雅ちゃんがももちの胸を触るセクハラ - カタオモイ。(side 桃子)
432名無し募集中。。。2018/11/20(火) 00:39:08.810

ご飯の誘いを受けて、珍しいこともあるもんだと文面を3度見はしてから、1週間
ガヤガヤとした人混みの中、みやのことはすぐに見つけた
おしゃれなカフェの横、壁に寄りかかるようにして、携帯を弄ってる
相変わらず、華やかな背景に負けないくらいのオーラを放っていて

−−−そんなんじゃ、誰かに見つかっちゃうよ

不意にそんな予感が頭をよぎって、足を止めた
私を避けるようにして、迷惑そうな顔をしながら人波は動き続ける
喧騒は、どこか遠くに感じた

みや、こっち見て

心の中で、呟く
ちょっとした、賭け
あと5秒数えてもこっちを見てくれなかったら、電話をかけよう
こっちを見てくれたら、そしたら、

……多分、何も変わらないけど
それでも、少しだけ幸せな気分になるでしょ、きっと

433名無し募集中。。。2018/11/20(火) 00:40:08.190

5、4、3、2、い…ふと顔を上げたみやと、目が合った
私を見つけたみやが、笑う
本当に嬉しそうに、くしゃって
私もつられるように笑った

「え、なんで泣いてんのっ」

近づいてきたみやが、びっくりした顔してる
なんでだろ、私もびっくり
なんだか幸せなんだよ、みや
なのに目がしょぼしょぼするの

みやがあわあわしてる
『とりあえず端寄ろ』って、腕を引かれる
それでも涙は止まらなくて、自分でもどうすればいいかわからない

「あの、もも、えっと、みやでよければ」

そう言って腕を広げるみやがおかしくて、かわいくて
泣きながら、笑えてきた

「な、なんで笑ってんの」

「ううん、ごめん、ありがとみや」

素直にそこに収まると、みやの匂いに包まれて、また涙が出てきた

「なんかあったなら、みやが話聞くよ?一応、大事な仲間だから」

一応ってなに、一応って
みやって優しいよね
ほんと、最高の相棒だよ、うん

もう少し、こうしてたい
ぎゅってさらにひっついたら、みやが頭を撫でてくれた

大好きだよ、みや