雅ちゃんがももちの胸を触るセクハラ - みやもものしんぎたい 2-2
355 : 名無し募集中。。。@無断転載は禁止2017/07/18(火) 19:43:53.86 0

「みやもものしんぎたい 2-2」

ベッドサイドに辿り着くと、雅は俯せている桃子の方へ手を伸ばした。
「ももごめん」
声をかけると、桃子は低く唸った。
「ごめんってば」
そう言って雅はベッドに這い上がった。ぐちゃぐちゃのシーツを引っ張る。スプリングが軋む。
枕に顔を埋めたままの桃子の髪を指先でそっと掻き上げた。
見えたのは、きつく閉じたまま赤く滲む目の縁、涙の跡だけが残る頬。

雅は桃子の髪を上げたまま、顔を寄せ、その頬を舐めた。
猫みたいな気分。と雅は思った。
「初めて舐めたけど、やっぱしょっぱいんだね」
「は?」
声音はキツかったが、桃子は動かず、その姿勢のままじっとしていた。
なので雅は尖らせた舌先で目の縁を突ついた。
誘われたかのように、涙が一粒滲み出てきて、雅の舌を濡らした。
何の根拠も、脈絡もなく

みやのものだ

と雅は思った。今、ここにある全てが、身体も、心さえ。
桃子の身体を仰向けに返した。
投げ出された手に、指を絡めた。
雅の顔を見上げて、桃子が目を細める。
「どうして、みやはここにいるの?」
「……なんでだろ」
「どうしてみやはここにいるの」

桃子が繰り返すので仕方なくどう言うか考えた。
「ももが、助けてって言ったから」
「そんなこと言ってないよ」
拗ねたような声。
「言ったよ?」
そう言ってやると、これ以上ないくらい、優しい気持ちになる。

「私の事なんてもう、みやは放っておいていいんだよ?」
「なんでそんな風に思うの?」
「私はもう、みやとは違うからね」
「みやのこと、置いていったもんね」
「そうだよ」
「でも応援してくれてるでしょ」
「当たり前じゃん」
「みやだって、応援してたよ」

357 : 名無し募集中。。。@無断転載は禁止2017/07/18(火) 19:47:40.77 0

「そうか……嬉しいなあ」
桃子の方から手を握り返された。
「だけど、嫉妬もした」
訝しげに雅を見上げる、探るような目。
「たったの、二年半で、ももを変えたあの子たちに」

桃子は唇だけで笑った。
「ばかじゃないの」
それから、また目の縁に一粒、ふっくらと涙が浮かび上がるのを見て
雅は思わず唇を寄せ、その涙を舌先に吸わせた。

これはみやのものだから。

もそ、と桃子の身体が動いた。
「わめきすぎて疲れちゃったよもう」
そう言う息はまだ熱い。
「何言ってるのか全然わからなかった」
「……そう」
桃子は握っていた片手を解くと、両手の甲で目を覆った。

桃子のブラウスのボタンに手をかける。
「脱がないとしわしわになるよ」
「ああ」
きれいな、アイスグリーンのパールのボタン。
「今日、どっか行ってたの」
「そういうんじゃないよ」
ホッとしていることに気付く。開けた胸元に頬を当てた。しっとりして冷えた肌。
「ももに、男の人紹介したいって、言ってる、何人も」
「なんだろうねあれ」
「幸せに、なって欲しいんじゃないの」
片手で探るようにボタンを下まで全部はずし、ウエストから引き抜いて開く。
桃子の手が雅の耳の上、髪の中に差し込まれた。
「違うんだよ、悪気ないのわかってるんだけど、何でみんな上からさあ」
脇から両手を回すと背中も冷え切っていた。ブラをはずしてやると桃子は細く息をついた。
「静かに恋愛も始められないのか、わたしは」と桃子は言った。
「このままでいい?」と雅が聞くと
「いいよ服のシワくらい」と返ってきたので、雅は胸に口付ける。

どこから温めてあげよう。

425 : 名無し募集中。。。@無断転載は禁止2017/07/18(火) 23:31:09.42 0

ブラをぐいと上に避けると、桃子は鬱陶しそうに顔を顰めた。
開けたブラウスの脇に両手を入れ左右の胸を持ち上げるように寄せる。
そのまま顔を近づけた。
頬擦りすると押し返してくる弾力とひんやり汗が引いたような摩擦。
桃子の脚が急かすように雅の腿を撫でる。

まだ柔らかさの残る突起に触れる。指の腹で押しつぶすようにしてから弾くと
桃子の口から短い吐息が漏れた。

今、この身体の。全部を欲しい。
ただ思うままに、きつく寄せた谷間に顔を埋めると、両手の指先で先端を摘む。
「ん、んっ……」桃子の声と、押し付けた顔に響いてくる速い心音。
みやが、優しく育ててあげる。
指先で撫でる。桃子が身体を捻ると微かにベッドの軋む音がした。

右の方が早い。初めてそんなことに気付きながら左の胸に頬をずらして吸い付いた。
「あんっ……ぁ」
声を聞きながら唇に含んだ先端を舌で擦った。
桃子の左膝が雅の脇腹を叩いた。スカートが捲れ上がる。
片手で剥き出しになった腿を撫でた。
桃子の手がしがみつくように雅の後頭部に回って来て髪を掴む。
硬くなってる。そう思いながら舐めていたところに軽く歯を立てた。
「んあっ……」桃子の背中が浮き上がって雅の顔に胸が押し付けられる。
ブラウスの襟を掴んで二の腕まで引き下ろした。白く丸い肩が露になった。
雅は顔を上げると、反対側の胸に舌を伸ばす。
きつく摘んでいた指を離すと舌先で突ついた。既に硬くなっていた。
舌を押し付けて舐め上げる。

「みや……ぁ、あっ」
名前を呼ばれるとときめいた。わかった。欲しいんでしょ。
腿の付け根に手を伸ばした。
ショーツの上から触れただけで指先がぬるりと滑った。
雅は嗜虐的な欲求に突き動かされるように、ショーツの上からそのまま指を滑らせ押しつぶす。
くちゅ…と音がして一瞬息を呑んだ。手の平を押し付けて撫で上げると
桃子が声を上げるのと同時に腰を跳ね上げた。
「んあ……っあっ」荒い吐息と、身体が絡み付いてくる。

スカートが、邪魔くさい。
しわくちゃになるのも構わず腰まで捲り上げると、雅はショーツに指をかけた。
少し力を入れて引き下ろすと、曲げていた片膝だけ通して足首から抜いた。
直接触れると纏わり付いてくる熱に
雅はゆっくりと指を這わせた。
自信の指が熱に取り巻かれて、桃子の中に溶けていくような感覚に目眩んだ。

426 : 名無し募集中。。。@無断転載は禁止2017/07/18(火) 23:35:19.59 0

桃子の服は酷いことになっていた。
いつの間にか肩袖が脱げたブラウスも、スカートもしわくちゃで
ショーツは右の足首に絡み付いたまま、身体を仰け反らせ息を荒げている。
酔っぱらい。
みやが悪いんだけど。

手首までぐちゃぐちゃになっていた。
根元まで押し込んでしまっていた中指をゆっくりと引き抜く。
「は……ぁ、ああっ」吐息と一緒にか細い声が漏れた。

桃子が腰を引くとシーツが引きずられ衣擦れの音がした。
「なんで、いかないの」
雅の声には不満げな響きが混じった、桃子は緩く笑って首を振る。
「その方が、気持ち良かったから」
「みやのせいじゃなくて?」
「ちが……うよ」
桃子は少し顔を上げると、雅に視線を合わせて言った。
「おいで、みや」
片手を差し出される。繋いだ途端に引っ張られた。

掴んだ手を握り直され、背中を抱かれ引き寄せられる。
顔が近づくと目を覗き込まれた。
「今日、どうして、こんなに飲ませた」
視線を逸らす。
「……酔ったら、なんか、聞けないこと聞けるかと思って」
「あぁ、そう……で?聞けた?」
「何聞きたかったかわかんなくなった」
桃子は目を細めると呆れたように唇を弛めた。

「なんか、この、関係、みやに好きな人ができるまでの間とか、ももは言ってたけど」
「う、ん?」
「ももの方が先に恋人できそう」
「そう?」
「なんかもも、変わった。変わるんだね」
「自分じゃわからないよ」
「みやにはわかるの」
「じゃあ……そうなのかもしれないね」

そんなのは嫌だと思った。だけど口にすることもできなかった。
桃子の首筋に顔を埋めた。
「もも、いっこだけ約束して」
「なぁに?」

「未来の旦那さまには、涙舐めさせないって」

桃子は笑いだした。肩を小刻みに震わせながら言った。
「ふっははっ……ないだろうね。いや、ないわ」
「約束してよ」

桃子は雅の背中を撫でた。
「そんなことでいいなら、約束するよ」