まとめ:雅ちゃんがももちの胸を触るセクハラ

112 : 名無し募集中。。。@無断転載は禁止2017/06/24(土) 04:33:37.41 0

あ、また、見てる。
文庫を広げて読んでる雰囲気出してるけど、本当は読んでなんかない。
だってほら、さっきからページがひとつも進んでない。

「ベリーズ行くよー」

楽屋に響くキャプテンの声に、部屋のあちこちでみんなが動き始める。
そんな中、ももはまだあの子を見つめたまま。

「もも、行くよ」

うちが声をかけると、ももが慌てたようにこちらを向いた。
いつもと同じ角度で引き上げられた唇と、そこから覗く白い歯。
今いく、と答えた時には、ももはいつものももに戻っていた。
どうしたの、とも聞けなくて、うちはももやみんなと一緒に部屋を後にした。


リハも順調に終わって、また明日と別れた帰り道。
暇つぶしにいじっていたスマホの画面に、メッセージの通知が現れる。
ちょっとだけ予想していた、というか期待していたけど、思った通りで笑えてきた。
本当、こういう時にしか連絡をよこさないんだから。

——今夜、そっち行ってもいい?

あっさりとしたそれだけの文章でも、ちょっとだけ心臓が速くなった。
体は正直なんて、よく言ったもの。
うちはさっそく、そっけない一言で返事をした。
それ以上の言葉は、たぶんお互いに邪魔になるから。
ももが聞いてきたら、どうせ予定なかったしって答えるのがお決まり。
本当はもものために空けといたなんて、間違っても言えやしない。

こうやってももが訪ねてくるようになって、もうだいぶ経つ。
ももにとっては、たぶんうちじゃなくたっていい。
けど、ももはめんどくさがりだから。
他の相手を探すことも、しないんだろうと思う。
晩ご飯は、帰り道で適当に買ったうどん。
ももも、きっとどこかで済ませてくるだろう。
だとすれば、あと1時間くらいはかかるはず。
そう思うと、自然にうちの足は台所へと向かっていた。
ビールか、サングリアか、それとも梅酒。
気がつけば、お酒もソフドリも常備されるようになった冷蔵庫を覗きこむ。
ちょっとだけ迷って、サングリアとオレンジジュースを手に取った。
特に理由はない、強いて言えば飲みやすいかなって思っただけ。

113 : 名無し募集中。。。@無断転載は禁止2017/06/24(土) 04:35:53.37 0

いくらソフドリで割っているとはいえ、二杯を飲み干す頃にはほっぺたが火照り始めていた。
ほっぺただけじゃない、体もなんとなくふわふわしている。
ああ、いい感じ。
なんとなくつけっぱなしにしておいたテレビからは、芸人さんたちの楽しそうな声が聞こえてきて。
それに合わせてケラケラと笑っていたら、ピンポーン、と合図が鳴り響いた。

「おつかれぇ」
「お邪魔しま……お酒飲んでたの?」
「ちょっとだけ」

ももの言葉にお説教くささを感じて、体の中で熱いものがぐるぐるした。
どうだっていいじゃん、うちの勝手でしょ。
いいから入ってよ、と強引にももの体を家の中に引き入れた。

「お風呂は?」
「まだ」
「あ、そ。じゃあお先にどーぞ」
「ありがと」

ももの衣類は、一式おうちに置いてある。
朝帰りとか言われるのもめんどくさいから、着替えとかも全部まとめて。
ももはすっかり当然のように慣れた様子で、うちの部屋へと入っていく。
下着やらパジャマやらを抱えると、ももはそのままお風呂場へ消えてしまった。
さて、うちはどうしようかな。
酔いの回った頭でも、さすがにお風呂がまずいことくらいは分かる。
シャワーで軽く済ませようか、ももはいい顔しないだろうけど。

うちの予想通り、お風呂からあがってきたももは飲んだのにお風呂入るのって苦い顔をした。
なんで人のやることに口出しすんの。放っといてよ。
なんてことを言ったらケンカになるだろうし、それはそれでめんどくさい。
何かあったら助けてって言ったら、ももはおとなしくなった。
本当に何かあったら、ももはどうするんだろう。
ベッドですやすや寝てるかもって思ったら、なんかアホらしくなった。
まあでも、うちだってシャワーぐらいでぶっ倒れたくない。
さっさと済ませてあがると、ももはすでに準備万端って感じで人のベッドに転がっていた。
何を見てるのか知らないけど、スマホに夢中でこっちを見もしない。

「もも」
「ん? あ、ごめん」

なんであやまるの。
そんなこと、聞けやしなくて。
一気に気持ちがトゲトゲし始めると、止まらなくなった。

「おわっ! みや、あぶな、」
「うるさい」

あお向けになったももの上にかぶさると、ももはへにゃっと笑った。
なんで今、笑える気持ちになるのか全く理解できない。

「なぁに、怒ってるの?」
「べつに」
「怒ってるじゃん」
「もう、いいから」

まだももの手の中にあったスマホは、床へとさようなら。
うちだけ見ててよ、もも。
また一つ、言えないことがうちの中で降り積もった。

114 : 名無し募集中。。。@無断転載は禁止2017/06/24(土) 04:38:36.00 0>>115


勢いのままにキスをして、ももの息とか、声とか、全部飲みこんだ。
舌に苦味を感じたのは、たぶん気のせいだと思う。
一方的な子どもみたいなキスをくり返しながら、ももの体にも手を伸ばした。
肩のあたりはやっぱり華奢だなって思う。
二の腕は相変わらずふにゃふにゃしていた。
胸のふくらみは少し大きくなったような。
そのままを聞いてみたら、分かんないってももは顔を赤くした。
まあ、ホルモンとかそういうのも影響するし。
うん、きっとそう。

服をめくり上げて触れていたら、ちゃんと脱がせてよってももに言われた。
うちは、何も答えなかった。
別に、脱がせようが脱がせまいが、終わった後は別の服を着てももは行ってしまうのに。
無言のまま、硬くなったふくらみの先をつまんだり、舐めたり、吸ったりを続ける。
お腹の柔らかさを確かめて、その先へ。
もものあえぐ声が少しずつ大きくなって、うちは少しだけ満足した。

下着の中にそっと指を潜らせると、ぬるりとしたものが指にあたった。
体は正直だって言うけど、本当はそうでもないんじゃないかと思う。
だって、うちらの間に愛なんてないのに。
ももの反応を浴びていると、勘違いしてしまいそうになる。

指先を中へと押し進めると、ももの声はさらに甘くなった。
ぎゅう、と抱きしめてくるような感覚に、視界がぐらりと揺れた気がした。
すっかり覚えてしまったももの形。
どこが好きとか、イマイチとか、そういうのも全部知ってる。
単なる前後の運動が、ももの体を震わせているのが不思議でたまらない。
もっと、という気持ちに後押しされて、ももを追いつめようとした時。
ピロン、と床に転がったスマホから何かの通知音が鳴った。
それと同時に、うちの指先はさっきよりもきつく締めつけられる。
頭から冷たい水でも浴びせられたみたいだった。

バカだね、うちも、ももも。

指先をさらに速く強く動かすと、ももの体はおもしろいほどに大きく跳ねて。
うちの体にしがみついたももが、悲鳴みたいな声をあげて果てたのを感じた。

115 : 名無し募集中。。。@無断転載は禁止2017/06/24(土) 04:39:50.26 0


ベッドの上で息を整えるももは、かなりだるそうな様子だった。

「帰るの?」

言ってしまってから、なんだか未練がましい言い方になってしまったと思った。
ももには、伝わっちゃっただろうか。

「どうしよ……すっごいねむたい」
「と……泊まってけば」
「いいの?」
「しかたないでしょ」

仕方なくなんか、ない。
タクシーを呼びつけてももを乗せるとか、やりようはいくらだってある。
分かっていたけど、知らなかったことにした。

「ママに連絡、しないと」
「うちがやっとく」

もものまぶたはほとんど閉じかけていて、さすがにそんな状態で電話をさせるのは不安すぎる。
うちの答えに安心したのか、次に見た時にはももはすでに寝入ってしまったみたいだった。

ももに好きな人がいると気がついたのは、少し前のこと。
そしてそこから、うちらの関係も始まった。
うちの中の、ももに対する気持ちを説明するのは難しい。
ただ、報われない恋をしているももが、見ていられなかったんだと思う。
そのために、こんなことをするのが正しいのかなんて分からない。
でも、うちにできることはそれしかなくて。
そして、今のところはももがそれを必要としてくれているから。

今はうちのベッドで寝ているももだけど、明日になったらももの目はあの子を見つめるんだろう。

叶うわけないのにさ、健気だなあ。本当。
あ、叶わないって分かってるのはうちも同じなのか。

何それ。笑えるな、と思った。

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