雅ちゃんがももちの胸を触るセクハラ - 天使のシガレット
748名無し募集中。。。2020/02/21(金) 20:04:04.530
ダブルベッドとサイドテーブル、あとはローチェストが一つ。
家具はそれだけでシンプルというより殺風景なワンルーム。
カーテンをきっちり閉め、豆電球だけが点いている薄暗い室内には荒い息と独特な女の匂い。
ベッドの上、仰反る白い背中はすぐにクタリと弛緩する。
服を着たままの小柄な女は身を預けてきた女を横に転がすとティッシュで指を拭いサイドテーブルのシガレットケースに手をとる。
残量の少ない百円ライターをカチッカチッと何度か鳴らし火をつけ不味そうに煙を吸い込んだ。
「好きじゃないなら吸わなきゃいいのに」
「雅には関係ない」
冷たいその声を気にする事なく横に転がっていた雅は起き上がってその吸いかけの煙草に手を伸ばす。
「ダメだって前も言ったでしょ」
まだ火をつけたばかりのその煙草は惜しげもなく携帯灰皿の中に入れられた。
「何度も言ってるけど私は雅の声にお金を出してるの。その価値を下げるような行為は契約違反だよ」
「じゃあ少し味見させてよ」
小柄な女ー桃子におもむろに雅は顔を寄せる。
それを避ける事なくどこか面白そうに見る桃子に雅は噛みつくようにくちづけた。
静かな室内に微かな水音だけ響く。
はぁっと小さく息を吐いて離れた雅に薄く笑いながら桃子が問いかける。
「で?雅ちゃん感想は?」
「まっずい。ほんとなんで吸ってんの」
顔を顰める雅に今度は声を出して小さく笑う。
「大人には色々事情があるんだよ」
そう言いながら桃子は雅の剥き出しの肩に指を這わすし腰に腕を回す。
「明日は?」
肩から鎖骨に少しずつ下がっていく指先に雅の息が乱れる。
「…午後からレッスン」
「そっかぁ今日はもうダメだね」
残念そうな桃子の言葉とはうらはらに指は雅の背中を這う。
んっと小さく漏れた声に桃子は体を離した。
ベッドから出て立ち上がった桃子はジャケットを羽織る。
「鍵は今度返してくれたらいいから」
幾つも鍵が付いているキーホルダーから一つ外して雅に近づく。
受け取ろうと差し出したその腕を掴み、引き寄せた雅の喉を甘噛みする。
息を詰めた雅に満足そうに息を吐いた桃子は最後に首筋にカリッと噛み付いた。
「寒いから喉、気をつけるんだよ」
悪戯っぽく笑い鍵をその辺に置くとひらひらと手を振り桃子は部屋から出て行った。