身体には人それぞれ(少なくともちょっとは)個人差がある。しかし、原理はみな同じである。消化管がどのように食物を処理するのかまず見ていこう。
炭水化物は糖質を指し示すために用いられるとても一般的な用語である。糖質は唾液に含まれる酵素により口中で消化され始める。胃は食物中のバクテリアを殺し、唾液の消化酵素を失活させるために胃酸を分泌する。胃では炭水化物の消化は実質行われていない。それから、糖質はすべて小腸で吸収される。
「良性の」食物繊維、つまり水溶性食物繊維もまた炭水化物ではあるが、それらに分類される炭水化物は小腸では吸収されない。いわゆる食物繊維とは結腸の腸内フローラのためのエサであり、結腸が食物繊維から栄養素を吸収するためには腸内フローラによる分解を経なければならない。ゆえに、食物繊維は多くの繊維質を(小腸と同様)結腸にももたらすため、内容物の移動を円滑にする。
高血糖を引き起こす炭水化物(砂糖)は、消化管の上部と小腸で完全に処理される。この種の砂糖の成分のうち大腸まで到達するのは「混入物質」だけである。
食物が胃を通過するには平均2-3時間はかかる。また、食物が大腸に到達するまでには平均8時間、遅い場合は15時間以上もかかる。
これらの基本事項を抑えれば、清浄なアナルセックスを愉しむために食事の時間を工夫することができる(夕方にやるのか、夜中にやるのか考えながら)。