Maxprivate - Sex Engineer. ヒトの性行動と変態性への理解にまつわる、分析的かつ科学的な集中議論

3行まとめ

・浣腸emenaとは直腸の洗滌までを指し、S字結腸以降の洗滌は結腸洗滌high colonicと呼称する。
・浣腸は健康な人にとって何らの害も与えない。
・しかし、だからと言って益を特別期待するほどのものでもない。

浣腸に関する論点

浣腸の定期的な施行(と言うより、一般的なありとあらゆる浣腸のやり方)による利点と欠点については、いくつもの議論が塗り重ねられてきた。「浣腸はデトックス作用がある万能薬だ」と言う人も居れば「浣腸は消化器系や免疫系の破壊者だ」と言う人も居るし、さらには「そういう害悪は置いといて、俺はもう浣腸抜きでは生きてけねえんだ!」という主張さえあり事態は混迷している。
この記事では9つの浣腸に関する論点について直截取り扱う。
1. 下剤と浣腸液との混同
2. 医療用の浣腸
3. 浣腸液の量
4. 電解質の低下
5. 腸内フローラへのダメージ
6. 免疫系へのダメージ
7. 肛門、直腸、結腸へのダメージ
8. 慢性的な依存性
9. 腹痛

浣腸に関する負の流言はすべて科学的事実を変形させたものであり、発言者自身の目的を果たすために盛って語られている。鏡合わせに同様のことが浣腸推進派の団体pro-enema lobbyについても言える(こちらは逆に、利益を上げるために眉唾の民間療法を売りつけようとするのだが)。これらは両方とも、曖昧な主張を科学的事実のように謳うが、参考文献、臨床試験、ケーススタディといったものには一切基づかないでっちあげである。せいぜいがお遊びにすぎない。
浣腸の定義
どれだけの回数、「ほんの少量の」真水の浣腸液の投与に関して公共のフォーラムで質問した人が非難されたことだろうか。化学的な下剤による危険性もダメージも考えず、救急治療室に担ぎ込まれる人の数も知らないのに。そういった非難はお門違いと言って差し支えないだろう。
浣腸の定義が歪曲されていることによってこういった論争が始まるのだ。オックスフォード英語辞典によれば、浣腸enemaとは次のように定義されている。「腸の内容物を排出するため、あるいは投薬やX線画像の撮影を目的とし、直腸に気体乃至液体を注入する行為」



一方、誰でも加筆修正可能なネット上のフリー辞書であるアーバン・ディクショナリーを見れば、どれだけ急速にその定義が狂ってしまったかがわかる。アーバン・ディクショナリーによる定義は、直腸への液体の注入について言及したのち「飽満感the sensation of having a full bowel」という言葉をさらに続けている。そして例文はこうだ。「昨晩ワイフに2L強浣腸を施してやった」
1Lだけでも直腸には収まりきらない。それはS字結腸や、下行結腸さえ満たしてしまうほどの分量だ。2Lもあれば、ほぼ確実に誰しもの腸の全長を満たし尽くせる。浣腸よりもエクストリームなこの行為を彼らは誤って浣腸と定義しているが、上記の例文は結腸洗滌を説明したものである。
さて、どこまでが浣腸でどこからが結腸洗滌なのかをきっちりと分けるつもりはない。なぜなら両方ともこの記事における核心にあたるからだ。では何故この章を設けたかと言えば、矛盾をはらんでいたり極端だったりする数多くの意見が「専門家」の間で飛び交っている理由を示しておきたかったからである。
浣腸の本義に基づき、この記事では腸内に液体を注入することによる効果を主催に述べる。ピル、粉末薬、坐薬、その他お薬に関して知りたい人は、この記事で答えを見つけることはできないだろう。心踊るように、あるいは懲戒を与えるためにデザインされた医療用乃至家庭的浣腸用混合液に関してこの記事は深入りするつもりはない。それでも、浣腸が大腸へ及ぼす影響の理解の助けになるはずだ。
1. 下剤と浣腸液との混同





下剤と浣腸液は違うと既に述べたが、重要なことなのでもう一度。
お薬、ケミカル、デトックス・プログラムについて語るのは浣腸に関する議論としては特殊なケースと言える。ビーバーの脂castor oilを飲用するのは浣腸とは全くの別物だ。直腸に注入するのは浣腸と言って差し支えないが。ここで重要なのは、直腸に注入されたビーバーの脂と口から飲んだビーバーの脂は同じ効果を示すわけではないと言うことである。また、坐薬の中には液体を含むものもあるが、カプセルを直腸に挿入する行為を浣腸として定義するのは適切ではない。
2. 医療用の浣腸



浣腸に関しての議論を行うと、必ず誰かが医療用のフリートFleetリン酸ナトリウム浣腸液やバリウム浣腸液に関する健康問題をすぐ持ちかけてくる。最初の質問がどういった器具を買うべきかであろうと、水道水はどんな影響を及ぼすかであろうと、それには関係なくリン酸ナトリウムの繰り返しの利用に関する健康上の警告を聞くことになるだろう。
多くの場合、バリウム浣腸液やリン酸ナトリウム浣腸液は日常的な浣腸の話題から大きく外れている。バリウム浣腸液はバリウム硫酸鉛を含む液体であり、結腸が洗滌された後ではじめて投与される。その液体は造影材の一種で、結腸の特定の領域を目立たせることでより鮮明なX線画像を撮影するために用いられる。一方、フリートリン酸ナトリウム浣腸液はブランド名であり、浣腸液の種類ではない。フリートブランドの製品は数多くあり、その中には飲用の下剤から坐薬、医療用そして非医療用の浣腸液まで様々だ。毎日にせよ、毎週にせよ、いかなる医療用または臨床的製品であれ繰り返しの使用により健康問題が生じる可能性は高い。しかしながら、そういた悪影響とは無関係に「一日でできる結腸の美容洗滌Colonic Day Spas」の名目で売られる製品とその愛用者は増えつつある。
3. 浣腸液の量



浣腸推進派と浣腸撲滅派の両者の議論や主張に共通する焦点として、大量の浣腸液の使用が挙げられる。大量というのは、典型的には2L以上のことだ。率直に言って、こういった大量の浣腸液を注入する行為は結腸洗滌の範疇にある。これを浣腸と呼称するのは一般に流布している定義の上では間違ってはいないが、しかし、いかなる議論であれ正確性を求めるならば浣腸と結腸洗滌の厳密な区別が必要になるだろう。100mLの浣腸液で直腸を濯ぎ洗うのと、2L以上の浣腸液で大腸全域を洗滌するのとでは話が違ってくる。便座に腰掛けたままささっと洗うのと、意図的に2Lもの浣腸液を保持する手続きを1時間以上かけて繰り返すのとでは、話が違うのだ。



直立した姿勢では、250mL以上の浣腸液は直腸に入っていかないだろう。こういうのを、私は小規模の浣腸と呼ぶ。直腸やS字結腸、下行結腸を、オバーフローするまで(つまり横行結腸に少し入るくらいまで)満たそうと思えば約1L必要になる。アーバン・ディクショナリーで見たような一般的な定義との混同を避けるため、私はこれを中規模の浣腸と呼ぶ。さらに、横行結腸を超え上行結腸まで満たし尽くすようなものを、結腸洗滌と呼称している。
正確な浣腸液の分量は人によって異なる。しかし、重要なのは結腸のどの部分まで浣腸液が到達しているのか知ることである。なぜなら、結腸の各部位が受け持っている役割に応じて浣腸液の作用は異なってくるからである。
4. 電解質の低下
電解質の低下もまた、浣腸撲滅派の惹句のひとつである。彼らはこの現象をありとあらゆる種類の恐ろしい結果と結びつける。それに対する浣腸推進派のもっともらしい答えは、ただ食塩や重曹を浣腸液に加えさえすれば問題は解決するというものである。しかし、浸透osmosisとして知られる現象に関する一般的な誤解に浣腸推進派の言い分は基づいている。彼らの想定している浸透とは、腸内にある真水が血中の電解質を吸収するというものだ。その実、これは浸透の作用とは真反対であり、臨床的に結腸の作用とは逆であることが示されている。
この関連した話題を扱う記事に、Charlene S. Dezzutti博士の『研究により見出された個人的な潤滑油の安全性に関する疑問』”Studies Raise Questions About Safety Of Personal Lubricants”というのがあり、その中で彼はこう説明している。細胞内と、結腸に満たされた浣腸液との間に電解質の濃度差がある場合、身体はその濃度差を薄め、平衡へと近づくために水分を吸収乃至放出すると。故に、結腸に真水を入れても電解質が失われるということはなく、却って身体は余分な浣腸液を結腸の外へ移動させようとするだけなのだ。
本当に問題となるのは、むしろ過剰な食塩や重曹を浣腸液に加えた場合である。浣腸液中の浸透質(つまり塩や他のミネラル)の濃度が細胞における濃度よりも高い場合、腸の上皮組織から水分が奪われ、結腸表面に配列している細胞にダメージが加わってしまう。「顕微鏡下では干し葡萄状に見えるくらいまで、細胞は縮み上がる」これは永続的だったり重症を負わせたりするようなダメージではなく、健康に影響を与えることもないかもしれないが、しかし浣腸以降の活動に終止符を打つ程度には不快な炎症反応を引き起こす。
電解質の低下を引き起こす過程は、盲腸、上行結腸、横行結腸、下行結腸を浣腸液で満たすと言う行為である。大腸のこれらの部位から排泄されるものは、電解質に富んだ液体を依然として含んでいる。体内で利用される水分や電解質を大腸が吸収するには大抵8-18時間かかる。結腸洗滌を施す際には、大腸が水分、微量元素trace elements、各種ビタミン、そして電解質を吸収する前に、腸の内容物を洗い出すことになる。(大腸の区分はwikiを参照)



浣腸用混合液にどんな添加物を混ぜるかには拘らず、結腸洗滌をすれば必ずかなりの量の電解質を失うことになる。結腸で吸収すべきものは全て、吸収の機会を待たずに洗い出されてしまうからだ。
結腸下部もやはり水分やその溶質を吸収するが、しかし内容物が下行結腸に到達する頃には消化器系の仕事はほぼ終わってしまっている。結腸下部の主要な役割は、老廃物を凝縮させ、排泄に備えて一時保存することである。したがって、少量の浣腸液で直腸を濯ぐくらいならば、電解質の低下は当然問題とならない。直腸を少し超えて、S字結腸から下行結腸を洗滌するとしても、やはり電解質のレベルにはほんの少ししか影響を及ぼさない。
大多数の人にとって、電解質の低下は全く知覚されることはない。電解質異常による症状としては、めまい、吐き気、倦怠感、連続的な筋肉の痙攣やひきつけがある。身体はごく少量の電解質しか必要とせず、その電解質にはナトリウム、カルシウム、マグネシウム、そしてカリウムが数えられる。電解質の低下による体調不良が生じた場合、解決策は単純である。浣腸液に何か添加物を加えるとか回りくどいことはせずに、マルチビタミンやミネラルの錠剤を摂ったり、バナナのような果物を食べるのが正攻法だろう。
5. 腸内フローラへのダメージ
結腸洗滌の主たる欠点として、腸内フローラへのダメージは絶えず語られている。しかしいずれにせよ、否定論者naysayersの後ろ盾となるようなエビデンスは絶対にない。もし他の複雑な要因が絡まないならば、腸内フローラを実際根こそぎ洗い上げてしまったとしても(これが可能であるというエビデンスさえないのだが)、私が今までに見つけてきた研究論文を見る限り、それは微量元素やビタミンKの源の喪失にしかならない。もし仮にとうとう腸内フローラを洗い流してしまうような人が出てきたとしても、人間は腸内フローラなしに一応生きてはいけるのだ。食事や他の健康状態に応じて腹部膨満や下痢といった副作用は出るかもしれないが、上記の微量元素やビタミンKはサプリメントで補うことは可能だ。
石鹸入りの浣腸液で1週間続けて毎日結腸洗滌を行ったとしても、腸内フローラへの影響は一時的なものだ。連続的な結腸洗滌よりも、5日間の抗生物質の連続使用の方が腸内フローラへのダメージは大きい。そして、総体として私たちはコンスタントに抗生物質を(正直言って不必要なまでに)キメているし、それでも私たちの腸内フローラは生きながらえているのだ。
ヒトの腸内フローラと糞便移植』”Human Intestinal Flora and Fecal Transplantation”という公正な記事がある。この記事は浣腸器具や腸内フローラ治療(あるいはそのための糞便移植)を売りつけて利益を得る輩によって著されたものではない。その上、この記事は立証可能なケース・スタディー、研究プログラム、そして臨床試験をまさに含んでいる。これは石鹸浣腸や、他のホメオパシー的な、あるいは医療用の浣腸について語るものではないが、しかし腸内フローラの深刻な不均衡の与える影響、またそのバランスを撹乱させる他の数多くの方法、そして腸内フローラの驚くべき自己修復能力を詳細に取り扱っている。
6. 免疫系へのダメージ



だいたいこんな感じで主張は展開される。「ヒトのリンパ系の60-70%は腸管と関係していると一般に受け入れられている。勿論、ここで言う腸管とは結腸洗滌でも全く届かないような小腸をも含んだものである。リンパ系は私たちの免疫系の鍵である」それから、こう続く。「もし結腸洗滌で腸内フローラが撹乱されると(ときどきここで「不可逆的に」という誤った言説が挿入される)、それは結果としてリンパ系の破壊につながるものであり、ひいては免疫系の破壊を引き起こす」
まず一番に言いたいのは、繰り返しの、毎日の結腸洗滌でさえ腸内フローラを全滅させはしないということだ。もしあなたが何か腸内フローラを根絶やしにする手段を思いついたところで、それは腸管に関係するリンパ系を壊滅させるものではない。まして、リンパ系全体を壊滅させるものでもない。結腸洗滌が免疫系を破壊するなんて主張は馬鹿げている。ゆえに、声高に叫ばれる危険性は決して断定的になっていない。「〜とみられるpossibly」とか、「可能性として〜potentially」などといった修飾語が極めて注意深く散りばめられており、その所以はそれらの危険性が全くの誇張という段階にまで引き上げられた個人的偏見に過ぎないからである。
7. 肛門、直腸、結腸へのダメージ
「医者や看護師、そして他のコメディカルを食傷ad nauseamさせるほど、浣腸は代表的な身体ダメージのリスクファクターであると私は主張してきました」彼らは続けて、救急治療室へ運び込まれる人数について語ったりするものだが、しかし、浣腸液に含まれる薬剤や化学物質、そして他の作用物質に関する議論をふっかけると、彼らは決まってこう白状する。少量の真水による浣腸が健康上のリスクをもたらすというエビデンスはないと。身体へのダメージに関する主張は、詮ずるところ、痛みを完全にないがしろにして腸内に適切ではないノズルや他の物体を無理矢理押し込むことに還元される。身体へのダメージに関する主張は何ひとつとして浣腸それ自体には関係していない。



ウォシュレットenema toiletは、日本、韓国、そして他のアジア諸国で広く日常的に用いられている。安価なモデルのビデやウォシュレットはやさしく膣や肛門の外部を濯ぐだけであるが、高品位なものはジェット水流で直腸まで洗うような浣腸機能を備えている。単純に考えて、何百万人ものアジア人はトイレに行くたび浣腸を行なっていると言える。何十年もそうしてきているが、彼らが死にたえる兆候は見られない(訳註:浣腸で絶滅したらアホでしょ)。ゆえに、水道水で直腸を洗い流す行為は全くの無害である。
おまけに、ウォシュレット付き便器は、温風による乾燥機能を持っているため局部に指一本触れずに事を運ぶことができるし、さらには消臭機能まで付いているのだ。
8. 慢性的な依存性
身体的な依存性を裏付けるような科学的データは端的に言って存在しない。しかしながら、人々が浣腸に「やみつきhooked」になる個人的・心理学的理由は存在する。単純に言えば、彼らは浣腸、あるいは浣腸の感覚を愉しんでいるのだ。参考になるような臨床試験や実地調査はないものの、SNSで見聞きした何百人もの浣腸愛好者の長年にわたる童心に帰るような個人的経験を頼りにすることはできる(彼らの子供時代は、親が子へ定期的に浣腸を施すのは通常の行為だった時代だ)。その浣腸による経験は彼らに共通する同様のものだある。
現実では、既存の健康状態の異常がなければ、あなたの結腸は何をされているのか「分かって」いる。もちろん、結腸は「毒素でいっぱい」だ。その毒素の大半はかつて身体の消化器系や、防衛機構に帰属していたものだ。結腸は、老廃物や必要とされない毒素が流れ着く場所だ。だから、あなたはトイレに行ってそれらを体外へと取り除く。
これが、人々がやみつきになる原因だ。適切に結腸洗滌を行えば、大抵の人は後から来る微かな快美感を味わう。1kgほど身体が軽くなる。お腹が一目でわかるくらい凹み、「より軽く、よりエネルギッシュ」な感覚がある。それから、何%かの人は電解質の低下からくる軽いめまいを甘美な「よろめき」として知覚することだろう。倦怠感という副作用の表現も、人によってはダウナー系の効果と描写されるだろう。
しかし、あなたの結腸はなすべきような反応を示す。莫大な量の浣腸液が結腸にぶつかり内容物を流し出すのは、さながら下痢と同様の現象だ。そこで、まだ未消化の内容物が流れ出るのを妨げようと、結腸はあわてて水分を吸収しようとし、それが便秘の原因となる。浣腸から2日もすれば結腸は間違いに気づき修正を始めるが、しかしまだあなたは便秘に悩まされることだろう。3日目には、あなたは便秘や飽満感を解消するためにもう一度浣腸を敢行する。そして、浣腸あるいは結腸洗滌の後、あなたは再びグレートな気分になる。ここでもし浣腸が気に入ってしまえば、めくるめく飽満感から逃れるため日に1回のペースで浣腸を繰り返すことになるだろう。
と、これが浣腸撲滅派の基本的な言い分である(さっきの警告は皮肉だよ)。一度浣腸をやったらもう逃れられない。結腸は閉店ガラガラ。即座にあなたは浣腸なしには排泄できなくなる。「依存」してしまうと、腸内フローラは破壊され免疫系はおじゃんになり最後には死ぬ。
しかし、結腸洗滌を長年の間毎日行なっている人でさえ、その感覚をただ愛好している人でさえ、もし本当に命がけだったとすれば浣腸をやめることだろうし、旅行やその他の環境の都合によって実際彼らは時折その楽しみを中断している。結腸が「正常」な機能を取り戻すまでには3-5日しかかからない。どれだけの量の浣腸液を使ったかや、真水、塩水、石鹸水といった浣腸液の種類、定期的か不定期か、といった要因に拘らず、浣腸をやめてしまえば結腸は勝手に元の状態に戻る。
9. 腹痛
人によっては、腹痛は大問題となる。ある種のフェチシズムやBDSMのコミュニティーにおいては、腹痛は望ましいものとして扱われ、そして意図的にそれを引き起こす方法も数多く考えだされてきた。しかし、正しい知識をもってすれば、腹痛を回避することは可能である。浣腸や結腸洗滌による腹痛のあらゆる側面をカバーしようと思うと、考慮すべき仔細は膨大な個数になる。したがってこれだけで独立した記事をかけるくらいだが、実際行うにはそれなりの練習を積む必要があるとしても原理はとても単純なものである。
腹痛を回避するための最も重要なルールは、そこにある内容物を無理矢理後退させないことである。浣腸液がたやすく通過できないような栓状構造を腸の内容物は形成しうる。直腸の最上部や脾湾曲部ではガスも蒸気閉塞vapor lockを引き起こすことがある。浣腸液に障害物を乗り越えさせようとするとき、いわゆる腹痛と呼ばれる痛みが生じる。それから、浣腸液がその障害物を押し出して排出されようとする復路においても、文字通り筋痙攣、筋肉性の腹痛が生じる(訳註:英語では腹痛も痙攣もcrampingの一語で示される)。ゆっくり慌てずに、内容物を後退させないようにすることが秘訣である。



大抵の人の直腸は250mLの浣腸液を痛みなく収めることができる。ゆえにもし、浣腸、すなわち直腸のみを濯ぎ洗いたいのであれば、一度に250mL以上の浣腸液を注入してはいけない。しかし、最初は直腸を空にするために250mL近く浣腸するとしても、それ以降は1回の注入量を減らしていくべきだろう。100mL未満の浣腸液でも直腸の内容物は充分洗い流せる。浣腸液を注ぎ入れる最中に腹痛を催したならば、注入を一度中断し出せる限り排出しよう。そしてこれを繰り返す。
一度直腸が空になってしまえば、S字結腸や下行結腸を洗滌するためにより多くの浣腸液を注入することができる。1Lもあれば脾湾曲部まで浣腸液で満たすことができるだろう。そして、ここでも先程と同じ原則が当てはまる。直腸が空の状態であれば、腹痛や痛みの原因となりうるのは脾湾曲部に衝突する内容物である。この内容物を後退させてはいけない。障害物あるいは腹痛があれば一旦浣腸液を排出する。そうしなければ、後になって排出するときさらにひどい痛みがやってくる。
pHの調整された石鹸水やシャンプー、そして鉱油を用いることは腹痛を回避することに加え結腸洗滌の質を高める上でも助けになるだろう。より詳細なことは、『本格的なアナルセックスのための完全な結腸洗滌』の記事を参照してもらいたい。
この記事を書いた目的は、あなたを説き伏せて浣腸推進派あるいは浣腸撲滅派に取り込むことではない。電解質の低下に関しては正当な問題があり、例えば正常な腸の機能を撹乱させることや腹痛が挙げられる。しかし、それらは結腸洗滌の際にのみ発生する上に、完全に管理することができる。浣腸や結腸洗滌は大いなる快感をもたらし、アナルプレイやアナルセックスにおいて必要不可欠なものとしてみなされている。しかし、実際は健康上の利益に関して証明はされていないし、アナルセックスにおける本質的な要素というわけでもない。
推進派にせよ撲滅派にせよ、その主張を鵜呑みにしないことだ。健康体の人間が浣腸液を腸内に注入することは、何らのリスクも意味しない。そして同時に、浣腸液に何を混合させようとあまり健康上の利益は期待されない。
この記事にコメントや質問を寄せるのは自由である。もし、何か削除すべき事項があるだとか、あるいは逆にもっと説明を付すべき事柄があると思うなら、下のコメント欄に何でも書いてほしい。

(原文:http://www.maxprivate.net/enema-issues/

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