反転強化・聖(邪)はスペシャルスキルの1つ。初出は2019年11月29日開催のFairyChord2
 聖と邪は同時に実装されており、聖はタツマ(ガチャ)、邪はラファール(配布)が初出である。

概要

デッキ内の<主属性:○、複属性:光(闇)>の精霊の属性を反転し基礎ステータスをアップ。
※反転中は基礎ステータスの変動が起こりません。

解説

 例によってコロプラ語である。
 誤解を恐れずに簡単に言うと敵の属性反転とだいたい一緒である。
 つまり、最大の特徴としては主属性が変化するということである。無属性変化は忘れろ。

 それって何が問題?と思う人はウィズの回復精霊のASをよく見て欲しい。ほとんどの精霊が基本3属性のみ(+複属性)回復となっているのである。
 今まで光属性や闇属性を主属性とする精霊が存在しなかったことから、光闇をAS回復できるのはキュアセルフ(ラディウス系の決闘)、もしくは数少ない味方全体を回復できる精霊のみというのが最大の特徴と言える。
 ASに頼らないのであれば、精霊強化、EX強化、継続回復、回復といったスキル、戦後回復やL化潜在による回復などの手段はある。

 2020年3月のLtoL以降ガチャ産では無条件で全体回復というものが増えてしまい(蓄積聖などが顕著)、上記のデメリットがデメリットでなくなってしまってきている。微妙に使い勝手が悪いというのが良かったのにセンスがないというかなんというか…。

 属性相性は光(闇)となるので、対応属性の相手からは1.5倍のダメージを喰らう。
 また、反転しない場合と比べ(元の)有利属性敵からは2倍、同属性敵からは等倍、弱点属性敵からは0.66倍程度のダメージを受けることになる。ここら辺は無属性変化と似ているか。

 このスキルの最大のメリットはHPだけではなく攻撃力も増加するということである。攻撃ASやSSの威力が2倍になるといえばどれだけヤバいのかわかるであろうか?

 書き忘れたがのろい無効である。なんで?*1
 さらに反転中でも回復反転無効である。ホントになんで?*2
 また、反転中に敵から属性反転を喰らうと再反転し元に戻る。反転して強化しているので属性反転による強化すべても同時に解除される*3

詳細

 正直書いてる人もまとめていてこれバグだろ???って案件に何度も遭遇してしまいおそらく今後修正される可能性が非常に高い。
 とりあえずバグっぽくない挙動部分を記す。
  • AS回復やエンハンスは味方を〜や自身を〜以外は効果がなくなる。条件を満たしていないエンハンスは解除される。
  • 強化は1回使う毎に1割ずつ上昇する。(2倍→2.1倍→…→2.5倍という感じで。)ただし指定された上限がある。
  • 回復反転は反転中でも無効。
  • 呪いも無効。ただしSS2のおまけ効果は解除される。
  • EX-ASの精霊には使用できない。(バフスキルなので解除される。)
  • スキルが解除(強制進行、属性反転、スキルの持続ターンが経過)されるまで反転強化はかけ直しができない。
  • 属性反転を喰らうと効果解除となる。
  • 基礎ステータスが上昇するのでステアップ分は2倍にならず後から加算される。(基礎ステータス×2+ステアップ分という感じ。)
  • 統一大魔術は主属性/複属性を別カウントしているので影響なし。…たぶんミーテ型の大魔術は影響あると思われるが今後光(闇)に出るのか?
  • 反転中に無属性に変化は可能。その場合無属性と扱われるため特効などに強くなれる。

 ここからバグっぽいというか修正があってもおかしくない部分
  • 複属性が光(闇)の精霊を強化する結晶や潜在であってもそれを含めて基礎ステータスとしている*4
  • L化しているときにL潜在が発動していてそのときに強化をかけると、それ込みで強化されるがその後L化してもその部分は強化されない。というかLが解除されてもLのステを引き継ぐ。*5*6
  • 上記2点を簡単に述べると、発動した瞬間の呪いステアップを除いた数値が基礎ステータスとされる。何故そうなるかが謎だが・・・。

 「効果中は基礎ステータスが変動しない」に関してはガメより詳しいと噂のGamerchの中の人のツイートがあるのでそちらも参照。

相性のよいスキル

 基本的に光(闇)のアタッカー精霊なら大抵は相性が良い。
 回復という面を見なければ耐久力の変動はなく、むしろ堅くなっており(ガチャ基準。配布の場合は元々の有利属性に微妙に弱くなる)、攻撃力が上昇することで速攻撃破が狙えるというメリットがある。
 ちなみに2020年3月頃の話だが、攻撃力31000程度のパネルカウント40、100ch程度のGAリレイはSS1発で300万×2という意味不明なダメージをたたき出せる。GAリュオンもカウント上限まで溜めれば700万程度出る。
 そういったアタッカー側面だけを考えるならば1〜2体だけ対象外の属性をいれてサポートに回らせるのも面白いかもしれない。
 また、弱体化とは非常に相性がいい。100%弱体化ですら2倍になった火力×弱体化で2倍で4倍というゆで理論のような加算がされるからである。そこにアド結晶でさらに1.2倍!、闇属性で1.5倍!通常の7.2倍の攻撃を食らえ!的な。
 ちなみに上記でも書いたがこのスキルはスキル使用時のステータスを参照する。そのためL潜在などがある精霊はこのスキルを先に使った方が(微妙に)HPや攻撃が盛れる。

 特殊なものといえばゾラスヴィルク結晶だろうか?。L時に攻撃力を1000増加させることができる効果なのだが、反転強化後にスキルを使用しても基礎ステは変化しないため、上がったままでいられる。最もデメリットが重すぎて使いづらいが…。

 2021年4月には複属性封印強化というスキルが登場。
 非常に相性が良いが、反転強化は基礎ステータスを固定化してしまうスキルなので複属性封印強化→反転強化の順にSSを使用すると問題ないが、反転強化→複属性封印強化だとステアップが乗らなくなる。

相性が悪いもの

 属性を参照するスキルとはめっぽう相性が悪い。
 属性強化やエンハンス、果てはAS回復まで基本的に属性を対象としているので多くのスキルと相性が悪い。

余談

反転強化に伴う仕様変更の影響
 反転強化の実装のタイミングでその他の属性を参照するバフ系スキル全般(AS倍率強化ダブルAS付与融合強化など)までもが対象精霊がいないとスキル使用自体ができなくなってしまった。*7
 スキルウィンドウのOKボタンが消え「効果のある精霊がいません」と表示される。
 そのため、属性反転後のLカウントを貯めるための空打ちやレジェンド化のタイミングの調整などができなくなり、微妙に弱体化してしまった。余計なことしなくていいのに
HP調整
 今までも奇数調整、偶数調整、5の倍数調整、0調整といった調整があったがこのスキルが出るまではほとんどの場面で5の倍数調整をすれば良かったのだが、このスキルの登場によりそうではない方が良いという場面が出てきた。
 というのもHPが5の倍数調整は8割の割合ダメージを喰らったときに2割残るというところが評価されたため使われてきた。しかし、1.5倍強化時などでは端数の都合上5の場合は8となってしまい8割の割合ダメージを喰らっても2割とならなくなった。
 特に光(闇)は不調大魔術、快調大魔術が多いので注意が必要。
 端数を0にすれば問題なく発動できるので場合によっては0にした方が良いだろう。

その後

 初出からウルドラ/ルディニア登場頃までは圧倒的な性能を誇った反転強化だったが、さすがに強すぎると判断したのか、その頃から露骨な対策としてイベントクエストに光/闇特効持ちの敵が登場、光/闇だと壊滅するような感じになってしまった。
 さらに、追い打ちを掛けるように多くの敵が光/闇吸収を貼る様になってしまい活躍頻度は下がった。
 とはいえ、2020年9月現在でも活躍できるクエストでは未だ圧倒的な性能を誇っている。

 当初に問題視されていた回復が少ない問題も、光のみだが、蓄積聖持ちが全体回復となってしまったので弱点が補われてしまった。
 これによる反転邪の不遇を問題視する声も少なくない。
 その後、複属性が光と闇で全属性回復可能なガムシャ型の配布精霊が登場したことで反転邪のヒーラー不足にテコ入れが入ったと言える。

 2021年3月には新しいスキルセットの反転強化・邪持ちが登場。
 ASもSSもステータスも、これまでのガチャ産を食ってしまっているため、旧反転強化・邪持ちキャラの早期LtoLが期待される所であるが…。*8

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