アイドルマスターシンデレラガールズに登場する川島瑞樹に関連する台詞まとめwikiです。

Pretty Liar > 第4話 The Liar Redemption

あらすじ

奏を怒らせてしまったかもしれない、と瑞樹に相談
した楓は、助言の通り正面から話し合うことにした。
嘘でも綺麗な姿でありたいと願う奏にとって、楓は
憧れそのものだった。奏の本音を聞いた楓は、
あることを決意する。自分が望む高垣楓を
つくりたい。奏の憧れに、もう一度なるために  

コミュ

アパート
そういえば、今日は取材が来る日でしたね。
ああ、そうだったわね。
インタビューもあるんだっけ。
……ちょうどいいわ。
インタビュー中
記者なるほど。ふたりで暮らして、互いのことをよく知れた。
それが演技にもきちんと活きている、と。
ええ、そうなの。
それに、そのおかげで、いろいろ知ることができたわ。
お酒を飲んだ楓さんは本当に手が付けられない、とかね。
記者手が付けられない。
はは、あの歌姫も、たまにはハメを外すんですね。
実は親しみやすいという話は、本当だったと。
えっと……そうだけど、そうじゃないというか……。
……、他には……朝はグズるタイプだし、
料理はおつまみばかりだし、いきなりダジャレを考え出すし……。
記者あっはっは!楓さん、言われっぱなしですよ。
いいですね、仕事時とのギャップ!
いやぁ、これは新しいファン層が拓けるかもしれませんね!
だから、そうじゃなくて……!
あ、え、えっと!
言われっぱなしじゃありませんよ。
奏ちゃんだって  
取材終了後
瑞樹奏ちゃんを怒らせた気がする?
はい、そうなんです。
直接なにかを言われたわけじゃないんですけど、
雰囲気がぴりぴりしていて……。
瑞樹楓ちゃんがなにかやったんじゃないの?
酔って迷惑かけたとか。
奏ちゃんと私を何だと思ってるんですか。
その程度で怒らせてしまうなら、初日でもう大激怒ですよ。
瑞樹ああ、そう。なんというか、さすがね、楓ちゃん。
……まぁ、冗談はさておき。
理由になにか心当たりはないの?
心当たりと、呼べるほどでもないんですけど……
私の発言で、怒らせてしまったのかなと思っていて……。
瑞樹なに言ったの?
本当の自分を見てほしい、と。
瑞樹ああ、楓ちゃんがよくこぼしてるやつね。
それが、なんで?
楓ちゃんはなんというか、普通の子なんですよ。
大人びた雰囲気も、綺麗な姿も、冷静な言動も、
きっと、凄く頑張って、背伸びをしているんだと思うんです。
瑞樹だから、楓ちゃんの発言が許せなかった。
それか、そんなことを言える楓ちゃんに、嫉妬した。
そんなところかしら。
はい。
たぶん、そうじゃないかと……。
瑞樹それは……難しいわね。互いの生き方と、価値観だもの。
どっちが悪いとかじゃないし。
まぁまずは、正面から話し合ってみるしかないんじゃない?
憶測で物を言ってもしょうがないもの。
奏ちゃんがどう思ってるのか、訊いてみるしかないと思うわ。
そう、ですよね……。
ありがとうございます、瑞樹さん。頑張ってみます。
えっと……奏ちゃん。
あら、なにかご用?
その……なんだか最近、奏ちゃん、イライラしてますよね。
それで、その理由はきっと、私にある。
なんでもないフリをしてくれてますけど、わかるんです。
ふたりで、ゆっくりお話をしましょう。
不満も、批判も、隠さずに言ってくれればいいんです。
私も、悪いところを直します。だから  
……誰も彼もが、
自分の本心を見せたいと思ってるなんて、思わないことね。
……っ。……それ、は……。
……ごめんなさい、口が過ぎたわ。
少し、頭を冷やしてきます。
セーヌ川
勝手に憧れて、勝手に失望して。
自棄になって全部怖そうとして、なにも壊せなくて。
感情をぶつけて、自己嫌悪に浸って……。
まるで、三流恋愛映画に出てくる、
思春期の片想いみたい。みじめね、私。
……奏ちゃん。
やっと、見つけました。
その……さっきの言い方はきっと、私が無神経でした。
でも、奏ちゃんとお話がしたいんです。
きっと私は、奏ちゃんを傷つけてしまったから……。
……楓さんのせいではないわ。
私は、自己嫌悪しているだけ。貴女に幻想を押しつけて、
感情のままに動いた、愚かな自分にね。
幻想……? それって、どういう……。
「ありのままの自分を見て」って、貴女はよく、そう言うでしょう?
テレビ番組でも、雑誌の取材でも。
それを見るたびに、私は思っていたの。
幻想ではなく、本当の自分を見てだなんて。
そんなこと言える貴女は、なんて傲慢で、憎らしくて、
そして、そして……。
憧れ、だったのよ。どうしようもなく。
嘘ばかりついて取り繕った、夜の美しさじゃなくて。
陽射しの下を堂々と歩ける、その美しさが、自身が、誇りが。
ずっとずっと、私は欲しかった。
でも……それは、私が貴女に押し付けた幻想。
貴女を苦しめる、仮面の一枚に過ぎなかった……。
そんなものに縋りついていた自分が、情けないのよ。
奏、ちゃん……。
やっと……。ようやく、貴女と向き合える。
貴女はただ本当に、ありのままを見てほしかっただけ。
幻想を押し付けられることに、疲れてしまっていただけ。
どんなに自分が普通だと主張しても、
それさえ「歌姫の意外で親しみやすい一面」として
貴女の評価を上げてしまう。
一方通行の階段。
貴女、とっても苦労しているのね。
同情しちゃうし、凄いとも思うわ。
それでも、アイドルとしての責務は果たしているもの。
私……私は……。
……さぁ、もう戻りましょう。
あまりここに居て、身体を冷やしたらよくないわ。
この瞬間を、私は待ち望んでいたはずでした。
誰かが描いた幻想の、美しく気高い「高垣楓」。
その仮面が剥がれ落ちて、本当の私を見てもらえる。
そのはずでした。
なのに。なのに、どうしていま、私はこんなにも……。
……ま、待って。
待って、奏ちゃん!
……なにかしら?
ひとつだけ、教えて……。
奏ちゃんは、どうして嘘をつくんですか?
ここまでの毎日で、私にもわかりました。
奏ちゃんは、達観しているわけでも、常に冷静なわけでもない。
嫉妬心もあって、負けず嫌いな、普通の女の子。
なのにどうして、そんな風に振る舞うんですか?
どうして、嘘をつきつづけられるんですか?
……それは。
憧れたからよ。
綺麗なものに憧れたの。
私自身は、そうなれないとわかってしまっても。
それでも、どうしようもなく憧れて、やめられないのよ。
せめて、手を伸ばしていたい。
たとえ嘘でも、綺麗な姿でありたいの。
だから……。
痛くても、苦しくても、罪悪感に塗れても。
それでも私は、私が望んだ嘘をつくの。
…………。
……誰かの望む高垣楓は、もう十分です。
本当の私、誰の幻想でもない、ありのままの私を見てほしい。
そう思ってきました……でも。でも、いま。
私は、自分が望む高垣楓を、つくりたい。
…………。
奏ちゃん……。
もうひとつだけ、教えてください……。
私は……。私は。
もう一度、貴女の憧れに、なれますか?
……そういうところがズルいのよ、貴女は。

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