ちょっと怪しい黒猫のウィズ用語集 - 煉獄より来たる者

概要

 2014年1月に開催された超高難度イベントで、天魔級・覆滅級の2つのクエストで構成されている。

良かった点

 無し

悪かった点

理不尽に難易度が高い

 高ステータスのパネルシャッフル持ちや高速パネル変換スキルも無い環境で、初戦から2.3ターン連続で指定色のパネルが来ないと確実に死亡する敵の火力。当時最高峰の性能とステータスを持っていたリースやクリユッカやこのイベント用のグリードですら初戦のパネル事故に遭えばひとたまりも無い。当然カスミやコトリではお話にならない。
 天魔級ではボス戦では敵の攻撃が運悪く何回か被ると確実に1体は死亡する。何とか敵の連続単体攻撃が1体に集中砲火しないことを祈ることしかできない。強いて言うならば遅延スキルを使って敵の行動回数を極力減らす事が対策であるが、それでも誰かが死んだりするのは珍しくなく運ゲーもいいところである。当然高難度ということで複色パネルもそこそこの頻度で来る。
 天魔級よりはマシであるが覆滅級も大概であり、1問でもミスしようものならジリ貧になること間違い無しで心臓に悪い。

手に入れられる報酬が産廃

 本作で入手できるのは、マルク・アンスバッハとカデジュ・ウル。マルクはASダメージアップ(1.5倍)、SS大魔術(120%)のスキル持ちで特にステータスが高いわけでもない。そしてカデジュはASHP吸収、SSパネル変換(8T)であり、ステータスも特に高いわけではない。はっきり言って産廃もいいところであり、とても高難度クエストを周回した見返りに貰える報酬とは思えない代物である。なお開催から2年以上たっているがいまだに復刻もL化も無く産廃のままである。

ガチャ

 本作のイベント限定精霊はグリード・サクリファイス1体のみ。グリードは5チェインアタッカーで3ターンの遅延スキル持ち。煉獄より来たる者以外でも様々な場面で強い精霊である。もちろん激絞りだったのは言うまでも無い。

ユーザーの反応

 当然のごとく評判最悪で廃課金ユーザーのそうそうたる面々も早々と匙投げモードとなった。無課金・微課金ユーザーは馬鹿馬鹿しく挑戦すらしない者も大勢いた。当時はかなり理不尽な高難度イベントであったがインフレが進んだ今では同じ敵構成ならおそらく簡単にクリア出来ると思われる。それゆえ図鑑埋めや力試しとして是非復刻してほしいとの声もそれなりにある。
 ニコ生放送にて、うがぴよが本作の作者だと判明する。更に「復刻も検討します」と発言したが現在全く音沙汰が無い。

余談

 ゼノンのストーリーに首なし騎士が登場するがそれがマルクではないかと言われている。
 グリードはストーリーにて、故郷がマルクに襲われ多大な被害を受けており復讐の旅に出ている。
 ゼノンは首なし騎士に家族を殺され復讐を誓い死神と契約し現在の姿になったという。
 この事から、グリード=ゼノンの説があるが詳細は不明。なお「もしその説が正しいなら、死神と契約して力を手に入れてるのにむしろ弱くなってるじゃん」とよくネタにされている。

 2018年クリスマスストーリーで首なし騎士がマルクである事が判明した。言い換えればugpyってこと?

その後

 このイベントに関してずっと音沙汰が無かったが、2021年8月のグランドフィナーレにてようやく報酬のマルクとカデジュがイベントのポイント報酬として配布される事になった。イベントそのものは現在と当時ではシステム上の齟齬があって復刻できないようである。