汎用TRPG「ガープス(GURUPS)」について、だべったりつづったりする所。 魔法関連ルールの編集者募集中!

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ゴジラネタ由来の勢力の1つで宇宙人勢力です。
 一応、フェイクトゥルフ用としていますが、地球とは独立した並行世界の勢力としても使えるようにします。また、地球とは行き来できるファンタジー世界もあり、そこでは強力な怪獣は自然神や精霊王のような立ち位置にいます。

元ネタ

東宝制作の特撮映画「怪獣総進撃」に登場する宇宙人「キラアク星人」。

怪獣人形劇ゴジばん
 ゴジばんの鉱物生命体キラアクとその合体変身体ファイヤードラゴン「キラファドラス」(Kirafadoras)と、さらにキラファドラスがバーニングゴジラの熱線を吸収した(妖星ゴラスの核)「超鉱石」と合体した妖魔星獣「ゴラスドラス」。
 妖星ゴラスが怪獣化したゴラスドラスの名は「ゴラス+キラファドラス」から。オマージュ元としてはウルトラマンの「怪彗星ツイフォン」と初期案の「レッドドラコ」。

フェイクトゥルフでは


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 フェイクトゥルフでは、キラアクスは火星と木星の間にある小惑星帯(メインベルト)に出現した転移ゲートから地球に先遣隊として少数飛来して来た、白い美女を思わせる姿をした宇宙人です。基本的に女性しかいません。
 彼女らは地球の龍脈(地球内部はおろか異世界とも繋がっている霊脈網)を狙っており、密かに地球の地質と空間の調査を行なっています。また、怪異含む多種族の洗脳実験も行なっています。現時点では人類に協力して人々を怪異から守ろうとする友好的な勢力ですが、時が来れば怪獣の様な大妖怪達を世界中で暴れさせるつもりです。
 彼女らの本当の姿は5cm〜20cmぐらいの大きさの熱を帯びた鉱物で、念話と念力を応用して物を扱います。鉱物のサイズや見た目は個体差があり、宝石のような者もいます。鉱物の美しさや性質は彼女らのヒエラルキーにも関わっています。
 彼女らの母星「ゼキラスドール」は惑星や衛星そのものが霊脈の集積回路となっています。天体規模の情報媒体でありハイパースペースのハブとしても機能していますが、惑星本体が多層的超空間にほとんど沈み込んでおり、実体世界に存在する惑星体は氷山の一角的なものに過ぎません。彼女らの肉体の核の鉱物は言わばネットワークと着脱可能な情報保存媒体であり、その根源的な姿はエネルギー生命体そのもので、肉体には替えがきいたり、死んでも集合意識に還元されるとされています。地球でいう「あの世」や「ドリームランド」に相当する一定規模の集合意識領域を彼女たちも持っており、「シェルドレイク・スフィア」と呼んでいます。彼女たちは集合意識領域を整備し、制御する技術を持っています。人類の集合知が生み出す叡智圏(ノウアスフィア)は、彼女達からすればこれから生まれてこようとする後輩のようなものです。

 因みに現実の地球のイギリスの元ケンブリッジ大学フェロー、生物学者、超心理学者のルパート・シェルドレイクは、記憶や経験は脳ではなく、種ごとサーバのような場所に保存されており、脳は単なる受信機に過ぎず、記憶喪失の回復が起こるのもこれで説明が付く、という仮説も提唱しています。

 キラアクスの活動目的は宇宙の龍脈(単なる地脈ではなく、複数の次元にまたいで流れている超巨大霊脈であり、知性体の集合意識や並行世界の樹形図にも繋がる超次元ネットワーク)の形成・制御です。最終的に宇宙や多次元宇宙そのものを神経網・脳神経とする上位存在を生み出し、その制御権を握るつもりです。
 彼女らは星辰の配置に呼応して地球の龍脈や、龍穴が他世界との門(それも他に類を見ないほど莫大な数の異世界とのリンク)になっていることを知り、それらを秘密裏に研究調査しています。妖怪達の「隠れ里」(大規模な支配領域)にも興味を持っているようです。
 また、研究機器の一部をビルサルドから支援されていますが、彼らが惑星にナノマシンを打ち込んで環境制御しようと目論んでいることに気付いています(彼女たちは密かにビルサルドを出し抜こうと画策しています)。
 集合意識を用いながらも肉体に固執するムスハビュラとは馬が合いません。
 なお、彼女らは「炎の龍」を信仰しており、その宗教には「ギドラ」も含まれています。エクシフとは何らかの繋がりがあるようです。因みにエクシフのゲマトロン演算結晶体は一部のキラアクスの核に似ているようです。
←ゲマトロン演算結晶体
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 キラアクスは種族的に「忠臣蔵」のような復讐譚は嫌いの御様子。彼女らにしてみれば、知性体は生産的に生命進化・文明発展に参加すべきであり、生存競争や利害で争うのは良くても、恨みや憎しみの感情を引きずり他者を潰そうとすることは非生産的で愚かな行為と感じるようです。

 キラアクスはあえて四大に当てはめるなら「火」または「地」属性です。

主な特殊性質

  1. 女性しかいない。というより基本は無性で擬態が女性体のみなのかもしれない。
  2. 代表的能力は高度な科学技術と「テレパシー」や「サイコキネシス」能力など。それらを応用した人間擬態能力。生身は仮初の部位でしかなく、再構築が可能。
  3. 本体が鉱物生命体なので、極環境に強く、ほぼ不老。ただし、低温下では人型を維持できない。
    1. 核となる鉱物は中継器のようなもので、精神は彼女らの普遍的無意識とも呼べるサーバーに保存されているため、肉体的な死は恐れない。ただし、地球に来ている先遣隊は、敵勢力との接触を考慮して、ある程度スタンドアローンな者も少なくない。
  4. 地脈や空間の観測能力による「土地を読む力」を持つ。
  5. 熱や放射能などのエネルギーを吸収できる。
  6. 多数のキラアクスが融合して巨大怪獣に変身する。
  7. 怪異にも通じる非常に強力な洗脳能力を持つ。
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マグマスーツ
 低温対策もかねて、高熱のマグマスーツをまとうこともあります。マグマスーツはキラアクスやマグマ内生物にとっての環境スーツのようなものです。マグマを利用した攻撃も行えます。

独自の選択ルール

 まだバランス未調整ですが、極端な人外キャラクターを設計するためのルールテコ入れ案を列挙していきます。

「基本致傷力」の修正案

 元々ガープス第3版・第4版のダメージ表の増加式は修正が必要な旨は公式でも言われていました。よってこれを補完するために、「致傷力表」ルールを用います。

「気温の変化に強い」の追加解釈

 「気温の変化に強い」は「耐性」とは異なり、温度による肉体構成の不利な変質を防いでくれます(直接的なダメージ効果・状態異常効果は「防護点」や「耐性」の領分です)。この変質は「防護点」や「耐性」ではカバーされない上、地球のマグマ内や恒星に住む生命体ともなれば、何千度という高温耐性にCPを凄まじく消費することになります。これを解消するために極端な温度環境にも対応しやすくするために、「サイズ・速度/距離表を用いた数値増加式」を用います。既存例だと、「追加荷重体力」の特別増強超絶的努力」(+400%)があります。このロジックを「気温の変化に強い」にも用います。
特別増強「極限環境用」:+400%
 「気温の変化に強い」の1レベルにつき増える温度幅を「生命力×N」℃にします。「N」を算出する式は、サイズ・速度/距離表の「サイズ修正値」列をこの特徴のレベルを当てはめ(最低1レベル必要です)、その行の「数値」列のメートル単位の値が「N」となります。
 例えば、
  • レベル7(35cp)なら「生命力×30」℃となり、生命力10の雪女でも、絶対零度環境でも活動できます。
  • レベル13(65cp)なら「生命力×300」℃となり、生命力12の生物なら、地球の核に近いマントルの温度(約3500℃)にも適応します。
  • レベル14(70cp)なら「生命力×500」℃となり、生命力12の生物なら、太陽の表面温度の約6,000℃にも適応できます。
  • レベル34(170cp)なら「生命力×100万」℃となり、生命力16の生物なら、太陽の中心部の温度の約1,600万℃にも適応できます。

 圧力放射線に適応するには、「耐圧」や「放射線耐性」を取ってください。
 また、極端な高温への適応力は、500℃につき3cp分の「防護点」(「タイプ限定/ときどき/熱」-40%)をおまけとして得られてもいいでしょう。

「乗算型の修正」の個別適用

 乗算型の修正ルールはキャンペーン規模での適応が必要となるルールですが、その理由は「キャラステータスの計算式」が複数あることの複雑さを回避するためです。しかし、クロスオーバーを旨とするガープス・システムではその事態も考慮しなければならないでしょう。特に怪獣や巨大ロボなど「巨大なサイズ感覚」の性質は、サイズ感を表現するのに凄まじい増強値を用いることになり、限定がほぼ無価値化してしまいます。また、劇中ではそこまで過剰性質ではないのに、とてつもない必要CPを課されるのも、GMやワールドデザイナーの本意ではないでしょう。
 なので、それらの異能を低CP化させる一つのロジックとして、「乗算型の修正」ルールの個別導入の許可を用います。これは予めGM許可の下、「乗算型の修正」ルールを適用させる性質だと言うことを明言しておく必要があります。この性質が大量に登場するようなら、最初から全体規模の乗算型の修正ルールを用いればよいでしょう。

魔法理論の悪用

 魔法に限りませんが、風霊系呪文の説明にある宇宙人の《空気作成》や、「0cpの特色」を植え付ける「特殊効果」などは、悪用すれば低CPコストでも過剰な効果を発揮する可能性があります。
 例えば、VXガスノビチョクや反物質に満ちた大気出身の術者は、それらを《空気作成》で作ることがでるかもしれないのです!
 また「気温の変化に強い」で説明されている「幅30℃以内の快適な温度範囲」が極端であることを「特色」と見なし、これを与える「特殊効果」や呪文が登場するかもしれません。例えば、特色「快適な温度が3000℃丁度」(0cp)であることを植え付けられた(または置き換えられた)被害者は、常温で温度衝撃を受け、生命力判定に-597点のペナルティという、判定不要で強制ファンブルになりそうな……生身で絶対零度にさらされたかのような酷い状態になります。恐らく体内の全気体・液体が固体化し、粘性を失い、常温でヒートショックや凍死します(寒冷刺激による血管収縮だけでも失神、心筋梗塞、脳梗塞などがおこります)。

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