汎用TRPG「ガープス(GURUPS)」について、だべったりつづったりする所。 魔法関連ルールの編集者募集中!

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シャイアーテックス社(SHIRETEX)とは

 妖魔夜行に登場する世界最大の軍事企業にして、アジアに於ける近代都市建設に携わってきた都市計画コンサルタント。
 その経済力は世界全体の富の数パーセントを掌握・運用するに至り、その軍事力は世界のバランスに多大な影響を与える。グループの正社員数は約13万6000人前後。
 世界中に傘下企業(合計600社以上)を持ち、なおかつ我が国の政界、財界、学界、宗教界、さらに各種の国際的な諸団体にも数十億ドル以上の資金を融資しており(T資金)、その影響力は計り知れない。
 同社の関連企業である、日本最大手のコンピュータ企業の一つ『株式会社JCN(ジャパン・コンピュータ・ネットワーク)』が、防衛省や郵貯、建設、文部科学各省などをはじめ、NTTなどの大手企業から共時通信などのマスコミまで、百四十件余に及ぶコンピュータ基本システムの設定を受注していたという事実もある。そして、保険、輸送、不動産、情報サービス、海洋開発、宇宙開発など……シャイアーテックスなくしては経済国家としての日本が存続しえないのではないかとすら囁かれている。
 また、宿場町や街道沿いにも多数の店舗を構えており、旅人に好評である。
 しかしこれだけの規模を持ちながらその実態はほとんど知られていない。
 その正体は…。
 聖書の黙示録に登場する「獣」の記述から誕生した組織「ザ・ビースト」の第7軍団(セプティム・レギオン)である。
 世界の支配をもくろみ、そのためのテロ活動や経済操作、宗教活動などを行う。
 キリスト教系悪魔を中心とした邪悪な妖怪達の最大級ネットワークである。
 表の顔はいくつかあるが、例えばその中の1つである大企業「シャイアーテックス」はアルファベット表記(SHIRETEX)が666(スリーシックス:THREE SIX)のアナグラムである。

〈ザ・ビースト(獣666)〉とは…組織の概要

――悪いがな、魔の根は人の存在そのものよ!! 組織は滅んでなんかいねえ!!――
――混沌としたこの世に、善も悪もねえ!! 強い者が生き残る!! 勝ち残った者こそ正義よ!!――
 三影英介

――我々が基軸通貨の、発行権と管理権を掌握した暁には、何党の誰が大統領になろうと、そんなことはどうでも良い話となろう――
 ロス・モーゲンスターン

――彼らは常に表社会よりも30〜50年ほど進んだ科学技術(21世紀現在においてはTL9相当)を持っている。――
 ジャック・バレー

―――― だからぁ、奴らは世界の皇帝なんだって! 古代ローマの皇帝以上の途轍もない超・権力と超・財力をもってるんだってば……。それに加えて連中は超・科学ももっている。気象兵器で天候も好きに変えるし、地震兵器で地震だって自由自在……。純粋水爆で邪魔な人間は一気に消してしまえるし、手持ちの細菌兵器のストックでどんな病気も演出できる…。とにかく連中にはできないことなんてないんだよ……。――――

 国連や各国政府など、世界の背後で暗躍する秘密組織であり別名はディープ・ステート(DS)カバール、もしくは三百人委員会。評議長であるロス・モーゲンスターン(「怒り」の獣)※が中心となり、7体のビースト・ヘッド達をはじめ、金融・化学・製造業など数多くの産業界、グローバリズムの国際資本主義体制に大きな影響力を持つグローバリスト達からなる、少数のメンバーで構成された評議会に運営されている。巨額の富と半ば神の力ともいえるような絶大な権力を持つ故に、裏社会においては〈世界の王〉もしくは〈運営者〉とも呼ばれている。
 〈ザ・ビースト〉は今やこの世界そのものと云っても過言ではない。家電製品、日用品、自動車、航空機、軍需品、宇宙衛星等々、無尽蔵(むじんぞう)に〈ザ・ビースト〉の系列企業の商品が販売されている。
 その歴史は西暦4世紀(300年代)に始まり、過去、組織の存在を常に秘匿し続けているらしい。初期は『黙示録』の記述から生まれたばかりの一介の妖怪ネットワークであったとされている。しかし、ゆるやかながらも確実に勢力を伸ばしていき、西暦500年代中頃(1500年前のハルマゲドン)では最大の敵対勢力である唯一神と旧天使達をも壊滅させる事に成功。以降は人類世界を裏から支配する隠然たる勢力となっていったとされている。〈ザ・ビースト〉は軍需産業や兵器がこの世に出現する遥か以前から存在し、また軍需産業以外の企業関係者も含まれるので、「軍産複合体」よりも「秘密結社」のほうが表現としては矛盾が少ない。「戦慄のミレニアム」の記述に拠ると彼らは深きもの達を傭兵として使役している。また組織としては、ヘビ人間通常種スリーパーミ=ゴの一味とも協力関係が有るらしい。
 その長い歴史からも、人間界内において〈ザ・ビースト〉と繋がりの無い組織は存在し得ないと言っても過言ではなく、一般市民はともかく、政官界・軍事・財界・学会や言論界などあらゆる分野に〈ザ・ビースト〉の信奉者たちがいる模様。
 妖魔夜行の世界観設定担当である山本弘氏の記述(「闇紀行」「東京クライシス」「戦慄のミレニアム」等を参照)によれば、〈ザ・ビースト〉は組織の母体であるアメリカの歴代大統領を自分達の意向で決めて、戦争を起こすのも終わらすのも組織の影響力次第であり、いわば人類の欲望(7大罪)が集まっているような存在だという。
 しかしながら〈ザ・ビースト〉は「巨大な資本そのもの」という別の側面も持ち合わせており、さらには西暦前期より存在し続けていた事から、現在は軍事だけではなく、金融、科学、医療、食品等に大きく関係している世界中殆どの企業と繋がりを持ち、その企業の経営や活動維持において必要不可欠となる多額の運営費用の出資等も行っているのである。
 なお、フェイクトゥルフ世界における「ガイドストーン」は、〈ザ・ビースト〉によるマニフェストという設定である。

 ※彼の率いるロームフェラ財閥(〈ザ・ビースト〉の第1軍団(ゲルマニカ・レギオン))はIT企業や大手メディア、高級ホテルや製薬企業ローウェル社等に巨額の投資を行っており、モーゲンスターン自身の資産総額はおよそ200億ドル(大富豪4レベル級)である。


組織の保有する企業群の大まかな内訳

ビースト・ヘッド7体:それぞれ600社以上の企業を経営
400社以上の傘下企業を抱える企業グループ×5個
200社以上の傘下企業を抱える企業グループ×20個前後
数十社や数社を抱える“中小規模の”財閥は数知れず

ピラーズ・オブ・ヘヴン

 ニューヨークに所在するロームフェラ財閥の本社ビル。組織〈ザ・ビースト〉の総本部でもある。86064屬傍擇嵒瀉脇發砲△訌換1072mの超高層建造物であり、基層200mまでのプリン様構築部(グレート・クレピドーマ)と併せた三塔構造から成る。
 いわば現代におけるバベルタワーであり、グレート・クレピドーマには、パブリック・ガーデンや商業エリアといった公共解放区を含む一般事務セクションが設けられており、この建造基部だけでも東京都庁に数倍する規模を持つ。地上550mには空中ヘリポートと、屋上にはクラウド・ゲートと同様のサイコウェーブ・ラジエーター(やはり未だ不完全)が備えられている。また屋上最上部にある最高幹部執務室はヴァーテックス・オブ・ピラーズと呼ばれる。

子羊計画

 黙示録には「子羊のような2本の角が有り、龍の様に物を言う」もう一匹の獣の登場も預言されています。「子羊」とはキリストの事であり、「子羊のような」獣というのは、キリストのような救世主の振りをして人心を惑わす者を意味します。この偽キリストは病や怪我の治療を始めとした数々の奇跡を起こし(後述の〈広義の黒魔術師〉を参照)、人々を魅惑して、〈ザ・ビースト〉や帝王サタンを崇拝するように仕向けるのです。
 かっては宗教を利用していましたが、21世紀現在においてはそれに加えて、配下の学者や医師、カウンセラーやジャーナリスト等を〈子羊〉にしてスピリチュアル・サークルや自己啓発セミナー、陰謀研究会や政治運動、健康法や商業団体等の形をとった新種のカルト団体を組織/運営して民心を巧みに操っています。

フェイクトゥルフにおけるシャイアーテックス

 「我らは人の欲望を煽り絶やさぬために、この世界中に禁欲的な宗教を広め、我ら悪魔/魔族の名を忘れさせぬように、無数の教会や会堂シナゴーグ・モスク等の寺院を作らせたのだ」
 「ならば、卿等が我が組織に代わり、新たな秩序をつくり出すというのか…?」
 「卿等はその力を以て、この世界を統べる意志があるのか?」
 「そうだ。それが常人より秀でた力を持った者の宿命なのだ」
 「…強者が弱者を支配する…それは世界の不変律であり、真理だ。」
  大道寺竜三郎

 フェイクトゥルフの世界にも存在していおり、悪行を繰り返している点は変わらない。ただ、妖魔夜行・百鬼夜翔と比べて大人しい。より狡猾で慎重に立ち回って、問題事をなるべく表社会に漏らさないようにしている。

 文字通り"悪魔"のように邪悪な存在でも、妖怪である以上は人間の承認力が必要である。彼らが存在するには人間の"想い"が必要不可欠なのだ。しかしフェイクトゥルフには承認力を必要としない怪異が多数存在する。人間の魂…承認力もその一種…を喰らう怪異は、妖怪の力の根源を穿つ性質を持つ者も多い。そのため、人間を滅ぼそうとしたり承認力を独占しようとする怪異は、ザ・ビーストにとっても脅威である。フェイクトゥルフでは妖魔夜行・百鬼夜翔と比べ、邪悪でも理性的な妖怪とは共同戦線を張りやすい。自分達の脅威に繋がらない限り、ザ・ビーストは戦力を動かさない。怪事件への対処も、事情をしらない末端や探索者を差し向ける傾向にある(人間を以て人間を制す)。
 武力による威圧と、斬新なアイディアや高度な技術力、或いは莫大な額の融資の提供といった鞭と飴を駆使する事で多くの人間達や、他の妖怪ネットワークからはグレイ一族、海賊団〈シー・ホーク〉(それぞれの詳細は『闇紀行』参照)、東京都内のグール達(大道寺竜三郎総帥は『屍食教典儀/フランス語版』(妖具使いと魔導書参照)の所有者でもある)などの各勢力をそれぞれ配下として従属させている。
 人間出身の幹部が増えたのは、1500年前のハルマゲドンの影響によるものらしい。かの4ヶ月間もの戦乱で討ち死にした、組織の妖怪メンバーは少なくとも数千名。その中には幹部のみならず、将来の幹部候補と目された逸材をも含まれており、彼らの命をごっそり失ったのだ。生き残った妖怪出身者だけではその穴を埋め、更に勢力を拡大出来る見込みがないことから、人間の有能者をも起用したものと思われる。妖怪メンバーを温存したいと言うビースト・ヘッドたちの思惑もあったであろう。ハルマゲドンの戦訓が、組織に「支配階層すらも消耗品のうち…」と言う認識と覚悟を植え付けたことは想像に難くはない。
 彼等は躾のなってない妖怪の駆除や、知り過ぎた探索者の口封じを行うこともある。フェイクトゥルフ世界では、シャイアーテックスは良くも悪しくも「覇道」の原理の象徴であり、人界の守護者の一翼ではある故に探索者の後援に回ることが多い。また、同社は世界で初めて対妖怪・怪異用パワードスーツを開発した企業でもある。
 


クラウド・ゲート

 シャイアーテックスの本社ビル。東京都新宿に所在する。地上百二十階、地下五階に及ぶ高層建造物であり、二塔(ツインタワー)構造となっている。1980年代半ば頃に普請工事が着工され、90年代前半に完工された(フェイクトゥルフの世界においては、第二次関東大震災は最大でも震度3〜4程度で済み、大破壊には至らなかったようである)。屋上には全面を使用した思念波拡大放射システム「サイコウェーブ・ジェネレーター(ただし不完全)」が備えられており、これにより屋上最上部の最高幹部執務室(クラウド・ヘッド)で任に就くビースト・ヘッドの思念波妖術は増幅され、日本全土に向け放射されて、国内の〈ザ・ビースト〉麾下の全妖怪・怪異たち(計数千体以上、総計600cp以上の者だけでも100体以上)を指揮する事もできる。地上210m(55F〜59F)には大きく張り出したテーブル状のヘリポートを有している。ニ塔のビルの中央にある基層構築部は地上3階分の吹き抜け構造となっており、カフェテラスやギャラリーが設備され一般市民に公開される。また、クラウド・ゲートやピラーズ・オブ・ヘヴンなどの〈ザ・ビースト〉の重要拠点は魔域(カオスゲート)であり、敷地内のマナ濃度は常時“密”レベルである。
 なお、フェイクトゥルフの世界で発見された妖怪化コンピュータ〈オニクス〉(『妖魔夜行・人形使いの黒い箱』参照)は、シャイア―テックスの技術陣の手によって、クラウド・ゲートの中枢コンピュータを成す垂直型分散システム〈ブレイニアック〉にメインフレーム・ユニットとして組み込まれ、疑似的なメガコンピュータ(複雑さ8)と化している。それ故に、格闘競技大会「KOグランプリ」を利用した同社の「コピー格闘家計画」は中断/破棄された……。

関係者

登場キャラクターの基本セット(鋳型、テンプレート)をガープス第4版のルールで設計しています。
一部百鬼夜翔の特徴も含まれます。

●鋳型/一般的なシャイアーテックス信奉者…[10cp]

 一般的なシャイアーテックス信奉者の1例です。彼らの総数は日本国内だけでも約5万2000人強に達すると噂されています…。

シャイアーテックス信奉者 [10cp]

[30CP] 後援者/シャイアーテックス
└全世界的な超大企業[30CP]。修正[+0%](±0CP)
 ├増強[+100%]:特殊な装備を持つ・能力を授けてくれる。
 └[CP×1/2] 登場頻度:稀(6)
[15CP] 才能/闇の信徒3レベル
[-10CP] 秘密/ 生活一変
[-5CP] 使命/ときどき(9)
[-10CP] 初期MC+10
[-10CP]「/一神教の祓魔師(エクソシスト)や陰謀に挑む探索者達等/ハンター/登場頻度:稀(6)」
 
 なお、「」でエクソシスト等を設定する場合、外陣/兵卒・下士官級程度であれば「小集団」(基本-20cp)、予備門(幹部候補生)級であれば「中規模」(基本-30cp)、内陣/幹部級の場合は「大集団」(基本-40cp)が1つの目安となります(さらに超大物の場合、単純に登場頻度を上げると良いでしょう)。信奉者キャラクターの場合、基本テンプレートで自動的に-35cpの不利な特徴を獲得する必要があります。そのためGMは、-50cpではなく-75cp(を含む)までの不利な特徴の獲得を認めた方が良いでしょう(そうでないと他の不利な特徴が取れず、キャラクターの個性が全く出せません)。それ故彼らの場合は、最低でも総計150cpでデザインされます。
 外陣(下部組織)の構成員等の中には、自分達が〈ザ・ビースト〉の配下である事を知らされず、またはその名すら知らない者達もいます。その場合はこの組織テンプレートは使用しません。
組織内階級/ザ・ビースト …S… 5cp/L
 ザ・ビースト内部における階級です。詳細は魔術師階級軍人階級に準じます。
 結社員は組織内階級−1レベル(最低0レベル)の魔族位階を持っているという設定です。
CP総計は人間メンバーの大まかな目安です。第4版は第3版のバランスの約2倍と見積もっています。人間はおよそ300cpが天井でそれ以上は人外・英雄級です。
団(オーダー)CP総計称号階級レベル
第1団
外陣
(下級構成員)
150cp程度「新参入者」(ニオファイト、Neophyte)0レベル
175〜200cp「熱心者」(ジェレーター、Zelator)
「理論者」(セオリカス、Theoricus)
1レベル
200〜300cp「実践者」(プラクティカス、Practicus)
「哲人」(フィロソファス、Philosophus)
2レベル
幹部候補生300〜500cp「予備門」(ポータル、Portal)3レベル
第2団
内陣
(幹部集団)
500〜750cp「小達人」(アデプタス・マイナー、Adeptus Minor)4レベル
750〜1000cp「大達人」(アデプタス・メイジャー、Adeptus Major)5レベル
1000〜1500cp「被免達人」(アデプタス・イグゼンプタス、Adeptus Exemptus)6レベル
第3団
(秘密の首領級)
???cp「神殿の首領」(マジスター・テンプリ、Magister Templi)
「魔術師」(メイガス、Magus)例:ビースト・ヘッド等
7レベル
???cp「超越者」(イプシシマス、Ipsissimus) 
とあるシリーズの『魔神』に相当する存在。空位
8レベル

※サンプルはキャラクターシートの例/シャイアーテックス信奉者参照

レンズ/広義の黒魔術師(SW1.0の闇司祭に相当) … [8cp]

前提条件:総計150cp以上。各呪文は最低でも技能レベル12で習得する事。

 シャイアーテックス信奉者のキャラクターの中には、ビースト・ヘッドからの啓示によって僧侶呪文を習得する者もいます。便宜上、これを「広義の黒魔術師」と呼称します。
 僧侶呪文の習得範囲ですが、(ビースト・ヘッドからの啓示によって習得できる僧侶呪文として)GMが指定した2系統分程度(分量の問題であって2系統に限る必要はありません)の呪文に制限されます。そのため、本格的な魔術師には遠く及びません。
 なお、僧侶呪文はそれぞれ独立しており、呪文の前提条件は無視できます。ただし、その呪文を授かることが出来るかはGM次第です。学習による習得ではなく祈りにより授かるもののため、希望を述べることはできても最終的に習得する呪文を決めるのは神(GM)です。
 実際に僧侶呪文/ビースト・ヘッドの啓示を受けるには、生贄の儀式など、非日常的な行為を続ける必要があります。それ故、「秘密」や「使命」の獲得cpが増大しています…。

内訳:10+18+10+5−10−15−10=8cp
特殊な背景/広義の黒魔術師[10]
知力+1(神授:−10%)[18]
神の代行者/ビースト・ヘッド1レベル(cpを支払う事で、最大3レベルまで上昇させることが出来ます)[10]
魔法の素質0レベル[5]
秘密の合計が−20cpまで上昇[−10]
熱狂/帝王サタンとザ・ビーストに対して[−15]
使命の頻度がほぼいつも(15):−15cpまで上昇[−10]

〈ザ・ビースト〉の特殊僧侶呪文

 〈ザ・ビースト〉信者専用の特殊僧侶呪文です。
《雄叫び》 別称:ウォークライ
《雄叫び》 範囲 精神操作系呪文
 戦いの雄叫びを上げ、自らと仲魔を高揚させ、敵を怯ませます。
 範囲内の魔族のキャラクター総ては基本致傷力を+2点します。

●持続時間:10秒 ●基本消費:2(最低半径6m) ●前提条件:神の代行者1レベル  
《狂奔》 別称:フレンジィ
《狂奔》 範囲/意志力で抵抗 精神操作系呪文
 戦いへの恐怖を消し去り、闘争心を駆り立てます。
 対象はいかなる状況に有っても、周囲に敵対するキャラクターが居なくなるまで戦いをやめません(残忍特徴があるものとします)。また、他のあらゆる特殊能力による精神への効果を受けず、基本致傷力と妖術の基本ダメージ値をそれぞれ+2します。

●持続時間:3分 ●基本消費:4(最低半径6m) ●前提条件:神の代行者2レベル+《雄叫び》
《狂戦士》 別称:ベルセルク
《狂戦士》 特殊(術者自身) 精神操作系呪文
 自らの怒りを源として、猛り狂います。
 命中判定生命力及び意志力での抵抗判定に+3のボーナス修正を受け、基本致傷力を+6(+1d6+2でも可)します。
 同時に能動防御判定に−3のペナルティ修正を受け、魔法の行使を行えなくなります。

●持続時間:3分 ●エネルギー消費:8 ●前提条件:神の代行者3レベル+《狂奔》

傭兵エージェント(元ネタは原作妖魔夜行の妖怪傭兵の設定)


 貴方もシャイアーテックスの構成員です。
 シャイアーテックスは自社の利益のため、傭兵として君たちを雇い、指令を下します。
 といっても基本的に行動は制限されておらず、野放しのような状態が基本的です(“鋳型”や“組織内階級”を取る必要はありません)。あまり拘束すると癖のある妖怪や能力者は暴走しかねないとでも思われているのでしょう。
 君たちは基本的にシャイアーテックスから与えられる指令をこなした報酬で生計を立てています。
 表向きの職業や何か副業を持っているキャラクターもいるかもしれないが、そちらは主ではないでしょう。
 シャイアーテックスから与えられる任務は様々です。超常現象が発生した場所の調査、妖具や魔法の品物の入手、奴隷の調教、敵対する組織への攻撃等々……。
 それらはシャイアーテックスの内部でのみ確認することができるため、シャイアーテックスの近くを住処にしているキャラクターが多いでしょう。

 このような傭兵PCの場合は、妖怪・能力者共、基本的に初期cpは350cpでデザインされます。

冒険に役立つ製品

シャイアーテックス社は超常の力を用いて不思議な道具を多数開発しています。シナリオによっては探索者や敵が同社製品を扱う機会もあるでしょう。以下のものはフェイクトゥルフに動員予定のアイテム案です。
バランス調整は随時していきます。

妖具

発明品」ルールその他で作成された「妖具」です。所持し活用するにはCPコストを払う必要があります。
GM判断によっては「後援者」からの任務中限定の「無料の支給品」としてタダで下賜されるかもしれません。
●獣の印 
概要:獣(ザ・ビースト)の《聖印
 ちょうど掌に収まるくらいの、よく磨かれた真っ黒で硬い石の玉です。その表面には、七紡星とローマ数字の〈梱梱此咾金の象嵌によって描かれています。 主にシャイアーテックス信奉者たちに配られた《聖印》です。


●罪人の十字架 …[8cp]
概要:悪役用の妖具の一案です。
シャイアーテックスをはじめとするザ・ビーストの幹部、ビースト・ヘッドたちが愛用している十字架型の金色の剣です。 ゲーム的には「品質/特優」のブロードソード威力にさらに+1点したものとして扱います。非実体にも攻撃が届き、《魔法の杖》として用いることもできます。
このアイテムの取得時、体力に応じて追加のCPを支払う必要がある(詳細については、『GURPS Power-Ups 4: Enhancements』p.20を参照)。

内訳


●ヴァルキュリアクロス …[809cp]
概要:元々はシャイアーテックスが様々な極環境が入り乱れる亜空間や異なる存在位相での環境スーツとして開発したもの。ヨグ=ソトースからの恩恵を動力とするコンセプトだった。
 肝心の異次元(非実体の領域)の極環境下活動能力が機能せず失敗作とも評されたが、エネルギー供給機能は有効だったため、そのまま戦闘スーツに流用された。
非実体化はかつての異次元干渉機能の名残で、これを外すとコストが(CP面でも)高騰する。一応、非実体化自体は可能だが他能力が機能不全を起こしてしまう。
着用者は寿命が削られ、「死の秒読み」の後遺症が残る。

 本来は存在位相が異なる領域で人外と戦う為の装備で、これはその未完成・失敗作。外観は特撮ヒーローです。
普段はスマホや携帯等の小型通信機の形をしています。組織の意向が大きく影響します。
近い概念はデモンベインの銀鍵守護神機関。

不利な特徴】計-70cp
[-50cp] 死の秒読み/2年
[-20cp] 魂を一部捧げる。取得時にMC+20、
 └特に決めてなければ「熱狂/組織」「誓い/この妖具を手放さない」を植え付けられる。

【共通修正】計-15%
[-10%] 妖力
[ -5%] 不快な副作用/能力起動中、見かけが普通でない衣装に変化(目立つ)。

※【能力パックA】は【能力パックB】のCP削減のための機能(「有利な特徴の一時停止」[92cp、80%は73.6cp]のためのもの)。

【能力パックA】計92cp

【能力パックB】計761cp

【能力パックC】計26cp


CP内訳
能力パックA: 92cp
能力パックB:761cp
能力パックC: 26cp
計:356cp
不利な特徴:-70cp
合計:809cp

旧【能力パックC】

関連団体(Front group)

陸上自衛隊所属:民族遺産管理室(通称〈民遺管〉):基本20cpの後援者


 1970年代後期、防衛庁(当時)技術研究本部において、かってESP能力の実在が証明され、その軍事利用が研究されました。研究にかかわった人々の一部がそのほかの超常的パワー、すなわち魔法妖怪も研究対象にし始めました。これはあまりにも通常の軍事技術の研究とかけ離れていたため、専門の研究部署である民族遺産管理室が創設されました。「民族遺産」とは魔法妖怪などのことを意味します。
 上層部はこの部署を変わり者の研究者の隔離部屋、あるいは仮想敵国に対する欺瞞(おとり)と考えています。しかし……〈民遺管〉に協賛している民間企業の中にシャイアーテックスも含まれているのが気がかりではあります。
 既にいくつかの特殊部隊を麾下に置いており、対BC兵器テロ戦の研究を名目として極秘裏に設立された第733装備実験中隊(通称:山狗中隊)も〈民遺管〉に所属しています。

〈東京の夜明け会〉(通称:『東京』)


 1947(昭和22)年頃、日本政府内部に設立された秘密結社です。所謂(いわゆる)保守系のシャドーガバメントの一種で、中央政界と極めて太いパイプを持っています。かっては日本を戦前の体制に戻すことを目的とする秘密結社(派閥社会の延長)でしたが、年々最古参層の引退・世帯交代により、次第に方針変更してきています。内部は一枚岩ではなく、多数の派閥がしのぎを削っている状態です。会費を払って参加する正規会員の他にも神道系・仏教系を始めとする各種宗教団体からの出向者もいます。
 神社本庁(その他の後援者たち参照)を通じて「松屋旅館」ネットワーク等の日本の神々との密接なコネクションを構築しているという話もあります。
〈民遺管〉の事実上の上位組織(クライアント)でもあり、同機関の設立も彼らのアルファベット・プロジェクトの一環であります。なお、『東京』もまた、シャイアーテックスとの繋がりが噂されています…。
https://dic.pixiv.net/a/%E7%A7%98%E5%AF%86%E7%B5%9...

V.F.D.(Vicarius Filii Dei、ヴィカリウス・フィリィ・デイ)

 ラテン語で「神の息子の代理者」の意を冠する秘密結社。ローマ教皇をも意味するこの文字をローマ数字として足すと獣の数字666になることから、V.F.D.と書いてザ・ビーストと読むこともあります。現実でも666はローマ教皇を指す説として、反カトリック教会の注意喚起として普及しています。
 V.F.D.は無数のカルト宗教組織(インコ神理教や神民寺院、ブランチ・ダビディアン等)を操り裏から歴史に干渉しています。その影には異界のとある黒竜の存在が見え隠れしています。
 因みに、妖魔夜行の世界線の一つに、黒竜によって滅ぼされた世界が存在します。ガープス・妖魔夜行リプレイ「戦慄のチェスゲーム」ではキャンペーン最終章にて、滅びゆく世界の最後の妖怪達が力を振り絞って主人公達を過去世界に送り込みました。彼らは西暦989年に黒竜の幼体(当時の体色はラベンダーの花の色)がビースト・ヘッドによって邪悪化することを食い止め、歴史改変を行ないました。しかし、滅んだ世界線はそのまま続くことでしょう。「殺された未来が復讐に来る」かのように、妖怪を超越した黒竜は別次元に干渉して余りあるほど進化し、周囲の歴史を蝕み始めました。V.F.D.とは、そのような異界を侵す毒が形を持った使徒なのかもしれません。彼らは妖怪を狂化・支配する能力を持っています。それは神格級であっても抗うことができないほど強力・凶悪なものです。その権能の縮小版「アングマールの黒煙」を、V.F.D.は協力者に貸し与えることもします――これを浴びた妖怪は、いかに強力なものも、愛と善にあふれたものも、殺戮の狂気に囚われます。
モチーフ画像:
遊戯王OCGカード

「真竜皇V.F.D.ザ・ビースト
ローマ教皇:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%95%99%E7%9A%87

グローバル・カルトの幹部 …S… 15cp
前提条件:宗教階級3レベル
 貴方が社会的に存在を黙認され、なおかつ大きな力を持つカルト集団(例:『20世紀少年』における「ともだち教団」等)の高位聖職者である場合は、世界中に根を張る教団のネットワークと、V.F.D.の協力を得ることができます。こうした高位聖職者であることは、15cpの特徴だと見なされます。ただし、カルト教徒であることは、時期によっては、「秘密」や「社会的弱者」として扱われるかもしれません。GMが詳細を決定してください。

このページへのコメント

ヴァルキュリアクロスの
※「有利な特徴の一時停止」で削減できる総CP量は、80%〜の「総CP量」の表記はどこから来たんですか?

「有利な特徴の一時停止」の日本語表記の文法だと、
『そのキャラクターが用いるすべての「有利な特徴の一時停止」による削減CP』というような解釈するには、説明が足りなくて無理があると思うのですが。

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Posted by  tyounekogami tyounekogami 2021年09月18日(土) 15:28:53 返信数(1) 返信

日本語版だと「また削減できるCPは本来のCPの80%を越えることはありません。」の部分ですが、ちょっと訳がややこしいですね。

「本来のCP」の部分の原書表記は「the deactivated
advantage’s cost」ですので、
より正確には「削減できるCPは"停止する有利な特徴の必要CPの80%"を超えることはありません」です。

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Posted by yuki 2021年09月19日(日) 10:40:44

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攻撃修正/貫通力修正/発明品
特別修正/特別増強/特別限定
限定値

について
↓特集サプリメント
GURPS Power-Ups 6:Quirks

増強について
↓特集サプリメント
GURPS Power-Ups 4:Enhancements
追加修正?
限定について
↓特集サプリメント
GURPS Power-Ups 8:Limitations

第4章:技能

第4版技能一覧
意志力を基準にした技能
知覚力を基準にした技能
生命力を基準にした技能
影響技能
第4版逆引き・技能なし値一覧表
技能なし値に能力値が工面しづらい一般技能
専門化が必要な技能
文明レベル技能
必須の技能を知らない
万能技能について
↓特集サプリメント
GURPS Power-Ups 7:Wildcard Skills
第4版呪文一覧
原書呪文一覧
第3章〜第26章

各コラム

第7章テンプレート

第8章装備

装備品対訳表

第11章:戦闘

戦闘
移動と戦闘

第12章:上級戦闘

第13章特殊な戦闘の状況

特殊な戦闘の状況
特殊な移動関連

関連

圧力潜水病
船酔い
窒息溺れ
真空

Martial Arts

Horror

Supers

Pyramid #3/54: Social Engineering

追加特徴「全言語対応

Pyramid #3/65: Alternate GURPS III

追加特徴「特殊武器

GURPS Template Toolkit 2: Races

追加特徴

GURPS Monster Hunters Power-Ups 1

追加の有利な特徴
追加テクニック

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