万城目学によって書かれた小説。
みなさんは「ホルモー」という言葉をご存じか。
そう、ホルモー。
いえいえ、ホルモンではなくホルモー」。「ン」はいらない。そこはぜひ「ー」と伸ばして、素直な感じで発音してもらいたい。
「ホルモー」という言葉は、少なくとも先の大戦以降数十年の間
さらにはそれ以前―大正、明治、江戸、安土桃山、室町、鎌倉、平安の時代において―
知る者だけが知り、伝える者だけが伝え、かつての王城の地、ここ京都で、脈々と受け継がれてきた。
では「ホルモー」とは一体、何なのか?
「ホルモー」とは、とどのつまりが―一種の競技の名前なのだ。
そう、事の起こりは、京都三大祭りの一つ葵祭のときに遡る。
俺と高村は葵祭で受け取ったビラを手に、のこのこと三条木屋町居酒屋「べろべろばあ」に向かっていた。
そして、すべてはこの「べろべろばあ」から始まったのだ。
登場人物
ホルモーサークル
- 京大青竜会
- 京産大玄武組
- 立命館白虎隊
- 龍谷フェニックス
- 京大青竜会ブルース
- 京大青竜会新撰組
- 京産大玄武組那智黒
- 京産大玄武組多聞天
- 龍大フェニックス歎異抄(たんにしょう)
- 立命館白虎隊式部舞
ホルモー関連
専門用語
居酒屋
お菓子
祭
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