☆ただし、以下のワードについては、小論文内に必ず含むこと
- 祭神、創建年とその時代背景
- 社殿は平安京の何を模したか
- 神苑の作庭者名
- 6月1日と2日に行われる行事名

解答チェック
《解答例》 ※これらのポイントうち、赤字のキーワード部分を含む解説を適正に記述することができて正答 公式テキスト[増]29・57・216・225ページ/[新]24・70・270・290ページ
◦ 明治28年(1895)、平安京建都1200年を記念する歴史的意義を含めて、左京区岡崎で第4回内国勧業博覧会が開催され、その記念殿として平安神宮が建造された。
◦ 平安神宮の祭神は、創建当初は平安京を奠都して京都に都を築いた桓武天皇が置かれた。さらに昭和15年(1940)に、平安京としては最後の天皇となった孝明天皇も合祀され祭神に加えられた。
◦ 京都総鎮守の社として創建された平安神宮の社殿は、平安京の朝堂院(大内裏の正庁)を模して約8分の5に縮小したもので、二層の神門は応天門、拝殿も大極殿と、いずれも平安京を参考にして
造られている。
◦ 本殿は昭和51年(1976)に新左翼活動家の加藤三郎の放火により焼失したが、同54年には全国からの募金によって復興した。
◦ 神苑は明治時代の代表的な日本庭園として知られ、社殿を取り囲むように総面積33,000平方メートル(約10,000坪)に及ぶ広大な池泉回遊式庭園で東・中・西・南の4つの庭からなっており、
南苑以外は「植治」と呼ばれた7代目小川治兵衛の作。神苑を含む神域は、昭和50年12月に国の名勝に指定された。
◦ 6月1日と2日には「京都薪能」が催される。昭和25年から始められた野外演能であり、京都能楽会に加わる能や狂言の各流派が集い演能を競う。
◦ また、毎年4月15日の「例祭」や6月30日の「夏越大祓式」をはじめ、10月22日には「時代祭」が催され時代風俗行列が御所の建礼門から出発して平安神宮へと向かって行進する。
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