まとめ:雅ちゃんがももちの胸を触るセクハラ

215 : 名無し募集中。。。@無断転載は禁止2016/09/23(金) 23:03:54.07 0
みやももが表ではめちゃくちゃ仲悪くて楽屋で突然しばき合いはじめるレベルに険悪なのに
実はお互い同じマンションに住んでて夜な夜な部屋を行き来しては身体を貪りあってるみたいな話が読みたい



236 : 名無し募集中。。。@無断転載は禁止2016/09/25(日) 00:36:56.92 0
酔った勢いで書いてみたが何か間違えた気がする
いちゃいちゃしてるけどラブラブしていないので
苦手な人と18才未満の若者はスルーしてください


「ちょっともも。邪魔なんだけど。ソファ占領しないでよ」
楽屋に戻るなり、三人掛けのソファに身体を伸ばして倒れこむ桃子。
リハーサルが終わってから一言も口を開かずにいたくせに、楽屋でも一人の世界に入るつもりらしい。
リハーサルが順調とはいかなかったせいもあって、雅の口調はついきつくなる。
「だってもも、疲れてるんだもん。横になったっていいでしょ」
桃子はうつぶせのままちらりと視線を寄越すだけで、動く気配は微塵もない。
「うちだって座りたいし」
雅は、眉間にしわを寄せて反論する。
「あっちにもあるでしょ」
うるさいな、寝かせてよ。
桃子がため息混じりに呟くのが聞こえ、雅は一段と眉をひそめる。
「こっちの方がふかふかだし、あっちは空調が近すぎて喉痛くなるからイヤ」
「マスクでもすればいいでしょ。もう動くのもやなの。お願いだからほっといて」
「はあ?何その態度。ここ、ももだけの楽屋じゃないんだけど」
「あーもう、自分がミスったからって八つ当たりしないでよ」
先程のリハーサルで、雅はかなり厳しく注意を受けていた。
自分では八つ当たりしているつもりは全くなかったとはいえ、あながち的外れな指摘ではない。
だからこそ雅はカッとなって、瞬時に頬に朱がさした。
勢いに任せて口を開こうとしたところを、横から佐紀に遮られる。
「ちょっともも、言い過ぎだよ。みやに謝んな」
「……ごめん」
しぶしぶといった様子で、桃子が口を開く。
「みやも。もも疲れてるって言ってんのに絡みすぎだよ」
「うちは悪くないし」
「みーや」
「……ごめん」
ほとんど聞こえないくらいの声で、吐き捨てるように雅が言う。
佐紀はやれやれといった表情でため息をついた。
「疲れてるのはみんな同じなんだから、2人ともいい加減にしなよね」
「……。」
「……。」
桃子も雅も、言葉を発しないことで何とかその場をやり過ごす。
気まずい空気が漂う中で、休憩時間が終わりに近づく。

237 : 名無し募集中。。。@無断転載は禁止2016/09/25(日) 00:44:27.37 0

午後のスケジュールをこなして一人暮らしの部屋に戻り、ゆっくりお風呂に浸かると、1日の疲れもストレスも消えていくようで、風呂上がりの雅はすっかり機嫌がよくなっていた。
チョコレート、食べちゃおうかな。
先日1人での仕事の際に、自分で自分に買うのにはちょっと躊躇うような値段の、フランス製のチョコレートをもらった。
メンバーに分けるほどの数でもなかったのでそのまま持ち帰って、ここぞというときに食べようととっておいたものだ。
今日は、朝から本調子ではなかった上に昼に桃子と一悶着があって、それでも午後は一転して調子がよくなり、先生にもほめられた。
とっておきのチョコレートを食べるには、なかなかの日に思えた。
……桃子。
ふと浮かんだ存在に、心が乱される。
今日のような喧嘩は近ごろはしょっちゅうで、見かねた佐紀が止めにはいることもあるものの、周囲はほぼ静観をきめこんでいる。
ご機嫌な気分が萎んでいくのを感じながらぼんやりチョコレートの箱を見つめていると、玄関の呼び鈴が鳴った。
突然の電子音ににわかに現実に引き戻されて、雅は重い足取りで玄関へ向かう。
呼び鈴を鳴らしたのが誰かは、考えなくてもわかっていた。

「…今日は来ないかと思った」
憮然と告げるも、来訪者は一向に意に介さず、自然な動きで雅の部屋に滑り込む。
「ふーん?さみしかったんだ?」
少し嫌みを込めた口調で、桃子は挑むように雅を見つめる。
「そんなわけないでしょ」
雅はキッと睨み返し、すぐに身体ごと桃子の視線から逃れるように踵を返して部屋の奥へ向かう。
桃子はそんな雅の態度を全く気にしていないようなすました表情で、当然のように後をついてくる。

「何か飲む?…チョコレート、あるけど」
とっておきのチョコレート。
本当は桃子になんて食べさせたくないのに、テーブルにこれ見よがしに置いたままでは勧めないわけにもいかない。
「いらない」
冷たく言い放たれ、思わずムッとして振り向きざま、
「ん……っ!」
いきなり唇を塞がれた。
「…っ、ちょ…っ、…やめ」
息をつく間もなく強引に唇を奪われ、抗議するため口を開こうとした瞬間、するりと舌が割り込んでくる。
あたたかく柔らかい感触に、一瞬あたまが真っ白になる。
「…っ、…っはぁ、んっ…」
いささか思考がぼんやりしてきたところで、突然唇が離される。

238 : 名無し募集中。。。@無断転載は禁止2016/09/25(日) 00:48:46.79 0

桃子はそのまま何事もなかったかのような顔でくるりとリビングを見渡し、チョコレートの箱に視線を止める。
「チョコってこれ?…やっぱりちょうだい」
さすがの桃子でも高級チョコレートであることはわかるのか、なんて妙なところで感心しながら、雅は息を整える。
「お好きにどーぞ」
投げ出すように言うと、桃子はにやりと笑う。
「食べさせて?」
「は?なんでうちが。勝手に食べな」
なるべく嫌悪感が伝わるように眉をひそめて言うが、気づいているのかいないのか、桃子は笑みを浮かべたままでいる。
「ふーん。じゃ、お言葉に甘えて 」
桃子はチョコレートの箱を開けると細い指でひとつをつまみ上げ、ひょい、と口に入れる。
高級チョコレートなのにありがたみもなにもあったもんじゃないな、と呆れて様子を眺めていると、桃子の顔が再び突然近づいてくる。
「えっ……!?」
口のなかいっぱいに華やかに甘くカカオの香りが広がる。
口移しでチョコレートを食べさせられたと理解するより前に、甘い刺激で頭の奥が痺れたようにうずく。
「…っ、…やだっ!」
突き放すように身体を離しても、桃子の余裕な態度は変わらない。
「嫌なの?ほんとに嫌なのか、確かめてみよっか」
桃子は言うと同時に左手で雅の腰を抱き寄せたかと思うと、右手は雅の太股をなで上げそのままショートパンツの中へ滑り込む。
「やだ!やめて!」
「やめて、って感じではないけどなー」
くすくすと笑う桃子の声に、雅は耳まで熱くなるのを感じる。
悔しさと恥ずかしさを覚えるのと同時に、どこかでやはり今日も抗うことはできないのだと悟る。
「…ここじゃイヤ」
雅の言葉に桃子は少し目を見開き、すぐに満足そうな笑みを浮かべる。
「いい子」
よしよしと撫でられて、少しだけ嬉しいのが悔しくて、雅は何も言えなくなる。

239 : 名無し募集中。。。@無断転載は禁止2016/09/25(日) 00:51:34.68 0

ベッドに身体を横たえた雅の上に、桃子がするりと跨がる。
服の隙間から入った桃子の冷たい指がへその横を通り抜け、雅は息をのんだ。
桃子の手はそのまま上へ進むと、柔らかく、けれどしっかりと、形を確かめるように雅の胸を包みこむ。
「あ……っ」
その手に力が込められて思わず声が漏れ、雅は慌てて口を閉じる。
桃子がふふっと笑うのを空気で感じて、余計に恥ずかしさが募る。
胸を包む手は、ぎゅっと力が込められたと思えば、一転して優しくゆるゆるとうごめき、そのたびに雅は息を止めるようにして声を抑える。
桃子はそうしている間にも器用に雅の上半身を裸にすると、胸を包む手にさらに力を込める。
「声、我慢しなくていいよ」
言うと同時に、それまで触れることのなかった胸の先端を口に含むと、舌で舐めあげる。
「ああっ!」
我慢したくたって、できるものではない。
大きな声がでたことで桃子は笑みを深め、雅の胸の先端の一方を舌で転がし、もう一方は指でつまむ。
「あっ、…ん、ぁんっ!」
思わず大きな声が出たことで恥ずかしくなって、そこにさらなる刺激が加わるものだから、余計に声が出てしまう。
「みや…自分の声に感じてるでしょ?」
桃子が上目遣いにこちらを見る。
「ちが、そんなんじゃ、ぁああっ!」
言いかけたところで音を立てるように先端を吸い上げられ、びっくりするくらい声がでてしまう。
「みやって、感じやすいよね。かわいー」
語尾に『(笑)』が見えるような口振りで、桃子は満足そうな表情を浮かべる。

「そろそろこっちもさわってほしい?」
桃子はそう言うなりショートパンツを脱がしにかかる。
「いやっ、ダメ!」
声を上げるも、抵抗むなしく下着ごと脱がされてしまう。
「んー…こんなこと言うの、ありきたりすぎて嫌だけど」
桃子は言葉とは裏腹に、きれいな微笑みを浮かべる。
「体は素直だねー?」
「っ、ばか!!」
雅は真っ赤になった顔を両手で覆う。
「ふふ。かわいー」
桃子は雅の敏感な部分をあっさりと見つけ出し、人差し指で優しく円を描くように撫でる。
「あっ…ちょ、…だめ…、あっ」
桃子の指の動きに合わせるように、雅の口から声が漏れる。
「ね。指、入れていい?」
「……っ、ぁあっ!」
否定も肯定もできない、と思った瞬間、敏感な部分をなであげられて、ひときわ大きな声が出てしまう。
「ほんとにもう、かわいいなぁ」
いれるよ、と囁かれたと同時に、ぐ、と押し込まれる感覚。
「……っ!!」
声にならない声が出て、頭の奥が白くしびれてくる。
「すごい。ぎゅうぎゅうで、動かすの大変」
桃子が微笑みをにじませた声で囁く。
「ばか…」
雅は涙目で睨もうとするが、睨む目に力が入らない。
「みや、かわいい。感じてくれて嬉しいよ」
桃子が頭を撫でると、雅はぎゅっと目を閉じた。
閉じた弾みに涙が一筋頬を伝い、桃子はその跡にキスを落としていく。
「…っ、…はぁ、あっ」
桃子にしがみつくようにして、声を上げる雅。
「みや、いきそう?いいよ。大丈夫だよ」
桃子の声が泣きそうなくらい優しくて、雅は胸がいっぱいになり、そこから先はもうなにも考えられない。
「…あああっ!」
桃子は、くた、と力が抜けた雅の体を抱きしめ、優しく頭をなでる。

240 : 名無し募集中。。。@無断転載は禁止2016/09/25(日) 00:54:00.34 0

「ねえ。なんでこんなことするの?」
しばらくの間の後、雅が眠たそうな顔で問いかけてくる。
「どうしてだと思う?」
いったいこれで何度目だろうか。
このごろは行為の後、この不毛なやり取りを繰り返している。
「…わかんない」
何度聞かれても、答えるべき答えは変わらない。
「みやのことが嫌いだけど、みやの体が好きだから」
桃子がにっこりと微笑みながら言うと、対照的に雅は眉をひそめる。
「…サイテー」
雅はくるりと背中を向け、そこで会話が終わる。
しばらくして、小さな規則正しい寝息が聞こえてくる。

「…そんなわけ、ないでしょ」
雅が寝たのを確認してから、桃子はひとり呟く。
体だけの関係なら、終わりなんてないかもしれない。なんて、どうして思いついてしまったんだろう。
バカみたいだと自分でも思うけれど、他にどうすべきかもわからない。
「嫌われてもいいから、ずっとそばにいたいよ…」
一方的な思いは、伝えるには重すぎる。
桃子は小さくため息をついてから雅の頬にキスをすると、背中同士をくっつけ、雅の後を追うように眠りにつく。

夢の中で会えたら本当の気持ちを伝えてみようかとも思うけれど、やわらかい眠気の波には抗えず、そこで思考は途切れた。

247 : 名無し募集中。。。@無断転載は禁止2016/09/25(日) 02:24:52.23 0
やっぱりももちがかわいそうだったので
おまけを付け加えておきます

「ももって案外ばかだよね」
背中越しに伝わる桃子の呼吸が深くなったのを感じ、雅はそっと身を起こす。
「狸寝入りって言葉、しらないの?」
人差し指で頬をつついてみるが、よほど疲れているのか、全く反応がない。
「いつになったら、ほんとの気持ちを伝えてくれるのかな?」
自分が寝た後桃子がなにやら呟いていることに雅が気がついたのは前回。
最初は耳を疑ったが、涙がでるほど胸がいっぱいになって、寝たふりを続けるのが大変だった。
ただ、翌朝からの桃子の態度をみるにつけ、あれは夢だったのかと思っていた。
自分の願望で見た夢を現実だと思うなんて。
思わず頭を抱えたところで、でも本当に?と思う自分もいた。
そこで今夜。
不安と期待を胸に、心構えばっちりで狸寝入りを決め込んだのだった。
「ほんと、ばかなんだから」
きゅっと鼻をつまんでみると、桃子はいやいやをするように首を振って、すぐにまた寝息を立て始める。
「まあ、うちもばかだな」
桃子の独り言が夢ではなかったことが、こんなに嬉しいなんて。
それでもやっぱりこの件に関しては全面的に桃子が悪いと思うので、自分から気持ちを伝えたりはしないぞ、と心に誓う。
せいぜいうちの体を弄んで、一層離れられなくなっちゃえばいい。
ほんとにばかみたいなことを考えてるな、なんて思いながら、雅は桃子の背におでこを寄せて、幸せな眠りに落ちていく。

今度こそおわり

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