最終更新: tyounekogami 2022年10月30日(日) 14:01:58履歴
『ベーシックセット』第1章「キャラクターの作成」の「副能力値」より。
HPは肉体がどれだけの負傷に耐えられるかを表します。基本的には体力に等しいHPをもっています。たとえば体力10ならHPも10です。
2CP支払うことでHPを1上昇させることができます。HPを1低下させると-2CPです。リアルなキャンペーンであれば、GMはキャラクターのHPが体力の±30%に収まるように制限すべきです。例えば体力10のキャラクターであればHPは7~13です。人間以外の種族や超人にはこうした制限がありません。
物理攻撃(例えば剣)・エネルギー攻撃(例えばレーザー)・超常的攻撃・病気・毒・危険その他の理由でHPが減少すると負傷します。あるいは死ぬかもしれません。あなたはある種の超常的能力を使うエネルギーとしてHPを“燃やす”こともできます。HPを失うと、あなたはやがて意識を失います。さらに大量のHPを失うと死ぬかもしれません。HPの減少が体力そのものや体力関連の数値を低下させることはありません。
負傷には“HPの何倍のダメージ”という表現がしばしば用いられます。例えば“HPの2倍”や“HPの半分”などです。こうした場合、計算には“本来の"HPを使用してください。その時点でのHPではありません。
HP損失の影響と回復については第14章「負傷、病気、疲労」を参照してください
人間とは異なる生理作用をもつ者は、GMの許可があれば以下の限定をかけてHPを獲得しても構いません。
「[[密度修正>ヒットポイント#Density]]」
『GURPS Template Toolkit 2: Races』のp.18に掲載されている不便な"大きさ"に関する「サイズ修正」のような、不便な"体重"に関する修正です。
※『GURPS Template Toolkit 2: Races』は、種族テンプレートに関するガイドラインを提供するサプリメントです。
この追加HPへの限定の原書表記は「Density」で「密度修正(density modifier)」+1あたり−5%の限定になります。
「密度修正」は、密度が人間より高く3倍以下の場合に+1、人間の3倍より大きく10倍以下の場合に+2、10倍より大きく30倍以下の場合に+3です。(「サイズ修正」同様にマイナスもあります)
通常30倍より重いものはないため、提供されている表はここまでですが、「3/10」パターンで拡張可能とのことです。「持続時間延長」の増強で使われているような、2段階ごとに10倍になるパターンですね。
「人外の体重の参考比重」も参考にして下さい。
HPの値 | 影響 |
---|---|
HPが残り1/3未満 | 基本反応速度と基本移動力が半分(端数繰り上げ)になります。これにより、「よけ」が半分 (端数切り上げ)。 |
HPが残り0以下 | 上の状況に加え、戦闘中ならば自分のターン開始時にHPのマイナスHP分だけ-1の修正で生命力判定に失敗すると意識を失う。 無生物は行動が停止。生命力判定に成功した場合、失敗して意識を失うまで毎ターンこの判定を行なう。 「何もしない」場合はそのターンは判定不要 |
HPがHPの-1倍 | 上記に加えて生命力判定を即座に行い、失敗度3以上で失敗すると死亡。 失敗度が1か2のとき「致命傷」。 成功したとき、上記の生命力判定に失敗して気絶していなければ通常どおりの行動ができる。 |
HPがHPの-2倍 | 上記に加えてHPがここまで低下した場合、再度生命力判定を行ない、失敗すると死亡。 |
HPがHPの-3倍 | 上記に加えてHPがここまで低下した場合、再度生命力判定を行ない、失敗すると死亡。 |
HPがHPの-4倍 | 上記に加えてHPがここまで低下した場合、再度生命力判定を行ない、失敗すると死亡。 |
HPがHPの-5倍 | 自動的に死亡。 |
HPがHPの-10倍 | 体が完全に破壊される。 破壊される手段によっては蘇生に不利な影響を与える可能性あり。 |
- 「HP消耗」
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