ちょっと怪しい黒猫のウィズ用語集 - パネルブースト
特定属性のパネル出現率を上げる潜在能力。通称「パネブ」。

概要

 1枚以上パネブ潜在を持っていると、問題パネルが供給される際にピロッという音とともに"パネルブースト"と表示されることがあり、これがパネブにより供給されたパネルである。
 一瞬しか表示されないので、「何かが表示されて有効色が来た」程度の認識の人もいる。
 ちなみに心眼でも同じような演出が起きるため、パネブ発動したのに違う色が来たと言わないように注意。

 潜在能力実装前は、デッキの有効色パネルが供給されるかどうかは完全に運であった。
 黒ウィズ歴5年以下ぐらいの人は、ALTERNAのようなパネル供給具合が普通のクエストやトナメでも同じだったと考えてもらえれば、当時パネル変換がどれほど重要だったか理解できるだろう。

 潜在能力が実装されてもしばらくの間は1精霊あたりのパネブは1〜2枚が標準で、エーテルも貴重であり覚醒を中途半端に開放して運用することも多かったので、まだまだパネル事故は発生していた。
 通常ファムがSS化された際、そのスキルセットもさることながら、「覚醒にパネブを3枚持っている」というのも地味に評価されていた。

 アユタラ解放あたりからはエーテルも徐々に潤沢になっていき、またパネブの枚数のインフレも進んで、2015年秋頃にはパネブ3枚、2016年夏頃にはパネブ4枚がガチャ産の標準となっていった。
 ここまで来ると、初手に有効パネルが1枚もないという状況はほぼ見られなくなった。(ないとは言っていない)
 このまま5枚、6枚とインフレが進むと思われたが、2019年11月時点では1体あたりの標準パネブ枚数は4枚のままである。

 後述の有力仮説のとおり、パネブ1枚あたりの効果は数が増えるごとに小さくなっていくと思われるので、実際には1体あたり4枚もあれば十分である。
 5枚以上パネブを持った精霊がLtoLで4枚に減らされたこともあるが、特に問題とはなっていない。

 2016年春の潜在結晶実装により、結晶枠が許す限りパネブを任意に追加することが可能となった。
 長ターンかかる高難度クエストや魔道杯等で安定周回が要求される場合、デッキの余った結晶枠にパネブ結晶をコストが許す限り埋めるのが定石である。
  現在、通常のパネブ結晶は効果値1〜3の3種類であるが、「量産可能でコスト30効果値5」「一品モノでコスト30効果値10」のイベント産パネブ結晶が3属性とも存在するので、理論上は最大55枚まで追いパネブすることが可能。

 ちなみに、2019年11月時点で全キャラ中最大のパネブ保持者は双翼のロストエデン3ノーマル初級報酬のみんなのまかたんの雷パネブ18枚(同型のティマ、マグエルも同じ)。複数枚所持可能なキャラでは、2900万DL版ヴィクトリアの雷パネブ15枚である。
 まかたん+ヴィクトリア4枚にグレイスっぽ結晶+アンゲラ結晶9枚を積み、同じくグレイスっぽ結晶+アンゲラ結晶を付けたまかたんを助っ人にすることで理論上最大である166枚のパネブを積んだデッキが作れる。後述の解析によればパネル出現比率は170:4:4であり、雷パネル率は驚異の95.5%にもなる。誰得 なお、契約深化レベル3でもデッキコストが495になりレベル900でもコスト上限は魔道杯のコストアップ込みで483なので確実にコストオーバーし、パネブには影響ないがステ低下は必至である。本当に誰得

効果

 長らく定説といえる決定的な仮説が存在しなかったが、以下サイトにて解析結果が発表されており定説となっている。
 https://wiztools.net/pages/panel.html

 …結果消えてるじゃねえか!

 以下の通りの処理を行うものと考えられている。
  1. 火・水・雷にパネルブーストを4ずつ付与する。
  2. デッキ内に含まれるパネルブーストをプラスする。
  3. その割合に応じてパネルを出現させる。

パネブの逆作用

 デッキのメイン属性に別属性の精霊をピン挿しした際、デッキの有効色でないパネブの発動によりパネル事故が発生してしまうことがある。複属性の主でない属性目当てで運用した場合に起きることが多い。
 また、助っ人選択時にデッキと同じ属性の助っ人がおらず、「どうせノーデスだから」と適当に選んでしまうと、助っ人のパネブが逆作用してしまうことがある。
 極端な例では、喰牙RIZEのトーテムキマイラ戦で初手に属性反転が来ることを見越して、複属性が火の精霊で固めた結果「火パネル来ねえええええ」という経験をした人もいるだろう。変換役を1枚入れれば解決するが

 パネブの効果が上記の仮説のとおりであれば、ピン刺し時の有効色パネル出現率はこうなる。(1体あたり4枚のパネブを持っていると仮定)
・メイン属性のみ5体
 24:4:4→有効色パネル出現率75%
・1体を別属性ピン刺しに変更
 20:8:4→有効色パネル出現率62.5%
ピン刺し精霊が1枚いるだけでこれだけ変わるので、ピン刺し運用をする際は、メイン属性のパネブ結晶を大量に積んで少しでも事故率を減らすしかない。

 なお、2015年に複属性が実装された当初、「ピン刺し運用を考慮してパネブの潜在を開放しない」というプレイヤーも少数だが存在した。しかし、パネブ潜在は覚醒の前半に設置されている傾向があり、その場合はパネブ以降も開放できないことになり、特にファストスキルが開放できないと致命的になることが多いことから、現在では逆作用防止でパネブ潜在を開けないという人はまずいない。

2024年3月の話

 そんなこんなでパネルブーストだったのだが、2024年3月になっていきなり光闇の主属性が実装されてしまった。
 この結果、パネルブーストで目的の属性の発生率が大幅に低下した。
 検証結果などを踏まえる限り、パネルブーストに手は加えられておらず、上記の計算式にままとなっている。

 今までの割合だと
  • 0の場合の割合で排出=排出割合は33%:33%:33%
    • 4:4:4
  • 10の場合
    • 14:4:4の割合で排出=排出割合は63%:18%:18%
  • 15の場合
    • 19:4:4の割合で排出=排出割合は70%:14%:14%
  • 20の場合
    • 24:4:4の割合で排出=排出割合は75%:12.5%;12.5%

 であった。

 これがなんの前触れもなしに
  • 0の場合
    • 4::4:4:4:4の割合で排出=排出割合は20%:20%:20%:20%:20%
  • 10の場合
    • 14::4:4:4:4の割合で排出=排出割合は46%:13%:13%:13%:13%
  • 15の場合
    • 19:4:4:4:4の割合で排出=排出割合は54%:11%:11%:11%:11%
  • 20の場合
    • 24:4:4:4:4の割合で排出=排出割合は60%:10%:10%:10%:10%

 と変更された。約15%のパネル出現率減である。

 ちなみに今までの20と同等のパネル割合になるには大体パネルブースト30の
  • 30の場合
    • 34:4:4:4:4の割合で排出=排出割合は75%:8%:8%:8%:8%
 まで必要。