ちょっと怪しい黒猫のウィズ用語集 - ショコラフォレスト
 2014年2月に開催された、バレンタインデーにちなんだイベント。
 攻略難易度が比較的低いわりに報酬精霊が軒並み有用だったため、手持ちが貧弱だったプレイヤーにとって救世主となるイベントであり、当時は歴代最高のイベントといわれ人気を博した。
 2014年8月に復刻され、パッツァとムウマのそれぞれ2種・計4種がSS進化解放された。
 2017年2月に再復刻され、シビィ、パルフェ、パッツァ、ムウマがレジェンド進化し、計6種類進化解放された。

良かった点

 中級報酬のシビィは当時非常に貴重だった火属性のヒーラー、上級は生け贄戦法でお手軽高火力+回復SSのパルフェ、封魔級(正確には艶羨級)では回復+見破りで場所を選ばないスキルセットの黒パッツァと当時高難度を誇ったサイオーン15-4を抜けるのにほぼ必須だった火軽減SSに高倍率の分散ASの白パッツァ、絶級(貪婪級)では5チェインAS+割合削りの重アタッカーの赤ムウマと回復+水軽減の青ムウマと、初心者向けのシビィを除けばほぼ全てが一線級と言える性能の精霊。
 特に黒パッツァにいたっては2015年のミクイベントの”きっと届くと信じてるミク&リン”が登場するまでは雷デッキにおけるヒーラーかつ見破り要員としてかなり息の長い活躍をしていた。
そして白猫イベントで半分モブのような形ではあるが再登場したことからもいかにパッツァが多くのユーザーにとって有用であったかを物語っていよう。(ただし明らかに変態キャラとして扱われていたため、非難の声もあった)
 中級のシビィが封級で、上級のパルフェが絶級に、封級のパッツァが上級にと言った具合に、各級の報酬を推奨クエストにそのまま使うことが出来、手持ちの少ないプレイヤーでも全ての級を回ることが可能な親切設計。
 当時の無課金・微課金プレイヤーは「このイベントから上位級を回れるようになった」という声が多かった。因みにガチプレイヤーで有名なガチヨさんが初めてイベント絶級をクリア出来たのもこのイベントである。

悪かった点

鬼畜ケーキ

絶級は水推奨だが、道中に出現する雷属性のケーキの敵(通称鬼畜ケーキ)が単体に約9000という2016年の水準で見ても頭のおかしいレベルの超ダメージをぶちかましてくるため、行動前に処理できる火力がないとほぼ1体落とされるのが確定になってしまう。
 高火力SS持ちの火精霊をピン差しするなどで対処可能(ケーキ処理後はボスまでに倒れてもらい水属性助っ人に入れ替える)だが、無い場合かなり対処が難しい。ただ腐ってもイベント内の最高難度クエスト(=上級者向け)であるため、それくらいの関門はあってしかるべきとも言えるため一概に悪い点とは言い切れない。

パッツァとムウマの進化方式

 更に言うならば復刻時にパッツァ・ムウマがSS化したが、その進化のための素材がそれぞれの対となるS精霊(例:白パッツァをSS進化させたいならば黒パッツァを素材にしなくてはいけない)で非常に面倒であったことだろう。
 特に復刻時に初めて本イベントをプレイするユーザーにとては非常に大きな負担となっていた。

ガチャ

ショコラフォレストのイベント限定精霊はルカ・ウァレンティヌスとパニーラ・アモーの2種類だけである。ルカは当時はかなり貴重であった回復遅延精霊であり、パニーラは特定の場所で尖る同属性特攻であった。どちらもかなり優秀な精霊であり当たりのガチャと言える(ただし当時は限定精霊の排出率は今とは比較にならない程低い)。後にレジェンド化したが更に使い勝手よくなっており最難関クエストにも連れて行けるような性能となっている。

復刻2017

2017年2月中旬に約2年ぶりに復刻開催した。クエスト自体はリニューアルされ現在の環境に合わせた難易度となった。
パッツァの進化方式は、片方の種類のSSランクのパッツァにもう片方のSSランクのパッツァを進化素材として進化させるものであった。ムウマも同様である。よって前回の復刻の時でさえ面倒だった進化作業がかなり手間のかかるものとなってしまった。が、前回の復刻の時に本イベントに参加していたものはクエスト報酬として既にA+段階のパッツァ、ムウマが配布されたのもあって、そこまで周回を強いられることはなかった。一方初めてこのイベントに参加するものは全ての種類のパッツァ、ムウマを入手するためには膨大な手間暇をかける必要があった。

魔道杯 in ショコラフォレスト

2017年の本イベントの復刻の際にこれに因んだ魔道杯が開催された。チームはルカ、パニーラ、フレイであり、今回はルカとパニーラのボイスが設定されてないこともありツンツンは出来なかった。デイリー上位のボーダーはイベ覇のポイント効率が良かったことや陸式を回せるユーザーが増えたこともあり上昇したが、総合報酬のパッツァが性能的にあまり魅力があるとは言えなかったのでこちらのボーダーは前回より若干減少した。
浅井Pの動向
普段は魔道杯にあまりやる気など見せない浅井Pが総合報酬狙いで意気込んだのが今回の魔道杯である。パッツァが超好みでかなり思い入れがあるからとのことである。最終的に伍式ハムスターで90万ポイントを積んで楽々と入手することが出来た。
最近の魔道杯総合報酬のボーダーが異常な数値をしてきており、今回は浅井Pが自ら参戦してその異常性を直に味わってくれたので何らかのテコ入れをしてくれるかもしれないとの期待を持つユーザーが少なからずいる。因みに浅井P自身も魔道杯の過剰競争には苦言を呈したことがある。
また、うがぴよはもちろんのことトリエテリス声優も総合パッツァを獲得していた。

総評

 使い道の見当たらないしょうもない精霊やピーキーなロマン砲枠が多かった配布精霊だったが、このイベント以降報酬精霊の水準が上がり、有用な精霊が各イベントにつきほぼ必ず1〜2種は用意されるようになった。
 余談ではあるが本イベントの直前は歴代イベントの中でも難関度上位に入るであろうフェアリーガーデンであり、ユーザーが不満を貯めていたのでショコラフォレストは良い息抜きとなり神イベであるという認識になった。
 黒猫史の良い意味での転換点ともいえるイベントであり、その意義は大きい。