まとめ:雅ちゃんがももちの胸を触るセクハラ

465 : 名無し募集中。。。@無断転載は禁止2016/09/17(土) 22:25:05.34 0
俺の妄想な

雅ちゃんて普段何でもないように振る舞ってるけど絶対独占欲強いと思うの
だから楽屋とかでももちが他のメンバーとかと楽しそうにしてるとどうしてもイライラというか不安というかになっちゃうんだわ
で雅ちゃんはそういうの見てるの嫌だから楽屋の外に行っちゃうんだよ
まあ暇つぶしてたらそこにももちが「みや、もうそろそろ時間だよ」なんて言いながら来るのさ
雅ちゃんさっきのこともあってももちのこと抱きしめて「ちょっとだけこのままで居させて」て言うのね
そしたらももちも無言で抱きしめ返すんだわ
雅ちゃんが「もも、好きだよ」なんて言ってももちも顔赤くしながら「もももみやもこと大好きだよ」とか言うのさ
まあそのまましばらくしたらキャプテンが「2人とも早く来なさいー」なんて呼ぶ声が聞こえてくる

みたいな


74 : 名無し募集中。。。@無断転載は禁止2016/09/20(火) 01:49:57.47 0
「ももって昔より丸くなったよね、みや」

そう楽屋で話しかけてくるのは佐紀。
確かにももはいまは楽しそうに千奈美と談笑している
さらに佐紀はつづけた。

「メンバーともよく喋るようになった。
楽屋からふらふらーってどこかにいなくなることも少なくなったし、喧嘩もあまりなくなった」

「……そうだね」

キャプテンという立場としてはそうだよね。
あたしは苦々しく同意した。
というのも、

「ちょっと、もー、やーだー」

隣同士だからって、ことあるごとにももを触る千奈美。
それにたいして笑顔で楽しそうにやりかえすもも。
俗にいうイチャついてるってやつ。

「ごめん佐紀、すこし外に行ってくる」

見てらんない。

75 : 名無し募集中。。。@無断転載は禁止2016/09/20(火) 01:50:36.55 0
楽屋を出て、通路にある長椅子に腰を掛けて気を落ち着かせようとするも無理。
イライラがおさまらない。

「なにやってんだか」

それはあたしとももに向けられたことば。
Berryzのみんなといるとももとふたりでいられる時間は多くない。

Buono!では違ったのに。
愛理という空気の読めないおじゃま虫はいたけれど、ももの隣はあたしのものだった。
だけどBuono!の活動がひと段落してからすでに1年経ち、活動を再開する気配はない。

昔は浮いていることが多かったももはいつの間にかメンバーと馴染み、楽屋から逃げ出すこともなくなった。

でもさ。

「千奈美とイチャイチャしすぎでしょ」

昔は犬猿の仲だったふたりはいまではビジネスパートナーを名乗る仲。
お仕事だけでなくプライベートでの付き合いまである。
それに敵は千奈美だけではなく、ハロプロ中にいる。
ああ見えてももはめちゃめちゃモテる。

はぁ。
大きくため息をつくと、

「みやー!」

廊下の先からあたしの名を呼ぶ声が。

76 : 名無し募集中。。。@無断転載は禁止2016/09/20(火) 01:51:18.61 0
「こんなところにいたんだ。早く準備を始めないと間に合わない……って、みやにらんでます?」

「べつに!!」

人の気も知らないで。
あたしはももから目を逸らす。
すると、長椅子のクッションが少し沈み込んだのがわかった。

「ももがみやに何かした?」

隣に座り、あたしの手の甲を握ってきた。
とたんに心拍数が上がる。

「……べつに」

あんたが千奈美とイチャイチャしてるからイライラする。
いつも、あたしの隣にいてこうしてくれればいいだけなのに。

そう言えるわけもなく、ももの手を握り返した。
ももは黙り込んでしまい、あたしも言葉が出てこずに沈黙が訪れる。
照れくさくてももの顔が見れない。
どんな表情をしているのだか気にはなるのだが。

「みや」

沈黙を破ったのはあたしの名を呼ぶももだった。
思わずももの方を向くと、真剣な表情でこちらを見ていた。

長いまつ毛に大きな瞳、透き通るような白い肌。
そして薄い唇にどうしても目が行ってしまう。

77 : 名無し募集中。。。@無断転載は禁止2016/09/20(火) 01:51:51.19 0
「みやー、ももー、はやく準備してー」

……遠くから佐紀の声。

「みや、いくよ」

何事もなかったかのようにあたしから目を逸らし、手はすり抜けていった。

「ごめんね、キャプテン。いま――」

そう言ってももが立ち上がろうとした瞬間。

――いっちゃやだ――

ももの手を掴んでた。

「……みやの甘えん坊さん」

「うるさい」

「じゃあ、このまま楽屋に行こう」

「やだ」

「みやのわがままさん」

「いいでしょ」

そんなやりとりをしていると、

78 : 名無し募集中。。。@無断転載は禁止2016/09/20(火) 01:52:41.62 0
「ふたりともはやく来てよ!! 怒られるのはこっちなんだよ!!」

しびれをきらした佐紀がそうまくし立てながら早歩きでこっちにやってきた。
思わずももの手を離してしまった。

「はーい。ごめんねキャプテン」

ももは何事もなくそう返事して、楽屋に戻ろうとした。
あたしはまだ座ったまま。

「みや、戻ろう」

今度はももがあたしの手を握ってひいてくれた。

「ふたりとも準備に時間かかるんだから、はやくしてね」

佐紀はそういって踵を返し、先に楽屋の方へ戻った。

「うちらも行くよ」

ももに手を引かれて楽屋の方へ戻っていく。
その途中でももが楽しそうに、

「このまま手を握って楽屋に入ったら、みんなびっくりするかな?」

「絶対にやめて」

「でもさ、千奈美が見たらすっごく驚きそうじゃない?」

「……やってみてもいいよ」

「あれ、珍しい」

「い、いいでしょ! あたしだって千奈美の驚く顔見てみたいし!」

そんなやりとりをしていたらすぐに楽屋のドアについてしまった。
ももに手を引かれて楽屋に入ったあたしはひそかに深呼吸をしたのだったが、

「みやのツンデレさん」

そう言うと、ももはいたずらっぽく舌を出して先に楽屋に入ってしまった。


(おわり)

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