西ヨーロッパの小さな国、ルクセンブルク在住の日本人による生活情報まとめです。暮らし・旅行・観光に役立つあれこれ、載せていきます。

各種手当申請前に・・・

ルクセンブルクの社会保障受給者であること
ルクセンブルクは子持ち世帯への手当が充実しています。
その恩恵を受けるためには、
“社会保障受給者(matricule number保有者)であること"
が前提となります。
具体的には、医療(小児科)のページにも記載のある社会保障カードが必要です。

2017年には 日本とルクセンブルクとの社会保障協定の発効がされ、
各企業によって対応が異なり、
「各種手当が受給できなくなりそう…」という話も聞きますので、
社会保障カードを所持していない場合は
事前に受給対象になるかどうか?を会社の総務等に問い合わせください。

また、居住地はルクセンブルクで勤務地が周辺国の場合は、
各種手当の受給対象外です。


各種手当について

フランス語のページが多くありますので、
ブラウザにgoogle翻訳等の拡張機能を入れ、
英語または日本語に一括翻訳すると分かり易いです。

Family benefits

自身の勝手な日本語訳の手当呼称にはなりますが…
ルクセンブルクの子持ち世帯向けに、
  • 出産手当(Birth allowance)
  • 新学期始業時手当(Back-to-school allowance)
  • 児童手当(Family allowances)
などの手当があります。
受給対象年齢は各手当により異なります。

よく耳にする手当としては、児童手当(Family allowances)でしょうか。
2018年現在で子供一人当たり265EURを受給できます。
日本では5000~15000円なので、2倍以上(!!)ですね。

申請方法や受給対象年齢等、詳細は下記をご参照ください。

Cheque service(チェックサービス)

義務教育前の児童、主に0-4歳がcreche(クレシュという保育所)等に通う場合、
世帯月収により保育費用が助成されます。
対象者は基本的に児童手当を受給している方のみとのこと。

上記のFamily allowancesの申請に依存していますので、
Family allowances申請受理後にCheque service申請、という流れになります。
参考ページはこちら


例)crecheに通園した場合の保育料について
  • 1時間あたりの費用
  公立や私立など施設や条件によって金額は異なりますが、
  高額と言われるEnglish international crecheで、
  7.0~8.5EUR/hourly前後でしょうか。

  • 登園日、時間
  登園日は、週数回など限定できる施設もあるようですが、
  週5でhalf time(7:00~13:00前後)かfull time(7:00~19:00)
  が選択肢となることが多いです。

  • 月額保育料
  保育料+食事代+αの合計額です。
  例えば8.0EUR/hourlyとした場合、
  half time:6時間*8.0EUR*20日間(週5*4週間)=1440EUR
  full time:12時間*8.0EUR*20日間(週5*4週間)=1920EUR
  となります。
  食事代は世帯収入によって無料~2EUR/日です。

  • 助成金適用後の月額保育料(概算)
  上記を見る限り高額な保育料ですよね…
  ですが、助成金が出ますのでご安心を。

  助成金額は、毎年のSSM(Salaire social minimum)を
  ベースとした指標と世帯年収によって決まります。

  支払い額を算出できるページがありました!こちら
  実際の支払い額とこのページの概算は、
  多少の誤差(概算が少し高いかな〜)ありましたが、
  ほぼほぼ合っている認識です。

  また、朗報です。
  今年から1-4歳児は週20時間無料となる条件も追加されました。
  世帯収入によりけりで一概には言えませんが、
  実質支払う額としては月額保育料の20%〜60%程度
  という方が多いのではないでしょうか。

  第二子以降は助成金額が増え、
  条件によっては第四子は保育料が無料の場合も!

  より正確な金額を事前に知りたい場合は、
  各コミューン担当窓口で月額費用を算出してくれます。
  後述のCertificate revenueの証明書が必要なのでお忘れなく。

(参考)児童手当、チェックサービス申請について

以下、2年以上前の話になり、
2016年に一部手当の条件改正、2017年に社会保障協定が結ばれ、
申請方法が異なる可能性大ですので参考程度に。

また、会社によっては総務が申請する場合もあるようで、
筆者は自分で対応したため、不要な箇所もあるかもしれませんが、
全体像が把握できるよう、全ての流れを記載しております。
詳細は、申請先へ電話や直接窓口でお問い合わせください。

申請の流れ
1)と2)は、会社で手続きをしていることが多いため詳細は割愛。
1) 滞在ビザ申請

2) 社会保障申請
    • 目的  :3-1の書類で社会保障番号が必要なため

3) 児童手当(Family allowance)申請
    • 目的  :児童手当受給、4)で必要な児童手当受給証明書を入手するため
    • 申請先 :CAISSE POUR L'AVENIR DES ENFANTS
    • 必要書類:下記3-X)を参照
<申請時に窓口に提出>
3-1) 手当申請依頼書類
3-2) 社会保障受給状況確認書類
	3-1)と3-2)は事前に窓口相談に行った際に入手
3-3) 滞在証明書(IDカード)
3-4) 各コミューン発行の居住証明書(住民票)
	各コミューン窓口で発行、無料
3-5) 出生証明書
	在ルクセンブルク大使館で発行可能、有料
	ただ出生証明書発行には有効期限内の戸籍謄(抄)本が必要
	原本がない場合は日本から取り寄せる必要あり

<後日窓口提出>
3-6) 日本の児童手当受給停止証明(原本)
	日本の児童手当を停止した際に発効された書類
3-7) 日本の児童手当受給停止証明(英訳)
	英語、フランス語、ドイツ語のいずれかの言語で翻訳
	筆者は自分で書類を英訳、法廷認証は不要
3-8)(任意)日本における児童手当受給額証明書
3-9)(任意)日本で最終受給月と受給額の証明書
	3-8)と3-9)は、日本での受給停止からルクセンブルクで受給開始まで、
	手当無受給月がある場合、過去に遡りルクセンブルクで手当受給可能なためその申請に必要
	窓口から具体的な書類の指定はなかったが、筆者の場合は、
	 3-8)日本の児童手当についてのページ
	 3-9)手当振込対象の銀行口座入出金情報
	を自分で英訳し翻訳元の情報とともに提出

4) Cheque Service申請
    • 目的  :creche(保育所)等の助成金受給のため
    • 申請先 :各コミューン(市町村)のチェックサービス担当窓口
    • 必要書類:下記4-X)を参照、コミューンによって異なる可能性があるため要確認
<窓口提出>
4-1) 児童手当受給証明書
	3)の申請受理後、郵送で証明書が自宅に届く
4-2) Certificat de revenu(収入証明書)
	事前に下記URLから証明書発行依頼をし、後日郵送で自宅に届く
	http://www.ccss.lu/certificats/assures/certificat-de-revenu/


余談かもしれませんが。
2018年より、上記の申請が完了後(のはず)、
"My card fir Kanner"というカードが発行されるようです。
このカード情報とwebアカウント作成することで、
保育料請求書(Cheque service助成金額が併記)や
その他関連情報をオンラインで閲覧可能に。
詳細はこちらをご参照ください。

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