主役のステージを控えて、自信がない智絵里は、
幸運の四葉のクローバーを探していた。
そこで出会った美穂や幸子からの叱咤激励を受けて、
舞台に立つ。
それでも自信がなかった智絵里だったが、
これからも叶えたい夢に向かって進むと誓うのだった。
幸運の四葉のクローバーを探していた。
そこで出会った美穂や幸子からの叱咤激励を受けて、
舞台に立つ。
それでも自信がなかった智絵里だったが、
これからも叶えたい夢に向かって進むと誓うのだった。
| 事務所 | |
| 智絵里 | あ、あの……それで、お話というのは、なんでしょうか……。 |
| も、もしかして、私、ついにクビですか……? アイドルとして、全然成果が出せていないから……。 | |
| プロデューサーさんにも、担当アイドルとして、 全然お返しできてなくって……だから、私、私……。 | |
| アイドル向いてないって言われても、仕方ないって……。 | |
| 選択肢 | (赤)言葉を遮る |
| 智絵里 | えっ……? |
| あの、わ、私、ついてっきり、クビだと……思って……。 違うんですか……? | |
| 智絵里のLIVEステージが決まったと伝えた | |
| 智絵里 | 私の……ステージ……? |
| それって、私がLIVEに出るってことですか……? 私がセンターで、主役……? | |
| 選択肢 | (赤)頷く |
| 智絵里 | えぇ……っ! ほ、本当なんですよね……? 冗談ではなくて……。 |
| ……………………。 | |
| あのっ、ごめんなさい。言葉が出なくって……。 イヤなわけじゃないんですけどっ……。 う、嬉しいです、本当にっ。でも……。 | |
| あっ、だ、大丈夫ですっ。 私、頑張ります。頑張れます……だから……。 | |
| ……………………。 | |
| 不安でもあるか尋ねた | |
| 智絵里 | ふ、不安なんてっ、そんな、私……。 |
| なんでもありません。だ、大丈夫ですっ。 ちょっと、緊張しちゃって……。 あの、今日のお話って、それだけ……ですか? | |
| じゃあ、私、早速レッスンしてきますから、 今日はここで失礼しますっ。 | |
| 智絵里 | はぁ……。 |
| 私がセンターの……ステージ……。 どうしよう……。 | |
| ……………………。 | |
| かな子 | 智絵里ちゃ〜ん。 |
| 智絵里ちゃん、お疲れさま〜。 プロデューサーさんとお話してたの? | |
| 智絵里 | あっ、かな子ちゃん……。 そう、プロデューサーさんと、次のお仕事の話を、ちょっと……。 |
| かな子 | やっぱりそうなんだ! 私も呼ばれてたんだ。何かな〜。 智絵里ちゃんは……もしかして、ステージが決まったとか? |
| 智絵里 | う、うん……。 |
| かな子 | やったね〜!いっぱい応援と差し入れするから、頑張ってね! 差し入れは何がいいかなぁ?ケーキ?それともクッキー? 私のオススメは、しっとりバウム……。 |
| 智絵里 | か、かな子ちゃん、あのねっ……。 |
| かな子 | ん? どうしたの〜? |
| 智絵里 | あのね……。 ううん……えっと、マカロンがいい……かな……。 |
| かな子 | 分かった〜!おいしいよね! じゃあ、差し入れはマカロンにするよ! あっ、私、もう行かなきゃ!智絵里ちゃん、またね! |
| 智絵里 | あっ……うん。またね。 あの、差し入れ、ありがとう。 |
| かな子 | うんっ!楽しみにしててね〜! |
| 智絵里 | はぁ……。 今回のステージは、ユニットのお仕事じゃないから、 かな子ちゃんに心配かけちゃ……ダメだもん……。 |
| でも、ひとりで頑張れるかなぁ……。 | |
| ううん、頑張らなくっちゃ……。 中庭で、四つ葉のクローバーでも見つけたら、 できるように思えるかな……。 | |
| 智絵里 | うぅ……。見つからない……。 四つ葉のクローバーを見つけることくらいしか、 私にできることなんてないのに……。 |
| うん……? 草むらに……人の足……!? | |
| きゃぁぁーっ!? | |
| 美穂 | ひゃあぁぁぁぁっ!? |
| なんですか!?お化けですか!?クマですか!? 何が出たんですか! | |
| 智絵里 | み、美穂ちゃんが……。 |
| 美穂 | わ、私が?! って言うか、智絵里ちゃん? |
| 智絵里 | 美穂ちゃんの足が草むらから飛び出てたから、びっくりして……。 |
| 美穂 | あっ、ご、ごめんなさいっ! 日差しが気持ち良かったから、ひなたぼっこをしてて……。 |
| 智絵里 | そうなんですね……びっくりして、大きな声出しちゃって、 ごめんなさい……。 |
| 美穂 | ううん。 そんなことより智絵里ちゃん、こんなところでどうしたの? |
| 智絵里 | えっと……四つ葉のクローバーを探してたんですけど、 見つからなくって……。 アレがなかったら、ステージのセンターなんて、私……。 |
| 美穂 | 智絵里ちゃん、なにか悩みごと……? わ、私でよかったら、話聞くよっ! |
| 智絵里 | あのっ、いいの……? ありがとう……実は……。 |
| 美穂 | そっか……。 智絵里ちゃんは、自分が主役のステージに立つって思ったら 緊張しちゃったんだね。 |
| だからクローバーの力を借りようと思ったんだ。 | |
| 智絵里 | そうなんです……。 幸運に頼ろうなんて、ダメですよね……。でも……私……。 |
| 美穂 | ううん。 わ、私も……けっこう、引っ込み思案だから、 何かに頼りたくなるのもわかる気がするなぁ。 |
| 智絵里 | そうなの……? でも私、引っ込み思案っていうより、 その、ステージに立つのも、苦手で……。 |
| たくさんの人に見られてると思うと、緊張しちゃって…… ダンスとかも、うまく踊れてるかわからなくなっちゃうし…… アイドル、向いてないのかなって……。 | |
| 美穂 | そ、その気持ち、私もわかるよっ! 私も、緊張するとすぐ頬が赤くなっちゃって、 そのせいで、もっと恥ずかしくなっちゃうし……。 |
| 智絵里 | そうなんですね……美穂ちゃんでも、そうなんだ……。 |
| 美穂 | でも私っ、たしかに緊張はするんだけど、 ステージを嫌だって思ったことはないんだっ。 |
| 智絵里 | えっ……? どうして……? |
| 美穂 | それはね、アイドルには、ずっと憧れてたから……! |
| 智絵里 | ……! |
| 美穂 | 智絵里ちゃんは、どうかな? |
| 智絵里 | わ、私は……。 アイドルが、イヤなわけじゃない……です。 |
| 美穂 | じゃあ、何がイヤなんだろう? ファンのみんなは応援してくれる存在じゃないかなっ? |
| 智絵里 | ステージ……ううん。 お客さんは……怖い……けど、応援してくれるし、違うと思う……。 |
| ステージで、失敗すること……? | |
| 美穂 | そっか……。 たくさんの人に注目されるのが苦手なのも、 失敗したときのことを考えちゃうのかもしれないね。 |
| 智絵里 | うん……そうかも……。 むかし、小さいころにも、そんなことがあったような……。 臆病な性格も、そういうことが積み重なって……。 |
| 美穂 | でも、ステージで失敗するってわけじゃないよねっ。 成功させるためにレッスンするんだもん! |
| 智絵里 | そう……ですね。うん……! |
| 美穂 | これから本番まで、いっぱいレッスンしよう! 私も応援するからっ! |
| 智絵里 | うん……私、頑張ってみます……! |
| LIVE当日 | |
| 幸子 | だーかーらー!ボクはセンターに立てないんじゃないんです! ボクはすごすぎて温存されてるんですってば! |
| 紗枝 | なるほど、温存なぁ。幸子はんらしいわぁ。 |
| 幸子 | 一番美味しい料理は最後にとっておくものなんです! |
| 紗枝 | せやろか……? うちは、最初に手ぇつけてしまうなぁ。 |
| 幸子 | ま、まぁ、そういう人もいるかもしれませんけど……。 ボクを使いこなすには、スタッフにも力が必要ってことですよ! |
| 紗枝 | せやなぁ、そこまで言うなら、 さぞかし素敵なすてーじを見せてくれはるんやろうなぁ……? |
| 幸子 | そうですよ! たとえば、ボクだったら登場からして派手ですね! 天から舞い降りてもいいくらいです! |
| 紗枝 | 天から……なぁ……? 幸子はん、そないに高いところが好きなんどすか……? なんとかは高いところが好き、いいますけど……。 |
| 幸子 | そ、そんなことありませんよ!! |
| 智絵里 | (あぅ……。入っていけない……。) |
| 幸子 | だいたいですね! こんなにカワイイカワイイボクが誰かの添え物なんてこと、 あるわけないじゃないですか! |
| 紗枝 | はぁ……つまり、なんどすか? |
| 幸子 | ボクは常に自分が主役だと思ってステージに立ってますし、 ファンのみなさんはそんなボクが大好きですからねー! センターじゃなくたって輝いてますから! |
| 紗枝 | まぁまぁ、えらいたいした自信どすなぁ。 |
| 智絵里 | 自信……かぁ……。 |
| 幸子 | ん?誰ですか?スタッフさんですか? |
| 智絵里 | あの……。 |
| お、おはようおざいます。緒方智絵里、です……。 あのっ、今日は、お世話になります……。 | |
| 幸子 | あぁ、智絵里さん、いたんですか? 今日はお願いしますね。 |
| 紗枝 | 智絵里はん、今日はよろしゅう、お頼もうします〜。 |
| 智絵里 | は、はい……。 |
| 美穂 | おはようございま〜すっ! みんな、今日は頑張ろうねっ! |
| かな子 | お疲れさまで〜す! 今日はよろしくお願いしま〜す。 |
| 智絵里 | 美穂ちゃんと、かな子ちゃん! よろしくお願いしますっ! |
| かな子 | はいっ、智絵里ちゃん。 クローバー柄のマカロン、探してきたの! |
| 智絵里 | かな子ちゃん……ありがとうっ。 私、その……今日は、精一杯、頑張りますっ。 |
| 幸子 | じゃあ、とっとと行きますよ! 控室でぼんやりしてるヒマはありませんからね! |
| 紗枝 | ふふふ。幸子はんも、みんなのやる気にあてられてもうて……。 |
| 幸子 | ち、違いますよっ! |
| LIVEへ | Happiness Is Here. |
| 風色メロディ | |
| LIVE後 | |
| 智絵里 | はぁ……終わった……。 |
| かな子 | 智絵里ちゃん、お疲れさまっ!頑張ったね! |
| 幸子 | お疲れさまでしたー。 センターの役目は、まぁまぁできてたんじゃないですか? |
| 紗枝 | まぁまぁて……辛口の評価やなぁ? |
| 幸子 | そんなことありません! センターに立つ人間には義務と責任があるんですよ! |
| 紗枝 | 幸子はん、自分がせんたーやないからって、 そないにとげとげしたらあきまへんえ〜? |
| 幸子 | トゲトゲなんてしてませんよ!? ボクを性格悪い子みたいな言い方しないでください! |
| 紗枝 | せやなぁ、かいらしい子は、 性格もえぇ子やないと、おかしなりますもんなぁ〜。 |
| 幸子 | そうですよ!ボクは外見も中身もまるで天使ですからね! |
| 紗枝 | ……せやから、自称天使が後ろにおったんなら、 きっと智絵里はんも天使みたいに輝けたんと違いますか〜。 |
| かな子 | あ、あはははは……。 |
| 智絵里 | そ、そうでしょうか……? |
| 幸子 | あれだけのステージをやっておきながら、 まだ自分に自信が持てないんですか? いったい、どういう教育を……。 |
| かな子 | まぁまぁ、幸子ちゃん! 話はこの辺りで、更衣室に行きましょ〜。 |
| 紗枝 | せやせや、めいくを落としてから帰りましょな〜。 みなはん、ほなな〜。 |
| 幸子 | ちょっと待ってくださいよ、まだボクの話は途中で〜…… ちょっと〜……! |
| 美穂 | げ、元気だね……。 |
| 智絵里 | そうですね…… LIVEステージが終わったばっかりなのに、すごいです……。 |
| 美穂 | 智絵里ちゃんは、どうだった? LIVEステージが終わって……。 |
| 智絵里 | えっと……すっごく頑張ったのは、頑張ったんですけど…… うまくできたかは、自信がない……です。 緊張するから、お客さんの顔をちゃんと見れなくて……。 |
| 美穂 | そうなんだ 私は、智絵里ちゃんの『まっすぐな笑顔』届いたと思うよ。 |
| 智絵里 | ……! 真っ直ぐな笑顔、届けたい……。 |
| 美穂 | ……ですよね、プロデューサーさん! |
| 選択肢 | (赤)頷く |
| 智絵里 | ありがとう…… 本当に、ありがとうございます……。 |
| 私、まだまだ未熟で、弱気ですけど…… かなえたい、夢があるから……。 | |
| いつか、翼をひろげて…… 星空にも、飛んでいけるように…… これからも……頑張ります……! | |

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