ちょっと怪しい黒猫のウィズ用語集 - 覇眼戦線4
 覇眼戦線4 覚醒の王は2018年7月31日より開催のイベント覇眼戦線3の続編である。

開催前
 イベント開催約1週間前の7/23よりフィールドマップの魔道士の家、及びその中の覇眼戦線アイコンにモヤモヤの渦がかかるという新しい演出が登場。アイコンをタップするとハクアのボイスが聞こえたので、大体のユーザーが覇眼戦線の続編開催を予想していた。
 7/25にはお知らせとツイッター上に折れた鎌の一枚絵が公開。
 魔道杯と土日を挟み、イベントに先駆けてTwitterと7/30公開のおせニャん#51で本イベントの予告がされ、これに伴い覇眼戦線シリーズすべてと関連ストーリーが復刻、覇眼戦線4のプロローグも開催された。
 PV特設サイトも公開されている。

イベント内容

  • プロローグ (2018年7月30日(月) 16:00 〜 2018年8月31日(金) )
  • 本編 (2018年7月31日(火) 16:00 〜 2018年8月31日(金) )
  • 超高難易度(2018年8月3日(金)16:00〜2018年8月31日(金))

新要素

原初の覇眼

 クエスト中に使えるお助けスキル。
 ストーリー設定通りにアリオテスの覇眼で敵を暴走させ、敵スキルをこちらに有利な状態に変えて発動できる。(のろい→効果解除など)
 クエスト難易度に応じてクエスト中の最大使用可能回数が設定されている。
 また、ノーマルモード以下では常に心眼・絶が発動状態となっている。

新スキル パネル爆破大魔術

 新キャラのオリアンヌにて実装。
 使用時のパネルの色数分だけSS弾数が増える。現在の最大値は3色パネルx4個で12回。
 爆破したパネルは新たに配られるのでパネル事故防止のパネチェン役をも兼ねられるかもしれないが、通常クエストで最大効果値を出すためにはパネチェン精霊を別に用意しないと難しいのが悩み所か。
 後はエクストラモードVOID ZONEなど3色パネルだらけなのが分かっている所では間違いなく役に立つ。

新スキル 単体版 蓄積解放大魔術・邪

 ハクアにて実装。

新潜在

 結晶では存在していたが、烈眼と惺眼が潜在では今回が初となった。
 またエクスカリバーの潜在も登場。他に良い名前はなかったのか?

覇眼メーカー

 覇眼のエフェクトと画像を合成できるお遊びサイト。中二病患者さんはどうぞ。
 https://colopl.co.jp/magicianwiz/lp/haganmaker/

敵全体へのムニキス

 死の秒針を使う敵の覇眼を暴走させる事で発動できる。

良かった点

事前にキャラクター相関図が公開された

 珍しくキャラクター相関図が特設サイトで公開されている。(1〜3のネタバレ注意)
 シリーズ4作目な事もありキャラ名・家名が非常に多くなっているが、この変なのはハーツオブクイーンとグランファランクスのどっち所属だったっけ…状態な人もこれで安心。ヤーボが裏切った事などについては…?

悪かった点

長すぎるストーリーとそれによる弊害

 小説調で書かれる故に文章量が非常に多い。場面転換も頻繁にあり、登場人物の数も相当数に上り、その上で多くの人物にそれぞれ見せ場を作ろうとしたせいか更に長くなってしまっている。
 そのせいで焦点がぼやけてしまい、各々が逆に印象に残らなくなってしまっている。

 同様の批判を受けるイベントとして八百万神秘譚4があるが、重くシリアスな作風で人死にも多い、シリーズの過去作と比較したときの登場キャラの交代、冥府の勢力による地上侵略、悪人に利用される少女を描いた安易な悲劇演出、などこの2作には妙に共通点が多い。「西戦線」というとんでもない誤字も存在していた(現在は修正された模様)。ライターが同じなのだろうか・・・?

過去作との矛盾

 覇眼戦線3の時点で既に指摘されていたが、親世代にあたる人物達(リヴェータの父、ルドヴィカの父、イリシオス等)が後付けで補填された結果、過去作と更に矛盾をきたす様になってしまった。
 また2及び3で専らファイアーエ〇ブレム的な世界観にシフトしたせいか登場しなくなっていた銃等の小火器が4で再登場し、悪目立ちしてしまった。
 4000万DLのアーサー&アリオテスのストーリーでは、アーサーに覇眼を植え付けた人物の説明の場面でウィズセレクション版のカノンの姿が映っていたが、本イベントではセツナの仕業であるとされ、カノンは直接関係していなかった。
 説明では「頭に花の髪飾りをつけていた」と言われていたが、セツナは花の髪飾りはつけていない。

同じ事を繰り返しすぎる

 覇眼の暴走は過去何度も出てきているが今回のイベントだけでも暴走する話が複数ある。
 アーサーやルミアは季節イベントの小話でも同じことをやっており、しつこいという意見もある。

説明不足による説得力の欠如

 説明パートが多々ある本作であるが、具体的描写を伴う場面は実は少なく共感を得辛い。特に敵の方はこの傾向が顕著である。
 セツナのカノン関連の話は味方の主張よりセツナの方が正しく見えてしまったり、サキアの覇眼の戦士に対する憎悪もその背景が全く説明されることなく退場してしまった。

黒猫の魔法使いについて

 重要な場面ではそれなりに仕事しているが、黒猫の魔法使いの存在感は過去の覇眼戦線シリーズと比較しても相当薄い。
 他にも他のイベントでは治療行為を行っているのに負傷した味方の治療を全く行わなかった点は指摘にあがる。

賛否両論点

リヴェータ、ルドヴィカが出ない

 これまでストーリーの主軸を担っていた2人だが、今回のストーリーではリヴェータは島の反対側で防衛、ルドヴィカは大陸に調査出張と言うことでほぼ登場しない。
 一部のファンからは主人公が変わったのならタイトルを変えた方がいいとの主張もある。
 この2人は5周年記念等でも小話が作られており露出が多いことから、本編でのアシュタル、アリオテス達への世代交代を支持する声もある。

アリオテスが女性っぽい

 絵が非常に女性よりに書かれている。胸当てが膨らんでいるため胸があるように見え、顔立ちもどことなく女性っぽい。
 アーサーが間違えたのも頷けるという設定の補完にはなるが、こんなアリオテスは…という声と、むしろこれでいいという声があり賛否両論。

原初の覇眼システム

 原初の覇眼は覇眼持ちの敵の行動をさせず1tだけ味方に有利な行動に変える。
 例えば呪いを覇眼で暴走させれば効果解除(全体)を敵が勝手に放ってくれる。

 ここで問題だが通常攻撃と呪いどっちの方が厄介だろうか?超高難易度では初戦1t目の行動がこの2択であった。そしてここで呪いを暴走させてしまうと通常攻撃(1万5000)を食らってしまいガメオベラとなる。
 システム的には面白いのではあるが敵の行動を知らないと活かせず、心眼・絶で知っていても先の例のようなことがあれば活かせない。一部ユーザーからはオボエ・ゲーとまで言われている。
 また原初の覇眼を正しい敵に使用しないとクリアできない難易度が多いので、全体的にテンポが悪い。

不具合

 ストーリークエストの涙雨を初回プレーして終わった際に報酬を受け取った旨のお知らせが出ない。

ガチャ

 全6種類のガチャ。
 全てアタッカーで明確なハズレがなくかなり当たりガチャと言える。

新剣聖王 アーサー・キャメロット

 雷戦士 AS:属性特効 SS:弱体化大魔術
 初のエクスカリバー潜在を持つ。「Lモード時、5ターンの間、自分のみ稀にクリティカル」
 結晶版は「ごく稀」だがこちらは「稀」。確率でいうと25%と言われている。
 3クレティアの雷バージョンのため潜在やSS共に優秀。

昏眼と惺眼 アシュタル&ルミア

 雷/光戦士 AS:連撃・複属性攻撃強化 SS:残滅大魔術
 敵にとどめを刺すとチェインプラス型の残滅大魔術だが、ここまで別色でもパッとした活躍はなく外れの壺扱いされてしまっている。
 オリジナルの惺眼を持つが、結晶版が全く活躍していないため他のL時発動結晶を付けられないというデメリットばかりが目立つ。
 そもそも雷光の残滅は、タイプこそ異なるが直前の異界の物語ガチャでまどか&マミが登場済みであり、まどマミを持っている人には限りなく魅力が薄い。せめて複属性が異なればもう少し使い分けもできただろうが……

原初を照らす覇眼 アリオテス・ゲー

 火/闇戦士 AS:連撃・複属性攻撃強化 SS:融合大魔術
 単体融合で強いのだが、闇はゼラードが有能すぎたり、ゾラス結晶などのL時発動結晶がつけられない点が惜しいか。

宿業の烈眼継承 オリアンヌ・ルガ

 水戦士 AS:解答速度依存連撃 SS:パネル爆破大魔術
 水のパネル爆破大魔術。また、Lモード覚醒にオリジナルの烈眼を持ち、潜在結晶版より効果値が高く上昇値は500ではなく1000となっている。自傷値は変わらず10%。ゾラス結晶涙目(まあ本来のは2000アップとはいえ…)

3つの眼を支える セリアル・ノト

 火/光亜人 AS:ルーシュ型 SS:特殊パネル変換
 3色パネルでなくともノーチェイン900と効果値は十分。だが攻撃力…
 1体のみならクルイサの天邪鬼結晶だけでも大活躍できるか。特殊パネルは攻撃力アップ付与。

礫滅の処断鎌 ハクア・デスサイス

 水/闇戦士 AS:分散 SS:蓄積解放大魔術・邪 (単体)
 初の単体版蓄積邪。待ち望まれた単体蓄積邪であるはずなのだがオリアンヌがやばすぎて影に埋もれてしまっている…。強いけど。
 地味に九死がなく、アドヴェリがあり、ASも分散でありながら効果値700と割と使いやすい。

報酬

結晶

 通常クエストボスの結晶化もあるが、全て汎用結晶でオリジナル絵柄のものはない。
エクスカリバーの結晶
 「Lモード時、2ターンの間、自分のみごく稀にクリティカル」
 ハード覇級クリア報酬。
 ブースト等と違いHP減少等のデメリット無しでクリティカルが出せるので、おみくじ感覚で付けておくのもいいかもしれない。
 確率は5%と通常のブーストと同じ模様。
カノンより与えられた大剣
 「チェインガードの継続ターン数を2増やす」
 全ボス最終進化報酬。
 八百万Zのアトキンス結晶より1T長いためチェイン保護ループ中の誤答をさらに保護できる。しかし最近のチェイン保護はヤケクソ気味の50Tガードだったりするためそこまで…という感じだろうか。

報酬精霊

 セツナ、サキアはAを4枚、エルダーはSSを3枚集めて進化。

浸透する闇の覇眼 セツナ

 封魔級ボス 水/雷戦士 AS:全体攻撃 SS:詠唱多段
 ドラプロコラボの火竜の水版。
 結晶はコストダウン

覇眼を狩る彷徨魂 サキア

 絶級ボス 雷魔族 AS:ルーシュ型 SS:パネチェン?
 雷のルーシュ型配布は1体しか手に入らない初代トリテンだけだったが、使うかどうかはともかくとしてようやく艦隊化できるようになった。
 天邪鬼を使い複色を踏めば2t目から10万越え、使わなくても5万程度は出るので2体か3体は作ると良いのかもしれない。
 結晶はパネブ

封魂の剣聖王 エルダー

 覇級ボス 火魔族 AS:特効、SS:残滅大魔術
 カリュプスの腕の火版。
 カリュプスの腕はそこそこ出番を見かけたので、こちらも活躍の場所はあるだろう。
 チャージ残滅の8tが覚醒アデレードのはずであるため進化解放祭で選ばれなかった場合、完全に配布のこいつの方がアデレードよりいいという逆転が起こる?のだろうか。
 あと、地味にASが初手は誰よりも早い15chさんより強い。いいのだろうかそれで。
 結晶は残滅(ターン数)

超高難度

 8月3日実装。原初の覇眼が"無限"回使用可。(1Tに1回制限はそのまま)
 進化に同種3枚が必要、クエストは2戦のみだが毎ターンのように原初の覇眼を使わないとクリアがおぼつかない等と評判は余りよろしくない。
 ただし覇眼を正しく使う事ができれば難易度はそれほどでもない。

咎を宿す魂の管理者 アヴェスタ

 超高難易度ボス 水闇魔族
 エルンスト、ウィングメアの水闇版。超高難易度ボスにしては珍しく2Pカラーではない。
 結晶化すると闇HP+200。闇HP+200は実は初出で、配布では最高クラスの性能。
 ただし、こいつを5枚結晶にする手間に見合うかは微妙と言える。
 余談だが水属性の超高難易度報酬は実にエステレラ2(2017年12月)の水ドルティ以来。