まとめ:雅ちゃんがももちの胸を触るセクハラ

679名無し募集中。。。2017/12/08(金) 00:40:24.550

駅のホームに降りると、遅延を知らせるアナウンスが流れた。

電光掲示板を見ていたら、舌打ちして引き返してきたサラリーマンと肩がぶつかった。
痛みを感じたが、文句を言う間も無く行ってしまったので、心の中で舌打ちをした。

電話越しの桃子は、【さみしい】を隠そうとしていた。
昔から桃子は自分の本質的な部分を他人に見せたがらず、何かあっても自分の中で消化しようとしてしまう。
それで解決できていることも多いが、消化しきれず苦しんでいる姿を何度も見てきた。

幼少期からの長い付き合いである私は、会話の端々に隠れているその気持ちを拾ってしまうし、他人に精神的に甘えるのが下手で、それを隠そうとしている桃子を一人にさせておきたくない。

そもそも長年同じグループとして共にやってきたのに今更他人という括りはありえないでしょ。

桃子との電話が切れたとき、時刻はすでに22時を回っていた。
お風呂上がりにわざわざ着替えて会いに行こうとする程の衝動が生まれるのは、元メンバーを放っておけないから。それ以上の理由はない。

680名無し募集中。。。2017/12/08(金) 00:42:32.890


20分遅れで来た電車に乗り、桃子の住む街まで20分。

寝てるかな。部屋入れさせてくれるかな。もう帰りの終電ないんだけど。
ロータリーでタクシー待機列に並びながら、携帯の発信履歴の一番上をタップする。

3コール目で呼び出し音が途切れた。


「モシモシ、ツグナガ?」
「もしもし、どうした?なんでカタコト?」
「いや、何してるのかな〜って…」
「え〜?さっき電話してばっかじゃん」


ニヤニヤしてるのが手に取るようにわかる桃子の声は2時間前と全然違う。
それは一体どういうことか、考える前に電話の向こうからドライヤーの音が聞こえてきた。


「ちぃちゃんはホント、ももちのこと大好きなんだから〜」


誰かいる。誰かなんて聞かなくてもわかる。
家出る前にちょっと考えたら想像できることだった。
みんなにも、時に本人にすらも気づかれないよう影でずっとそっと桃子を支えてきた人間。
桃子のさみしい気持ちを無くさせられる唯一の人間。

ドライヤーが終わったらしい。
言葉を発せられないわたしに、千奈美?と声をかける桃子と、その向こうで桃子を呼ぶ普段よりも優しいみやの声。


「あ、ごめん、寝ぼけてた。じゃーね!おやすみ!」


慌てて電話を切ってから、その不自然さと自分の間の悪さに頭を抱えたくなる。
まぁ桃子を一人にさせたくなくて来たんだ。一人じゃないならいいじゃないか。

この遣る瀬無い気持ちは、時間と交通費を無駄にしたからだ。
それ以上はない。それ以上に気づいてはいけない。

さすが vivi girl。

心の中でそうぼやき、帰るためのタクシーに乗った。

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