まとめ:雅ちゃんがももちの胸を触るセクハラ

55 : 名無し募集中。。。@無断転載は禁止2017/06/10(土) 23:10:46.44 0

「ねえ、京都に行きたい」

−−−−

新幹線の切符を手の中で弄ぶ。壁に背を預けながら、もう片方の手で全世界へ現状を配信。指先一つでいろんなことが伝わるなんて、便利な世の中になったものだ。
ふと時計を見ると、切符に刻まれた時刻にはまだ早いが、待ち合わせ時間は過ぎていた。連絡を取ろうとアプリを起動させようとした瞬間、近付いてくる気配。

「ごめん、遅くなった」

ももが現れたことを認識したとき、一瞬フリーズした。目の前の光景に、上手く反応ができなかったのた。

「え、どしたの」

その驚きは質問という形で言葉へ変わった。ももは照れくさそうに俯いて、変かな?と呟く。
白のカットソーにキャメルのロングスカートに赤いパンプス。普段のももなら絶対に着ないような服装でそこに立っている。大人っぽくて、綺麗。

「ロケでコーディネートしてもらって……この格好でみやとお出かけしたいなーって思って買い取ったの」

話す間、視線は下がったまま。一度も目が合わないまま伝えられる事実に、胸は高鳴らざるを得ない。
いやいや、可愛過ぎでしょ。服装も、お出かけしたいと話すももも。
ももの照れが移って、なんだか私まで恥ずかしい。行くよ、と声をかけ、ももの方は見ずに先を歩いた。

56 : 名無し募集中。。。@無断転載は禁止2017/06/10(土) 23:11:21.72 0

「で、なんで京都?」
「コーデのテーマが京都デートだったから」

可愛過ぎか。可愛さのオリンピックがあったら金メダルだわ!と心の中では表彰式が始まりそうだったが、なんとか現実世界に留まって、「なるほどね」と答える。
窓の外は気持ちいいほどの青空で、これ以上ないお出かけ日和。こんな日にももと遠出が出来て嬉しいな。
京都といったら、やっぱりお寺かな?お抹茶を頂きたいけど、ももは苦くて無理かなあ。秋だったら紅葉が綺麗だけど、今は夏だしなあ。
ももは先に述べた内容以外に京都へ行きたい理由もなさそうなので、いろいろと調べてみた。場所が場所だけに観光スポットも大人向けで、普段遊ぶ場所とは違ってむしろ新鮮。
お寺とか神社とか初詣以外行かないもんなあ。なんか御利益ありそう。

「ねえ」

ももの手が触れる。画面から顔を上げると、少し不満そうに尖るももの唇。不機嫌にさせるような心当たりがなく戸惑っていると、取り上げられる携帯。

「携帯ばっかじゃなくて相手してくださいー」

おどけたように言って、右手に持った携帯を再び私の手に返してきた。……いや、あなたと遊ぶ内容について調べてたんですけど。
と口から出そうになった言葉は飲み込んで、携帯はカバンへしまった。寂しい思いをさせたのは事実だしね。

「はいはい、ももちゃんは甘えん坊ですねー」

そう言って頭を撫でてやると、嬉しそうに笑った。この笑顔が見られたら、なんでもどうでもよくなっちゃうなあ。
ノープランの旅行っていうのも悪くないかな。ももといたら、どこに行ったって楽しいもん。ただ、新幹線で二人並んで座るだけで、こんなにも心躍るんだから。

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