スフレは語る。
いわく、自分はもともと、ウィンドリアに住む平凡な女の子だったのだという。
守り神が暴走したあの日、
ちりぢりになった家族を取り戻したいと
強く願った。
その願いに風の守り神の意識が応えて、
残されていた白い魔力を託してくれた。
だから知っている。
風の守り神がどれだけ怯えていたか。
そのすべてを、
自分のことのように思い出せるのだと。
スフレ
だからね、スーとラナンお姉ちゃんとでは、
ちょっと事情が違うの。
スフレ
スーはスーのままだけど、
風の守り神様のこころが混ざったときに、
ちょっと違うスーになったの。
スフレ
それでも、想いも、願いも、変わらない。
スーは、わたしを……風の守り神を鎮めて、
家族を探しにいきたいの。
プルメリア
わかっていますわ。
願いこそ違えど、わたくしたちはみな、
想いはひとつですもの。
ロザリー
ちょっと。勝手に数に入れないでよ。
私は別に、そんな仲良しグループに
入ったつもり、ないんだけど。
カトレア
歓談は、そのくらいで。
風の守り神が、こちらに気付きました……
主人公
よし、行くよ、みんな!
スフレを、黒い魔力から解放するんだ!