まとめ:雅ちゃんがももちの胸を触るセクハラ

532ももちむすび2020/05/11(月) 09:01:00.970

「だからさーももがうちのお菓子食べたんじゃん!」

千奈美の大声と

「もも食べてない!第一ここのお菓子はメンバー共有スペースでしょ!千奈美がここに置いたのが悪い!」

ももの抗議する声

なんだかゆるりと流れる光景がやけに懐かしくて
煙のように胸に息苦しさが広がる心に戸惑う、これ・・なんだっけ・・?


「ほら!熊井ちゃん聞いた!?やっぱ食べたんだよ!ももひどいよねぇ!」
「あ?あー、うーん・・」
「2対1でももの負けだね!」
「くまいちょーは関係ないでしょ」

近くの自販機のお茶が売り切れで外のコンビ二まで買出しに行った帰り、楽屋に響く騒音にみやはおもわず耳を塞いだ。

「キャップ、なにどしたの」
「あ、みやおかえり。お茶あった?」
「うん。・・あれ喧嘩してんの?」
「あれね・・ちーのお菓子ももが食べたってさっきからつっかかてる」
「ふーん・・・」

千奈美は朝からやたらももに絡んでいたから、いずれこんな風に喧嘩になるんじゃないかとみんな察してた。

ももはここの所一人の撮影、ラジオ出演や、Buonoのライブも控えてるから打ち合わせもあって、なにかと多忙で
まともにBerryz全員で集まるのは3週間ぶりだった。
そのためか安心できる場所があればすぐに横になる。
楽屋では大抵ソファの一角を陣取ってお気に入りの毛布と共に時間の許す限り寝入ってしまう。

きっと千奈美はそれが許せないのだろう。
ももの脇腹をくすぐってみたり大きな音を立てて脅かしたり

今もお菓子でここまで喧嘩するってホント小学生かよって呆れる。

「しかもちーさ、ももが犯人じゃないって分かってるっぽいんだよね」

キャプテンの言葉に改めて千奈美を見ると、椅子に座って机をバンバン叩くももに対して、
向かいに立ち腰に手を当ててる千奈美の口の端がほんの僅かに上がっていた。

「うわ、めんど」
「多分久しぶりにももに会ってじゃれたいだけだから怒るのもなんかね」
「・・・うっさいから止めてくる」

仕方なくゆっくり歩き出すみやの背中に、キャプテンの「ごめん」と苦笑いが聞こえた。
キャプテンじゃテンションの高い千奈美には言いくるめられるし、こじらすと拗ねるからね、ここは役割分担。

534ももちむすび2020/05/11(月) 09:05:18.660

「くまいちょー信じてよ、もも食べてない」
「えーと・・・・とりあえず謝ってみる、とか?」
「そーだ!あやまれー!」
「ねーぇ!ももの味方一人もいない!ひゃあっ!!」

ももの小さなツインテールの片方を引っ張ると、突然のことに驚いたのか腑抜けた悲鳴が飛び出す。
どんな滑稽な顔で振り向くかと心でほくそ笑むが、とっさに面食らってしまった。

いつもみたく口を尖らせて憎まれ口の一つでも出てくるかと思ったのに振り向いたその目は怯えの色を含んでいた。

吃驚したからでた顔じゃない、分かりづらいけどももはたまにこんな表情を溢すことがある。
頭で描く歌がうまく声に表現できなかったとき、周りの大人に理不尽に叱られたとき、
その場では見せることは無い。
決まってそれは一人の時だ。

「みや、どこいってたの?」
「え、 あ・・あぁ、はい。ちーが前から欲しがってたチョコのやつ、コンビニにあったから買ってきた」
「え?あ!ほんとだ!えーいいの?」
「自分で食べるために買ってきたけど、お菓子ももに食べられたんでしょ?あんまりにも可哀想だから物々交換で手を打つ!」

ここでちらりとももに視線をやると反抗しようと口を開きかけたから頭を押さえて黙らせた。

「やった!待っててみや、今お菓子何があるか見てくる!」
「はいは〜い」

千奈美に向かって手をヒラヒラさせてると、向かいの熊井ちゃんが安心したような顔して(ありがと)って手を合わせたから(いいよ)の意味も込めてみやも表情を和らげた。
最初からももが犯人じゃ無いことは熊井ちゃんも分かってて気を使ってたと思う。
このままじゃ二人の言い争いが終わりそうにないから、助けを求める意味で一番年上のももに謝らせようとしたんだよね。


「みんなしてももの事いじめる」

・・・それなのにこの年上は、


ジト目で横を見ると椅子ごとみやに背を向けたままぶつくさ文句を言っていた。

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