まとめ:雅ちゃんがももちの胸を触るセクハラ

354名無し募集中。。。2017/10/28(土) 16:42:15.840
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私はリビングで、みやのマネージャー(ほとんど歳変わらないのにマネージャーってすごい)を名乗る女━━千奈美と対峙していた。
勝手に呼び捨ててるわけではない。向こうが千奈美でいいと言っているのでそう呼ぶことにしたのだ。


千奈美曰く、元々みやのいない隙に来ようと思っていたらしい。それを本人の目の前で言ってしまっていいのだろうかと思ったが、どちらもあまり気にしていないようなので私も何も言わないことにした。
ちなみにみやは本題が始まる前に千奈美によって追い出されてしまったため、今は部屋にいない。


「単刀直入に聞きます」
おお、単刀直入だ。

「なんでみや…夏焼は、あなたの家に住んでるんです?」
「あー」
私も聞きたい。それ。
「なんでですかね」
苦笑しながら答えると、垂れ目を頑張って吊り上げた千奈美に、ふざけてます?とキレられた。いやいや。

「ふざけてないです」
「じゃあなんで」
「私も知らないんです。本人に聞いてくださいよ」
納得いかない、と言いたげな表情で納得いかない、と呟いた千奈美を見て、この人も同じタイプなのかと悟った。

「とにかく」
「は、はい」

考え事してる場合じゃなかった。

「あんまり詳しくは言えませんが、彼女は今大変な時期なんです」
「受験か何かですか?」
「…彼女にとって重要な時期なんです」
「分かった、高三の八月辺りだ」
「受験じゃないです」
「はい」
……ちょっと早かったかな。年末くらいか。

「彼女はスキャンダルに巻き込まれてる場合じゃないんですよ」

…………………

「あの、お言葉ですが」
「何か?」
「私は彼女に部屋を貸してるだけです。スキャンダルとか、これはそんなんじゃ」
「本当にそう思ってるんですか?」
「どういう意味?」
「いえ、別に」

煮え切らない返答にイライラしてきた。なんでみやに部屋を貸してるだけなのに、スキャンダルがどうのって話になるんだろう。

356名無し募集中。。。2017/10/28(土) 16:51:22.950

「どうしてそんなに」
千奈美は、あくまで冷静だった。
「怒ってらっしゃるんです?」
「いやだから」

━━あれ。確かに。もっと冷静に事情を説明して分かってもらえばいいだけなのに。なんでこんなにムカムカするんだろう。
あれ、あれ、と徐々にパニックに陥る私を見て、千奈美はくすっと笑った。それがなんだか不愉快で、無性に腹が立った。

「何笑ってるんですか」
「もしかして。“自分と”夏焼の同棲をスキャンダル扱いされたことに怒ってるんですか」
「な、何言って」

同棲って。

「私はただ、あなたが誰かをここに連れ込んだりするかもって話をしただけです。それが夏焼の相手だと思われたらかなわないし。
…でも話を聞いている限り、あなたは自分のことをスキャンダルと言われたことに腹を立てているように見えますよ。ああそうだ、部屋を貸してるだけと言うならそもそも」

千奈美はすごい勢いでまくし立て━━━そこで言葉を切った。

「あなたはただの同居人、ってことでいいんですか?」
もちろんだ。それ以上でも以下でもない関係なんだから。
そう言いたいのに、喉が張り付いたように動かない。いつの間にか、口の中がカラカラに乾いていた。

訳もなく、涙が出そうになった。

なんでだろう。なんでこんなに。
━━━━悲しいんだろう。



気付けば、千奈美はもう既にいなくて。代わりに、みやが傍にいてくれた。
あの人は、と聞くと。
もう帰ったよ。と言われた。
そっか。と呟くと。
うん。って言われた。

ただの同居人が嫌なんだとしたら。私は、みやとどうなりたいんだろう。心の片隅で、そう思った。
――――――――――――

メモ
・千奈美は実はももちにカマをかけに来ただけ(ももの気持ちみやが聞けないなら千奈美が聞いてきてあげるね!の精神)
・この千奈美は人生九週目くらい
・年齢的にマネージャーっておかしくね?という突っ込みは野暮というもの

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