風変わりな(時に非日常的な)商品を販売する架空の通販会社『マイク・エンターテイメント・カンパニー』の共同創作サイトです。



価格:29,800円20,000円
出品者 マイク・エンターテイメント・カンパニー

商品紹介

本日ご紹介します商品は干支シリーズの中でもハイテク技術を使用した愛くるしい犬型ロボット

『干支シリーズ・犬』です

皆さんはこうお考えかと思います

『何だか何処ぞの通販で犬のロボが有ったな』
『誰がこんなん買うんだよwww』
『本物そっくりの犬ロボなら犬飼うわ』

この商品は愛犬の様に使う事も可能ですがそれだけでは有りません
このフォルムから見て頂くと分かりますがリアルさを重視し愛玩よりも
商品としての実益を重視した商品です

まずは付属のタブレットを起動して頂きます
当商品には幾つかのモードが御座います、それぞれのモードに付いて説明します

まず起動時にマニュアルモードとオートモード、そして設定モードを選択します

最初にマニュアルモードから説明します
これはタブレットで当商品を動かすモードです
前身、後退、向きの変更、多少の段差なら飛び越える事も可能です
そして当商品の目に当たる部分から送られて来る映像をタブレットで見る事が可能です、しかしただ見るだけでは有りません
マニュアルモードからターゲットモードに移行する事で
カメラで送られて来る映像の物品を選択する事でその物品が当社の品物か否かの判別が可能です
我が社の商品の粗悪な偽物を見抜く事が可能、では無く我が社の商品の極めて精密なコピー
例えば我が社の商品と全く同じでも我が社以外で作られた商品にも反応する仕様となっております
言うならば我が社の商品の真贋判定機能と言う事です

次にオートモード
予め設定モードで設定したルートと時間に沿って自動で移動し巡回します
そして同じく設定モードで登録して居ない人物を認識した場合、警察に通報します
また移動している間のカメラ映像を見る事が可能です、勿論後で見直す事も可能です
言うならば巡回する監視カメラと言う訳です

最後に設定モード
ここで様々な設定を行います
オートモードの順路や時間、更に警察通報時の電話内容、人物の登録を行います

纏めるとこの商品は
『我が社の商品の真贋判定』
『巡回する監視カメラ、不審者が居た場合には自動で通報』
『愛玩』
の三つの機能を兼ね備えた商品と言う訳です

今なら29,800円と大変お求め安くなっております、是非ともお買い求め下さい


マイク・エンターテイメント・カンパニーからのお詫び
認識モードに重大な不具合が見つかりました
この不具合によってオートモードの際に登録した人物にも関わらず警察へ通報すると言う事態が発生し
大変なご迷惑をお掛けしました、現在既に出荷された商品は全て回収し御迷惑をお掛けした方々への謝罪を行いました
また今市場に出回って居る者は人物登録と通報機能をオミットし値下げをした物です
皆様に御迷惑をお掛けして申し訳御座いませんでした

購入者評価

購入者20000人中
高評価5540人 低評価10060人 未回答4400人

高評価のお客様の声
★★★★☆
結構助かるわ(50代、男性、卸売業者)
マイクさんから商品を卸して貰うけど
偶にマイクさんに成りすました連中がトラック単位で偽物を運んでくる時が有るから
真贋鑑定機能は嬉しいな、だがガワが犬なのが間抜けに見える
荷物を確かめるのに犬を持った男達・・・シュールだろ?
★★★★★
寧ろ良いじゃねぇか(60代、男性、興行経営者)
問題が起きて買いそびれたと思ったら機能を削って値下げとは嬉しいじゃないか
沢山欲しいから正直助かった

低評価のお客様の声
★★☆☆☆
久々に笑ったわ(30代、男性、会社員)
俺と女房の内、女房だけに反応したよ、ざまぁ
欠陥品で本来は★一つだけどスカっとしたから二つね
★☆☆☆☆
子供も深く悲しみました(40代、女性、主婦)
娘が犬が欲しい、でもウチはマンションで犬が飼えないから
代わりにコレを買い与えました、それで随分気に入っていたのですが
今まで娘を普通に認識してたのに通報するなんて・・・
子供も酷く悲しみました、返品しますので代金と慰謝料を下さい


干支シリーズ・犬は本当に失敗か
マイク・エンターテイメント・カンパニーが発売した『干支シリーズ・犬』
巡回カメラとマイク・エンターテイメント・カンパニーの商品に対しての真贋機能などを兼ね備えた
高性能ペットロボットだが不具合が発生し回収する事態になっている
マイク・エンターテイメント・カンパニーにとって干支シリーズは有名な商品シリーズで看板の一つにもなっている
だからこそなのだろうか不具合が発生した場合に即座に認め直ぐに回収し謝罪し
問題の有る部分を削った廉価版を発売すると言う非常に素早い対応を行った
メーカーとしては見習うべき対応の見本とも言える
しかし幾つかの疑問が残る、干支シリーズはマイク・エンターテイメント・カンパニーにとっても重要なコンテンツ
だからこその事後対応の速さだがそもそも最初からもっとしっかり商品を作れば問題が無かったのではないだろうか?

マイク・エンターテイメント・カンパニー営業部部長木曜氏は語る
「詳しい原因は調査中ですが、この商品には開発には予算と人員を充分に取り不具合だとは思えません
推測ですが認証が厳し過ぎて認証した時と髪型が若干違うなどで反応した可能性が有ります」

ハイテク過ぎるのも考え物と言う訳ですね-明日新聞より抜粋








緊急案件

干支シリーズ・犬ですが返品され物を分解し確認を行った結果、何の異常も発見出来ませんでした
機器もプログラムも問題無し、またMKT-013を用いた実験では髪型や顔に傷を付ける、四肢欠損でも別人だと認識はしませんでした
そこで別の実験の為に作成した全く同じDNA、習慣、思想のクローンを用いて実験を行った所
それぞれのクローンを別人だと判断して反応しました

この事から当商品の購入者がオリジナルと同等の記憶を有したクローン人間と入れ替わっているのではないかと言う仮説を提唱し
直ぐにでも調査の開始が必要だと開発部一同を代表しここに提案致します

開発部部長那須



使用した画像
http://pictkan.com/photo/animal/dog/眠った白い犬/n5qE/320/213

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