最終更新:ID:3qhMuzkBHw 2017年08月28日(月) 10:18:46履歴
91 夏焼雅生誕祭企画@無断転載は禁止 2017/08/28(月) 03:43:16.63 0
▼
「おっ……お誕生日おめでとう、みや」
目の前に居るのはちょっと声の裏返った桃子さんだ。
今日から改めまして同い年になる桃子さん。
同じ屋根の下で暮らすようになって5か月と少し、
二人共すっかり大人の女性になった桃子さんと雅さん。
外見も内面も若く素敵であろうとお互いに人並み以上に努力していたはずだ。
ただ、今日の桃子さんは一体なんの悪ふざけなのか、
ピンク色のリボンを自らの身体に巻いてベットに転がっている。
いや、ちゃんと服も着てるんだけど手と足は何故かリボンでグルグル巻きになってるし、
もはや絡まって動けなくなって諦めてみやを待ってたとでも言った方が正しいのか。
……それにしても妙にエロい。あまりの光景に頭が一瞬フリーズしていた。
「え。あっ、うん。…ありがと。で、ももはどうしてそうなってるの」
仕事終わりの打ち上げ中に誕生日を迎えるってのは予め伝えていたけれど、
みやとしても早く会いたくて出来るだけ急いで帰宅したのに返事が無くて探したらこれだ。
……一体ももに何があった。……いや、犯人は大体分かってる。
茉麻の誕生日に皆と酔っ払ったノリで私がプレゼントー!とかって、
一度で良いからやってみるかやられてみたいよね〜とか冗談交じりに口走った記憶もある。
大方それを聞いてた茉麻辺りにこれで待ってたらみやが喜ぶよとでも吹き込まれたんだろう。
で、自分でやってみたけど絡まったか、
手伝って貰ってた相棒に悪ふざけで動けなくされました、的な所だろう。
どうしてこうももは事あるごとにみやを試す真似をするのか……。
「えっーと、その。……ももからのプレゼントですよー?」
そう言ったももは珍しく黒のオフショルとデニム地のパレオスカートを組み合わせている。
てか、その服。みやのクローゼットの中に最近並べた気がするんですけど。
サイズが合ってないせいなのか絡まって動いたせいなのか、
いつものみやよりも、ももの方がちょっとセクシーな着方になっている。
取り敢えず確認とトキメキを抑える為口を両手で押える。OK、鼻血も涎も出てない。
92 夏焼雅生誕祭企画@無断転載は禁止 2017/08/28(月) 03:44:45.38 0
「……ほどいて良いんだよ雅ちゃん?」
リボンを巻かれていない肩口から見える白い肌がほんのりと色づいていて、
動けないし恥ずかし過ぎてもはや口だけでもふざけるしかないって訴えていた。
そして寝っ転がっているせいでより強調されたその胸の谷間には、
“ももが選んだであろう本来のプレゼントの包み”が挟まっているのが少しだけ見えた。
一体なんだろう。と言うよりも服と言う名の包装紙とかリボンとか、
まずは全部剥がさないと辿り着けないよね。
多分だけどそこに入れるように仕向けてくれた茉麻様GJ!と心の中で拝んだよね。
「あー……そっか、そうだよね。ありがとう、もも。
今年貰ったどのプレゼントよりも大きいし、誰のよりも嬉しいよ。
丁寧に包まれてるから時間掛かるかもだけど、……開けるのワクワクしてる」
どうしてももは……みやのドストライクな事をいつもしてくれるんだろう。
何だか楽しくなってきてもものリボンで縛られた足の横に座る。
相変わらずの白さとコンパクト感なももには少し丈が長すぎるみやのスカート。
結び目は飾りだしボタンで留めてるだけだから実は簡単にほどけちゃうんだよね、これ。
「んー、じゃあどこからほどこうかなぁ〜♪」
するり、ともものふくらはぎの内側を撫でる。リボンの先端は一体何処だろう。
相変わらず筋肉がしっかりしてて逞しくも少しもちもちした手触りが心地いい。
触れるか触れないかのタッチでスカートをずらしてやっとリボンの先端を見つけた。
膝の後ろから通して太ももの間に挟んでるとは…やるな、もも。
太ももまでしか巻いて無かったから足の方は意外と簡単に取れた。
少し足で抵抗されたけど勿論ついでにスカートも丁寧に回収した。
「はい、じゃあ今度は上ね」
お次は上半身の先端を探してリボンが入り込んでるトップスの中にもお邪魔する。
悪ふざけの延長かクルクルと全身に巻いてたであろうももを想像するとなんかおかしい。
「や、んっ……ちょっと…、みや。触り方、なんかやらしいんだけど」
「そう?……縛られてていつもより感じちゃうとか?
…それとも。みやの服なんて着てるからドキドキしちゃった?」
「っ、知らないよそんなの」
リボンの先を探してるだけと言いつつ同時にももの手触りを堪能してる。
確かにまあ、わざとだけどさ。
「――あれ?」
先にブラを外そうと手を回したのに背中のホックが見当たらない。
外して緩めてからもものプレゼントを受け取ろうかと思ったのに。
手に触れてるのはリボンが重なり合ってツルツルした生地のみだ。
「わ、ちょっと。待ってみや。ひゃっ、くすぐったい」
抵抗する声を無視して起き上がらせて服を捲ってお腹を出させると……やっぱり。
リボンでブラを作ってみたとか何なの桃子さん。
なんか挟んでるプレゼントのせいでギュウギュウしてるというか色々と羨ましいけど。
どうやら右脇の下に先端は隠してたらしい。グイっと指を入れて引っ張り出す。
「ねぇ。まさかとは思うけど……流石にここに巻くのは自分でやったんだよね?」
「あっ当たり前でしょ、みや以外に触らせたりしないよ」
シュルシュルとリボンのブラをほどいていく。
触れるみやの指とリボンがくすぐったいのか時折身を捩って逃げようとする。
「そうだよね、良かった。…で?その他は?茉麻にでも手伝ってもらったの?」
「……ぅー」
「もーも?…もしかしてちーちゃん?」
よし、取れた。プレゼントもゲット!
ももの可愛い胸も少しリボン巻いてた跡が付いてるけど元に戻った。
服を下す前に見えた固くなってた先端も今すぐにでも可愛がってあげたいけど後回しだ。
みやと同じく3バカの2人のどっちかならば幼馴染だし仕方がない、
ももを縛ってそのまま放置してた事は焼肉で許そう。そう思っていたのだけれど。
「茉麻と話してて思いついたけど……ももだけで巻いたの!
いくらなんでも誰かにやって貰うとか。する訳無いでしょ。
最後を腕にして、巻く時口でやったんだもん」
あ、耳真っ赤。一人でグルグルと縛ってた時の事でも思い出したのかな。
自白して諦めたのか最初からずっと握り締めてた両手を開いてリボンの先端を見せてくれた。
バカだねぇと2人で笑いながら最後のリボンもほどき終わった。
「そっか。……でもこれっきりにしようね、すっごい楽しかったし嬉しかったけど。
みや以外の人が突然来たらどうする気だったの?」
「あ。それは…考えてなかった」
「もう」
一生懸命になってくれるのは嬉しいけどそんなんだから、みやはいつも心配だよ。
ももっていうとびっきりのプレゼントを
「貰ったから誰にもあげないけど」って腕の中に閉じ込める。
「ありがとう。……みやと出会ってくれて。みやの一番になってくれて」
「ももの方こそだよ。生まれて来てくれてありがとう、みや。…お誕生日おめでとう」
自然と背中に手を回してしがみついてくるももが愛おしくて、
ずーっとこのままで居られたらどんなにか幸せだろうって思う。
「……ケーキもあるよ?イチゴの、おっきいやつ」
「うん」
「あ、あと。んっ…みやの好きなピザも作ったんだから。まだ具乗せただけだけど」
「うん。大好き」
それから、それからって準備したのを一杯報告してくれるももとその度にキスを繰り返す。
ももと一緒に今日はずっとゴロゴロするから一緒に食べようねって言うとニコニコしてくれた。
この顔を見る為ならみやは多分何でもしちゃいそうだ。
「あ、そうだった…これ。開けて良い?ももが選んでくれたんでしょ?」
「そっ!」
随分自信があるのか得意気な顔しちゃって。
丁寧に包みを開くと中に入ってたのは3本の口紅と小さな小瓶。
赤とピンクとオレンジがかったベージュの口紅に、ボディミストは最近買おうか迷ってたやつだ。
「一度塗りでも結構長持ちするんだってそれ」
「そうなんだ、一杯使うから嬉しい。こっちも好きな香りだし。
ありがと、もも。…ね、これ、今使ってみて良い?」
「へ?あ、うん。勿論良いけど、って……あ」
3本の中からピンク色のを取り出してくるりとももの唇に塗る。うん、良い色。
ももはメイクあんまりしない方だけど、似合ってる。
「……みやはこれ使う時、こうやって付ける事にするから」
重ねた唇とももの身体から同じ色を受け取って、今日からみやはももとまた同い年になる。
この口紅達が無くなった頃きっとももの誕生日が来るからももの好きな色を贈ることにしよう。
そしたらみやにも同じように付けてくれるよね、もも?
END
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「おっ……お誕生日おめでとう、みや」
目の前に居るのはちょっと声の裏返った桃子さんだ。
今日から改めまして同い年になる桃子さん。
同じ屋根の下で暮らすようになって5か月と少し、
二人共すっかり大人の女性になった桃子さんと雅さん。
外見も内面も若く素敵であろうとお互いに人並み以上に努力していたはずだ。
ただ、今日の桃子さんは一体なんの悪ふざけなのか、
ピンク色のリボンを自らの身体に巻いてベットに転がっている。
いや、ちゃんと服も着てるんだけど手と足は何故かリボンでグルグル巻きになってるし、
もはや絡まって動けなくなって諦めてみやを待ってたとでも言った方が正しいのか。
……それにしても妙にエロい。あまりの光景に頭が一瞬フリーズしていた。
「え。あっ、うん。…ありがと。で、ももはどうしてそうなってるの」
仕事終わりの打ち上げ中に誕生日を迎えるってのは予め伝えていたけれど、
みやとしても早く会いたくて出来るだけ急いで帰宅したのに返事が無くて探したらこれだ。
……一体ももに何があった。……いや、犯人は大体分かってる。
茉麻の誕生日に皆と酔っ払ったノリで私がプレゼントー!とかって、
一度で良いからやってみるかやられてみたいよね〜とか冗談交じりに口走った記憶もある。
大方それを聞いてた茉麻辺りにこれで待ってたらみやが喜ぶよとでも吹き込まれたんだろう。
で、自分でやってみたけど絡まったか、
手伝って貰ってた相棒に悪ふざけで動けなくされました、的な所だろう。
どうしてこうももは事あるごとにみやを試す真似をするのか……。
「えっーと、その。……ももからのプレゼントですよー?」
そう言ったももは珍しく黒のオフショルとデニム地のパレオスカートを組み合わせている。
てか、その服。みやのクローゼットの中に最近並べた気がするんですけど。
サイズが合ってないせいなのか絡まって動いたせいなのか、
いつものみやよりも、ももの方がちょっとセクシーな着方になっている。
取り敢えず確認とトキメキを抑える為口を両手で押える。OK、鼻血も涎も出てない。
92 夏焼雅生誕祭企画@無断転載は禁止 2017/08/28(月) 03:44:45.38 0
「……ほどいて良いんだよ雅ちゃん?」
リボンを巻かれていない肩口から見える白い肌がほんのりと色づいていて、
動けないし恥ずかし過ぎてもはや口だけでもふざけるしかないって訴えていた。
そして寝っ転がっているせいでより強調されたその胸の谷間には、
“ももが選んだであろう本来のプレゼントの包み”が挟まっているのが少しだけ見えた。
一体なんだろう。と言うよりも服と言う名の包装紙とかリボンとか、
まずは全部剥がさないと辿り着けないよね。
多分だけどそこに入れるように仕向けてくれた茉麻様GJ!と心の中で拝んだよね。
「あー……そっか、そうだよね。ありがとう、もも。
今年貰ったどのプレゼントよりも大きいし、誰のよりも嬉しいよ。
丁寧に包まれてるから時間掛かるかもだけど、……開けるのワクワクしてる」
どうしてももは……みやのドストライクな事をいつもしてくれるんだろう。
何だか楽しくなってきてもものリボンで縛られた足の横に座る。
相変わらずの白さとコンパクト感なももには少し丈が長すぎるみやのスカート。
結び目は飾りだしボタンで留めてるだけだから実は簡単にほどけちゃうんだよね、これ。
「んー、じゃあどこからほどこうかなぁ〜♪」
するり、ともものふくらはぎの内側を撫でる。リボンの先端は一体何処だろう。
相変わらず筋肉がしっかりしてて逞しくも少しもちもちした手触りが心地いい。
触れるか触れないかのタッチでスカートをずらしてやっとリボンの先端を見つけた。
膝の後ろから通して太ももの間に挟んでるとは…やるな、もも。
太ももまでしか巻いて無かったから足の方は意外と簡単に取れた。
少し足で抵抗されたけど勿論ついでにスカートも丁寧に回収した。
「はい、じゃあ今度は上ね」
お次は上半身の先端を探してリボンが入り込んでるトップスの中にもお邪魔する。
悪ふざけの延長かクルクルと全身に巻いてたであろうももを想像するとなんかおかしい。
「や、んっ……ちょっと…、みや。触り方、なんかやらしいんだけど」
「そう?……縛られてていつもより感じちゃうとか?
…それとも。みやの服なんて着てるからドキドキしちゃった?」
「っ、知らないよそんなの」
リボンの先を探してるだけと言いつつ同時にももの手触りを堪能してる。
確かにまあ、わざとだけどさ。
「――あれ?」
先にブラを外そうと手を回したのに背中のホックが見当たらない。
外して緩めてからもものプレゼントを受け取ろうかと思ったのに。
手に触れてるのはリボンが重なり合ってツルツルした生地のみだ。
「わ、ちょっと。待ってみや。ひゃっ、くすぐったい」
抵抗する声を無視して起き上がらせて服を捲ってお腹を出させると……やっぱり。
リボンでブラを作ってみたとか何なの桃子さん。
なんか挟んでるプレゼントのせいでギュウギュウしてるというか色々と羨ましいけど。
どうやら右脇の下に先端は隠してたらしい。グイっと指を入れて引っ張り出す。
「ねぇ。まさかとは思うけど……流石にここに巻くのは自分でやったんだよね?」
「あっ当たり前でしょ、みや以外に触らせたりしないよ」
シュルシュルとリボンのブラをほどいていく。
触れるみやの指とリボンがくすぐったいのか時折身を捩って逃げようとする。
「そうだよね、良かった。…で?その他は?茉麻にでも手伝ってもらったの?」
「……ぅー」
「もーも?…もしかしてちーちゃん?」
よし、取れた。プレゼントもゲット!
ももの可愛い胸も少しリボン巻いてた跡が付いてるけど元に戻った。
服を下す前に見えた固くなってた先端も今すぐにでも可愛がってあげたいけど後回しだ。
みやと同じく3バカの2人のどっちかならば幼馴染だし仕方がない、
ももを縛ってそのまま放置してた事は焼肉で許そう。そう思っていたのだけれど。
「茉麻と話してて思いついたけど……ももだけで巻いたの!
いくらなんでも誰かにやって貰うとか。する訳無いでしょ。
最後を腕にして、巻く時口でやったんだもん」
あ、耳真っ赤。一人でグルグルと縛ってた時の事でも思い出したのかな。
自白して諦めたのか最初からずっと握り締めてた両手を開いてリボンの先端を見せてくれた。
バカだねぇと2人で笑いながら最後のリボンもほどき終わった。
「そっか。……でもこれっきりにしようね、すっごい楽しかったし嬉しかったけど。
みや以外の人が突然来たらどうする気だったの?」
「あ。それは…考えてなかった」
「もう」
一生懸命になってくれるのは嬉しいけどそんなんだから、みやはいつも心配だよ。
ももっていうとびっきりのプレゼントを
「貰ったから誰にもあげないけど」って腕の中に閉じ込める。
「ありがとう。……みやと出会ってくれて。みやの一番になってくれて」
「ももの方こそだよ。生まれて来てくれてありがとう、みや。…お誕生日おめでとう」
自然と背中に手を回してしがみついてくるももが愛おしくて、
ずーっとこのままで居られたらどんなにか幸せだろうって思う。
「……ケーキもあるよ?イチゴの、おっきいやつ」
「うん」
「あ、あと。んっ…みやの好きなピザも作ったんだから。まだ具乗せただけだけど」
「うん。大好き」
それから、それからって準備したのを一杯報告してくれるももとその度にキスを繰り返す。
ももと一緒に今日はずっとゴロゴロするから一緒に食べようねって言うとニコニコしてくれた。
この顔を見る為ならみやは多分何でもしちゃいそうだ。
「あ、そうだった…これ。開けて良い?ももが選んでくれたんでしょ?」
「そっ!」
随分自信があるのか得意気な顔しちゃって。
丁寧に包みを開くと中に入ってたのは3本の口紅と小さな小瓶。
赤とピンクとオレンジがかったベージュの口紅に、ボディミストは最近買おうか迷ってたやつだ。
「一度塗りでも結構長持ちするんだってそれ」
「そうなんだ、一杯使うから嬉しい。こっちも好きな香りだし。
ありがと、もも。…ね、これ、今使ってみて良い?」
「へ?あ、うん。勿論良いけど、って……あ」
3本の中からピンク色のを取り出してくるりとももの唇に塗る。うん、良い色。
ももはメイクあんまりしない方だけど、似合ってる。
「……みやはこれ使う時、こうやって付ける事にするから」
重ねた唇とももの身体から同じ色を受け取って、今日からみやはももとまた同い年になる。
この口紅達が無くなった頃きっとももの誕生日が来るからももの好きな色を贈ることにしよう。
そしたらみやにも同じように付けてくれるよね、もも?
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