雅ちゃんがももちの胸を触るセクハラ - くっつきもっつき
799名無し募集中。。。@無断転載は禁止2017/08/12(土) 01:52:52.480

例えば、仕事や人間関係のことでちょっと疲れることがあったとしても、みやはあんまり多くを語らない。

元気がない時は心配だけど、聞いたところで何もできないのは今までもそうだったし、そういうのは自分で納得させる人だから、みやは。
だから、ただ聞いて欲しいんっていうんじゃない時は、ももは何を言わずに静かにそばにいようって思ってる。


今日のみやもそんな感じ。
一緒に住んでて、生活時間はバラバラなんだけど、帰ってきた時におかえりがないのはお互い寂しいから、その時間くらいは起きてるようにと、意識して大切にしている。

"もーすぐかえる"
っていうラインが届いてから5分もしないうちに、玄関から鍵を開ける音がした。

あ、このみやは、わりと疲れてる。
なんとなくそう察した。
調子がいいときとか、早く帰りたがってるときはだいたい"今から帰るよーん"って軽いやつだから。

誰とも話す気力がないとか、そんな時でも一応毎日帰りのお知らせをしてくれるみや。

だからちゃんと応えたいなって思う。それがももの役目でもあるから。

800名無し募集中。。。@無断転載は禁止2017/08/12(土) 01:59:12.540

ドアが閉まった音が聞こえたから、おかえりって、いつもより労わりの気持ちを多めに込めて玄関にいるみやに届ける。
返事がない代わりに、とぼとぼとこっちに歩いてくるみやの小さなため息が聞こえた。

あれ、今日は声も出ないのかぁ。困った、こりゃ相当お疲れだ、かわいそうに…。

ほどなくソファに座るももの横に座って、そのまま控えめにくっついて体育座り。
そしてまた、ため息。

なんだかほんとにかわいそうになっちゃって、
よしよし 頑張ったね、お疲れさま えらいねってみやの頭を撫でてあげた。


「…、やさしい…」
遠くをぼーっと見たまま、きょうのももはやさしいってみやが言ってる。
そりゃあーねぇ、とあえて大げさに言ってあげる。

毎日優しいよ?だってももはみやのこと大好きだからね。って付け加えたら、ふふって嬉しそうに笑ってくれた。

「ももー…んー、」
ゆったり気の抜けた声でみやが抱きついてくるから、そのまま腕の中に入れてあげた。
今日はこのままとことん甘やかしてあげようかな。

ほっぺを優しく撫でて、頭も撫でて、
そして優しく抱きしめて、背中をぽんぽんしてあげる。
別に慰めようとしてるわけじゃなくて、ももがしたいことをしてるだけなんだけど、
みやにとってはこれがすごく癒しになるみたい。

今日も効果はあったようで、腕の中にいたみやがだんだんとふにゃふにゃになっていくのがわかった。
そしたらなんだか眠くなってきちゃったから、そのまま2人してソファにごろんして、微睡む。

801名無し募集中。。。@無断転載は禁止2017/08/12(土) 02:19:00.160

「…ももー、」
「はぁーい。」
「んぅ…、ももぉ」
「はいよー、ももだよー」

みやがももを呼ぶ声が大好きだ。
こうやって抱きしめていると、みやの声が体に響いてくるようで、何回でも何回でも呼んでほしくなる。
これだけで満たされていくんだから、みやとももの相性ってほんとにすごいと思う。

目をつむって微笑みながら、ももに抱きしめられながら、むにゃむにゃとももを呼び続ける、そんなみやが愛おしくてたまらない。

「もも〜って言うの、好き?」
「うん、すき」
「みやはほんとに、もものこと大好きだね。」
「うん、…だいすき」

分かってるけど、やっぱり嬉しい。思わず緩んでいた力を入れなおして腕の中の可愛い子をぎゅーってしちゃう。あついーってみやが文句言うけど、しらない。

「ももぉ…」
「はいよー」
「…もも、」
「はいさっ」
「んふっ、もも!」
「なあにーもーー」

みやは、呼んだらももが毎回こたえてくれるのが楽しくて好き、なんだって。
ケラケラと2人で笑う。あぁ、幸せだ。

803名無し募集中。。。@無断転載は禁止2017/08/12(土) 02:43:53.250

そのうちおさまったみやが、腕の中からじぃっとこっちを見てきた。
「もも、あついね」って。
なあにその いい笑顔は。暑いんでしょうよ。

みやの綺麗なまぶたがスッと閉じられた。

とても暑いね とももが返すと、またゆっくりとひらいて、
「…溶けちゃいそうだね」って。

あ、はじまった。

「…うん。みやのかお、もう溶けてるよ」
「とかされたー」
「ももに?」
「うん」

こういうときの、みやの幸せそうなにやにやした顔に弱い。
だってもうわかってるじゃん、あとはよろしくってその顔、ずるいなぁほんとに。

「…少しでも元気になったみたいで、何よりです」

すっと自然に伸びてきた腕を首にまわして、
みやを下にして服を脱がせて、あとはもうくっつくだけ。

でもほんとよかった、帰ってきたときより、みやが笑ってる。
いいよ、よし。じゃあ今日はこのまま最後まで、ももがずーっといい気持ちにさせてあげるね。
幸せそうなみやのかおに、はじまりのキスをひとつ落とした。