まとめ:雅ちゃんがももちの胸を触るセクハラ

870名無し募集中。。。2017/10/31(火) 16:58:46.460

(多分)付き合ってないみやもも

――――――――

「あれ、まだももしか来てなかったんだ」

小洒落たカフェで待ち合わせ。なんて、私には似合わないかもと思いつつ参考書を広げていた私は、後ろから降ってきた声にゆっくりと振り向いた。

「もー遅いよみや。一人で待ちくたびれちゃった」

少し厚めの本を閉じ、鞄に仕舞う。それをちらりと見た後、いや時間通りだけどと言いながらみやも私の向かいの席に腰を下ろした。


「今連絡したら、なんか電車が遅れてるみたいでね。こっちに着くまでもう少し時間掛かるらしいよ」
そうなんだ、と言いながら、店員さんを呼び止めてコーヒーを注文するみや。
なんか会うの久しぶりだね、と言うと、久しぶりすぎてももが生きてるか心配になった、なんて相変わらず軽口を叩いてくる。
私が普通の女の子に戻ってから、早くも3ヶ月が経とうとしていた。

871名無し募集中。。。2017/10/31(火) 16:59:46.820

集まれる人だけでも、という前提で飲み会を開こうと提案したのはみやだった。
夜に焼肉食べ放題にでも行って、時間がある人は少し早い時間に集合してお茶でも飲もう。
栞菜も含めた16人全員に声を掛けたが、お互い最大限にスケジュールを合わせても、やはり半分ほどしか集まることは出来なかった。…何故か私だけは強制参加だったけど。


「ていうか、なんでみやはこんな時間ピッタリに来れたの?」
「ついさっきまでここら辺で仕事があったからね」
「あー、だから待ち合わせ場所ここにしたんだ」
「そうそう」

適当に近況報告をし合いつつ、いちごのショートケーキの残り半分に手を伸ばす。━━こら、一口頂戴じゃないよ。自分で頼みなさい。

みやは最近どうなの、とケーキを遠ざけつつ聞くと、不満げに口を尖らせながらもうーんと少し考えるみや。

「思ってたよりは好きにやらせてもらえてる。にへもひかるもどんどん実力付けてるし…うん、楽しいよ」

そっか。と返しつつ、武道館と横浜アリーナを思い出す。
みやたちのすぐ後が出番だった私たちはそのパフォーマンスこそしっかり見ることはなかったけど、初めて立つ大きなステージに緊張している二人にみやが声を掛けてあげたり、一緒に振りを確認してあげている所を何度か目撃していた。

みやは変わったな、と思う。それはほんの少しで、きっと一部のメンバーや家族にしか分からない程些細な変化なんだろうけど。
…ううん。きっと、みんな変わっていたんだ。2年半前のあの日以来。

872名無し募集中。。。2017/10/31(火) 17:00:23.520

ももはどうなのよ、勉強。そう聞かれたので、さっきのみやと同じように少し考えた。

「うん。……やっぱり楽しい。大学でももちろん勉強してたけど、実際本格的にやり始めたら、当たり前だけど知らないことの方が多いし。
そもそも大学で学んだことでも忘れてることだって多いからさ。また一から勉強し直しって感じかな。毎日大変だけど、その分充実してるっていうか」

そう答えると、みやは少し目を細めて、さっきの私と同じようにそっか。と返してから。
「もも、なんか変わったね」
なんて、不意に言われた。

「そうかなぁ?」
「そうだよ。…昔はあんなつんけんしてたのに」

子供の頃の話でしょ。と笑うと、つい最近まで怖かった、とおどけて言うので、テーブルの下から軽く足を蹴る。━ちょっと痛がりすぎじゃない?…なんて懐かしいやり取りをしている内に、みやのコーヒーが来た。

873名無し募集中。。。2017/10/31(火) 17:01:15.670

気を取り直して、「あの子達は元気してる?」と聞いてみる。誰のこととも言ってないのに、みやはすぐ何の話か分かったみたいで。

「うちよりももの方が詳しいんじゃないの?」
「うん、こまめに連絡はくれるんだけどね。でも私に心配かけたくないみたいで、大丈夫です。頑張ってます。としか言ってこないの」
「それが逆に心配なんだ?」
「そうなんだよねぇ…」

アイドル人生を全うした私の、唯一の心残り。それがあの子達のことだった。
私はもう今までのように一番近くで守ってはあげられないから。だからこうして、機会があればその様子を聞いているのだ。

「もうももち離れさせるんじゃなかったの?これからは何か問題が起きても、それは自分たち自身で解決させなきゃ。って言ってたじゃん」
「それはそうなんだけどさぁ…」

それは確かに、横浜アリーナでリハーサルの空き時間に私が言ったことだった。でもその時にはまだこうなるとは知らなかったし、なんて言い訳がましく口にする。

新しい場所で戦うのも、帰ってくる場所を守るのも。きっとどちらも同じくらい不安で、大変なことなんだ。
私の持てる限りの技術を、経験を、知識を、心構えを、あの子達には全て与えたつもり。それが他のグループに劣るとは到底思わない。
だけどそれとは別に、自分でも驚くほど心配になっている自分がいた。

「あのねもも。多分ね、大丈夫だよ。…だってあの子達は、ももち先輩の教え子第一期生でしょ?」

それを言われると弱い。うー…と返事か唸り声か分からない声を上げると、みやは苦笑して言った。

874名無し募集中。。。2017/10/31(火) 17:01:40.260

「うち的にはももの方が心配かな」
「え、なんで?」
「来た時、結構疲れた顔してたから。テレビ出始めた頃もそうだけどさ、もも、わりと頑張りすぎちゃうとこあるでしょ?」

ちゃんと息抜きしてる?と聞かれ、卒業した当初は旅行に行ったり遊んだりしていたものの、そういえばなんだかんだと最近は勉強漬けだったことを思い出した。

「休む時には休まないと、身体壊すよ?」
「……ありがとう」
「ももが素直だとなんか気持ち悪ーい」
みやは言葉と裏腹に優しくそう言うと、少し笑った。

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