その昔、今の魔王ブラフモ
*2によって暮らしていた町を破壊され両親を殺された。
アモンはその日からブラフモとその原因となった戦争を恨みながら生きてきた。
時は流れ、アモンにブラフモと直接会う機会が訪れる。復讐のチャンスと考えたアモンだったが直接目の当たりにして今の自分では勝てないと悟る。
ブラフモは顔以外は自身にソックリなアモンに対し、今ここで死ぬか仮面を被りブラフモの影武者となるかの選択を迫る。
アモンは影武者となり傍に身を置けばいつかは復讐の機会が訪れると画策し仮面をつけた…がその瞬間、それまでのアモン・バッケンは消失した。
復讐の炎は仮面の持つ魔力によってかき消され、彼の心にはブラフモヘの忠誠心だけが残った。
哀れである。
ちなみに素顔に関しては結構端麗な顔立ちだったようだが影武者に顔は不要とブラフモに切り裂かれている。