最終更新: redcurry123 2017年11月02日(木) 23:08:18履歴
ネトウヨのデマのうち、アジア太平洋戦争(大東亜戦争)を正当化するためのデマの一覧です。
「アジア解放」は虚偽のプロパガンダに過ぎず、当時の日本の機密文書によればその本当の目的は東南アジアを支配下において資源を獲得し自給を達成することです。アジア諸民族自身による独立運動は抑制する方針とし、フィリピンとビルマについても傀儡政権としたに過ぎない事実を見ても、日本の戦争目的が欧米植民地の横取りなのは明らかです。
発言の原文中にある「security」という言葉を、前後の文脈を無視して意図的に「安全保障」と誤訳したことによるデマです。ちゃんと元の発言全体を参照すればマッカーサーは国防ではなく経済のことを話しており、「security」は安全保障ではなく日本国内の治安維持(失業者の大量発生による治安悪化の回避)について言っていることがわかります。
この発言をしたとされる「サンティン」なる人物は戦後の歴代アムステルダム市長の中にはいません。かろうじて該当する可能性があるのは「Eduard van Thijn」という人物ですが、そうだとすると「van Thijn」を「サンティン」と読むのは無理があるし、なぜ長文の発言は正確に日本語訳できるのに人名という最も基本的な部分がデタラメなのかという大きな疑問が残ります。
セイロン(現スリランカ)代表・ジャヤワルダナ氏は敗戦後の日本に対して理解を示したのであって、軍国日本の大東亜共栄圏構想を正しかったなどとはしていません。元の発言では軍国日本の行いをはっきり侵略と位置づけています。また、同演説が日本を連合国の分割統治から救ったとする主張がありますが、それも時系列がおかしいのでデマです。
シンガポールのアジア太平洋戦争についての公式的な立場は、戦争中の出来事に関する問題は現在は解決済みとしながらも、「日本統治時代はシンガポールの近代史で最も暗黒の日々だった」とするものです。現地で詳しい検証を実施してくださった方がいます。
産経新聞の誤報です。アメリカの関係機関のサイトなど英語ソースによれば1967年に喉頭癌で亡くなったとのことです。