。
 これはキリストが磔刑に処せられる時に発言されたとされる言葉でヘブライ語で、「神よ、(神よ)、何ゆえに我を見捨てたもうや?」という意味がある。
アナスタシア
 キリスト教の聖人の名前。ギリシャ語で復活した(目覚めた)女という意味がある。
 聖人の名前なので複数人がアナスタシアの名で聖人認定を貰っているがここではおそらく最初のアナスタシアである大アナスタシアを記載する。
 裕福だった彼女は、迫害されていたキリスト教徒のために見舞いなどをしていたが信仰がバレてしまい死刑となる。
 …なるのだが、餓死刑を宣告され30日間の絶食を二度課せられたが死なず、次に溺死刑を宣告され、小船に乗せられ穴を開けられたが船が沈没せず焼死刑にしてようやく死んだという逸話がある。

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