雅ちゃんがももちの胸を触るセクハラ - 大人のオモチャ
386 : 名無し募集中。。。@無断転載は禁止2016/12/11(日) 21:17:48.90 0

まん丸で、真っ白で、触れたらぷにぷにとした感触。
目の前のそれは、たぶんぱっと見ただの置き物みたいだった。
まあ、ももが持ってる時点でただの置き物な訳がない。
そして、ただの置き物じゃないからうちは今頭を悩ませている。
裏返すと現れるのは、押してくださいと言わんばかりのボタン。
それ押すとさ、振動するわけ。この白い塊は。
電動歯ブラシみたい……って、絶対歯磨きなんかには使えない。
微細な振動を繰り返す物体を見て、全然うれしくないけどピンときてしまった。
つまりこれは、いわゆるオトナ向けのグッズってやつ。

「……どう、しようかな」

ちらっと見やった時計が、そろそろももの帰宅時間を示している。
これ、何?何のつもり?
ももに聞いてみたい反面、答えを知りたくない気持ちもある。
だって、気まずそうな顔でみやじゃ足りないなんて言われたら……どうしようもない。
うちだって頑張ってるけど、ももの技には敵わないままだから。
そもそも、ちょっといつもより気合入れて掃除しようなんて思いついたのがいけなかった。
そうじゃなきゃ、こんなもの見つけることもなかったのに。
ああ、ももが帰ってきちゃう。どうしよう。
もう一度だけそんなことを考えて、結局うちはベッドの下にそれをしまいこんだ。

*  *  *

387 : 名無し募集中。。。@無断転載は禁止2016/12/11(日) 21:18:21.50 0

「……なんか、別のこと考えてる?」
「ぁっ、今っ、聞く……ッ?」

ごめんごめんって口にはするけど、ももの指は容赦なく中を掻き乱す。
派手な水音が耳にまとわりついて、思考の邪魔をした。

「ま、いいけど」

全然良くないって顔してるくせに。
でも、今のうちに返事をする余裕はなかった。
ぐ、と更にももの指が追加されて、圧迫感に息が詰まる。
きついね、と囁かれる音にさえ、刺激されてぞくぞくするのが止まらない。
半ば無理矢理に前後するももの指が、的確に凹凸をなぞってくる。
そこ。すき。きもちいい。
それらをただ繰り返して、自分の口から甘い声が漏れるのが分かった。
それと同時に、中も、下も、いっぱいで、溢れて。

「ももっ、んぁっ……ゃ、も、イッ」
「ん、みや。好き」

ももの指に大好きなところを押されて。
自然と背筋が反り上がって。
視界が真っ白に染まった。

で、答えは?と促されて、きょとんとしてたらさっきの、と付け足された。
思ったよりも気にしてたみたいで、そういうとこ、ももらしい。

「別に、大したことじゃ」
「ふーん? 大したことじゃないのに考えてたんだ?」

ももの声が少しだけ低くなって、本格的に不機嫌みたい。
でも、本当のこと言えると思う?

「大したこと、だけど。……ある意味」
「どっちなの?」
「いいじゃん、どっちでも」

あ、ミスった。
ついはずみで口にした言葉は、たぶん今の状況ではわりと最悪な方。
その証拠に、気づけばももが上に乗っかっていた。
いいよ、体に聞くからって、それどこのエロ小説のセリフ?

「待っ、ちょ、今む、り」
「じゃあ、教えて?」

胸の先端を弄ばれただけで、頭の芯がビリビリとした。
本当に無理、絶対無理。
さっきまでで何回したと思ってるんだこいつは。
バラバラになりそうだった理性をかき集めて、渾身の力でももの指を引き剥がす。
けれど、そんなことではももの行為は止まるはずもなくて、今度は唇がそっとうちの肌に舞い降りた。

391 : 名無し募集中。。。@無断転載は禁止2016/12/11(日) 21:24:04.54 0

「ねえ、教えてよ、みやびちゃん」

こうなったももは、うちが言うことを聞くまでしつこく攻撃してくる。
いつものパターンにはまったことを、自覚した。

「んっ、は、ぁあ……!」

自然と声が漏れ出て、体はくたくたのはずなのに律儀に反応してしまうのが悔しい。

「で、答えは?」
「……ッ!」

教えてほしいなら、舐めるのをやめろ、バカ。
力の抜けきった体を何とか反転させて、ももの下から這い出ようと試みる。
ももは大人しく横に転がったから、今は本当に答えが気になるらしい。

「どうしても知りたい?」
「うん。シてる最中に考えちゃうくらいのことってなんだろーって思う」

わざわざ言わなくていいっつーの。
その意味を込めて睨みつけたけれど、へら、とふやけた顔に吸収されてしまう。
なんかもう、どうでもいいやって気持ちになって。
そっとベッドの下に手をやって、さっきしまったそれを探る。
たしかこの辺、と突っこむと、指先に覚えのある硬さが触れた。

「何?」

ももからすれば、うちの行動の意味なんて分からないと思う。
だから今は、その状況を利用させてもらおうかなって閃いたわけ。

「んー、これ」

その言葉と同時に、ももの上を陣取った。
へ、と呆気に取られているももが見えて、ちょっとだけ優越感。
それにまあ、今のうちには"武器"もあるし。
ちょっとだけズルい気もするけど、こんなもの持ってるももが悪いって責任転嫁。
そのまま、手に持っていたそれをももの胸に押し付けて。

「ぁっ?! ひ、ぁっ!」

ヴヴヴ、と低い音を立てながらそれが胸の先端を震わせる。
ももはといえば、予期せぬ刺激に驚いたようだったけれど次の瞬間には甘い声が漏れていた。
ぎゅっと押し込むと、面白いほど吐息が色づいて。
そっと浮かせて触れるか触れないかのところで行き来させると、また違った色が聞こえてくる。

「ちょ、な、んでっ、それ、ぇ」
「今日、掃除してたら見つけた」

一息にそれだけ告げて、後の言葉は余計だなって感じた。
いつも、どんな風に使ってるの、もも。
もっと、教えて、うちに。
片方はそれで刺激しながら、もう片方の先端を口に含む。
舌で押し込んで、歯で軽く噛んで、ちゅっと吸い上げて、息を吹きかけて。
それぞれの刺激に、ももの体が素直に震える。
可愛いって気持ちが沸き起こって、自分の指先が制御できなくなる、と思った。
鎖骨をなぞって、脇腹の柔らかさを味わって、辿り着いた先。
太ももをゆるりと撫でると、追いかけるように浮き上がる腰に満足した。

392 : 名無し募集中。。。@無断転載は禁止2016/12/11(日) 21:24:56.84 0

「もも、きもちい?」

両手で顔を覆ったももが、必死に頷くのが見えた。
いつもと違うものを使ってるせいだと思うけど、今日はいつもより余裕がないみたい。
これはこれで、楽しい、かも。
そっと触れてみると、下着はもう用をなさないほどにびしょ濡れだった。
脱がしていいよね。
指をかけると急かすように、手伝うように、腰が少し持ち上げられる。

「……ぬるぬる」
「ゃ、だぁ」

言ってくれるな、とももは首を振るけれど、言いたくなる気持ちも分かってほしい。
だってこんなになるくらい感じてるってことでしょ?
やっぱりこれ、使うと違うのかな。
そう思うと、ちょっと癪で。

「いやなの?」

そう聞いちゃったのは、意地悪な気持ちも含まれていた。
でも、ももが健気に首を振るのが見えて、そんなことどうでも良くなる。
じゃあいいよねって解釈して、指先をそこに添えると、ぬるりと滑ったのが分かった。
溢れる液体を掬い取るように何度か上下させていると、ももの腰が焦れったそうに動き始める。
ちょうだい、と言うように。
求められているって実感して、じわじわと何かがこみ上げた。
でも、でもね、もうちょっとだけ。
そう思って更に何度か上下の運動を続けると、ももの右手が下へと下りてきた。
ももの指先が目指すのは、一番敏感な突起。
あー、自分で触っちゃうんだ?

「いいけど、うち、何もしないよ?」
「やっ!……さ、ゎって」

耐えるように握りしめられる右手が愛おしくて、そっとそこにキスを落とす。
まあ触ってもいいけど。
そういうのも有りだと思うけど。

393 : 名無し募集中。。。@無断転載は禁止2016/12/11(日) 21:25:35.60 0

「触っていい?」
「はや、く」

急かすももの声は掠れていて、いよいよもう無理って感じ。
この瞬間は、いつだってドキドキして嬉しくて、堪らない。
そろりと2本、差し込んだ先は温かくて、入った瞬間にまとわり付いてきた。

「ねえ、すっごい締め付けてくるんだけど」

やめて、と言うように、ももの右手がうちを叩く。
でも言いたくなるうちの気持ちも分かってほしい。
だって、本当にすごいの。ぎゅうって圧迫してくるの。
だから今、その感動を伝えたくなる。
慣れてきたかなって思って少しだけ動かしてみると、ももの中がそれに追いすがる。
本当に、可愛いくて、愛おしくて。
もっとって思っちゃうのも、仕方ないと思う。
ちょっと休ませていたあいつを、ももの中心に添えてみる。
さっき、ももが触ろうとしてたところ。ここ、好きなんだよね?

「ぁっ、え、それ、はぁ」

だめ、とももが制止したのと、うちがスイッチを入れたのは同じくらいのタイミング。

「ああぁっ!やぁっ」

今日一番、ってくらいにももの体が大きく跳ねた。
中に入っていた指の締め付けも一層きつくなって、限界が近いことを悟る。
いいよ、もも、気持ちよくなって?
それだけを目指して、指を必死に動かした。
ももの腰がガクガクと震えて、声にならない声が漏れて。
糸の切れた人形みたいに、ぱたり、とももの体がベッドに沈んだ。

「あれ、もも?」

ぐったりと弛緩したももの体は、呼びかけてみても何の反応もない。
それどころか、聞こえてくるのは深い吐息……というより、寝息。
そこでようやく、本気で意識飛んだやつだと理解した。

「ちょ、え、うそぉ……」

うちが教えたからには、ももの答えも聞くつもりだったのに。
ももからの返事はお預けで、なんだか宙ぶらりんだ、と思った。
まあ……激しくしすぎたうちが悪いわけだけど。

「しょうがない、か」

いろいろ乱れたまま眠りについてしまったももの衣服を整えて、そっと布団をかけてやる。
何かしら夢を見ているのか、ももの口がむにゃりと動いて、けれど言葉にはならないまま。
こうなったらきっと朝まで起きないな、と察してうちも素直に横になる。
おやすみ、とももの髪の毛を撫でてやると、ももの表情が少しだけ和らいだような気がした。


おしまい