ちょっと怪しい黒猫のウィズ用語集 - 5の倍数調整
 HPが20%以下で追加効果が発動するSSをもつ精霊のHP調整パターン。
 多段カウンター全盛期の2017年頃に流行った言葉だがここ最近は聞かない…と思ってたら快調大魔術がでたのでまた稀に聞くようにもなった。

解説

 HPが20%以下の条件を意図的に満たすにあたって、味方全体の80%消費のSSを使おうとした際HPが5の倍数以外だと、仕様により消費HPの小数点以下が切り捨てられ残りHPは僅かに20%を上回り、SSの追加効果の発動条件は満たされない。
 一方で5の倍数であった場合は、最大HPに0.8をかけると小数点の出ない80%丁度の消費となり、残りHPは20%ジャスト。追加効果の発動が可能となる、というもの。

 また、これに加え、一般的な奇数調整による50%消費×2のパターンで発動させるケースも加味すると、「5の倍数かつ奇数」ということで、「HPの下一桁が5」というのが一番融通の効くケースではないかと考えられている。
 但し、例えば「70%+10%」のようなパターンで合計80%を目指そうとした場合は、それぞれの削りで端数切り捨てが発生しないようにするには、下一桁は0にしなければならない。下一桁5といえども万能でない点は留意する必要がある。

 ともあれ、非常にリスキーかつレアな展開である。上級者向けの戦法といえるが、そうでない人も頭の片隅には留めておきたい。

 蛇足だが運営がこのような使い方を理解したのか、最近のガチャ産精霊は下1桁が5であるパターンが多い。
 マナを振る前に一度確認してみよう。

よく分からない一例

  • 最大HPが12の場合…80%は9.6だが切り下げで9ダメージ受けて残りHPは3(25%)
  • 最大HPが10または15の場合…80%はそれぞれ8、12なので残りHPは2、3。どちらもちょうど20%であるので20%の条件を満たす!
    • このとき15の時の方が奇数なので50%2回での調整ができ都合が良い!
  • ちなみにこれ、HP条件を抱えた精霊のみにすればいいことであるので普通の精霊は50%削りを2回耐えられる奇数であれば問題ない。
参考
 本項作成にあたっては、以下のサイトを参考にした

 wiztoolのブログ
 http://blog.wiztools.net/archives/1578
 ウェイバックマシン(2020年8月6日アーカイブ分)

関連項目