ちょっと怪しい黒猫のウィズ用語集 - 響命クロスディライブACT3
 響命クロスディライブACT3は2019年4月16日(火)〜5月16日(木)開催のイベント。
 略称(通称)はクロデブ3、クロディラ3など。
 響命クロスディライブおよびACT2の続編イベントである。

開催前
 4月10日(水)に「さて、君は悪魔に何を求める?」という新イベントの予告が登場。この時点では魔界イベントなどの様々な予測が飛び交ったが*1*2、その中でもオールドワンとの類時点、周囲の三角などからクロスディライブと予測する者もいた。

 翌日には「クラックハンド隊に告ぐ。大人しく投降せよ」という予告に変わり、クロスディライブで確定はしたが不穏な予告に戸惑う者もいた。脱獄物は2ヶ月前にやったばかり、もっと言えば当時開催中のイベントも広義の脱獄物と言えるため、またかという声もあった。

 12日(金)にはさらに予告が更新され、前作、前々作が復刻。なお、前作の協力討伐クエストはソロクエストに変更された。この予告のエニィはなかなか評判が良い。
 同時に「教えて!エニィちゃん!(出張版)」が公開。専門用語が多い本イベントをクラックハンド隊と共に復習できる。ゲーム中でやれとか言わない。←本当にゲーム中でやりました。
 基本的には長々と説明するクラックハンド隊の説明をエニィが一言でぶった斬っている。改めて見ると実は本編に関わっている事も一部書いてあったりする。
 15日にはPVとおせにゃんがそれぞれ公開された。
開催後
 前作のX MISSIONのような地雷要素もなく、純粋なクロスディライブのイベントとしての実力が出ており非常に評判が良い。1に出てきたオールドワンの行動原因が詳しく補完されたというのも良い。デイブレイクの復活も待っております。
 なお、PVでは「敵は、全世界」と言っていたものの、実際の登場人物はクラックハンド隊の熱狂的なファン、グリットのライバル的存在のレーザーマニア、ウィジェッタを崇拝する後輩キャラと世界を敵に回した感は非常に薄かった。

イベント内容

  • 本編(2019年4月16日(火)16:00〜5月16日(木)15:59)
  • 超高難度(2019年4月19日(金)16:00〜5月16日(木)15:59)

同時復刻

いずれも(2019年4月12日(金)16:00〜5月16日(木)15:59)

新要素

ディライブスキル

 ドルキマス3のように一定数の問題に答えると様々なスキルを使えるようになる。
 ただし3-2をクリアしないと使用はできず、ポイントすら溜められない点は注意。
 また一部スキルは更にストーリーを進めないと使うことはできない。
  • グリット&アライナ&ウィジェッタ:敵全体へ無属性ダメージ
  • ミスティハイド&レリッシュ:敵全体へ弱体化+ダメージ
  • エニィ&クラン:敵全体へ無属性連撃攻撃し、連撃数分チェインプラス

単色ステアップ精霊強化

 クランのスキルとして実装。デスティニーズと比較して上限が3000だがSS1にも軽減が付いている。蓄積印のお供に向いている。

ロード画面で挟まる解説

 イベント特有のロード画面はUHGなどでもあったが異界やイベントの解説はおそらく初。

良かった点

ストーリー展開

 過去に倒したはずのキャラの再登場、濃ゆいボスキャラ、分かりやすい悪役、笑える話、黒ウィズの根本的な部分に突っ込む話、と楽しめる展開が多い。
 特に、クロスディライブは専門用語が多すぎるという批判が1でされておりそれの改善策として2では極力専門用語を使わないということをしていたが3ではそれに加えて、「教えて!エニィちゃん!」で解説したいマニアとバッサリ切るエニィというギャグにしているというのは非常に評価できる。
 またエピローグの最後では次回作があるかのような〆となっており、今後に期待したい所。

難易度

 クエストのハード以降の難易度が他のイベントと比べ非常に楽な作りとなっている。*3近年の難易度の異常なインフレに歯止めがかかるのは非常に喜ばしいことである。

報酬が優良

単色40ch、ステータス5000upなど分かりやすく強い。2019年4月時点の最難関通常エリアのカムシーナでも通用する。

悪かった点

ゲーム内の「教えて!エニィちゃん!」が飛ばせない

 他はボイス再生中であってもタップすれば飛ぶが「教えて!エニィちゃん!」の解説部分はなぜか飛ばせないため、公式HPで予習済み分かっている人が飛ばしたくても飛ばせずイライラする。

イベント精霊図鑑関連

 イベント精霊図鑑に登録される雑魚敵は 見た目の違い2種類×進化前後の違い2種類×属性の違い3種類=1イベントあたり合計12種類 であることが多いが、今回のイベントでは雑魚敵の見た目が3種類存在している。そのため3×2×3=18種類の雑魚敵を埋める必要があり他のイベントより図鑑埋めの手間がかかる。クエスト1周あたりの戦闘回数が2回しかない第2章にしか登場しない敵も多い。
 また第1章と第3章で登場する敵は過去作の敵の使い回しで、ドロップしても今回のイベント図鑑が埋まらないのも間接的に図鑑埋めの妨げになっている。ストーリー的に今回の雑魚敵を登場させるのは不自然な場面なので仕方ないが…。

賛否両論点

ポイント関連

 上で書かれているように、今回はディライブスキルとそれに関連したポイントが存在しているが、ストーリー中盤でシステムを解禁するまではポイントを貯めることすらできない。ポイント累計の報酬もあるのでやや不親切に感じる点である。
 しかし、3-2クリア以前にディライブスキルが使える、育てられることが出来たならばストーリー展開と矛盾することになるのでそういった面では仕方がないとも言える。
 ちなみにポイント自体は非常に溜めやすくノーマル全部1回ずつで10万、ハードもやると50万、エクストラで90万まで溜まる。最大ポイントが100万しかないため無駄な周回を重ねなくて良いのは良い点。

その他

 前作と今作までの間の話の1つである2018GWがコストカット何らかの理由でストーリー自体が存在していない。今作が非常に良い出来であるため残念である。ちなみにボイス(注:外部リンク)から察するに休暇をもらったのでお散歩しながらケーキとか買う話?のようだが…。

ガチャ

 最近のアタッカー寄りのガチャから少しサポート寄りの性能になっている。ゴールデンウィークを控えていることもあり少し控え目に引くプレイヤーが多い模様。

With Brave Heart エニィ

 雷単色 AS:攻撃 SS:蓄積解放大魔術・印 EX-AS:全体化
 UWGのアリエッタの色違い。
 本ガチャのクラン、UWGエリスなど一度に多くの効果を付与できる精霊と相性が良い。
 ゆるふわ系。
 さらっと両親に貰った本当の名前を思い出していたことが判明。ACT4も示唆されているので、その内容の伏線となるか?

Beam Meister グリット

 水/雷 AS:攻撃 SS:Lカウント大魔術 EX-AS:貫通・チェインプラス
 FairyChordのルミス、UWGのリルムの色違い。
 WASデッキでフィニッシャーとして使うキャラ。リコラがいるとスキルを使い続けることができる。地味にオールドワンとのタッグカードである。
 2から3になったらいつの間にかパパになってた人。ビームマニアになる前はレーザーにハマっていて、サイトも運営していた黒歴史?がある。今でもレーザーは嫌いではないが、どっちつかずというのはビームに悪い気がしているためビームマニアだそうだ。
 当時の名前の由来は新入社員であることから。
 ちなみにパパであるがエニィのほうが給料が高い。

Shield of Spirit クラン

 雷単色 AS:回復・ガード SS:精霊強化 EX-AS:チェインプラス
 デスティニーズの単色版。単色精霊強化にはエリカ型、イレーナ型等の強力なライバルが多く使い分けが鍵となる。蓄積印のゲージは上記のものと比べてもより多く溜まる。
 EXASはクイズに5問回答で発動し、1ターン継続だがチェインが10溜まるという少しピーキーなもの。1ターン抜けを続けられるなら強い。

Odd Couple アライナ&ウィジェッタ

 水単色 AS:攻撃 SS:パネル爆破大魔術 EX-AS:貫通
 UWGレナの色違い。アライナはACT2に引き続きタッグ枠での登場。
 パネル爆破を連続で撃つには原状ではパネルリザーブが欲しいところなので、ルルーシュを持っているかどうかで少し分かれる。エクストラでは気にせずに連発可能。
 前作でアライナはレリッシュと一緒に複座機に乗っていたが、今作は1つのドローンに無理矢理2人乗っている。結果めっちゃ狭くウィジェッタの胸がアライナに…。そのためアライナと替わりたいという人が続出した。

Nuke-Nin ミスティハイド

 火単色 AS:攻撃&回復 SS:純属性ブースト EX-AS:貫通
 幻魔特区reloaded2のレグルの色違いが1年弱経ってようやく登場。おそらくレグルが進化したらこうなる。
 SSの初回ターンが1(SS1)/4(SS2)と短くなっており、最大500のブーストができる。しかしHP消費が毎ターン20%と厳しく、両隣ブーストも同じ効果値をピンポイントにではあるが付与できる。
 それ以上にEXASが強い。10ch以上で継続する3000%の貫通だがAS2が回復10%であるためアタッカーをしつつヒーラーもできる器用な精霊として起用できる。問題はchを溜める手段?

Thrill Eater レリッシュ

 火/光 AS:属性特効 SS:弱体化大魔術 EX-AS:全体化&チェインプラス
 FairyChordのリレイ、UWGのソフィの色違い。構図はちくわことグレイスにそっくり。
 複数いるとかなり強いEXASをもつ。AS主体ならシリス、SS主体ならエニィ、エニグマチェリーなどと組むのが良い。
 なお、これまでの同じスキルセットのリレイとソフィは共に三つ編みでSS+で眼鏡をかけているという共通点があったが、レリッシュはSS+を含めて三つ編みにもならないし眼鏡もかけていない。あとヒロイン格が持ってるという共通点もあったがレリッシュは(ry

報酬精霊

ドロップ報酬が2枚、累計ポイント報酬1枚、ミッション報酬1枚。

Running Hacker プロセ

 累計ポイント報酬、3枚で最終進化。
 水 AS:攻撃強化・ガード SS1:ステータスアップ SS2:回復 EX-AS:10チェイン以上で水属性回復
 魔道杯報酬のケイトリンの水。ヒビキはASが特効であるしSS2もスキチャパネチェンであるため使い分けという面はあるがヒビキより使いやすいという声がちらほら。運営は早急にクロマグゼロのヒビキの強化を。 実は2018年9月に強化されてアレなんだぜ…
 ウィジェッタに憧れており、ウィジェッタに会うために3日間走り続けても疲れすら見せないインドア系。インドアとは…
 こう書くとまるでどこかの怪獣のお姉さんみたいな…。

Laser-Will コヒレンス

 ドロップ報酬。
 火 AS:属性特攻 SS:特攻大魔術
 レーザーマニアでビームマニアのグリットと対立するのだが…
 憧れのシャイン・レイと出会った時は普段の無口っぷりはどこへやら、顔を真っ赤にして興奮する姿を見ることができる。何これ可愛い。
 蛇足だが、間違えそうになると思うがRazorはカミソリの事である。
 深化ボイスはめちゃ早口でかわいい。
 ちなみに中の人はあの有名な高性能ポンコツAIという噂も…

Please Stick Around ルタージュ

 ドロップ報酬。
 雷/火 AS:回復 SS:精霊強化
 エナローゼの属性違い★彡
 トリテンなどがない場合、インフレする火力に対抗する手段として非常に役立つ★彡
 かつてはこの異界によくいる生きる気力が無い引きこもりだったが、オールド・ワンの演説に心を動かされる★彡
 そしてその絶望の化身たるオールド・ワンを倒したクラックハンド隊の事を知りたくなり、みんなに伝えたくなったインタビューマニア★彡

Shell-Ark's Dictator ネオン

 ハード5クリアミッション報酬。
 雷 AS:チェイン攻撃 SS:チェインガード
 MARELESSのフリーダの属性違い。単色でもあるためフリーダとは違った使い方で取り回しやすそうである。
 社長などを軟禁するなどして自分の思うままの世界を作ろうとしたが、マニア相手では分が悪かったようだ。(ちなみに本人もマニアな一面があるが自分では気付いていないようである。)
 ちなみに二つ名はそのままシェルアークの独裁者という意味。

 社長の三男という言及からわかるとおり*4
 スタイルの維持とかけっこう頑張ってるらしい。あとネイルとか。
 でもアイドルはないだろう、アイドルは。

 魔道杯ではデイリー上位報酬として登場。
 しかしストーリーでもクエストでも非常に厚遇される。
 そのストーリー展開も含め、今後が非常に期待されるキャラである。
 

報酬結晶

X-DERIVE

 複属性が水の味方のHPを200アップする。
 火水デッキか雷水デッキで使うのが最も効果的だが、攻撃力を優先すべき場面も多いので注意。

ぷちっと・わん

 力を失ったオールドワン。力を失っているのにやたら偉そう。
 効果は物質の味方のHPと攻撃力を300上げる。ミホロ、シトラ、アイ、オオミコシガミ、一部のミクなどにとっては有りがたい効果。

超高難度

 1戦のみのクエストだが、ボスが復活する。
 復活前は光闇対象の恐怖、復活後は単色にも効果がある恐怖を使いこなす強敵。
 復活した後に弱体化込みでワンパンを狙える蓄積エッタ、捕食シューラなどが活躍しており、ヨビコを呼び込む3TSSデッキが早い段階で完成した。

The Ordeal オールド・ワン

 火/闇 AS:分散攻撃 SS:蓄積解放大魔術・邪
 配布の蓄単邪持ちの火闇属性であり、MARELESS2のノクスの配布版となる。色違いのマディーロが終焉レイドなどで起用されたことがあるため、オールドワンの活躍にも期待がかかる。
 かつては人間の生きる気力が生まれず、そうして滅んでいったアプライズ文明を目の当たりにしたため、気力を生み出すため管理された闘争世界を作ろうとした。*5
 がしかし、この文明がマニアによるマニアのためのマニアの世界であり、満たされるということを知らない文明であったため人類の未来は明るいだろうと結論づけている。
 ちなみに彼に勇気づけられたようなルタージュのような人間もいるように一概に彼が悪と決めつけるのは早計のようである。

試練の結晶〈オールド・ワン〉

 クロスディライブ2の虚の夜明けの量産品。
 分散ASを持つ強力な精霊(蓄単邪など)を多く持っているなら集めても良さそうである。
 効果値は30と虚ろの夜明けの150と比べると比較的抑えめ。

余談

 ストーリーを読み進めていくと、グリットが本当に親バカになっていて微笑ましい。
 エニィ、クラン両名にはグリットパパと呼ばれてる様子。

その後

 2019年夏ガチャのエニィ編では本イベントの後日談となっており、変なマニアが登場する。
 また、2019年8月の大魔道杯with三大悪女?は意識不明となっていたネオンちゃんが死界に落ちて、目覚めるまでのストーリーが語られている。

関連項目