雅ちゃんがももちの胸を触るセクハラ - 毛布とおとももち
814名無し募集中。。。2017/12/10(日) 11:43:54.790

「イルミネーション見に行こうよ」ってみやから誘われて驚いた。だって毎年違う人と行ってるのに、どうして今年はももなんだろう。
うちと行っても楽しくないよ、他当たりなよって言っても聞かない。いいからさ、とか言って無理やりぬくぬくベッドから引きずり下ろそうとするので、毛布を身体に巻き付けたままコロンと壁際まで転がった。無言の抵抗だ。

「だいたいさ、なんでももなわけ?いつも違う人と行ってんじゃん」
「別に理由とかないけど?てか今までがおかしかっただけでしょ」
彼女がいんのに他の人とイルミ見るとか、と続けたみやに、なるほど確かにと納得してしまう。
分かったんならほら、ってしつこいみやから毛布とお布団を守る。それはそれ、これはこれだ。

「ちょっともも!」
「無理だから。ももはほんとに無理だから」
「なに俳句詠んでんの」
「季語がないから川柳だよね」

川柳ってなに?みたいな顔をしたみやの手を振り払い、急いで夢の世界に隠れる。
今一瞬外に出ただけでも寒かったし。無理だ無理。これはお家の中にいなさいっていう、神様からのお達しに違いない。


いよいよ怒ったみやがお布団ごと毛布をひっぺがしたのは、そのすぐ後だった。